ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0506 お前もポールさんみたいにしてやろうか!?
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ankoss
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*前作に比べると温虐め
*お兄さんの軸がぶれるのは、作者が眠いときに書いてるから
*心臓の弱い人は、ポール・クレンドラーで検索しない方が吉
*生け造りは、俺のトラウマ
リビングで寛いでいると窓から汚い饅頭の親子が侵入してきた。
リボン付き黒髪饅頭の大きいの一つに小さいの一つ、帽子付き金髪饅頭二つの典型的な饅頭共だ。
雨の降りしきる中を跳ねてきたようで、ゴミのような外見は、さらにグロテスクなクリーチャーもどきと化している。
「ゆふん!! あったかくて、ひろいところだね!! くそにんげんにはもったいないから、れいむたちのおうちにしてあげるよ!!」
ゲス饅頭……否。
慢心し、己の貧弱さと人間に対する恐怖を忘れたこいつらは、それ以下。
「アホ饅頭」がお似合いといったところか。
それにしても、運の良い奴らだ。
俺は、善良饅頭理不尽虐待派の虐待お兄さんであって、糞饅頭制裁体罰派の虐待お兄さんではない。
そのため、俺の目の前で暴言を吐くアホ饅頭に対して、どうも食指が動かない。
友人宅で飼われている虐待用れいむと対面したときとは、比べ物にならない萎えっぷりだ。
ああ、あの饅頭は、いちいち俺の嗜虐心を刺激してくる良い饅頭だ。
「十円でいいから、お賽銭ちょうだい!!」と言われたときは、思わずビキィッとなってしまった。
俺が知らないとでも思ったのか?
その金を使って、飼い主のご機嫌取りにプレゼントを買おうとしていることなど俺にも、飼い主にもお見通しなのだよ。
卑しい奴隷饅頭め。
あまりにも腸が煮えくり返ったので、ショボイ賽銭箱の中にしょぼくれたおっさんが印刷された紙幣を捻じ込んでやった。
ふははははは!!!!
「どぼじでごんなごどずるの~!!!!」と言わんばかりの、あの顔。
最高だった。
キラキラと光り輝く綺麗な硬貨が貰えると思ったか? 莫迦め!! 死ぬがよい!!
饅頭に金属なんぞ、百年早いわ!!
「ゆ? くそどれい!! なにみてるの!? かわいいれいむたちをしかんするなんてひゃくねんはやいよ!! さっさとれいむたちをおふろできれいにして、あまあまもってきてね!!」
「しょうだしょうだ、しゃっしゃときゃわいいまりしゃしゃまにあみゃあみゃもってきょい、にょろみゃ!!」
「きゃわいいまりしゃしゃまのしーしーのんでもいいんだじぇ!?」
「きゃわいくってぎょめんねー☆」
さて、問題は目の前の汚物だったな。
それにしても不細工な饅頭共だ。
『自分のことを美しいと思っている女は醜い』みたいなことを艶天大聖様が仰られていたが、饅頭にも当てはまるのだろうか?
とりあえず、これ以上調子に乗らせるのも癪なので恒例の挨拶虐待といこう。
「「「「おがざりがえぜーーーーーーーー!!!!!」」」」
脚の腱を切っ……お飾りを奪った。これで逃げられまい。
まあ、やる気は一向に沸いてこないのだが、俺とて種族は違えど虐待お兄さんの一種。
家に侵入してきたアホ饅頭に何もしないなど、あってはならないのだ。
招かれざるゲストだが、そこそこ丁重に御持て成してやるとしようか。
『お前もポールさんみたいにしてやろうか!?』
「くそじじー!! れいむとおちびちゃんたちにこんなことしてただですむとおもってるの!! ゆっくりさせてあげないよ!!」
一先ず、饅頭共を透明な箱に放り込んだ。
最近、見なくなって久しい透明な箱だが、このレトロ感がたまらないと感じるマニアックなお兄さんは意外と少なくない。
ちなみに普段、俺は焼き豚のタレを保存するのに使っている。
今回の虐待に使用するのは、これとスプーンだけだ。
内容もいたってシンプルな「親饅頭の目の前で、子饅頭を惨殺する」という使い古された手法を用いる。
アホ饅頭ごときに創意工夫を凝らした虐待なんて考えるのも億劫なのだよ。
ぼやいている内に準備が出来たので早速始めよう。
まずは、浮浪者の尻の毛にも劣る金髪の片割れ、貴様からだ。
「ゆゆっ!!? くしょじじー!! きちゃにゃいてで、まりしゃしゃまにしゃわりゅんじゃにゃいんだじぇー!!!!」
ああ、そういえば汚い饅頭と汚いお飾りに触ってしまったから、俺の手は汚かったな。
そのことについては、謝罪してやった。
なのに「まりしゃは、きちゃにゃくにゃいー!!」と騒ぎだしやがったのには納得できん。
本当に意味のわからん連中だ。
さて、時間を無駄にした。今度こそ始めよう。
「ゆぴっ!!!!!」
俺の腕から必死に逃がれようとしている饅頭の額にスプーンをきっちり5mm突き刺し、引き抜く。
さらに突き刺した場所の隣に、突き刺す。
これを傷跡が後頭部から再び額へとぐるりと一周して輪を描くまで続ける。
ここは別段、包丁でも、体育の授業で学んだ南斗聖拳でもかまわないが、どうせ後でスプーンを使うので今回はスプーンを使用する。
「ゆびゃ!! ゆべ!! ゆで!! ゆぎゅ!!」
「やべろーーーー!!!! おぢびぢゃんにひどいごどずるなーーーーー!!!!」
「ゆえーーん!! きょわいよーーー!!」
「まりしゃしゃまは、さっさとにげりゅんだじぇ!!
しょりょーり、しょりょーり!! なんでしゅしゅめにゃいにょーーーー!!?」
チッ、叫び声までテンプレ通りの土饅頭が。
本当に虐め甲斐のない連中だ。
小さい饅頭の大きさは、テニスボール程度しかないため簡単に一周した。
この状態で、便所のネズミの糞にも匹敵するほど汚らしい髪の毛ごと頭皮を掴み。
「ゆぎ、ぎ……まりしゃのあちゃまぎゃ……ゆ!? まりしゃのさりゃさりゃへあーさんになにす……」
ギチギチギチギチ
「ゆびゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
引き剥がす。
おー、頭から餡子が露出して涼しそうだ。
もう、冬が近いのに寒くないのだろうか。
だが、目的の物が見当たらない。
要らなくなったばっちぃ頭皮は邪魔だから、透明な箱の中にぽーいするどぅー。
さらに、スプーンで餡子を穿る。
「ゆび……いじゃーーーーー!!!! いじゃい!! あびゃびゅおびじゃーーーーー!!!!
びぎゃ、ぎゅ、ぎょぎゃーーーーーーーーーーー!!!!」
「ゆばぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!! でいぶのおぢびぢゃーーーーーーーーーん!!!! じっがりじでぇぇぇぇぇぇ!!!!」
先ほどまでの悲鳴と趣が変わったな。
無理もない。
今までの痛みが肉を断つ痛みであったのに対し、今この饅頭を苛んでいるのは内臓を抉られる痛みなのだ。
痛みの質が根本からして違いすぎる。
しばらく掘り進んでいくと目的の物が外部に露出してきた。
周りの餡子より黒く固い餡子塊。
饅頭内の甘味が凝縮した、大きめのビー玉程度の物体。
俗に中枢餡と呼ばれる器官だ。
そいつの表面をスプーンで削り取る。
今度は、悲鳴が上がらない。
意外なことかもしれないが、これは饅頭の生態上なんら不思議なことではない。
中途半端に人間を模した饅頭共にとって、中枢餡とは人間でいう脳そのもの。
つまり、痛覚を感じる部位ではあるものの、それ自体に痛覚を受容する機能が存在しないのだ。
しかし、このアホ饅頭の顔といったらどうだ。
部屋でエロ本を読んでいたら、「おちょなんさん」にエンカウントした。
そんな得体の知れないものに直面したかのような、恐怖とも驚きともとれる珍妙なアホ面を晒している。
痛みを伴わない分、もたらされた衝撃の深刻さを十二分に理解してしまったのだろうか。
どちらにしろ、今から藁の様に息絶える加糖生物には関係のない話ではあるが。
食べろ――そう促しつつ、スプーンの上に乗った餡子を口元へ運んでやるが、食べない。
当然と言えば、当然か。
生きたまま頭骨を切開され、そこから切除された自分の脳を食えと言われたに等しいのだ。
ドラッグでもやってない限り、そんなもん食える人間なぞいないだろう。
だが、こいつらは饅頭だ。
「ゆっくり」することを至上命題とする饅頭であり、甘味を至高の「ゆっくり」であると感じる生ものだ。
ほんの一欠けらでもいい。
無理やり口の中にねじ込んでやれば……。
「しししあしし死しししし、しあわしぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
もっおよこしゅだじぇ!!!!」
御覧の有様だ。
本人が望むのだから、後は簡単なことだろう。
「だめだよ、おちびちゃん!!!! そんなのむーしゃむーしゃしたらゆっくりできなくなるよ!!!!!」
「ゆぅ!? おばしゃんにゃにいっえるんだじぇ、これは、まりしゃしゃまのあみあみなんだじぇ!!!! じぇんび、まいしゃぎゃじぇべぶんびゃえ」
「どぼじでぞんなごどいう゛のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
よく聞く会話だが、アホ饅頭の小っさい方の台詞が、より阿呆っぽくなったようだ。
幸先がいい。
さらに削って食わせる。
「むーしゃ、むーしゃ、しあわしぇーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
食わせる。
「むーしゃ、むーしゃ、しやわしぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
食わせる。
「むーゃ、むーゃ、しゃわゃぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
食わせる。
「くちゃ、くちゃ、いわあえぇぇ」
食わせる……と見せかけて唐突に感想を聴く。
「うん、おいいを、おいい」
食わせる。
「くっちゃ、くっちゃ、いあ? あいぇあえ!!」
会話する機能が消失したようだ。
だが、止めない。
もっちゃ、もっちゃ
食わせる。
もっちゃ、もっちゃ、ブビ、ブビリリリ
ついに糞饅頭が糞をひり出すようになった。
これ以上やっても無意味だ。
仕上げとして、生まれ変わった我が子を母親の元へ返してやろうか。
「おぢびぢゃん!!? おぢびぢゃん!!!! おへんじじでよ!!!! おがあざんがぺーろ、ぺーろしてあげるから!!!! おぢびぢゃん!!!!!」
「ぅぅぅぅーー? ぇぇぇ」
ブビビ
おう、おう、何とも献身的なお母さんではないか。
もっとも、白目をむいて涎と糞便を垂れ流す子饅頭に、その心が通じているとは思えないが。
親の心、子知らずとは、昔の人はうまいことを云ったものだ。
「おい!!!! くそじじい!!!! ざっざどおぢびじゃんをなおせ!!!! はやぐじろ!!!! めいれいだよ!!!!」
おやまあ、こんなことをした元凶に助けを求めるとは、切羽詰まっておいでのようだ。
だが、生憎とそんな面倒なことをする気はない。
仮にする気になっても無理だ。
確かに、こいつらは適当な生ものだ。
大抵の怪我なら、オレンジジュースで直る。
ただし、それが中枢餡となれば話は別だ。
一応、切除された中枢餡がオレンジジュースにより再生することは観察されているのだが、それは他の部分が消失部位を補って発達しているに過ぎない。
つまり、中枢餡の記憶に関する部位のほとんどが消失した饅頭を治療しても、足りない饅頭生物が出来上がるだけなのだ。
それに、もしうまく治療できたとしても、この饅頭が前と同じ「おちびちゃん」に戻ることは決してない。
思い出の詰まった餡子は、もう無いのだから。
汚い路地裏で生を受け、暗く狭いダンボールのお家を広いお家だと思い込み、廃棄されたゴミを天上の美味と信じて生きてきたのだろう。
そんなクソの様な思い出は、現在リアルタイムで本当の糞に変わって饅頭のケツからひり出されているのだ。
どこにも救いなんて有りはしない。
奇跡も絶対に起きないし、起こさせない。
仮面ライダーブラックRXが来ても追い返す。
そのことを親饅頭に懇切丁寧に教えてやった。
流石、アホ饅頭なだけあって、説明に長い時間と労力を要したが、最後は何とか理解してくれたようだ。
「どぼじで……、どぼじでごんなごどに……」
ふむ、如何してか?
アホ饅頭にしては、哲学的な問いじゃないか。
老婆心ながら答えてやろう。
人間様を舐めた。
これに尽きるだろう。
まあ、今更それを知ってもどうしようもなかろう。
どうせ、お前らは皆この地で果てるんだ。
「ふ、ふざげるなーーーーーーーーー!!!!!! お、おまえが!! おまえがーーーーーーーーー!!!!!」
ガタッ、ガタッ
元気一杯な饅頭だ。
重石を乗せた透明な箱を動かすとは予想外だった。
アホな分、体力が有り余っているのだろうか。
だが、そのぐらい元気でないと困る。
嫌々行っている制裁であり、子饅頭の最後の晴れ舞台なのだ。
客がいないと白けてしまう。
子饅頭は、残り二つ。
金髪饅頭の頭の皮を剥がした際に餡子を吐いて動かなくなったが、死んではいまい。
今度は、どちらの晴れ舞台を見たい?
優しく問うてやった。
おまけ
久しぶりの制裁であったが、こんな温い虐待で良かったのだろうか?
それにしても制裁派は、これの何が楽しいのか理解できん。
善良な饅頭をゆっくり長きに渡って監禁し、人間の都合で連れまわし、着たくもない服を着せ、野生では決して味わえぬ甘味で舌を肥えさせ、じわりじわりと精神的に追い詰めた方が楽しいではないか。
お兄さんは、天然だった。
あとがき
こんなの書いてたら、久しぶりにハンニバル読みたくなったよー。
早速、図書館で借りて来るんだよー。
前に書いたやつ
ふたば系ゆっくりいじめ 394 お兄さんと冷めた肉饅
*お兄さんの軸がぶれるのは、作者が眠いときに書いてるから
*心臓の弱い人は、ポール・クレンドラーで検索しない方が吉
*生け造りは、俺のトラウマ
リビングで寛いでいると窓から汚い饅頭の親子が侵入してきた。
リボン付き黒髪饅頭の大きいの一つに小さいの一つ、帽子付き金髪饅頭二つの典型的な饅頭共だ。
雨の降りしきる中を跳ねてきたようで、ゴミのような外見は、さらにグロテスクなクリーチャーもどきと化している。
「ゆふん!! あったかくて、ひろいところだね!! くそにんげんにはもったいないから、れいむたちのおうちにしてあげるよ!!」
ゲス饅頭……否。
慢心し、己の貧弱さと人間に対する恐怖を忘れたこいつらは、それ以下。
「アホ饅頭」がお似合いといったところか。
それにしても、運の良い奴らだ。
俺は、善良饅頭理不尽虐待派の虐待お兄さんであって、糞饅頭制裁体罰派の虐待お兄さんではない。
そのため、俺の目の前で暴言を吐くアホ饅頭に対して、どうも食指が動かない。
友人宅で飼われている虐待用れいむと対面したときとは、比べ物にならない萎えっぷりだ。
ああ、あの饅頭は、いちいち俺の嗜虐心を刺激してくる良い饅頭だ。
「十円でいいから、お賽銭ちょうだい!!」と言われたときは、思わずビキィッとなってしまった。
俺が知らないとでも思ったのか?
その金を使って、飼い主のご機嫌取りにプレゼントを買おうとしていることなど俺にも、飼い主にもお見通しなのだよ。
卑しい奴隷饅頭め。
あまりにも腸が煮えくり返ったので、ショボイ賽銭箱の中にしょぼくれたおっさんが印刷された紙幣を捻じ込んでやった。
ふははははは!!!!
「どぼじでごんなごどずるの~!!!!」と言わんばかりの、あの顔。
最高だった。
キラキラと光り輝く綺麗な硬貨が貰えると思ったか? 莫迦め!! 死ぬがよい!!
饅頭に金属なんぞ、百年早いわ!!
「ゆ? くそどれい!! なにみてるの!? かわいいれいむたちをしかんするなんてひゃくねんはやいよ!! さっさとれいむたちをおふろできれいにして、あまあまもってきてね!!」
「しょうだしょうだ、しゃっしゃときゃわいいまりしゃしゃまにあみゃあみゃもってきょい、にょろみゃ!!」
「きゃわいいまりしゃしゃまのしーしーのんでもいいんだじぇ!?」
「きゃわいくってぎょめんねー☆」
さて、問題は目の前の汚物だったな。
それにしても不細工な饅頭共だ。
『自分のことを美しいと思っている女は醜い』みたいなことを艶天大聖様が仰られていたが、饅頭にも当てはまるのだろうか?
とりあえず、これ以上調子に乗らせるのも癪なので恒例の挨拶虐待といこう。
「「「「おがざりがえぜーーーーーーーー!!!!!」」」」
脚の腱を切っ……お飾りを奪った。これで逃げられまい。
まあ、やる気は一向に沸いてこないのだが、俺とて種族は違えど虐待お兄さんの一種。
家に侵入してきたアホ饅頭に何もしないなど、あってはならないのだ。
招かれざるゲストだが、そこそこ丁重に御持て成してやるとしようか。
『お前もポールさんみたいにしてやろうか!?』
「くそじじー!! れいむとおちびちゃんたちにこんなことしてただですむとおもってるの!! ゆっくりさせてあげないよ!!」
一先ず、饅頭共を透明な箱に放り込んだ。
最近、見なくなって久しい透明な箱だが、このレトロ感がたまらないと感じるマニアックなお兄さんは意外と少なくない。
ちなみに普段、俺は焼き豚のタレを保存するのに使っている。
今回の虐待に使用するのは、これとスプーンだけだ。
内容もいたってシンプルな「親饅頭の目の前で、子饅頭を惨殺する」という使い古された手法を用いる。
アホ饅頭ごときに創意工夫を凝らした虐待なんて考えるのも億劫なのだよ。
ぼやいている内に準備が出来たので早速始めよう。
まずは、浮浪者の尻の毛にも劣る金髪の片割れ、貴様からだ。
「ゆゆっ!!? くしょじじー!! きちゃにゃいてで、まりしゃしゃまにしゃわりゅんじゃにゃいんだじぇー!!!!」
ああ、そういえば汚い饅頭と汚いお飾りに触ってしまったから、俺の手は汚かったな。
そのことについては、謝罪してやった。
なのに「まりしゃは、きちゃにゃくにゃいー!!」と騒ぎだしやがったのには納得できん。
本当に意味のわからん連中だ。
さて、時間を無駄にした。今度こそ始めよう。
「ゆぴっ!!!!!」
俺の腕から必死に逃がれようとしている饅頭の額にスプーンをきっちり5mm突き刺し、引き抜く。
さらに突き刺した場所の隣に、突き刺す。
これを傷跡が後頭部から再び額へとぐるりと一周して輪を描くまで続ける。
ここは別段、包丁でも、体育の授業で学んだ南斗聖拳でもかまわないが、どうせ後でスプーンを使うので今回はスプーンを使用する。
「ゆびゃ!! ゆべ!! ゆで!! ゆぎゅ!!」
「やべろーーーー!!!! おぢびぢゃんにひどいごどずるなーーーーー!!!!」
「ゆえーーん!! きょわいよーーー!!」
「まりしゃしゃまは、さっさとにげりゅんだじぇ!!
しょりょーり、しょりょーり!! なんでしゅしゅめにゃいにょーーーー!!?」
チッ、叫び声までテンプレ通りの土饅頭が。
本当に虐め甲斐のない連中だ。
小さい饅頭の大きさは、テニスボール程度しかないため簡単に一周した。
この状態で、便所のネズミの糞にも匹敵するほど汚らしい髪の毛ごと頭皮を掴み。
「ゆぎ、ぎ……まりしゃのあちゃまぎゃ……ゆ!? まりしゃのさりゃさりゃへあーさんになにす……」
ギチギチギチギチ
「ゆびゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
引き剥がす。
おー、頭から餡子が露出して涼しそうだ。
もう、冬が近いのに寒くないのだろうか。
だが、目的の物が見当たらない。
要らなくなったばっちぃ頭皮は邪魔だから、透明な箱の中にぽーいするどぅー。
さらに、スプーンで餡子を穿る。
「ゆび……いじゃーーーーー!!!! いじゃい!! あびゃびゅおびじゃーーーーー!!!!
びぎゃ、ぎゅ、ぎょぎゃーーーーーーーーーーー!!!!」
「ゆばぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!! でいぶのおぢびぢゃーーーーーーーーーん!!!! じっがりじでぇぇぇぇぇぇ!!!!」
先ほどまでの悲鳴と趣が変わったな。
無理もない。
今までの痛みが肉を断つ痛みであったのに対し、今この饅頭を苛んでいるのは内臓を抉られる痛みなのだ。
痛みの質が根本からして違いすぎる。
しばらく掘り進んでいくと目的の物が外部に露出してきた。
周りの餡子より黒く固い餡子塊。
饅頭内の甘味が凝縮した、大きめのビー玉程度の物体。
俗に中枢餡と呼ばれる器官だ。
そいつの表面をスプーンで削り取る。
今度は、悲鳴が上がらない。
意外なことかもしれないが、これは饅頭の生態上なんら不思議なことではない。
中途半端に人間を模した饅頭共にとって、中枢餡とは人間でいう脳そのもの。
つまり、痛覚を感じる部位ではあるものの、それ自体に痛覚を受容する機能が存在しないのだ。
しかし、このアホ饅頭の顔といったらどうだ。
部屋でエロ本を読んでいたら、「おちょなんさん」にエンカウントした。
そんな得体の知れないものに直面したかのような、恐怖とも驚きともとれる珍妙なアホ面を晒している。
痛みを伴わない分、もたらされた衝撃の深刻さを十二分に理解してしまったのだろうか。
どちらにしろ、今から藁の様に息絶える加糖生物には関係のない話ではあるが。
食べろ――そう促しつつ、スプーンの上に乗った餡子を口元へ運んでやるが、食べない。
当然と言えば、当然か。
生きたまま頭骨を切開され、そこから切除された自分の脳を食えと言われたに等しいのだ。
ドラッグでもやってない限り、そんなもん食える人間なぞいないだろう。
だが、こいつらは饅頭だ。
「ゆっくり」することを至上命題とする饅頭であり、甘味を至高の「ゆっくり」であると感じる生ものだ。
ほんの一欠けらでもいい。
無理やり口の中にねじ込んでやれば……。
「しししあしし死しししし、しあわしぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
もっおよこしゅだじぇ!!!!」
御覧の有様だ。
本人が望むのだから、後は簡単なことだろう。
「だめだよ、おちびちゃん!!!! そんなのむーしゃむーしゃしたらゆっくりできなくなるよ!!!!!」
「ゆぅ!? おばしゃんにゃにいっえるんだじぇ、これは、まりしゃしゃまのあみあみなんだじぇ!!!! じぇんび、まいしゃぎゃじぇべぶんびゃえ」
「どぼじでぞんなごどいう゛のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
よく聞く会話だが、アホ饅頭の小っさい方の台詞が、より阿呆っぽくなったようだ。
幸先がいい。
さらに削って食わせる。
「むーしゃ、むーしゃ、しあわしぇーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
食わせる。
「むーしゃ、むーしゃ、しやわしぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
食わせる。
「むーゃ、むーゃ、しゃわゃぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
食わせる。
「くちゃ、くちゃ、いわあえぇぇ」
食わせる……と見せかけて唐突に感想を聴く。
「うん、おいいを、おいい」
食わせる。
「くっちゃ、くっちゃ、いあ? あいぇあえ!!」
会話する機能が消失したようだ。
だが、止めない。
もっちゃ、もっちゃ
食わせる。
もっちゃ、もっちゃ、ブビ、ブビリリリ
ついに糞饅頭が糞をひり出すようになった。
これ以上やっても無意味だ。
仕上げとして、生まれ変わった我が子を母親の元へ返してやろうか。
「おぢびぢゃん!!? おぢびぢゃん!!!! おへんじじでよ!!!! おがあざんがぺーろ、ぺーろしてあげるから!!!! おぢびぢゃん!!!!!」
「ぅぅぅぅーー? ぇぇぇ」
ブビビ
おう、おう、何とも献身的なお母さんではないか。
もっとも、白目をむいて涎と糞便を垂れ流す子饅頭に、その心が通じているとは思えないが。
親の心、子知らずとは、昔の人はうまいことを云ったものだ。
「おい!!!! くそじじい!!!! ざっざどおぢびじゃんをなおせ!!!! はやぐじろ!!!! めいれいだよ!!!!」
おやまあ、こんなことをした元凶に助けを求めるとは、切羽詰まっておいでのようだ。
だが、生憎とそんな面倒なことをする気はない。
仮にする気になっても無理だ。
確かに、こいつらは適当な生ものだ。
大抵の怪我なら、オレンジジュースで直る。
ただし、それが中枢餡となれば話は別だ。
一応、切除された中枢餡がオレンジジュースにより再生することは観察されているのだが、それは他の部分が消失部位を補って発達しているに過ぎない。
つまり、中枢餡の記憶に関する部位のほとんどが消失した饅頭を治療しても、足りない饅頭生物が出来上がるだけなのだ。
それに、もしうまく治療できたとしても、この饅頭が前と同じ「おちびちゃん」に戻ることは決してない。
思い出の詰まった餡子は、もう無いのだから。
汚い路地裏で生を受け、暗く狭いダンボールのお家を広いお家だと思い込み、廃棄されたゴミを天上の美味と信じて生きてきたのだろう。
そんなクソの様な思い出は、現在リアルタイムで本当の糞に変わって饅頭のケツからひり出されているのだ。
どこにも救いなんて有りはしない。
奇跡も絶対に起きないし、起こさせない。
仮面ライダーブラックRXが来ても追い返す。
そのことを親饅頭に懇切丁寧に教えてやった。
流石、アホ饅頭なだけあって、説明に長い時間と労力を要したが、最後は何とか理解してくれたようだ。
「どぼじで……、どぼじでごんなごどに……」
ふむ、如何してか?
アホ饅頭にしては、哲学的な問いじゃないか。
老婆心ながら答えてやろう。
人間様を舐めた。
これに尽きるだろう。
まあ、今更それを知ってもどうしようもなかろう。
どうせ、お前らは皆この地で果てるんだ。
「ふ、ふざげるなーーーーーーーーー!!!!!! お、おまえが!! おまえがーーーーーーーーー!!!!!」
ガタッ、ガタッ
元気一杯な饅頭だ。
重石を乗せた透明な箱を動かすとは予想外だった。
アホな分、体力が有り余っているのだろうか。
だが、そのぐらい元気でないと困る。
嫌々行っている制裁であり、子饅頭の最後の晴れ舞台なのだ。
客がいないと白けてしまう。
子饅頭は、残り二つ。
金髪饅頭の頭の皮を剥がした際に餡子を吐いて動かなくなったが、死んではいまい。
今度は、どちらの晴れ舞台を見たい?
優しく問うてやった。
おまけ
久しぶりの制裁であったが、こんな温い虐待で良かったのだろうか?
それにしても制裁派は、これの何が楽しいのか理解できん。
善良な饅頭をゆっくり長きに渡って監禁し、人間の都合で連れまわし、着たくもない服を着せ、野生では決して味わえぬ甘味で舌を肥えさせ、じわりじわりと精神的に追い詰めた方が楽しいではないか。
お兄さんは、天然だった。
あとがき
こんなの書いてたら、久しぶりにハンニバル読みたくなったよー。
早速、図書館で借りて来るんだよー。
前に書いたやつ
ふたば系ゆっくりいじめ 394 お兄さんと冷めた肉饅