ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0631 シティ・リベンジャーズ
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「シティ・リベンジャーズ」
・駄文注意
・人間視点で話が進みますが主軸は全てゆっくりです
・独自設定による補完と独自設定のゆっくりが出ます
・駄文注意
・人間視点で話が進みますが主軸は全てゆっくりです
・独自設定による補完と独自設定のゆっくりが出ます
ゆっくりにとって街とはゆっくりできない物ばかりで満ち満ちている。
車、人間、季節によってに冷たくなったり熱くなったり、挙句水を全く吸わないアスファルト、少ない食料事情等など…
人間から見れば街ゆっくりはドスまりさや群れが山野で治める所より遥かに過酷な隔離された場所であると言えよう。
そんな街のゆっくり達の生活とは一体何なのだろうか?それが気になった私は「観察」をしてみたいと思い立った。
…そこで私はあるありす一家のゆん生を垣間見た。
車、人間、季節によってに冷たくなったり熱くなったり、挙句水を全く吸わないアスファルト、少ない食料事情等など…
人間から見れば街ゆっくりはドスまりさや群れが山野で治める所より遥かに過酷な隔離された場所であると言えよう。
そんな街のゆっくり達の生活とは一体何なのだろうか?それが気になった私は「観察」をしてみたいと思い立った。
…そこで私はあるありす一家のゆん生を垣間見た。
外を出て二十分ほどで街の中心辺りに来ることが出来る。
そこで一匹のまりさのナビゲートで共に歩きながら街ゆっくりの生活の一部をまりさの説明と同時に目の当たりする事が出来た。
そのまりさは人間の手伝い等で生計を立てているゆっくりであった。そして元は飼いゆっくりであったという、それ以上の事は聞くなと言った。
帽子にとられたバッジの代わりだろうか白い羽を差している、ゆっくりなんて種類ごとにしか見分けられない人間からすれば、それが目印となる。
一日のガイドであまあまさん(ゆっくり特有の言葉で甘い物と言う意味)をたくさんと言う報酬で快く引き受けてくれた。
ゆっくりからすればかなり吹っ掛けた報酬なのだろうがそれほど高いものでもないのでこちらからすれば中々安上がりだ。
そこで一匹のまりさのナビゲートで共に歩きながら街ゆっくりの生活の一部をまりさの説明と同時に目の当たりする事が出来た。
そのまりさは人間の手伝い等で生計を立てているゆっくりであった。そして元は飼いゆっくりであったという、それ以上の事は聞くなと言った。
帽子にとられたバッジの代わりだろうか白い羽を差している、ゆっくりなんて種類ごとにしか見分けられない人間からすれば、それが目印となる。
一日のガイドであまあまさん(ゆっくり特有の言葉で甘い物と言う意味)をたくさんと言う報酬で快く引き受けてくれた。
ゆっくりからすればかなり吹っ掛けた報酬なのだろうがそれほど高いものでもないのでこちらからすれば中々安上がりだ。
早速羽付きは繁華街の裏通りに私を案内した。中々お目にかかれない光景が見えるといったからだ。ゴミ箱やビールケースが雑多に積まれている場所に埋もれるようにして置いてあった薄汚いダンボール箱を覗いて見ろと羽付きが言った
そこにはバスケットボール程の小汚い一匹のれいむと寄り添うようにして眠るハンドボールほどの子れいむが2匹、古タオルを敷いてすーやすーやと眠っていた。
裏通り自体は結構広く、人間でもゆっくりに気付かれずに隠れられるようなところが多々ある。
そのれいむ二匹が見られて、気づかれないような場所に移動すると、羽付きはポツポツとここ一帯のゆっくりの話を始めた。
「ここはまえはたくさんのれいむやまりさがいたんだぜ…でもちかくのありすのせいでほとんどいなくなってしまったんだぜ」
羽付きの話を要約するとこういった意味になった。
以前ここは大小合わせて30匹近くのゆっくりが暮らしていたという、人間の手伝い等で食糧を集めていたりと街の野良ゆっくりにしてはかなり進んだことをしていた「群れ」だったそうだ。
だが、この近くに巣を作っている3匹のありすによって惨劇が引き起こされたという。
羽付きが言う「暗黙の掟」を破って飼いゆっくりをすっきりして殺してしまったありす達、飼い主がちょっとの間だけ目を離した隙だったという。
飼い主が追いかけて見失った最後の場所がこの繁華街だったらしく、通報を受けた加工所の職員がここのゆっくり達の殆どを捕まえて処分してしまった。
街の住人も初めは反対したものの、景観を著しく損なうれいぱーありすがこの群れのゆっくりだったのではないかと言う噂によりたちまちゆっくりと人間の信頼関係はたちまち壊れてしまう。
以後残ったゆっくりは4~5匹程度しかいないとの事だ。
ふと、羽付きが飛び出してれいむに声をかける。暫く話しこむとれいむは口の中に子ゆっくりを入れてどこかへと跳ねていってしまった。
戻ってきた羽付きは矢継ぎ早にこう切り出す。
「このちかくのおおきなこうえんさんにいくんだぜ!ありすのおうちがあるんだぜ!」
私は羽付きの行動がよく分からなかった。とにかく言われた通りに公園に行ってみる。
そこにはバスケットボール程の小汚い一匹のれいむと寄り添うようにして眠るハンドボールほどの子れいむが2匹、古タオルを敷いてすーやすーやと眠っていた。
裏通り自体は結構広く、人間でもゆっくりに気付かれずに隠れられるようなところが多々ある。
そのれいむ二匹が見られて、気づかれないような場所に移動すると、羽付きはポツポツとここ一帯のゆっくりの話を始めた。
「ここはまえはたくさんのれいむやまりさがいたんだぜ…でもちかくのありすのせいでほとんどいなくなってしまったんだぜ」
羽付きの話を要約するとこういった意味になった。
以前ここは大小合わせて30匹近くのゆっくりが暮らしていたという、人間の手伝い等で食糧を集めていたりと街の野良ゆっくりにしてはかなり進んだことをしていた「群れ」だったそうだ。
だが、この近くに巣を作っている3匹のありすによって惨劇が引き起こされたという。
羽付きが言う「暗黙の掟」を破って飼いゆっくりをすっきりして殺してしまったありす達、飼い主がちょっとの間だけ目を離した隙だったという。
飼い主が追いかけて見失った最後の場所がこの繁華街だったらしく、通報を受けた加工所の職員がここのゆっくり達の殆どを捕まえて処分してしまった。
街の住人も初めは反対したものの、景観を著しく損なうれいぱーありすがこの群れのゆっくりだったのではないかと言う噂によりたちまちゆっくりと人間の信頼関係はたちまち壊れてしまう。
以後残ったゆっくりは4~5匹程度しかいないとの事だ。
ふと、羽付きが飛び出してれいむに声をかける。暫く話しこむとれいむは口の中に子ゆっくりを入れてどこかへと跳ねていってしまった。
戻ってきた羽付きは矢継ぎ早にこう切り出す。
「このちかくのおおきなこうえんさんにいくんだぜ!ありすのおうちがあるんだぜ!」
私は羽付きの行動がよく分からなかった。とにかく言われた通りに公園に行ってみる。
公園の外れ、誰も来ないような端の方にこれまたダンボール箱が置いてあった。
羽付きが私に切り出す。
「あとすこししたらほかのゆっくりがくるんだぜ…ここでまってるんだぜ」
その言葉の通り、遠巻きにまりさと一緒にダンボール箱を覗き込む、横にこけたように置かれた箱に三匹のありすが納まっていた。
バスケットボール程のありすの両脇にソフトボールほどの子ありすが二匹が眠っている。
寒そうに子ありすが震えると親ありすの方にすり寄ってすーやすーやするその姿はとても飼いゆっくりをすっきりし殺し、一つの群れを壊滅させた様には見えなかった。
だが羽付きがありすを見る眼差しは同じゆっくりを殺した事、掟を破った事、善良なゆっくりを大勢犠牲にした事…
様々な感情が渦巻いた視線をありすに向けていた。
やがて5匹ほどのゆっくりがやってきた。羽付きが何か話し込んでいたれいむも一緒だ。
子れいむの方はいない。どこかへ預けたのだろうか。
まりさ種が4匹、れいむ種が一匹、どれらも成体サイズの大きさだった。ゆっくりと這いずる様にして近づいていく
「そろーりそろーり…あのありすだぜ…」
「ゆぐぐ…まりさのれいむやおちびちゃんをころしたありすなんだぜ…」
「…ゆるすわけにはいかないんだぜ…」
「もうちょっとだぜ…」
「まりさ…ゆうう…」
羽付きが私に切り出す。
「あとすこししたらほかのゆっくりがくるんだぜ…ここでまってるんだぜ」
その言葉の通り、遠巻きにまりさと一緒にダンボール箱を覗き込む、横にこけたように置かれた箱に三匹のありすが納まっていた。
バスケットボール程のありすの両脇にソフトボールほどの子ありすが二匹が眠っている。
寒そうに子ありすが震えると親ありすの方にすり寄ってすーやすーやするその姿はとても飼いゆっくりをすっきりし殺し、一つの群れを壊滅させた様には見えなかった。
だが羽付きがありすを見る眼差しは同じゆっくりを殺した事、掟を破った事、善良なゆっくりを大勢犠牲にした事…
様々な感情が渦巻いた視線をありすに向けていた。
やがて5匹ほどのゆっくりがやってきた。羽付きが何か話し込んでいたれいむも一緒だ。
子れいむの方はいない。どこかへ預けたのだろうか。
まりさ種が4匹、れいむ種が一匹、どれらも成体サイズの大きさだった。ゆっくりと這いずる様にして近づいていく
「そろーりそろーり…あのありすだぜ…」
「ゆぐぐ…まりさのれいむやおちびちゃんをころしたありすなんだぜ…」
「…ゆるすわけにはいかないんだぜ…」
「もうちょっとだぜ…」
「まりさ…ゆうう…」
やがてありす達が眠っているダンボール箱まで近づいた、扇状に散らばりながら、リーダー格らしきまりさが合図をした。
そして一気に成体ありすの髪の毛に食らいつくと引っ張りだす。
「すーやすー…ゆぎゃあああああ!?あでぃずのがみがあああああああ!?」
「なにしゅりゅにょこにょいにゃかみょにょおおおおお!!」
「んほおおおおおおお!!たきゅましいゆっきゅりがいっぴゃいぢゃわああああ!!」
あっという間にダンボール箱からありす一家が引きずり出された。
逃げられないようにぐるりと取り囲み、ゆっくりの壁ともいうべき布陣で完全に閉じ込められたありす一家の反応は様々だ、れいぱー化している子ありすにぷくぅーと膨れて威嚇する子ありす、親ありすの方は
「んほおおおおおおお!!まりさもれいむもきてくれたのねえええええええ!!」等と言って完全に正気を失っていた。
ふいに子ありすが我慢しきれず涎を撒き散らして舌を振りまわしながら飛び跳ねた。一匹のまりさの前に体をヘコヘコと擦りつけはじめる。
「んほおおおおお!!ありちゅのてきゅにっきゅでまりちゃもいちきょろよおおおお!!ちゅっきりちゅっきりいいいい!!」
体を擦りつけられているまりさは無言で舌を伸ばして子ありすを捕まえる。持ち上げられた事にすら気づかずに寒天でできている目を血走らせ、底部の方をグルングルンと動かしている様は私の目から見ても何か恐ろしいものに見えてきてしまう。
能力的にたいして変わらないありすと他種になぜ優位性があるのかなんとなく分かった気がした。
そして一気に成体ありすの髪の毛に食らいつくと引っ張りだす。
「すーやすー…ゆぎゃあああああ!?あでぃずのがみがあああああああ!?」
「なにしゅりゅにょこにょいにゃかみょにょおおおおお!!」
「んほおおおおおおお!!たきゅましいゆっきゅりがいっぴゃいぢゃわああああ!!」
あっという間にダンボール箱からありす一家が引きずり出された。
逃げられないようにぐるりと取り囲み、ゆっくりの壁ともいうべき布陣で完全に閉じ込められたありす一家の反応は様々だ、れいぱー化している子ありすにぷくぅーと膨れて威嚇する子ありす、親ありすの方は
「んほおおおおおおお!!まりさもれいむもきてくれたのねえええええええ!!」等と言って完全に正気を失っていた。
ふいに子ありすが我慢しきれず涎を撒き散らして舌を振りまわしながら飛び跳ねた。一匹のまりさの前に体をヘコヘコと擦りつけはじめる。
「んほおおおおお!!ありちゅのてきゅにっきゅでまりちゃもいちきょろよおおおお!!ちゅっきりちゅっきりいいいい!!」
体を擦りつけられているまりさは無言で舌を伸ばして子ありすを捕まえる。持ち上げられた事にすら気づかずに寒天でできている目を血走らせ、底部の方をグルングルンと動かしている様は私の目から見ても何か恐ろしいものに見えてきてしまう。
能力的にたいして変わらないありすと他種になぜ優位性があるのかなんとなく分かった気がした。
「ゆっくりしぬんだぜ!」
「ゆびゃあああ!?」
私がそう考え込んでいるとふいにまりさの声と子ありすの声が交錯して聞こえた。
見ると、舌を振り上げて子ありすを地面に叩きつけたようだ。
子ありすの方は底部の周りから円を描くようにカスタードクリームが飛び散っており、凄まじい勢いで振り下ろされた事が一目でわかった。
「あでぃぢゅのどがいばなあんよぎゃあああああああ!!」
底部が完全にダメになっている。一つも動かせないだろう。それなのに上部の方だけは砂糖水が汗の様に皮を伝っており、舌を伸ばして左右に顔を振っていて奇妙なものに思えた。
「あでぃずのおぢびぢゃんがあああああ!なにずるのごのいながものおおおおお!!」
「ありちゅはとっちぇもちょかいはでちゅよいにょよ!しゃっしゃといもうちょをはなちなちゃい!」
真ん中の方で小麦粉の皮を寄せ合って砂糖水の涙を流して叫ぶ親ありすといまだ高圧的な態度をとる子ありすの姿。
「ゆびゃあああ!?」
私がそう考え込んでいるとふいにまりさの声と子ありすの声が交錯して聞こえた。
見ると、舌を振り上げて子ありすを地面に叩きつけたようだ。
子ありすの方は底部の周りから円を描くようにカスタードクリームが飛び散っており、凄まじい勢いで振り下ろされた事が一目でわかった。
「あでぃぢゅのどがいばなあんよぎゃあああああああ!!」
底部が完全にダメになっている。一つも動かせないだろう。それなのに上部の方だけは砂糖水が汗の様に皮を伝っており、舌を伸ばして左右に顔を振っていて奇妙なものに思えた。
「あでぃずのおぢびぢゃんがあああああ!なにずるのごのいながものおおおおお!!」
「ありちゅはとっちぇもちょかいはでちゅよいにょよ!しゃっしゃといもうちょをはなちなちゃい!」
真ん中の方で小麦粉の皮を寄せ合って砂糖水の涙を流して叫ぶ親ありすといまだ高圧的な態度をとる子ありすの姿。
私は幾つかの資料と羽付きから道中聞いた話で知っている。れいぱーと呼ばれるありすの主食は「ゆっくり」だと
大量に生えた茎と、ありす種以外の実ゆっくりと赤ゆっくりを食べるのだと言う。同族殺しすらも禁忌とされるゆっくりの中では通常種なのに捕食種の様な立場を取っている稀な種類だと羽付きまりさは言った。
無論、このありす達も例外ではなく。様々なゆっくりをすっきりし殺し、そして食べたそうだ。
すっきりに適わないと見るやテニスボールサイズの子ゆっくりでも容赦なく丸のみにして食べるありす種が、自分の子ゆっくりにだけはああいった態度をとるのが滑稽だと私は思った。
底部が裂けて重症の子ありすに向かって飛び跳ねて近づこうとする親ありす、それを阻んだのは周りにいたまりさとれいむだった。
「ばなじなざい!ごのいながものおおおお!!」
二匹がかりで砂糖細工の後ろ髪を口でくわえて体を前面に出して押しつぶすようにして取り押さえられている。
子ありすの方は果敢に取り押さえているれいむとまりさに体当たりを繰り返すがビクともしないままであった。
底部が裂けた子ありすを叩きつけたまりさがその子ありすの飾りを舌で取ると、1mほど離れて舌で見せつけるように持ち上げる。
「ありしゅのちょかいはにゃきゃみきゃじゃりかえしぢぇええええ!!」
ずりずりと体の上部を倒して這いずる様にしてゆっくりと動く子ありす、カスタードクリームが「印」の様に線を描いてボトボトと落ちている。
それを見て私は何をしようとしているのかを理解した。親ありすも気づいたようで必死に声をあげて子ありすを止めようとしていた。
「おちびちゃん!!うごかないで!うごくとくりーむさんがでちゃうわ!」
そう、「動きさえしなければクリームが外に出る事はない」
あの場での正解は(状況的に無理があるが)親ありすにぺーろぺーろしてもらうなりなんなりして底部の傷をふさいだところで飾りを取りに行くべきだ。しかしゆっくりにとって飾りは命、例えクリームや餡子が漏れようとも取り返さなければならないものだと言われている。
周りのゆっくりもニタニタと笑いながら子ありすがクリームをひと固まり、ふた固まりと落としていってはスピードを落としていき、皮がしわがれて行きながらも這いずる様を眺めている。まるで何もしない事が自分たちの復讐だと言わんばかりに
「ゆ”…ゆ”…きゃみかじゃり…ありちゅの…とかい…は…な…きゃみ…きゃ…ざ…り…」
とうとう飾りをもったまりさの前まで辿り着いた、すでにクリームの三分の一手前まで無くなっておりいつ死んでもおかしくない状況であった。
子ありすは舌を伸ばしてまりさから飾りを取り返そうとする。まりさは下膨れの顔で見下し、ニターっと笑うとそのままパクンと飾りを食べて飲み込んでしまった。見せつけるように声を出して
「む~しゃむ~しゃ…しあわせー!」と言い、挙句の果てに子ありすの前まで体を寄せて大きく「ゆげぇぇぇっぷ!」とゲップをするというオマケつきで。
それを見た子ありすは最後に大きく声を上げる
「ありちゅのかみかじゃりぎゃああああああ…!」
そう叫ぶと寒天の目がグリンと上を向き、そのままだらしなく舌をだらんと落として動かなくなってしまった。
「あでぃずのおぢびぢゃんがああああああああ!!」
「ありちゅのいもうぢょがあああああああああ!!」
叫んだのは同時だった。親ありすと子ありすは凄まじい声で泣き叫ぶ。それを見た周りのまりさがこう言い返した。
「うるさいんだぜ!おまえたちげすのせいでりーだーもれいむもおちびちゃんも!みょんもぱちゅりーもみんなしんじゃったんだぜ!」
そう声を荒げたまりさが親ありすに体当たりをくらわす。「ゆぎゃあ!」と叫んでカスタードクリームを吐き出し転倒する。
大量に生えた茎と、ありす種以外の実ゆっくりと赤ゆっくりを食べるのだと言う。同族殺しすらも禁忌とされるゆっくりの中では通常種なのに捕食種の様な立場を取っている稀な種類だと羽付きまりさは言った。
無論、このありす達も例外ではなく。様々なゆっくりをすっきりし殺し、そして食べたそうだ。
すっきりに適わないと見るやテニスボールサイズの子ゆっくりでも容赦なく丸のみにして食べるありす種が、自分の子ゆっくりにだけはああいった態度をとるのが滑稽だと私は思った。
底部が裂けて重症の子ありすに向かって飛び跳ねて近づこうとする親ありす、それを阻んだのは周りにいたまりさとれいむだった。
「ばなじなざい!ごのいながものおおおお!!」
二匹がかりで砂糖細工の後ろ髪を口でくわえて体を前面に出して押しつぶすようにして取り押さえられている。
子ありすの方は果敢に取り押さえているれいむとまりさに体当たりを繰り返すがビクともしないままであった。
底部が裂けた子ありすを叩きつけたまりさがその子ありすの飾りを舌で取ると、1mほど離れて舌で見せつけるように持ち上げる。
「ありしゅのちょかいはにゃきゃみきゃじゃりかえしぢぇええええ!!」
ずりずりと体の上部を倒して這いずる様にしてゆっくりと動く子ありす、カスタードクリームが「印」の様に線を描いてボトボトと落ちている。
それを見て私は何をしようとしているのかを理解した。親ありすも気づいたようで必死に声をあげて子ありすを止めようとしていた。
「おちびちゃん!!うごかないで!うごくとくりーむさんがでちゃうわ!」
そう、「動きさえしなければクリームが外に出る事はない」
あの場での正解は(状況的に無理があるが)親ありすにぺーろぺーろしてもらうなりなんなりして底部の傷をふさいだところで飾りを取りに行くべきだ。しかしゆっくりにとって飾りは命、例えクリームや餡子が漏れようとも取り返さなければならないものだと言われている。
周りのゆっくりもニタニタと笑いながら子ありすがクリームをひと固まり、ふた固まりと落としていってはスピードを落としていき、皮がしわがれて行きながらも這いずる様を眺めている。まるで何もしない事が自分たちの復讐だと言わんばかりに
「ゆ”…ゆ”…きゃみかじゃり…ありちゅの…とかい…は…な…きゃみ…きゃ…ざ…り…」
とうとう飾りをもったまりさの前まで辿り着いた、すでにクリームの三分の一手前まで無くなっておりいつ死んでもおかしくない状況であった。
子ありすは舌を伸ばしてまりさから飾りを取り返そうとする。まりさは下膨れの顔で見下し、ニターっと笑うとそのままパクンと飾りを食べて飲み込んでしまった。見せつけるように声を出して
「む~しゃむ~しゃ…しあわせー!」と言い、挙句の果てに子ありすの前まで体を寄せて大きく「ゆげぇぇぇっぷ!」とゲップをするというオマケつきで。
それを見た子ありすは最後に大きく声を上げる
「ありちゅのかみかじゃりぎゃああああああ…!」
そう叫ぶと寒天の目がグリンと上を向き、そのままだらしなく舌をだらんと落として動かなくなってしまった。
「あでぃずのおぢびぢゃんがああああああああ!!」
「ありちゅのいもうぢょがあああああああああ!!」
叫んだのは同時だった。親ありすと子ありすは凄まじい声で泣き叫ぶ。それを見た周りのまりさがこう言い返した。
「うるさいんだぜ!おまえたちげすのせいでりーだーもれいむもおちびちゃんも!みょんもぱちゅりーもみんなしんじゃったんだぜ!」
そう声を荒げたまりさが親ありすに体当たりをくらわす。「ゆぎゃあ!」と叫んでカスタードクリームを吐き出し転倒する。
そのままのたうち回るのかと思いきや急いで立ち上がると子ありすの方に向けて声をかけた
「おちびちゃん!ありすのおくちのなかにはいるのよ!」
あんぐりと口を開けると子ありすが飛び跳ねて口の中に入り込む。そのまま口をつむってぷくぅーっとかなり大きく膨れて威嚇する。
それを見た周りのゆっくり達は再び哀れそうな眼で見降ろしてニヤニヤと笑っている。
私はそれを見てなんとも言えない気持ちが込み上がった。怒りとも憐れみとも取れる感情。今まで数にまかせて家族でゆっくりをすっきりし殺し、数え切れないほどのゆっくりを食べて好き勝手にしていただろうありす一家が今度は逆の立場でたった一匹残った子ゆっくりを守ろうと逃げる事も出来ずに無意味な威嚇を繰り返している。
それを見ていた羽付きは「あのありす達はあれよりもっとえげつないことをしていた。いまさら同じ立場になっても気づかないのが腹立たしい」とうそぶいた。
殆どがまりさだが、ゆっくり達が帽子の中から尖った木の枝を取り出す、れいむ分も余分に一本持っていたようで、れいむに渡す。
何をするか、羽付きも私の方に顔を向けて無言の意思疎通を図る。そう、動けない親ありすをあの枝で突き刺すつもりなのだ。
親ありすの方は威嚇すれば逃げるとまだ思っているのだろうか、大きく膨れたまま睨みつけている。
まず二匹のまりさが舌を使って木枝を親ありすに振り下ろした、一方は右上部の砂糖細工の髪の毛の部分に、もう一方は左側部、つまり親ありすの左ほほに突き刺さる。
「ゆ”う”う”う”う”!!?ゆひゅーっ!ゆひゅーっ!」
「ゆびええええええん!!きょわいわああああああああ!!」
親ありすは寒天の目を見開いて声にならない悲鳴を上げる。木枝が引き抜かれると体に穴があいたのか、一気に萎んで必死に体を膨らまそうとするが、空いた穴からひゅーひゅーと空気が出ていくばかりだ。
ここにきて初めて親ありすは自分がどれほどの状況に置かれているかを理解したようだ、うんうんとしーしーを垂れ流し、青ざめた表情で周りをぐるぐると見渡し始めた。
次の瞬間五匹のゆっくりが一気に親ありすに飛びかかる、ちょうどありすが複数で一匹のゆっくりをすっきりする時の様に、固まって身動きが取れないようにしている。
舌で木の枝を振り上げてブスブスと突き刺し続ける。羽付きはその光景を見ながらあれはあのゆっくり達が出来るだけありすを死なさないようにするためのものだと解説してくれた。
ゆっくりは切り傷に弱い、餡子がどれだけ流れ出るかで怪我の具合が変わるからだ。なので刺し傷の場合は漏れだす餡子の量が少ないので滅多に死ぬ事はないのだと言う。(例外があるとすればドスまりさの様な大型ゆっくりが底部に小さな穴が開くと餡子が圧力で漏れ出して重傷になると言った事ぐらいだ)
「ゆぎゃあ!ゆびゅ!あ”あ”あ”あ”!!あでぃずのおべべがああああ!!いだいいいいいいい!!」
それは凄まじい光景だった。親ありすは無数の木の枝で刺されていくのだ。既に寒天の右目はなくなっていた。おまけに砂糖細工の飾りはなく、右半分が円形上に毟られて禿げていた。そして中にまで届いたようで子ありすが口から飛び出してきた。
「おちびちゃん!ありすのおくちのなかにはいるのよ!」
あんぐりと口を開けると子ありすが飛び跳ねて口の中に入り込む。そのまま口をつむってぷくぅーっとかなり大きく膨れて威嚇する。
それを見た周りのゆっくり達は再び哀れそうな眼で見降ろしてニヤニヤと笑っている。
私はそれを見てなんとも言えない気持ちが込み上がった。怒りとも憐れみとも取れる感情。今まで数にまかせて家族でゆっくりをすっきりし殺し、数え切れないほどのゆっくりを食べて好き勝手にしていただろうありす一家が今度は逆の立場でたった一匹残った子ゆっくりを守ろうと逃げる事も出来ずに無意味な威嚇を繰り返している。
それを見ていた羽付きは「あのありす達はあれよりもっとえげつないことをしていた。いまさら同じ立場になっても気づかないのが腹立たしい」とうそぶいた。
殆どがまりさだが、ゆっくり達が帽子の中から尖った木の枝を取り出す、れいむ分も余分に一本持っていたようで、れいむに渡す。
何をするか、羽付きも私の方に顔を向けて無言の意思疎通を図る。そう、動けない親ありすをあの枝で突き刺すつもりなのだ。
親ありすの方は威嚇すれば逃げるとまだ思っているのだろうか、大きく膨れたまま睨みつけている。
まず二匹のまりさが舌を使って木枝を親ありすに振り下ろした、一方は右上部の砂糖細工の髪の毛の部分に、もう一方は左側部、つまり親ありすの左ほほに突き刺さる。
「ゆ”う”う”う”う”!!?ゆひゅーっ!ゆひゅーっ!」
「ゆびええええええん!!きょわいわああああああああ!!」
親ありすは寒天の目を見開いて声にならない悲鳴を上げる。木枝が引き抜かれると体に穴があいたのか、一気に萎んで必死に体を膨らまそうとするが、空いた穴からひゅーひゅーと空気が出ていくばかりだ。
ここにきて初めて親ありすは自分がどれほどの状況に置かれているかを理解したようだ、うんうんとしーしーを垂れ流し、青ざめた表情で周りをぐるぐると見渡し始めた。
次の瞬間五匹のゆっくりが一気に親ありすに飛びかかる、ちょうどありすが複数で一匹のゆっくりをすっきりする時の様に、固まって身動きが取れないようにしている。
舌で木の枝を振り上げてブスブスと突き刺し続ける。羽付きはその光景を見ながらあれはあのゆっくり達が出来るだけありすを死なさないようにするためのものだと解説してくれた。
ゆっくりは切り傷に弱い、餡子がどれだけ流れ出るかで怪我の具合が変わるからだ。なので刺し傷の場合は漏れだす餡子の量が少ないので滅多に死ぬ事はないのだと言う。(例外があるとすればドスまりさの様な大型ゆっくりが底部に小さな穴が開くと餡子が圧力で漏れ出して重傷になると言った事ぐらいだ)
「ゆぎゃあ!ゆびゅ!あ”あ”あ”あ”!!あでぃずのおべべがああああ!!いだいいいいいいい!!」
それは凄まじい光景だった。親ありすは無数の木の枝で刺されていくのだ。既に寒天の右目はなくなっていた。おまけに砂糖細工の飾りはなく、右半分が円形上に毟られて禿げていた。そして中にまで届いたようで子ありすが口から飛び出してきた。
「いぢゃいいいいいいい!!ありぢゅのちょかいばなぎゃおがあああああああ!」
ほんの少しつっ突かれた程度だったろうか、それらしい傷もできたわけでもないがありすの口から飛び出した。
「ゆびゅっ!おぢびぢゃああああああん!!でぢゃだめでじょおおおおおお!?」
ありすの必死の抵抗空しく、子ありすは飛び出してしまった。それが何を意味するかは子ありすには分からなかった。
「ゆ”!?いぢゃいいいいいいいい!!ありぢゅのぎゃみぢゃんをぢゅがまにゃにぢぇえええええええええ!!」
一匹のまりさが子ありすの砂糖細工の髪を口でくわえて持ち上げて出した。そのままブンブンと振り回した後、地面に叩きつける。
「ゆびゅあ!ゆ!ごわいいいいいいい!!ふりまわちゃねあいぢぇええええええゆびゅ!?」
痛みに耐えて子ありすがよろよろと上を見上げる。周りには大勢のゆっくりがいた。私に見える範囲ではゆっくり達が一斉に「群がった」
ギュウギュウと押し合いを繰り返してるだけでよく見えない。だが声で分かった。
「いぢゃいいいいい!!ありぢゅのぢょがいばなぎゃみがあああああ!!ぬぎゃにゃいぢぇええええええ!!ゆびゅ!ゆぎゅっ!ゆぎぇぇええええ!?ありぢゅのおべべぎゃあああああ!?」
叫び声をあげて暫くすると波が引くようにゆっくり達が引き上げた。そこに残されたのは右側面部の砂糖細工の髪をわずかに残して毟られ、木の枝で刺されまくった子ありすの姿だった。
「ゆひゅー…ゆひゅー…いぢゃいい…!にゃにもみえにゃいぃぃ…!きょわいわぁぁぁああ!」
弱っているのか体を潰してずりずりと辺りを右往左往に這いずりまわり、寒天でできた目があった部分には折れた木の枝が二本刺さって、そして動いた後にはカスタードクリームが少量流れ出ている光景はまるで「ナメクジ」の様であった。
「おちびちゃんんんん!!ゆっくりなおるのよ!ぺーろぺーろ!」
「いぢゃいいいいい!!きょわいよおおおおお!!ありぢゅのからぢゃにぢゃわりゃなにゃいぢぇええええええ!!」
傷だらけのままでありすが子ありすに近寄りぺーろぺーろを繰り返す。それに対して子ありすは反乱狂でじたばたと体を捩じらせ抵抗していた。
リーダー格と思われるまりさがズイっと前に出てこう言った。
「もうこれでじゅうぶんだよ!ゆっくりくるしんでね!」
そう、ゆっくりにとって同族殺しは禁忌である。だから「瀕死の重傷を負わせて放り出す」のだ。どの道長くは生きられない。
ありすの方は子ありすを口の中に入れてズリズリと体を這わせてどこかへと去っていった。後に残るのはカスタードクリームの後だけであった。
ほんの少しつっ突かれた程度だったろうか、それらしい傷もできたわけでもないがありすの口から飛び出した。
「ゆびゅっ!おぢびぢゃああああああん!!でぢゃだめでじょおおおおおお!?」
ありすの必死の抵抗空しく、子ありすは飛び出してしまった。それが何を意味するかは子ありすには分からなかった。
「ゆ”!?いぢゃいいいいいいいい!!ありぢゅのぎゃみぢゃんをぢゅがまにゃにぢぇえええええええええ!!」
一匹のまりさが子ありすの砂糖細工の髪を口でくわえて持ち上げて出した。そのままブンブンと振り回した後、地面に叩きつける。
「ゆびゅあ!ゆ!ごわいいいいいいい!!ふりまわちゃねあいぢぇええええええゆびゅ!?」
痛みに耐えて子ありすがよろよろと上を見上げる。周りには大勢のゆっくりがいた。私に見える範囲ではゆっくり達が一斉に「群がった」
ギュウギュウと押し合いを繰り返してるだけでよく見えない。だが声で分かった。
「いぢゃいいいいい!!ありぢゅのぢょがいばなぎゃみがあああああ!!ぬぎゃにゃいぢぇええええええ!!ゆびゅ!ゆぎゅっ!ゆぎぇぇええええ!?ありぢゅのおべべぎゃあああああ!?」
叫び声をあげて暫くすると波が引くようにゆっくり達が引き上げた。そこに残されたのは右側面部の砂糖細工の髪をわずかに残して毟られ、木の枝で刺されまくった子ありすの姿だった。
「ゆひゅー…ゆひゅー…いぢゃいい…!にゃにもみえにゃいぃぃ…!きょわいわぁぁぁああ!」
弱っているのか体を潰してずりずりと辺りを右往左往に這いずりまわり、寒天でできた目があった部分には折れた木の枝が二本刺さって、そして動いた後にはカスタードクリームが少量流れ出ている光景はまるで「ナメクジ」の様であった。
「おちびちゃんんんん!!ゆっくりなおるのよ!ぺーろぺーろ!」
「いぢゃいいいいい!!きょわいよおおおおお!!ありぢゅのからぢゃにぢゃわりゃなにゃいぢぇええええええ!!」
傷だらけのままでありすが子ありすに近寄りぺーろぺーろを繰り返す。それに対して子ありすは反乱狂でじたばたと体を捩じらせ抵抗していた。
リーダー格と思われるまりさがズイっと前に出てこう言った。
「もうこれでじゅうぶんだよ!ゆっくりくるしんでね!」
そう、ゆっくりにとって同族殺しは禁忌である。だから「瀕死の重傷を負わせて放り出す」のだ。どの道長くは生きられない。
ありすの方は子ありすを口の中に入れてズリズリと体を這わせてどこかへと去っていった。後に残るのはカスタードクリームの後だけであった。
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あれから一日、私は羽付きまりさと共に街を闊歩していた。
羽付きはあの時、あのありす達がどうなってるか知りたくないかと私に尋ねた。私はそれをちょっとした好奇心から了承し、次の日落ちあって今にいたるといういきさつがある。
「あまあまさん」はいらないといった。少し多くもらいすぎたからこれはそのサービス分だと、そう羽付きまりさは私に言った。やはり人間とのコネクションを繋いでいるゆっくりだ。中々気前がいい。
グングンと羽付きは人通りの多い町に中心部へと跳ねていく。ゆっくりは滅多にいないような場所だ。
ちょうど駅前近くだろうか。一匹のボロボロなありすが口に丸っこい何かを加えて見せては何かを叫んでいた。よく聞こえる場所に近づく。羽付きは私の足の後ろにぴったりとくっついていた。はぐれると命に関わるからだろうか。
「…おでがいじばずううううううう!!あでぃずのどがいばなおぢびぢゃんにあまあまざんをあげでぐだざいいいいいいい!!」
あの口にくわえている何かの正体がわかった。あれは昨日の「子ありす」だ。残った右側面部の砂糖細工の髪を口でつまみ周りに見せるように左右に振っている。既に力なくダランと垂れて、親ありすが振り回すたびにブンブンと力なく時計の針のように振り子運動を繰り返すだけだった。
親ありすはあまあまをなぜ所望するのか?それはゆっくりにとっての特効薬と言うべきものは他でもないあまあまであるからだ。
ゆっくりにとって自然的に発生するゆっくりできない事とはカビ、傷、そして餡子を吐き出す事だ。
カビは定期的に水浴びをすれば出ない。なのでこれは滅多にならないが、問題は傷と餡子だ。ゆっくりは「ぺーろぺーろ」と呼ばれる行為で小麦粉の皮を繋げて餡子やクリームを漏れないようにする。大概はこれで治るからだ。
しかしゆっくりは餡子やクリームが三分の一以上流れればゆっくりとしての活動が出来なくなるとされている。そのため餡子を増やす最もいい方法は「あまあまさん」を摂る事だ。
当然と言えば当然だが道ゆく人々は無視を決め込む。当たり前だ、右半分が円形に禿げているボロボロのありすとゆっくりかどうかわからない丸っこい何かを見せたところで迷惑なだけでありがたくも何ともない。
それでも親ありすは必死に叫ぶ。
「ぞごのおにーざん!おぢびぢゃんはいまずぐあまあまをだべないどゆっぐりでぎなぐなるのおおおおお!!いばずぐあまあまざんをぐだざいいいいいいい!!ずごじでもいいんでずうううう!!」
「ああ!?うるせーぞ!んなきたねーのとっくの昔にくたばってるのがわかんねーのかっ!」
「ごのいながぼのおおおおおおおおお!!おぢびぢゃんがじんでるわげないでじょおおおおおおおおお!!」
「うるせーよ!汚い汁をズボンにつけるな!」
「ゆぎぇぇ!!」
ある若者がありすとこんなやりとりをした後にありすを蹴とばした。脇の小さな通りにゴロゴロと転がっていく。口から離した子ありすがその少し後ろでポトンと落ちた。
「あ”あ”あ”あ”あ”!!!!あでぃずのおぢびぢゃんがああああああああ!!」
親ありすは砂糖水の液体を穴という穴から垂れ流しながら子ありすに近づく。
「おちびちゃんだいじょうぶ!?ゆっぐりなおっでね!ぺーろぺーろ!」
私は羽根付きと一緒に親ありすへと近づく。親ありすはそれに気づいたようで見上げてこう叫んだ。
「おにーざんんんんん!!までぃざああああああああ!!あでぃずのおぢびぢゃんにあまあまざんをあげでね!おぢびぢゃんはぐりーむがないがらゆっぐりできなぐなっでるのおおおおおおお!!」
耳をふさぎながら羽根付きと一緒に子ありすを見る。表面の傷はふさがっている様で、枝は引き抜かれた様だが寒天の両目は綺麗さっぱりなくなっていた。舌もダランと垂れている。皮もしわしわで中のクリームが透けるほどやつれている。
羽付きが呟くように私に話しかける。
「にんげんさん…このありす…」
私はその声を見てよく目を凝らした。そう、もう動いていない。
数分前だろうか数時間前あろうか、それとも昨日だろうか?とにかく私は親ありすにこういった。
「これはもうあまあまをあげてもダメだよ」
「ぞんなあああああ!?なんどがじろごのいながぼのおおおおおお!!」
「うるさいんだぜ!そもそもありすだってそのおちびちゃんだっていままでいったいいくらゆっくりをころしてきたんだとおもってるんだぜ!?いまさらたすけろなんてつごうのいいことぬかすのもいいかげんにするんだぜ!」
羽付きが怒りを露わにして声を上げた。何かしら特別な感情があるようだ。
「だばれごのぐぞまでぃざああああああああ!!」
「・・・にんげんさん、もうくちでいってもだめなんだぜ…さっさとひきあげるんだぜ」
私は羽根付きの言葉に頷くと踵を返して親ありすから離れていく。羽根付きも同じようにして付いていく。
不意に足元に親ありすが擦り寄ってきた。「すーりすーり」と言う行為だ。
「あ”あ”あ”!!うぞでずううううううううう!!ごべんなざいいいいいいいい!!なんどがじでぐだざいいいいい!!おでがいじばずうううううう!!」
「にんげんさん、ちょっときたないけどまりさをもちあげてはしるんだぜ。このままじゃずっとついてくるんだぜ」
それを聞いた私は羽根つきを持ち上げて走った。確かにずっと付いてこられても困る。
「まっでえええええ!!おにーざんんんんんんんん!!!」
やがて声が聞こえなくなっていった。興味を引いて近くに寄ったは良いがズボンは汚れたし散々だ。
あれから一日、私は羽付きまりさと共に街を闊歩していた。
羽付きはあの時、あのありす達がどうなってるか知りたくないかと私に尋ねた。私はそれをちょっとした好奇心から了承し、次の日落ちあって今にいたるといういきさつがある。
「あまあまさん」はいらないといった。少し多くもらいすぎたからこれはそのサービス分だと、そう羽付きまりさは私に言った。やはり人間とのコネクションを繋いでいるゆっくりだ。中々気前がいい。
グングンと羽付きは人通りの多い町に中心部へと跳ねていく。ゆっくりは滅多にいないような場所だ。
ちょうど駅前近くだろうか。一匹のボロボロなありすが口に丸っこい何かを加えて見せては何かを叫んでいた。よく聞こえる場所に近づく。羽付きは私の足の後ろにぴったりとくっついていた。はぐれると命に関わるからだろうか。
「…おでがいじばずううううううう!!あでぃずのどがいばなおぢびぢゃんにあまあまざんをあげでぐだざいいいいいいい!!」
あの口にくわえている何かの正体がわかった。あれは昨日の「子ありす」だ。残った右側面部の砂糖細工の髪を口でつまみ周りに見せるように左右に振っている。既に力なくダランと垂れて、親ありすが振り回すたびにブンブンと力なく時計の針のように振り子運動を繰り返すだけだった。
親ありすはあまあまをなぜ所望するのか?それはゆっくりにとっての特効薬と言うべきものは他でもないあまあまであるからだ。
ゆっくりにとって自然的に発生するゆっくりできない事とはカビ、傷、そして餡子を吐き出す事だ。
カビは定期的に水浴びをすれば出ない。なのでこれは滅多にならないが、問題は傷と餡子だ。ゆっくりは「ぺーろぺーろ」と呼ばれる行為で小麦粉の皮を繋げて餡子やクリームを漏れないようにする。大概はこれで治るからだ。
しかしゆっくりは餡子やクリームが三分の一以上流れればゆっくりとしての活動が出来なくなるとされている。そのため餡子を増やす最もいい方法は「あまあまさん」を摂る事だ。
当然と言えば当然だが道ゆく人々は無視を決め込む。当たり前だ、右半分が円形に禿げているボロボロのありすとゆっくりかどうかわからない丸っこい何かを見せたところで迷惑なだけでありがたくも何ともない。
それでも親ありすは必死に叫ぶ。
「ぞごのおにーざん!おぢびぢゃんはいまずぐあまあまをだべないどゆっぐりでぎなぐなるのおおおおお!!いばずぐあまあまざんをぐだざいいいいいいい!!ずごじでもいいんでずうううう!!」
「ああ!?うるせーぞ!んなきたねーのとっくの昔にくたばってるのがわかんねーのかっ!」
「ごのいながぼのおおおおおおおおお!!おぢびぢゃんがじんでるわげないでじょおおおおおおおおお!!」
「うるせーよ!汚い汁をズボンにつけるな!」
「ゆぎぇぇ!!」
ある若者がありすとこんなやりとりをした後にありすを蹴とばした。脇の小さな通りにゴロゴロと転がっていく。口から離した子ありすがその少し後ろでポトンと落ちた。
「あ”あ”あ”あ”あ”!!!!あでぃずのおぢびぢゃんがああああああああ!!」
親ありすは砂糖水の液体を穴という穴から垂れ流しながら子ありすに近づく。
「おちびちゃんだいじょうぶ!?ゆっぐりなおっでね!ぺーろぺーろ!」
私は羽根付きと一緒に親ありすへと近づく。親ありすはそれに気づいたようで見上げてこう叫んだ。
「おにーざんんんんん!!までぃざああああああああ!!あでぃずのおぢびぢゃんにあまあまざんをあげでね!おぢびぢゃんはぐりーむがないがらゆっぐりできなぐなっでるのおおおおおおお!!」
耳をふさぎながら羽根付きと一緒に子ありすを見る。表面の傷はふさがっている様で、枝は引き抜かれた様だが寒天の両目は綺麗さっぱりなくなっていた。舌もダランと垂れている。皮もしわしわで中のクリームが透けるほどやつれている。
羽付きが呟くように私に話しかける。
「にんげんさん…このありす…」
私はその声を見てよく目を凝らした。そう、もう動いていない。
数分前だろうか数時間前あろうか、それとも昨日だろうか?とにかく私は親ありすにこういった。
「これはもうあまあまをあげてもダメだよ」
「ぞんなあああああ!?なんどがじろごのいながぼのおおおおおお!!」
「うるさいんだぜ!そもそもありすだってそのおちびちゃんだっていままでいったいいくらゆっくりをころしてきたんだとおもってるんだぜ!?いまさらたすけろなんてつごうのいいことぬかすのもいいかげんにするんだぜ!」
羽付きが怒りを露わにして声を上げた。何かしら特別な感情があるようだ。
「だばれごのぐぞまでぃざああああああああ!!」
「・・・にんげんさん、もうくちでいってもだめなんだぜ…さっさとひきあげるんだぜ」
私は羽根付きの言葉に頷くと踵を返して親ありすから離れていく。羽根付きも同じようにして付いていく。
不意に足元に親ありすが擦り寄ってきた。「すーりすーり」と言う行為だ。
「あ”あ”あ”!!うぞでずううううううううう!!ごべんなざいいいいいいいい!!なんどがじでぐだざいいいいい!!おでがいじばずうううううう!!」
「にんげんさん、ちょっときたないけどまりさをもちあげてはしるんだぜ。このままじゃずっとついてくるんだぜ」
それを聞いた私は羽根つきを持ち上げて走った。確かにずっと付いてこられても困る。
「まっでえええええ!!おにーざんんんんんんんん!!!」
やがて声が聞こえなくなっていった。興味を引いて近くに寄ったは良いがズボンは汚れたし散々だ。
それから羽根つきと共に街ゆっくりの生活を見て回った。とても興味深く面白い物で、何より羽付きの説明が上手な事が一番の理由だと思う。
一通り見終わった頃にはすでに三時間も経過していた。私は羽根つきにもう帰るという意向を伝えると、羽根つきはこういった。
「またなにかあったらまりさはいつもひがしのおおきなはしのしたにいるんだぜ!にわのくさむしりやかいゆっくりのゆうどうでもなんでもするからひいきにしてほしいんだぜ!」
…街で人間に対し対等に渡り合うためか中々強かなゆっくりの様だ。
その後再び駅前近くの通りに向かう。少し気になったからだ。
親ありすはすぐに見つけることが出来た。すでに物言わぬ饅頭となっていたが
頭の部分の頭頂部から綺麗に平たく潰れてクリームが飛び散っていた。靴型が付いているのでどうやら踏み潰されたようだ。
子ありすの方は見当たらなかった。どこかへ放り投げられたのだろうか。
何にせよこのありす一家はたった一日半でやる側からやられる側になってしまった。
ありすに対して対抗手段がないと思っていたが纏めてかかればいくらありすといえども唯のゆっくりと言う事か。
私はありすだった饅頭を靴で道の端にのけると、身を翻して家路についていった。
その後、羽付きをはじめとして街ゆっくりから話を聞く機会があったが、かつて善良なゆっくりの群れがいた繁華街にゆっくりが住み着いていると言う話は聞いたことが無い。あのありす達を制裁したゆっくり達も行方知れずだそうだ。
これからもずっとその繁華街にゆっくりが居つく事は無いだろう―――
ゆっくり達がいなくなった路地裏は、ゴミゴミとして荒涼とした風景だけが今も広がっている。
一通り見終わった頃にはすでに三時間も経過していた。私は羽根つきにもう帰るという意向を伝えると、羽根つきはこういった。
「またなにかあったらまりさはいつもひがしのおおきなはしのしたにいるんだぜ!にわのくさむしりやかいゆっくりのゆうどうでもなんでもするからひいきにしてほしいんだぜ!」
…街で人間に対し対等に渡り合うためか中々強かなゆっくりの様だ。
その後再び駅前近くの通りに向かう。少し気になったからだ。
親ありすはすぐに見つけることが出来た。すでに物言わぬ饅頭となっていたが
頭の部分の頭頂部から綺麗に平たく潰れてクリームが飛び散っていた。靴型が付いているのでどうやら踏み潰されたようだ。
子ありすの方は見当たらなかった。どこかへ放り投げられたのだろうか。
何にせよこのありす一家はたった一日半でやる側からやられる側になってしまった。
ありすに対して対抗手段がないと思っていたが纏めてかかればいくらありすといえども唯のゆっくりと言う事か。
私はありすだった饅頭を靴で道の端にのけると、身を翻して家路についていった。
その後、羽付きをはじめとして街ゆっくりから話を聞く機会があったが、かつて善良なゆっくりの群れがいた繁華街にゆっくりが住み着いていると言う話は聞いたことが無い。あのありす達を制裁したゆっくり達も行方知れずだそうだ。
これからもずっとその繁華街にゆっくりが居つく事は無いだろう―――
ゆっくり達がいなくなった路地裏は、ゴミゴミとして荒涼とした風景だけが今も広がっている。
過去作品
ふたば系ゆっくりいじめ 504 かりすま☆ふぁいたー
ふたば系ゆっくりいじめ 516 サバイバル・ウィンター
ふたば系ゆっくりいじめ 504 かりすま☆ふぁいたー
ふたば系ゆっくりいじめ 516 サバイバル・ウィンター

挿絵:街中あき