ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2289 実況解説風ゆっくりSS
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ankoss
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実況解説風ゆっくりSS 9KB
制裁 ギャグ 小ネタ 自業自得 日常模様 駆除 野良ゆ 赤ゆ 子ゆ 現代 虐待人間 独自設定 実況は盛りたての華
「実況解説風ゆっくりSS」
羽付きあき
・台詞過多注意
・制裁物(?)です
・超小ネタ
「何故街ゆっくりはあえて火中の栗を拾うがごとくガラスの向こうへと突っ込み"おうち宣言"をするのでしょうか。それは街ゆっくりが"ゆっくりする"と言う衝動の果てに行きつく物なのでしょうか?そこに一つの感動があると思えてなりません。」
「今日も数多のゆっくり達が"おうち宣言"を行うために集結しています!早速解説員の皆さまの情報が上がってまいりした!解説の鬼意山!様子はどうでしょうか」
(鬼)「はい。今回はでいぶ化したれいむが見ものですね。一体どのような"おうち宣言をするのか・・・昨年のおうち宣言を彷彿とさせるおうち宣言を披露するでしょう」
「さあ、始まってまいりました!おうち宣言!一斉に横並びになった!右から、一番 れいむ 二番 まりさ 三番 子まりさ 四番 子れいむ そして五番と六番に あずき豆ゆっくりである赤れいむが二体並んでおります!今始まるおうち宣言!どのゆっくりが一番槍を成し遂げられるのか!?今スタートだぁっ!」
「ああっと!?まりさがインに差し込んだ!れいむを抜いた!れいむを抜いたぞーっ!?」
(鬼)「やった!まりさがやりました!セオリー無視のスタートダッシュ!」
「まりさ先頭!まりさ先頭!その後ろにれいむ、子れいむ、子まりさ、赤れいむ、赤れいむと続いております!解説の鬼意山!どうですか!?」
(鬼)「う~ん・・・ここは意表をついたまりさの作戦勝ちと言ったところでしょうか?」
「まずまずのスタートでしょうか?」
(鬼)「そうですね。後続のゆっくり達に大きなミスはありませんでしたから巻き返しのチャンスはありますね。ここからは気持ちの勝負ですよ!」
「さあ、見えてまいりました!幾多のゆっくり達を阻むまさに無色透明の壁ェェ!スピードは落とさない!凄い!凄い!弾丸の様に突っ込んで行くぅぅーーーッ!」
「おおっと!?いきなりいった!いったか!?いったぞ!いった!いった!いったーっ!まりさが石でたたき割った!後続が続いて行くーっ!」
(鬼)「ここからは気持ちの勝負ですよ!」
「"ここをまりさとれいむのおうちにするよっ!"出た―っ!おうち宣言!まさに傍若無人!言語道断!慇懃無礼!唯我独尊!電光石火!風林火山ンンン!このゆっくり達にはブレーキが付いていないのか~っ!?」
"む~しゃむ~しゃ!しあわせええええええ!"
"おはなしゃんをちゃべりゅよ!"
"ゆっきゅち!ゆっきゅち!"
「いったーっ!決めたっ!見事に決めたーっ!れいむ、テーブルの上の小物を弾き飛ばしバナナに貪りついたーっ!子れいむと子まりさが観賞植物の花や草を食いちぎる~~~~!赤れいむ達が泥のついた小麦粉の体で辺りを跳ねまわっているぞ~!?まだ動く!まだ動く!?まだ動いている~~~~~!無尽蔵のスタミナだ~~~~~!まさに動くスタミナァァァ!」
(鬼)「やはり(おうち宣言後の)インの方がれいむ種と言うのは強みがありますね!ここからは気持ちの勝負ですよ!」
"うんうんしゅりゅんだじぇ!ゆ!ゆ!ちゅっきりー!"
「おおっとぉ!?いきなりか!いきなりかぁ~!?激し過ぎる嵐!まさにゆっくりの嵐だぁ!解説の鬼意山どうですか?」
(鬼)「まずまずの出だしと言ったところでしょうか。しかしまりさもここからが勝負ですよ!ここからは気持ちの勝負ですよ!」
「あっという間に辺りの物が散乱して言っている~~~~っ!まるで台風の様だぁぁぁ!!」
「さあ、出だしは好調!問題はここからであります!」
(鬼)「やはり問題はここからですね。いかにして"どれいせんげん"を成し遂げられるかで大きくポイントに関わってきますね。ここからは気持ちの勝負ですよ!」
「おおっと!ゆっくり達の後ろから仁王立ちの影が来たァァ!」
(鬼)「ああ!危ない!危ないぞ!」
「おお!?まりさとれいむが気付いた!出るか!?出るか!?」
"ゆゆ!くそじじい!ここはれいむとまりさのおうちなんだぜ!さっさとでていくんだぜ!"
"れいむおこるよ!"
「出たぁ~~~~~~~!!!出ました必殺"ぷくー"ッ!大きく膨れて迎え撃つゥゥ!まさに聳え立つドスまりさの様だァァァァ!!」
(鬼)「ああ!危ない!危ない!」
「危ない!?一体どういう事でしょうか・・・ああーーーーーっとおおおおおおお!!家主のトゥーキックがまりさの下膨れの顔に突き刺さったぁぁ~~~~!!まりさが飛んだァァァアアアア!!大丈夫か!?大丈夫なのかぁぁ!?」
(鬼)「1mは飛びましたね・・・これはかなりダメージが残っていますよ」
「まりさが突っ伏したまま起き上がらないィィ!!ダウンだ!これはダウンだァァ!スリップではありませんンンン!」
"ゆ”・・・!ゆ”・・・いだいぃぃ・・・!までぃざのおがおがぁぁ・・・!"
"までぃざああああ!ゆがっ!ばなぜぐぞじじいいいい!!"
「追撃の手を緩めなぃぃ!れいむのぴこぴこを持って持ち上げるか!この体制は!でるか!?とうとう出てしまうのか!?高々と上げたぁぁぁ~~~~!!」
(鬼)「いやぁ~凄い!」
"ばなぜぇぇ!!ゆぎっ!ゆっがあああああ!!いだいいいいいいいい!!」
「出ました伝家の宝刀ぴこぴこを持ったまま叩きつける!これは技術でもテクニックでも無いっ!ただおのれのパワーと闘志で叩きつける!故に回避不能!故に一撃必殺!まさにドスまりさのドススパークとも言うべき絶対勝利の必殺技!れいむは大丈夫なんでしょうか!?解説の鬼意山!」
(鬼)「砂糖細工の歯が割れていますね。しかしまだ大丈夫だと・・・ああ!」
「おおっとぉぉおおおお!!小麦粉の体がぐったりと項垂れたァァ!餡子が底部から出ているこれは・・・あ、餡子だぁぁ!!裂けたのか!?裂けてしまったのか~~~~!?」
(鬼)「うんうんが漏れ出していますね!完全にダウンだ・・・ああ・・・脱落かもしれない!」
「なんという事でしょう!もっとも体力の温存が重要なこのタイミングでぇぇ!!子ゆっくり達茫然室!トップ2!まさかのリタイア!」
「むむむむ!?あーっ!ラッシュをかけたぁー!凄まじい!まるで嵐の様に打撃が飛ぶゥゥゥ!!」
"ゆがっ!ゆばっ!ゆっぎぃいいい!ゆるじでぐざいいいいいあばっ!?"
"までぃざがわるがっだでずううううう!ゆがっ!ゆぶっ!ゆごぇぇ!!ゆ”!ゆ”!"
「おおーーー!激しい攻撃だぁ!まるで小麦粉を水で練るかのようにまりさとれいむのかたちが代わっていくゥゥーーー!!まさに全身凶器!存在自体が鬼意山!この世紀の一戦を目に焼き付けろと言わんばかりの一進一退の攻防!攻める家主!守るまりさとれいむ!飛び散る餡子!雄叫び!凄い!凄いぞー!」
(鬼)「まさに手に汗握る攻防ですね!ここからは気持ちの勝負ですよ!」
"もっどゆっぐりじだがっだ・・・"
「ああああああああーーーー!!れいむとまりさ!まさかのKO負けェェェ!!押し切られたぁぁ~~~!!れいむ&まりさ!"ゲスゆブラザーズ"!で無念のコースアウトォォォォォっ!!!」
(鬼)「あー惜しい!」
"ゆっきゅちにげりゅんだじぇ!"
"ゆびぇぇん!きょわいよぉぉ!"
"ゆっきゅちちちぇぇぇ!!"
「おおっと!子ゆっくり達が一斉にスタートを切った!先頭は子まりさ!さらにそこから子れいむ、赤れいむ、赤れいむ、家主と続いております!」
"ゆっきゅちにげりゅんだじぇ・・・ゆぎぃっ!!」
「ああぁぁぁ~~~~!!先頭の子まりさがクラッシュしたァァ!バランスを崩した所に割れたガラスの破片が下膨れの顔に深々と突き刺さったァァ!無念のリタイアァァァアアア!!」
(鬼)「今年のおうち宣言はトラブル続きですね!しかしここからは気持ちの勝負ですよ!」
「ここまで波乱に満ちたおうち宣言は今まであったでしょうか!"おうち宣言には魔物が棲む"と言わんばかりのトラブル続きィィィ!」
「さあ最終コーナーを回った!先頭は子れいむ!さらにその後ろに赤れいむ、赤れいむ、家主と続いている!ああっとぉぉ!矢の様に加速する黒い影!?家主!家主だぁぁ!」
(鬼)「ここからの巻き返しに定評がありますからねえ!コンディションがいい時の末脚は国内でもトップクラスと言われていますよ!しかしかなり離れています!ここからは気持ちの勝負ですよ!」
"ゆぴぃっ!"
"ゆっきゅちちちゃいぃぃぃゆびゅっ!"
「赤れいむ!赤れいむ!が抜かれたァァァ!!脱落ゥゥゥ!しかし子れいむにはまだ届かないその差は5ゆ身から6ゆ身も離れている!如何に凄まじい末脚を誇ると言えどもやはり無理なのか!?・・・んんっ!?ああっとォォォォ!?また加速した!また加速したぞォォォ!!一体何段のギアを隠し持っているんだぁぁぁ!?まさに走る超特急!日本列島を貫く新幹線ンンンンンンンンンン!!超高性能トランスMT鬼意山だあああああああ!!」
「早い!先頭は子れいむ、子れいむ、子れいむ!しかし後ろから猛然と迫りくる家主!距離がどんどん縮まってゆくゥゥゥ~~~~!!3ゆ身!2ゆ身!・・・1ゆ身に迫ったああああああ!!手に汗握るドッグファイト!まさに地上でランデブウウウウウウウウ!!」
(鬼)「やはりここからは気持ちの勝負ですよ!」
「来た!来たァァァ!先頭は子れいむか!?子れいむか!いや!家主だ!家主!子れいむ!家主!子れいむ!家主!家主ィィィ!!」
「大 外 周 り で ェ ェ ! 弾 丸 の 様 な 末 脚 が 貫 い た ぁ ァ ァ ァ ア ア ア ! ! ! 」
"ゆ!ゆ!ゆびぇっ!"
(鬼)「ナイスキック!」
「ゴオオオオオオオオオル!!今ゴールゥ!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴォォォオオオオオオルッ!!ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオル!!」
「まさに大番狂わせ!世紀の大番狂わせェェェ!凄い!これほどの感動はもう会う事は無いでしょう!ありがとうっ!ありがとオオオオオオ!!」
(鬼)「本当に・・・!すばらしい・・・!素晴らしい"おうち宣言"でした!感動!まさに感動・・・!感動をありがとオオオオオオ!」
「「ありがとおおおおおおおおおおおおお!!!!」」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
X月X日 虹裏市―――
多くの歓声と、喧騒の中でそのゆっくり達は静かにほほ笑んだように映った。
それらのゆっくり達は"おうち宣言"に挑み、戦い、そして敗れていくゆっくり達も数多い。
本当のゆっくりプレイスを探すもの、自らに挑むもの、"おうち宣言"の中に自らを見出そうとするもの・・・ゆっくり達がおうち宣言をする理由は様々だ。
だがそこに、栄光と挫折の歴史の中にこそ、感動と言う物が存在するのではないかと私は考える。
当然「おうち宣言」に批判的な地域ゆっくり達もいるだろう。
挑み、戦い、そして敗れる。勝ったゆっくり達以外にもその表情、その挙動。全てが美しく見えた。
・・・そして今日もゆっくり達は往く。己を試すために、おうち宣言の中で己の答えを見つけるまで。
おうち宣言の果てに見える答えなど、偽物かもしれない。
しかし、その間に多く流した砂糖水の涙、砂糖水の汗がその偽物を本物に変える物だと私は信じている。
おうち宣言を往くゆっくり達。それらは飽くなき挑戦者(饅頭)である。
おうち宣言が如何に無意味なものかわかっていても、それに全てを駆ける。
そして今日もゆっくり達は往く。己を試すために、おうち宣言の中で己の答えを見つけるまで―――
~都会のゆっくりとその顛末~より「熱きおうち宣言に賭けるゆっくり達」
制裁 ギャグ 小ネタ 自業自得 日常模様 駆除 野良ゆ 赤ゆ 子ゆ 現代 虐待人間 独自設定 実況は盛りたての華
「実況解説風ゆっくりSS」
羽付きあき
・台詞過多注意
・制裁物(?)です
・超小ネタ
「何故街ゆっくりはあえて火中の栗を拾うがごとくガラスの向こうへと突っ込み"おうち宣言"をするのでしょうか。それは街ゆっくりが"ゆっくりする"と言う衝動の果てに行きつく物なのでしょうか?そこに一つの感動があると思えてなりません。」
「今日も数多のゆっくり達が"おうち宣言"を行うために集結しています!早速解説員の皆さまの情報が上がってまいりした!解説の鬼意山!様子はどうでしょうか」
(鬼)「はい。今回はでいぶ化したれいむが見ものですね。一体どのような"おうち宣言をするのか・・・昨年のおうち宣言を彷彿とさせるおうち宣言を披露するでしょう」
「さあ、始まってまいりました!おうち宣言!一斉に横並びになった!右から、一番 れいむ 二番 まりさ 三番 子まりさ 四番 子れいむ そして五番と六番に あずき豆ゆっくりである赤れいむが二体並んでおります!今始まるおうち宣言!どのゆっくりが一番槍を成し遂げられるのか!?今スタートだぁっ!」
「ああっと!?まりさがインに差し込んだ!れいむを抜いた!れいむを抜いたぞーっ!?」
(鬼)「やった!まりさがやりました!セオリー無視のスタートダッシュ!」
「まりさ先頭!まりさ先頭!その後ろにれいむ、子れいむ、子まりさ、赤れいむ、赤れいむと続いております!解説の鬼意山!どうですか!?」
(鬼)「う~ん・・・ここは意表をついたまりさの作戦勝ちと言ったところでしょうか?」
「まずまずのスタートでしょうか?」
(鬼)「そうですね。後続のゆっくり達に大きなミスはありませんでしたから巻き返しのチャンスはありますね。ここからは気持ちの勝負ですよ!」
「さあ、見えてまいりました!幾多のゆっくり達を阻むまさに無色透明の壁ェェ!スピードは落とさない!凄い!凄い!弾丸の様に突っ込んで行くぅぅーーーッ!」
「おおっと!?いきなりいった!いったか!?いったぞ!いった!いった!いったーっ!まりさが石でたたき割った!後続が続いて行くーっ!」
(鬼)「ここからは気持ちの勝負ですよ!」
「"ここをまりさとれいむのおうちにするよっ!"出た―っ!おうち宣言!まさに傍若無人!言語道断!慇懃無礼!唯我独尊!電光石火!風林火山ンンン!このゆっくり達にはブレーキが付いていないのか~っ!?」
"む~しゃむ~しゃ!しあわせええええええ!"
"おはなしゃんをちゃべりゅよ!"
"ゆっきゅち!ゆっきゅち!"
「いったーっ!決めたっ!見事に決めたーっ!れいむ、テーブルの上の小物を弾き飛ばしバナナに貪りついたーっ!子れいむと子まりさが観賞植物の花や草を食いちぎる~~~~!赤れいむ達が泥のついた小麦粉の体で辺りを跳ねまわっているぞ~!?まだ動く!まだ動く!?まだ動いている~~~~~!無尽蔵のスタミナだ~~~~~!まさに動くスタミナァァァ!」
(鬼)「やはり(おうち宣言後の)インの方がれいむ種と言うのは強みがありますね!ここからは気持ちの勝負ですよ!」
"うんうんしゅりゅんだじぇ!ゆ!ゆ!ちゅっきりー!"
「おおっとぉ!?いきなりか!いきなりかぁ~!?激し過ぎる嵐!まさにゆっくりの嵐だぁ!解説の鬼意山どうですか?」
(鬼)「まずまずの出だしと言ったところでしょうか。しかしまりさもここからが勝負ですよ!ここからは気持ちの勝負ですよ!」
「あっという間に辺りの物が散乱して言っている~~~~っ!まるで台風の様だぁぁぁ!!」
「さあ、出だしは好調!問題はここからであります!」
(鬼)「やはり問題はここからですね。いかにして"どれいせんげん"を成し遂げられるかで大きくポイントに関わってきますね。ここからは気持ちの勝負ですよ!」
「おおっと!ゆっくり達の後ろから仁王立ちの影が来たァァ!」
(鬼)「ああ!危ない!危ないぞ!」
「おお!?まりさとれいむが気付いた!出るか!?出るか!?」
"ゆゆ!くそじじい!ここはれいむとまりさのおうちなんだぜ!さっさとでていくんだぜ!"
"れいむおこるよ!"
「出たぁ~~~~~~~!!!出ました必殺"ぷくー"ッ!大きく膨れて迎え撃つゥゥ!まさに聳え立つドスまりさの様だァァァァ!!」
(鬼)「ああ!危ない!危ない!」
「危ない!?一体どういう事でしょうか・・・ああーーーーーっとおおおおおおお!!家主のトゥーキックがまりさの下膨れの顔に突き刺さったぁぁ~~~~!!まりさが飛んだァァァアアアア!!大丈夫か!?大丈夫なのかぁぁ!?」
(鬼)「1mは飛びましたね・・・これはかなりダメージが残っていますよ」
「まりさが突っ伏したまま起き上がらないィィ!!ダウンだ!これはダウンだァァ!スリップではありませんンンン!」
"ゆ”・・・!ゆ”・・・いだいぃぃ・・・!までぃざのおがおがぁぁ・・・!"
"までぃざああああ!ゆがっ!ばなぜぐぞじじいいいい!!"
「追撃の手を緩めなぃぃ!れいむのぴこぴこを持って持ち上げるか!この体制は!でるか!?とうとう出てしまうのか!?高々と上げたぁぁぁ~~~~!!」
(鬼)「いやぁ~凄い!」
"ばなぜぇぇ!!ゆぎっ!ゆっがあああああ!!いだいいいいいいいい!!」
「出ました伝家の宝刀ぴこぴこを持ったまま叩きつける!これは技術でもテクニックでも無いっ!ただおのれのパワーと闘志で叩きつける!故に回避不能!故に一撃必殺!まさにドスまりさのドススパークとも言うべき絶対勝利の必殺技!れいむは大丈夫なんでしょうか!?解説の鬼意山!」
(鬼)「砂糖細工の歯が割れていますね。しかしまだ大丈夫だと・・・ああ!」
「おおっとぉぉおおおお!!小麦粉の体がぐったりと項垂れたァァ!餡子が底部から出ているこれは・・・あ、餡子だぁぁ!!裂けたのか!?裂けてしまったのか~~~~!?」
(鬼)「うんうんが漏れ出していますね!完全にダウンだ・・・ああ・・・脱落かもしれない!」
「なんという事でしょう!もっとも体力の温存が重要なこのタイミングでぇぇ!!子ゆっくり達茫然室!トップ2!まさかのリタイア!」
「むむむむ!?あーっ!ラッシュをかけたぁー!凄まじい!まるで嵐の様に打撃が飛ぶゥゥゥ!!」
"ゆがっ!ゆばっ!ゆっぎぃいいい!ゆるじでぐざいいいいいあばっ!?"
"までぃざがわるがっだでずううううう!ゆがっ!ゆぶっ!ゆごぇぇ!!ゆ”!ゆ”!"
「おおーーー!激しい攻撃だぁ!まるで小麦粉を水で練るかのようにまりさとれいむのかたちが代わっていくゥゥーーー!!まさに全身凶器!存在自体が鬼意山!この世紀の一戦を目に焼き付けろと言わんばかりの一進一退の攻防!攻める家主!守るまりさとれいむ!飛び散る餡子!雄叫び!凄い!凄いぞー!」
(鬼)「まさに手に汗握る攻防ですね!ここからは気持ちの勝負ですよ!」
"もっどゆっぐりじだがっだ・・・"
「ああああああああーーーー!!れいむとまりさ!まさかのKO負けェェェ!!押し切られたぁぁ~~~!!れいむ&まりさ!"ゲスゆブラザーズ"!で無念のコースアウトォォォォォっ!!!」
(鬼)「あー惜しい!」
"ゆっきゅちにげりゅんだじぇ!"
"ゆびぇぇん!きょわいよぉぉ!"
"ゆっきゅちちちぇぇぇ!!"
「おおっと!子ゆっくり達が一斉にスタートを切った!先頭は子まりさ!さらにそこから子れいむ、赤れいむ、赤れいむ、家主と続いております!」
"ゆっきゅちにげりゅんだじぇ・・・ゆぎぃっ!!」
「ああぁぁぁ~~~~!!先頭の子まりさがクラッシュしたァァ!バランスを崩した所に割れたガラスの破片が下膨れの顔に深々と突き刺さったァァ!無念のリタイアァァァアアア!!」
(鬼)「今年のおうち宣言はトラブル続きですね!しかしここからは気持ちの勝負ですよ!」
「ここまで波乱に満ちたおうち宣言は今まであったでしょうか!"おうち宣言には魔物が棲む"と言わんばかりのトラブル続きィィィ!」
「さあ最終コーナーを回った!先頭は子れいむ!さらにその後ろに赤れいむ、赤れいむ、家主と続いている!ああっとぉぉ!矢の様に加速する黒い影!?家主!家主だぁぁ!」
(鬼)「ここからの巻き返しに定評がありますからねえ!コンディションがいい時の末脚は国内でもトップクラスと言われていますよ!しかしかなり離れています!ここからは気持ちの勝負ですよ!」
"ゆぴぃっ!"
"ゆっきゅちちちゃいぃぃぃゆびゅっ!"
「赤れいむ!赤れいむ!が抜かれたァァァ!!脱落ゥゥゥ!しかし子れいむにはまだ届かないその差は5ゆ身から6ゆ身も離れている!如何に凄まじい末脚を誇ると言えどもやはり無理なのか!?・・・んんっ!?ああっとォォォォ!?また加速した!また加速したぞォォォ!!一体何段のギアを隠し持っているんだぁぁぁ!?まさに走る超特急!日本列島を貫く新幹線ンンンンンンンンンン!!超高性能トランスMT鬼意山だあああああああ!!」
「早い!先頭は子れいむ、子れいむ、子れいむ!しかし後ろから猛然と迫りくる家主!距離がどんどん縮まってゆくゥゥゥ~~~~!!3ゆ身!2ゆ身!・・・1ゆ身に迫ったああああああ!!手に汗握るドッグファイト!まさに地上でランデブウウウウウウウウ!!」
(鬼)「やはりここからは気持ちの勝負ですよ!」
「来た!来たァァァ!先頭は子れいむか!?子れいむか!いや!家主だ!家主!子れいむ!家主!子れいむ!家主!家主ィィィ!!」
「大 外 周 り で ェ ェ ! 弾 丸 の 様 な 末 脚 が 貫 い た ぁ ァ ァ ァ ア ア ア ! ! ! 」
"ゆ!ゆ!ゆびぇっ!"
(鬼)「ナイスキック!」
「ゴオオオオオオオオオル!!今ゴールゥ!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴォォォオオオオオオルッ!!ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオル!!」
「まさに大番狂わせ!世紀の大番狂わせェェェ!凄い!これほどの感動はもう会う事は無いでしょう!ありがとうっ!ありがとオオオオオオ!!」
(鬼)「本当に・・・!すばらしい・・・!素晴らしい"おうち宣言"でした!感動!まさに感動・・・!感動をありがとオオオオオオ!」
「「ありがとおおおおおおおおおおおおお!!!!」」
・・・・・・・・・
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X月X日 虹裏市―――
多くの歓声と、喧騒の中でそのゆっくり達は静かにほほ笑んだように映った。
それらのゆっくり達は"おうち宣言"に挑み、戦い、そして敗れていくゆっくり達も数多い。
本当のゆっくりプレイスを探すもの、自らに挑むもの、"おうち宣言"の中に自らを見出そうとするもの・・・ゆっくり達がおうち宣言をする理由は様々だ。
だがそこに、栄光と挫折の歴史の中にこそ、感動と言う物が存在するのではないかと私は考える。
当然「おうち宣言」に批判的な地域ゆっくり達もいるだろう。
挑み、戦い、そして敗れる。勝ったゆっくり達以外にもその表情、その挙動。全てが美しく見えた。
・・・そして今日もゆっくり達は往く。己を試すために、おうち宣言の中で己の答えを見つけるまで。
おうち宣言の果てに見える答えなど、偽物かもしれない。
しかし、その間に多く流した砂糖水の涙、砂糖水の汗がその偽物を本物に変える物だと私は信じている。
おうち宣言を往くゆっくり達。それらは飽くなき挑戦者(饅頭)である。
おうち宣言が如何に無意味なものかわかっていても、それに全てを駆ける。
そして今日もゆっくり達は往く。己を試すために、おうち宣言の中で己の答えを見つけるまで―――
~都会のゆっくりとその顛末~より「熱きおうち宣言に賭けるゆっくり達」