ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2070 U.K.フライヤーズ
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ankoss
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「U.K.フライヤーズ」
羽付きあき
- 独自設定ゆっくり注意
- ミリタリー物です
- 主人公はゆっくりです
エンジンが金切り声をあげて加速する。
プロペラが高速で回転し、円に見える。
滑走路は、ただ一本、空への道を示していた。
プロペラが高速で回転し、円に見える。
滑走路は、ただ一本、空への道を示していた。
エンジンのパワーがどんどんと上がっていき、音が大きくなっていく。
滑走路に居た、胴付きぱちゅりーが手を揚げた。
・・・口の中に広がる緊張感。背筋から冷たい何かが走って体は熱く、頭は冷えていく。
加速する。タガが外れた様に鉄の「うーぱっく」が加速していく。
風景が後ろに流れ、そして浮いた。
足のつく安堵感を地上に置き、体は空へと駆けのぼる。
滑走路に居た、胴付きぱちゅりーが手を揚げた。
・・・口の中に広がる緊張感。背筋から冷たい何かが走って体は熱く、頭は冷えていく。
加速する。タガが外れた様に鉄の「うーぱっく」が加速していく。
風景が後ろに流れ、そして浮いた。
足のつく安堵感を地上に置き、体は空へと駆けのぼる。
・・・・・・・・・
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・・・
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・・・
荒野が眼下に広がった。
ここにはかつて、緑も豊かでたくさんのゆっくりがいた。
しかし、かつての面影はもう無い。赤茶けた地面が露出して、まるで火星の上を飛んでいるかのようだった。
・・・まだゆっくりは残っている。
緑あふれるゆっくりプレイスを、こんな荒れ地にしたゆっくり達が。
ここにはかつて、緑も豊かでたくさんのゆっくりがいた。
しかし、かつての面影はもう無い。赤茶けた地面が露出して、まるで火星の上を飛んでいるかのようだった。
・・・まだゆっくりは残っている。
緑あふれるゆっくりプレイスを、こんな荒れ地にしたゆっくり達が。
スティックを傾けて右斜めを見渡すと、四つの丸い何かが跳ねているのを確認した。
機体を左右に激しく振る。
自分の「バンク」に気がついた僚機が同調して付いてくる。
機体を左右に激しく振る。
自分の「バンク」に気がついた僚機が同調して付いてくる。
「ゆっくりを発見した。シェブロンを組め、隊伍を整える」
「「了解」」
「「了解」」
あっという間に隙間なく三角形に整えられた隊伍が完成した。
辺りを付けて、ダイブする。
辺りを付けて、ダイブする。
「こちらに照準を合わせろ、撃てと言ったら一斉射だ。その後は上昇する」
操縦桿の安全装置を指ではじいて外した。
斜めにグライダーの様に滑空して落ちてい行きながら。大地が近付き、ゆっくりが見えた。
れいむが一体、まりさが一体、そして子れいむと子まりさが一体づつの系四体。
操縦桿の安全装置を指ではじいて外した。
斜めにグライダーの様に滑空して落ちてい行きながら。大地が近付き、ゆっくりが見えた。
れいむが一体、まりさが一体、そして子れいむと子まりさが一体づつの系四体。
「3,2,1・・・」
タイミングが来た。人差し指を動かす。
「アターック!」
低い音をあげて放たれた光がゆっくり達に向かってすいこまれていく。
確認は取れなかった。すぐに上昇したからだ。
だが、機銃を24門も束にしたのだ。跡形も残らないだろう。
確認を取るために、旋回する。
確認は取れなかった。すぐに上昇したからだ。
だが、機銃を24門も束にしたのだ。跡形も残らないだろう。
確認を取るために、旋回する。
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「ゆ!ゆ!おちびちゃんゆっくりついてきてね!」
「「ゆっくりわかっちゃよ!」」
「はやくどすのところにいくよ!れいむもゆっくりしないでついてきてね!」
「わかったよ!ゆ!ゆ!」
「ゆ!ゆ!おちびちゃんゆっくりついてきてね!」
「「ゆっくりわかっちゃよ!」」
「はやくどすのところにいくよ!れいむもゆっくりしないでついてきてね!」
「わかったよ!ゆ!ゆ!」
・・・何処にでもいる組み合わせのゆっくり、だが一つ違うのは、その大きさであった。
親ゆっくりであると思わしきれいむとまりさは、2m強もの大きさを誇っている。
その子ゆっくりの子れいむと子まりさでさえも、その半分の1m弱はあるのだ。
別にこのゆっくりはドスまりさでもなんでもない。ただの大きいだけのゆっくりである。
そう、緑をくいつくし、荒れた荒野にしたのは、この地域で極端に巨大化したゆっくりである。
ドスまりさはその巨体に似合わず、取る食料の量はかなり少ないものだ。
少ない食糧の中で繁栄するために、ここのゆっくりはドスまりさの巨体と取る食料の少なさのみに特化したのだろう。
事実この地域のゆっくりは飲まず食わずでも2カ月は活動できるのだ。驚異的な事である。
親ゆっくりであると思わしきれいむとまりさは、2m強もの大きさを誇っている。
その子ゆっくりの子れいむと子まりさでさえも、その半分の1m弱はあるのだ。
別にこのゆっくりはドスまりさでもなんでもない。ただの大きいだけのゆっくりである。
そう、緑をくいつくし、荒れた荒野にしたのは、この地域で極端に巨大化したゆっくりである。
ドスまりさはその巨体に似合わず、取る食料の量はかなり少ないものだ。
少ない食糧の中で繁栄するために、ここのゆっくりはドスまりさの巨体と取る食料の少なさのみに特化したのだろう。
事実この地域のゆっくりは飲まず食わずでも2カ月は活動できるのだ。驚異的な事である。
しかしこの地域ゆっくりは元の半分に数を減らしていた。
この巨体で育つはずの緑まで食らい尽くし、そして増えるスピードは通常のゆっくりと同じ。
脅威と判断されたのだ。
そこで白羽の矢が立ったのが対うーぱっく、ドスまりさを専門とするゆっくりによって構成された戦闘飛行隊「ゆっくり飛行隊」である。
この巨体で育つはずの緑まで食らい尽くし、そして増えるスピードは通常のゆっくりと同じ。
脅威と判断されたのだ。
そこで白羽の矢が立ったのが対うーぱっく、ドスまりさを専門とするゆっくりによって構成された戦闘飛行隊「ゆっくり飛行隊」である。
ゆっくり飛行隊が任務を開始してからの効果は凄まじかった。
急降下し、機銃掃射で跡形もなくゆっくり達がバラバラ破砕され、ミミズの様に洞窟にもぐりこむしかなかった。
さらに追い打ちをかけるように洞窟越しからロケット弾の一斉射をもらい、埋まる前に跡形もなく消し飛んでしまう。
・・・この辺りには確認されているかぎりで9つのドスまりさ率いる群れがあるが、ゆっくり飛行隊の活躍により、全て壊滅させることに成功したのである。
当然ゆっくり飛行隊も無傷と言うわけではなかった。
ドススパークと言う巨砲が飛び、通常のゆっくり達も、口の中に小石をありったけ詰め込んで一気に吐き出してくるのだ。
ドスまりさサイズのゆっくりによる投石は、はっきりいって高射砲に等しい。
当たればバランスを崩して墜落し、プロペラを弾き飛ばして地面に叩きつけられ、風防をぶち破られて墜落する。
それでも損害をものともせずに攻撃に転ずるゆっくり飛行隊の猛攻により、バラバラに砕け散った。
残ったゆっくり達は、確認されていない最後のドスの群れに結集しているのだった。
このゆっくり達もそんな中の一部である。
急降下し、機銃掃射で跡形もなくゆっくり達がバラバラ破砕され、ミミズの様に洞窟にもぐりこむしかなかった。
さらに追い打ちをかけるように洞窟越しからロケット弾の一斉射をもらい、埋まる前に跡形もなく消し飛んでしまう。
・・・この辺りには確認されているかぎりで9つのドスまりさ率いる群れがあるが、ゆっくり飛行隊の活躍により、全て壊滅させることに成功したのである。
当然ゆっくり飛行隊も無傷と言うわけではなかった。
ドススパークと言う巨砲が飛び、通常のゆっくり達も、口の中に小石をありったけ詰め込んで一気に吐き出してくるのだ。
ドスまりさサイズのゆっくりによる投石は、はっきりいって高射砲に等しい。
当たればバランスを崩して墜落し、プロペラを弾き飛ばして地面に叩きつけられ、風防をぶち破られて墜落する。
それでも損害をものともせずに攻撃に転ずるゆっくり飛行隊の猛攻により、バラバラに砕け散った。
残ったゆっくり達は、確認されていない最後のドスの群れに結集しているのだった。
このゆっくり達もそんな中の一部である。
「ゆっくりいそいでね!またあのゆっくりできない"うーぱっく"がくるよ!」
「ゆわぁぁ・・・ゆっくりわかっちゃよ!」
「ゆ!ゆ!れいみゅゆっくちいしょぐよ!」
「ゆうう!おちびちゃんはれいむがまもるよ!」
「ゆわぁぁ・・・ゆっくりわかっちゃよ!」
「ゆ!ゆ!れいみゅゆっくちいしょぐよ!」
「ゆうう!おちびちゃんはれいむがまもるよ!」
・・・一斉に跳ねるまりさ一家の頭上から、高い「ブーン」と言う音が微かに聞こえた。
「ゆゆ!?おとがきこえたよ!?」
「ゆぅぅ!きょ、きょわいよおお・・・!」
「ゆっくり!ゆっくちにげにゃいちょ!」
「き、きっときのせいだよ!あのごろごろさんのおとがきこえないよ!」
「ゆぅぅ!きょ、きょわいよおお・・・!」
「ゆっくり!ゆっくちにげにゃいちょ!」
「き、きっときのせいだよ!あのごろごろさんのおとがきこえないよ!」
れいむがそう言ったその刹那だった。
剛音が辺りに響く。
剛音が辺りに響く。
「ゆ!?にゃ、にゃに!う、うるしゃいよ!?」
「ゆわあああああ!きちゃ!きちゃよおおおおお!」
「うーばっぐだあああああああ!!」
「までぃざあああああ!どぼずるのおおおおおおお!」
「ゆわあああああ!きちゃ!きちゃよおおおおお!」
「うーばっぐだあああああああ!!」
「までぃざあああああ!どぼずるのおおおおおおお!」
不気味な怪音を立てて、光を反射する銀のうーぱっくが近付いてきた。
そしてチカチカと光るのをまりさ一家は見た。
・・・まりさ一家の見た最後の光景である。
落雷の様な音が響き渡った瞬間に、親れいむがバラバラに爆ぜた
そしてチカチカと光るのをまりさ一家は見た。
・・・まりさ一家の見た最後の光景である。
落雷の様な音が響き渡った瞬間に、親れいむがバラバラに爆ぜた
「ゆっぐりじで!ゆっぐっぼ!」
「でいぶうううごっ!」
「ゆびっ!」
「ゆぎゃあっ!」
「でいぶうううごっ!」
「ゆびっ!」
「ゆぎゃあっ!」
・・・親まりさもバラバラに砕け散り、バラバラに切り裂かれた帽子が宙に舞った。
子れいむも、弾け飛んだ石の破片がモチモチ小麦粉の皮を切り裂き、餡子が飛び散る様に流れでる。
子まりさも弾け飛んだ破片に底部が裂けた、動けなく放ったが致命傷ではない。しかし、弾け飛んだ破片が子まりさの寒天の両目にぶち当たり、バラバラに飛んで行った。
子れいむも、弾け飛んだ石の破片がモチモチ小麦粉の皮を切り裂き、餡子が飛び散る様に流れでる。
子まりさも弾け飛んだ破片に底部が裂けた、動けなく放ったが致命傷ではない。しかし、弾け飛んだ破片が子まりさの寒天の両目にぶち当たり、バラバラに飛んで行った。
「ゆ”!ゆ”!ゆ”!ゆ”・・・!ゅ”・・・!」
「ゆびぇえええええん!あんよしゃんがいちゃいよぉぉおおおお!うごけにゃいよぉぉぉおおお!!にゃにもみえにゃいいいいいいい!!」
「ゆびぇえええええん!あんよしゃんがいちゃいよぉぉおおおお!うごけにゃいよぉぉぉおおお!!にゃにもみえにゃいいいいいいい!!」
・・・子れいむの方は痙攣が少なくなっていき、物言わぬ饅頭となり果てた。
幸か不幸か、ゆっくりできない"うーぱっく"はどこかへと去っていった。
しかし灼熱の太陽が照りつけるこの大地に、動けないまま放置されると言う事はどれだけ恐ろしいか子まりさは知っていた。
幸か不幸か、ゆっくりできない"うーぱっく"はどこかへと去っていった。
しかし灼熱の太陽が照りつけるこの大地に、動けないまま放置されると言う事はどれだけ恐ろしいか子まりさは知っていた。
・・・・・・・・・
・・・・・・
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「ゆひゅー・・・ゆひゅー・・・あづいよぉぉ・・・!」
子まりさが日中に出てから、既に4時間が経過した。
まだまだ日が沈むまで5時間以上ある。
ギラギラと照りつける太陽、地面に反射して陽炎を作る大地。
上から下から、そして風が熱波となって子まりさの体力を奪っていった。
既にモチモチの小麦粉の皮は、水分を失い、ひび割れ始めている。
「ゆ”・・・!ゆ”・・・!ゆひっ・・・!ゆはっ・・・!」
子まりさの呼吸が浅く、小刻みに激しくなっていった。
口をあんぐりと開け濡れた口内に風を当てて冷感を得ようとするが、カラカラに乾いた口腔は、熱波をもろに受ける事しかできなかった。
子まりさが日中に出てから、既に4時間が経過した。
まだまだ日が沈むまで5時間以上ある。
ギラギラと照りつける太陽、地面に反射して陽炎を作る大地。
上から下から、そして風が熱波となって子まりさの体力を奪っていった。
既にモチモチの小麦粉の皮は、水分を失い、ひび割れ始めている。
「ゆ”・・・!ゆ”・・・!ゆひっ・・・!ゆはっ・・・!」
子まりさの呼吸が浅く、小刻みに激しくなっていった。
口をあんぐりと開け濡れた口内に風を当てて冷感を得ようとするが、カラカラに乾いた口腔は、熱波をもろに受ける事しかできなかった。
「ゆはっ・・・ゆひっ・・・ゆひゅー・・・ゆひゅー・・・もっぢょ・・・ゆっぐぢ・・・ぢぢゃ・・・」
そう言うと徐々に動かなくなっていき、そして子まりさはカピカピの饅頭へとなり果てた。
空には「ゆっくりできないうーぱっく」が大編隊を組んで、日を反射してキラキラときらめきながら飛び去っている。
そう言うと徐々に動かなくなっていき、そして子まりさはカピカピの饅頭へとなり果てた。
空には「ゆっくりできないうーぱっく」が大編隊を組んで、日を反射してキラキラときらめきながら飛び去っている。
確認されていないドスまりさを発見できたかどうか定かではない。
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滑走路越しに見える陽炎を見詰めながら、まりさはいた。
「第5セクションの小隊長 胴付きまりさ 機体番号13」
それがまりさの肩書だった。
「第5セクションの小隊長 胴付きまりさ 機体番号13」
それがまりさの肩書だった。
加工所敷地内に作られた飛行基地が、まりさ住まいだ。
まりさはいきなり後ろから呼びつけられる声に振り向いた。
まりさはいきなり後ろから呼びつけられる声に振り向いた。
「おい!まりさ!」
「・・・」
「ゆっへっへ!あのデカいゆっくりをロケット砲で5体ぶっ潰して3体機関銃でハチの巣にしてやったぜ!全部で40000の報酬だぜ!」
「・・・」
「驚き過ぎて声も出ないかぜ!?もうまりさにはエースの座から降りてもらうんだぜっ!ゆははははは!」
「・・・」
「ゆっへっへ!あのデカいゆっくりをロケット砲で5体ぶっ潰して3体機関銃でハチの巣にしてやったぜ!全部で40000の報酬だぜ!」
「・・・」
「驚き過ぎて声も出ないかぜ!?もうまりさにはエースの座から降りてもらうんだぜっ!ゆははははは!」
それだけ言うと高笑いしながら去っていく別の胴付きまりさを見て、加工所職員が近付いてきた。
「ガラが悪い奴だな」
「そうは言うけどさ、今日はあいつがエースだよ」
「それでもお前は共同戦果で12体だろ?言い返せるじゃないか」
「別にこっちはがっついて稼ぐほど金欠じゃないからね・・・それに」
「それに?」
「多数で少数を叩く。これが一番確実で安全な方法さ。突出して突っ込むのは良いけど、攻撃に失敗したときは火を吹いて落ちるだけだよ」
「ふーん・・・」
「ガラが悪い奴だな」
「そうは言うけどさ、今日はあいつがエースだよ」
「それでもお前は共同戦果で12体だろ?言い返せるじゃないか」
「別にこっちはがっついて稼ぐほど金欠じゃないからね・・・それに」
「それに?」
「多数で少数を叩く。これが一番確実で安全な方法さ。突出して突っ込むのは良いけど、攻撃に失敗したときは火を吹いて落ちるだけだよ」
「ふーん・・・」
職員が胴付きまりさの視線の向こうを見る。
陽炎越しに浮かぶ滑走路だった。
「何でずっとあれを見てるんだ?」
職員がそう問うと胴付きまりさはふっと笑ってこう答えた。
陽炎越しに浮かぶ滑走路だった。
「何でずっとあれを見てるんだ?」
職員がそう問うと胴付きまりさはふっと笑ってこう答えた。
「明日にはこれっきりもうみれなくなるかもしれないからね」
青空の向こうに、豆粒ほどの大きさになって「P-193」が飛んでいた。
挿絵: