ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1912 俺のアルバイト2
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ankoss
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・舞台はバイト
・現代社会
・死ぬゆっくりあり
投稿2回目です、稚拙な文章ですが暖かい目でみまもってくださいまし。
作者 ゴマサボテン
2日目
昨日は大変だったぜ、あのれいむ親子を返した後から急に客足が増えたんだ、おかげで俺の身長に会わないレジ台のせいで
少し腰を痛めてしまった、だがこの程度でヘコたれてはいられん!俺には迫り来るゆっくりの恐怖から店と商品を守るため、
今日も元気に出勤するのである!
では、今日も俺の仕事風景を見ていって貰おう。
朝9時00分 起床
おはよう。ん?なんと、今日はいつもより1時間長く寝てしまったようだ、それだけ昨日は疲れたというわけか、俺ってば
働き者ね。でもこれでは朝の体操もゆっくり朝御飯も食えんではないか、だが今はそれをしている暇は残念ながら無いな。
さっさと着替えて仕事に行かねば、この際、朝御飯も抜きだ!仕事をするに当たって朝御飯を欠かすのは致命的だが今日は
仕方ない、それにゆっくり朝御飯を食えないのであれば食べる意味が無い、俺は食事はゆっくり楽しむ派なのだ。
というわけで俺の愛車に乗り、いざ出勤。
ぬう、朝御飯を抜かした所為か、非常に頭の回転が悪い。窓からチラリと見えたビルとビルの間にいる1匹のでいぶは多分
見間違いだろう。でいぶがあんな所に居るわけがない、今の時間なら民家に朝御飯をたかりに行っている筈だ。でも足元
にあった菓子の袋には見覚えがあるような無いような…無いな、俺はあんなでいぶは知らぬ存ぜぬ。
それよりも朝御飯はやっぱりコンビニらへんで確保しておこうかな…店の古株第2位が「朝御飯食わずに来ましたー。」じゃ
なんか格好が付かない気がする…。
やっぱり買おう、丁度すぐそこにコンビニでいぶんいれぶんが在るじゃないか。あれでいいや。
俺はノロノロと愛車を駐車場に停めると、すぐに店に入った。
店に入ると、ドアの左右両側にでいぶが鎮座していて、非常に耳障りな声で「ゆっくりおかいものしていってね!たくさんで
いいよ!」と挨拶をしてくれた。俺もその挨拶に答えるべく、でいぶの横の箱にある道具の内、木製(樫)の三叉フォークで
でいぶの腹付近に勢い良く深々と刺していく。すると「ゆっぐりやべでねええええ!!!」と返事を返してくれた。
このでいぶは礼儀がなっているな、と関心しつつ奥に進む。、とりあえず安く腹持ちの良さげな食べ物を探す。
「お!これなんてうまそうだな、1個買うかな」
俺は目に留まった商品に手を伸ばした、その時。 ドンッと何かに押され、商品を手にすることはできず、体勢を
崩してしまった。誰だ?当たったんなら一言ぐらい謝ってもいいんじゃないか?と思いつつ当たられた方を向いた、ら。
「じゃまだよ!でいぶのめのまえにとびだしてこないでね!このくそどれい!ここはでいぶのみちなんだよ!ゆっくりしない
でさっさとどいてね!ぐずはきらいだよ!」
「・・・・・・」
(ああ、コイツじゃ謝らないわけだ。でいぶだもんな、謝ったらそれこそ天変地異の前触れか何かだわ…。
しかしこんなんで良く全国展開できるよな…まぁ店に許可を貰えばでいぶを虐待できるしその点が結構集客効果があるのかも)
「ゆゆ!でいぶをじゃまずるなああああ!!さっさとどけええええ!!!」
でいぶは無視されたことで怒り狂い、忘我状態になっている。
「うるせえ、今の俺はお前なんかに構っている時間は無い!」
俺は勢い良く殴りつける。体勢が体勢なのでさほど強くはないがゆっくり相手には効果抜群のようだ。
でいぶは後ろ側に倒れてしまい、起き上がれないようだ。もがいてはいるがやはりムリのようだ。
「ゆがあああ!!!でいぶのびゅーてぃふるなおかおになにをするんだあああああ!!じね!じね!」
「黙って寝てろ。ド饅頭が」
今度こそパンと牛乳(500ml)を取ってレジに向かう。2個で350円、400円出し、釣銭を貰う。
釣銭を貰うとすぐに駐車場に出、愛車のドアを開けようとしたその時である。
「ゆゆゆゆゆゆーーーーー!!!」
「うおっ!?なんだ!?」
急に大きなでいぶがゆっくりとは思えぬスピードで運転席に滑り込み、イスの上でふんぞりがえった。
(なんだ!?この店はでいぶを放し飼いしているのか?いや、さすがに此処まではしないはずだ。交通事故にも繋がるし…いやまて、このでいぶ少し汚くないか?店の奴はもっと奇麗だった。…じゃあ野良か。)
「ゆぶぅ~、やっとはいれたよ!おにいさん!ここはいまからでいぶのゆっくりぷれいすにするよ!ゆっくりあきらめてね!このぴかぴかしたのりものはでいぶのものだよ!どうしてもっていうならでいぶのどれいにしてあげてもいいよ!こうえいにおもってね!」
なんと滑り込んだと思ったら今度は『お家宣言』をした、しかも奴隷にしてやるから光栄に思えとな。会話をするのも面倒だ。手早く行こう。
自分のお家(無論違う)で寛いでいるでいぶの頭をムンズと掴む、まずは外に放り出す。
「ゆゆ!なにす、おそらをとんでるみたい!ゆびゅぼ!」でいぶの所為で汚れた座席を拭く。
「いだいよ!でいぶをゆっくりさせないぐずどれいはしねえ!」
次に行うのはこのでいぶが野良かどうかの確認だ。お飾りを調べればバッヂが有るか否か解ため、すぐに調べる。
さっさと調べてしまおう、そう思い手を伸ばす俺、だが。
「ゆゆ!でいぶにはちゃんとばっぢさんはあるよ!だからおりぼんさんをしらべてもむだだよ!」
「信用できるか、調べさせてもらうぞ」
「ばっぢさんはあるっていっでるでしょおお!!?ばかなの?しぬのぉぉぉ!?」
あーうるせえェ。しかもきめー。
「ゆっふっふ!さっきからでいぶをみないのはこわいからだね!?このにんげんさんはでいぶにおそれをなしたんだよ!!そうだ!もっとこのにんげんさんをこわいこわいさせておどろかせるよ!!でいぶったらてんっさい!!」
そういうとでいぶはその気持ち悪い体をブルブルさせはじめた、まるでなにかのモンスターのようである。
「のーびのーび!やい!にんげんさん!でいぶがこわかったらあまあまさんをおいていってね!たくさんでいいよ!さっさとしないとこのすぃーといっしょにせいっさいするよ!!!」
それを聞いた俺はここでやっとでいぶに対して若干の恐れを感じた、別にでいぶ自身に恐れを感じたわけではない、でいぶが言った事に対してである。
でいぶは『このすぃーごとせいっさいするよ』と言った、これを人間の言葉に置き換えると『この車ごと攻撃するよ』と言っているのである。自身はともかく愛車にあの汚らしいでいぶが体当たりを仕掛けてくるのだ、車は壊れはしないだろうが凹んだりしてしまうだろう。
なにより愛車にゆっくりが触ること自体許せないが。
(仕方ない、何かやるか…確か3年物のクッキーがあったよな、あれでいいだろう)
「おそいよ!でもおかしはでいぶがぜんぶたべてあげるからかんしゃしてね!あまあまさん、そこでゆっくりまっててね!!!」
いうやいなやでいぶとは思えぬ速度で駆け寄ってゆくでいぶ、それを一瞥した俺はすぐにエンジンをかけ、エアコンをつけてすぐにギアを入れる、が少し気になった事が頭の中に出来た。
さっきのでいぶは本当に俺の愛車に触れていないだろうか?いや、触れていないでくれよ…俺は仕事前にはキレたくないんだ…。
俺は車から出て、ドアを見る。現実は非情なものだとそこでつくづく感じた。
そこにははっきりとでいぶの腹の形の汚れが付着していた。恐らく、体を伸ばしている状態の時に体を車に寄りかかるようにしていたのであろう、確かにあの状態では筋肉の無いゆっくりでは寄りかかっていたほうが楽なのは事実だ。事実なのだが…。
「ああああーーー!!どぼじでよごれでるのおおおお!?おにいさんの車を汚すゲスはせいっさいするよ!!」
「ゆゆっ!!なんだかゆっくりできないこえがきこえるよ!きっときのせいだね!」
「しね!俺の車を汚したゆっくりはしね!制裁だああああ!!!」
「びゅぶぶ!!なんだかゆっくりできないおにいさんがくるよ!でいぶのうたごえをきいてゆっくりしていってね!ゆゆ~♪ゆ~ゆゆ~んゆゆゆ~ん♪」
このでいぶは恐らく頭が残念なのだろう、猛スピードで迫って来る俺に『おうた』を聞かせてゆっくりさせようとしている。
無論そんなことで減速するはずのない俺はでいぶに迫り、あと30cmのところまで来ていた。
「ゆゆ~ん♪ すぃーさんゆっくりし…どぼじでゆっくりしでないのおおお!?ゆっぐりしていってよおおおお!!!」
「死ね!でいぶ!」
俺はそう叫ぶと一気に踏み込み、でいぶを蹴り飛ばした。
「ぶびょぼぼぼおっ!?びゅびゅ!?でいぶおぞらをどんでるみだいいいい!!ぶべあああ!!
なんで…でいぶ、なにもわるいごとじて…な…いのに…どぼじで…」
でいぶは顔面からキレイに着地した所為で顔が半分崩壊していたが、なんとか言葉を紡いでいられた。
車はぶつかった時点で停止しており、俺はすぐに降りてでいぶのもとへ駆け寄った。
決して快方するわけではない、止めを刺すためである。
でいぶの許に近づき、その体を思いっきり蹴っ飛ばす、何度も、何度も。
「ゆぐっ!やべで、でいぶっ!げらないっ!で、ゆぎっ!ぶでっ!……」
蹴れば蹴るほど顔の損傷が激しくなる、歯が折れ顔が醜く歪み傷口から餡子が漏れしまいには目が飛び出てしまった。
それでもなお、でいぶは言葉を発し続ける。
「なんで…でいぶ、なにもわるいごと…じでないのに、なんで……?」
「それはなぁ、俺の車を汚しやがったからだ、あとお前の顔と存在がウザイ。それだけだ。」
「…!???でいぶのおがおはきれいでゆっぐりでぎるんだよ…でいぶはすぃーさんに『しるし』をつけていたんだよ…そのすぃーさんはでいぶのものだがらおにいざんのものじゃな…びゅぼっ!?」
「うるさい、死ね」
これで,でいぶの処理は終了だ。ふと気付き、時計を見た。時計は既に開店時間5分前を指していた。
「遅刻だ…ゆっくりせいっさいした結果がこれだよ!」
朝10時36分 店の従業員専用駐車場に到着
もう店は始まってしまっている。俺は足早に事務所に行き、出勤登録を済ませる。これまで遅刻は1年に2回ほどだった俺が久しぶりに遅刻してしまうとは…どれもこれもあのでいぶのせいだ。
まぁ過ぎたことは仕方がない、さて、今日の仕事は確か…ゆっくりれいむのゆっくり饅頭とちゅーちゅーまりさスパークリングの発注と、ありすのンホオオオカスタード煎餅の品出しが初めの仕事だったか。さっさとやって仕事の遅れを取り戻さないといかんな。
「よっこいせ…今日もどうせゆっくり来るんだろうな…あー今日は勘弁願いたいなー」
そういっても湧いてくるのがゆっくりだ、奴らはどこからでも湧いてくる…森や谷や排水溝や側溝や公園の茂みなどから色々なゆっくりが
「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」
と言いながら湧いてくるのだから…。
お兄さんが落胆しているそのとき、店先では……
「ゆゆ~おちびちゃん!あそこのおみせにはすごくゆっくりできるあまあまさんがあるんだぜ!あそこをまりさたちのおうちにすればまいにちあまあまを食べてゆっくりできるんだぜ!」
「あみゃあみゃしゃん!?ちゃべちゃい!あみゃあみゃさんちゃべちゃいよ!ゆゆ~」
「あまあまさんはゆっくちできるんだじぇ!ゆっくち~!」
「ゆゆゆ~まりさぁ、はやくあそこで『おうちせんっげん!』してれいむたちのゆっくりぷれいすにしようよ~」
「きまってるんだぜ!みんなであのおみせをせいっあつ!するんだぜぇえええ!」
「「「「えいえいゆー!」」」」
ゆっくりである。
この一家はスタンダードなれいむとまりさの番で、子れいむと子まりさのごくごく一般的な一家である。
この一家、実は前はこの店の裏方、つまり廃棄物集積場の近くに住んでおり、親まりさが度々この集積場から廃棄物となったお菓子を失敬してきていたのである。ちなみにこの一家がゲスっぽいのはこの集積場にはあの究極甘菓子(ゲス・でいぶ用の菓子)も大量に廃棄されているため、これも少し食ってしまっているためである。 決して究極甘菓子の売れ行きが悪いためではない、決してない。
そんな一家が今、店に突入しようとしていた。
店先
この店のドアは自動ドアなので、ゆっくりでも簡単に入れてしまう欠点がある。ならドアを手動にすれば良いじゃないかと言う意見もあるが、この店では割と数を買っていく客が多く、手動ではかなり出入りが面倒であるため、少し前から自動にしているのだ。
それをカバーするために人工芝を敷いているが、今それは洗濯中で、今はまさに絶好の侵略のチャンスなのである。
そしてあのゆっくり一家が店に侵入を果たした所に俺は到着したのだ。
「ついたんだぜええ!ここはまりさたちのゆっくりぷれいすにするんだぜええ!」
「「あみゃあみゃ~~~!!!」」
「まりさ!おうちせんっげん!をしようよ!ゆゆ~!!」
「それじゃあおうちせんっげん!するんだぜ!」
「ここをまりさ(れいむ)のゆっくりぷれいすにするよ!ゆっくりしていってね!!!」
これを見ていた他の店員及び客は唖然として何も言えなかった、俺は奴らの調子付く姿が見たくて何も言わなかったが。
俺達が何も言わなかったことを良いことに、一家はすぐに調子に乗り始めた。
さぁ、どんどん調子に乗ってくれ、そうすれば色々な理由で苦しめられるのだからな…。
「ゆっ!ここにいるにんげんさんはさっさとでていくんだぜ!それともみんなまりさのどれいになりたいのかぜ!?そうならしかたないのぜ、かんっだい!なまりさはにんげんさんをどれいにしてあげるのぜ!こうえいにおもうんだぜ!!!」
「ゆゆ~!?このにんげんしゃんたちまりしゃたちのどれいさんなの?ゆわーい!まりしゃおうしゃまなのじぇえええ!!」
「じゃあじゃあれいみゅはおうじょしゃましゃんだよ!ゆふふふ~ん!」
「まりさ!どれいもいいけどれいむははやくおちびちゃんとむーしゃむーしゃしたいよ!」
「そういえばまりさはおなかすいたんだぜ!さっそくむーしゃむーしゃしたいんだぜ!おちびちゃんたち、ゆっくりついてくるんだぜ!」
「「ゆっくちりかいしたよ!!」」
なんと、一家はお家宣言したら今度は人間(店員・客)を奴隷視し始めやがった、それにこの店の商品を食べるとかほざきやがったし。
まぁいい、ここは俺に良い考えがある、搾り取れるれるものは何をしてでも搾り取ってやる。それが俺の信条だ。
一家は入り口付近から子供用の甘いお菓子のあるコーナーに進んでいった、客は我が物顔で練り歩くゆっくりを見て関わるのが嫌なのかすぐに離れていく、その光景はまるでかのモーゼの奇跡のような光景だ。
やがて一家はお菓子コーナーに到着し、棚に綺麗に並ぶお菓子を見てまるで海賊が金銀財宝の山を見るような眼でお菓子の棚を見ていた。
そこにはチョコレート、ガム、キャラメル、餅菓子、アメや、金平糖や黒糖麩菓子などの昔懐かしのお菓子までがズラリと並んでいる。
その光景はゆっくりでなく、子供でもウットリするような光景であることは想像に難くない。俺だって昔は「この棚のお菓子を全部一遍に買ってみたい!」と思ったものだ。こういうのは皆さんもあると思う。
「ゆゆ~…ここまでのあまあまのやまはまりさのゆんせいでもみたことがないのぜ…いまはもうこれだけのあまあまがまりさたちのものなんだぜ…まりさのものなんだぜ…」
「ゆゆ~…おいちしょうにゃあまあましゃんがたっくさんだよぉ~…ゆっくち~…」
「おいしそうなんだじぇ~…これがぜんぶまりしゃたちだけのものなんだじぇ~…」
「これだけあればいっしょうゆっくりできるよぉ~むーしゃむーしゃしてぇ、すっきりーしてぇ、すーりすーりしてぇ、おちびちゃんとゆっくりすることができるんだよぉ~…」
「もうがまんできないんだぜえええ!!まりさのっ!すーぱー!むーしゃむーしゃたいむ!!はっじまっるのぜえええええ!!!」
ついにまりさが行動を起こした、一目散に棚に並べてあるお菓子(麦チョコ)の袋を取り、袋を破って中身を食い始めた。
その姿はまるで猛獣が獲物に食い掛るようだ、しかし食い方が汚い。お決まりの言葉はもちろん、一々食う時の言葉が汚く、下品だ。
まるで乞食が久しぶりの食事に必死に、他のものに奪われないように一気に食べるかのような食い方だ。
「はふっ!ほふっはふっはふっ!!むーしゃむーしゃぁあああああ!!!ししししあわせぇえええええ!こえまじぱねぇ!めっちゃうめ!ぱねぇ!はふっ!しあわせぇえええ!!!」
「おちょーしゃんじゅりゅいいいいい!!れいみゅもむーしゃむーしゃすりゅうううう!!」
「まりしゃもするんだじぇえええ!たっくさんむーしゃむーしゃすりゅんだじぇええ!!」
「れいむもむーしゃむーしゃするよおおおお!!すーぱーむーしゃむーしゃたいむぅううううう!!!」
まりさに始まり、それに即発されたのかほかのゆっくりも本能のままにお菓子を取りこじ開けて中身を貪る。中身が尽きたら次のお菓子。
その次も尽きた他のお菓子と、ただただ食べ続けた、人間でも一部のものしか食わないような量を食べまくった。
まりさとれいむは一心不乱にて手近な物を、時には袋の中に半身を入れ、ベロで舐め回すということもやっている。
子れいむと子まりさは棚下のストックボックスを姉妹で協力して開けてそれぞれ1つの箱に1匹ずつ入って行き、中の商品を手当たり次第に食い荒らして行く。
「むーしゃむーしゃぁああ!!むーしゃむーしゃぁああ!!ししししあわしぇええええ!!!」
「こんなにあまあまなもの、たべがことがないんだじぇええ!!しあわしぇえええええ!!!」
もうそのお菓子コーナーはとんでもないことになっていた。お菓子の袋は散乱し、恍惚の表情でお菓子を食べ漁るれいむとまりさ、ストックボックスからは子れいむと子まりさの「しあわせー」の声…もはや混沌としていた。
だがそんな混沌とした時間も終わりを告げることになった。一家の腹は膨れ、4匹ともでいぶのように下あご部分は醜く膨れ、顔はぶくぶくに太っていた。誰が見ても食いすぎである。そしてデブである。
腹が膨れて食欲が失せたのか、一家の言動はある程度沈静化してきた。
「ゆふ~ん、たっくさんたべたらうんうんしたくなってきたんだぜ!んんん…そろそろでちゃいそうなんだぜ!」
「れいみゅもたべしゅぎちゃったよぉ~、ゆゆっ!うんうんしちゃい!れいみゅうんうんすりゅよ!」
「まりしゃもうんうんするのじぇ!したいのじぇ!」
「ゆっぷ…れいむのすーぱーうんうんたいむ!はっじまっるよぉ~!!!」
「「「「すっきりー!!!!」」」」
「ゆふぅ~、たっくさんすっきりー!したんだぜ…!?くさいいいいい!くさいんだぜええええ!」
「くちゃいいいい!ゆっくちできにゃいいいいい!」
「くさいんだじぇええええ!!ゆっくちさせないうんうんさんははやくどこかにいくんだぜええええ!!」
「く、くさいいいい!!!!ゆっくりできないいいいいい!!だれかどうにかしてえええええ!!!!」
ザマミロwwww、自分で排出した癖に自分で処理できないのか、哀れなものだ。
しかしどうするか…このまま見ておくのも良いが客の評判もあるしな、だがもう少し放置しておきたい…
「くさいいいい!!おいどれい!はやくこのくさくさなうんうんさんをどかすんだぜえええ!!いのちがおしかったらはやくするんだぜえええ!」
「くしゃいい…ゆっぐぢでぎないいい…」
「まりしゃはおこてるんだじぇ!はやくどかさないとぷくーするのじぇ!ぷくぅうぅううう!!!」
「ゆっくり…できない…」
やっぱりいいや☆
もう我慢ならない、早々に地獄に落としてやろう。そのためには、まずは裏に持っていく準備をしないとな。
確か事務所に大型の透明ケース(加工所製)があったな、それを取って来よう、マッハで。
俺はまるで緑のマスクを着けた男のように事務所に消えた。
「おいどれい!どこにいくんだぁあああ!さっさとこれをどけろおおおおお!!!」
「ゆ、ゆぅ…」
「ゆっ…ぐじ」
「……」
なんか後ろで饅頭が騒いでるが無視☆
俺が店先に着いた頃には既に一家の子れいむと子まりさは瀕死の状態だった、口からはとめどなく餡子を吐き、眼は虚ろ、言動も少なく、「ゆっくち…ゆっくちちたい…」しか言わなくなっていた。うんうんの臭いだけでここまで衰弱するとはかなりこの一家の子ゆっくりは甘やかさせれて居るようだ、普通の家族ならば子ゆっくり位になれば自分のうんうんは自分で処理させるのが普通なのだがこの一家は親が甘やかしすぎたのが原因で、自らはうんうんのある場所から1歩も動かずにずっとこの場所に居たようだ。
それとも、この店はもう奴らのゆっくりぷれいすというのが奴らの中では決まっているからここにいる俺らが奴らの奴隷で、汚物は奴隷に処理させるのが当然と言う事になっているのかも知れない。現にまりさは奴隷に自分の汚物を片付けさせようとしている点からも否定できないものである。
ま、今はそんなことよりも一家を箱に詰めるほうが優先事項である。
俺は手際よく一家を箱に詰める作業を開始する。
「ゆぎぎぎぎ!ゆん!まりさにきたないてでさわるんじゃないんだぜ!はなす…おそらをとんでるみたい!ゆべっ!」
「ゆ…おしょらをとんじぇるみちゃぎゅべぇ!…いじゃぃぃぃぃ」
「ゆわーい…おしょらを…とんじぇるんだじぇぇ…」
「おそらをとんでるみたべっ!でいぶのびはださんがぁあああ」
さっきまで臭い臭いと騒いでいたくせに頭を掴んで箱に入れようとすると途端に表情を変えて喜び顔になる。すぐに箱の中に乱暴に入れられるためそう長くは続かないが。 ちなみに今日の俺はれいむ種には良い思い出が無いため、まりさより扱いは雑である。
一家を箱に入れ終わり、奴らの体力(特に子ゆっくり)を回復させるために持ってきた廃棄予定のオレンジジュースの2?ボトルを用意するべく箱に蓋をして回りのお客様の邪魔にならないように気を配る。
「おそいのぜ!!どれいはさっさとまりささまをこのせまくてゆっくりできないはこからだすんだぜ!いまならはんごろしでゆるしてやるんだぜえええええ!!」
「れいむおこってるんだよ!ぷっくううううう!」
「もうゆりゅさないんだじぇ!くそどれいはさっさとしぬんだぜ!そしてまりさたちをゆっくりさせるんだじぇ!」
「ゆっくりできないくそどれいはさっさとしんでね!それとあまあまをもってきてね!たっくさんでいいよ!」
「はいはい、ゆっくりゆっくり、ところでお前らうんうんさんのせいで疲れているだろ?あまあまなジュースを飲まないか?」
「そういえばまりさはつかれているのぜ!さっさよこすんだぜ!くそどれいにしてはきがきくね!とくべつにそこにあるうんうんさんをたくさんたべてもいいよ!こうえいにおもってね!」
「あみゃいじゅーすしゃん!?のみちゃーいい!」
「さっさとよこすんじぇえええええ!」
「ゆっくりしないでゆっくりはやくちょうだいね!おちびちゃんはつかれているんだよ!くそどれいはつかれてるおちびちゃんをゆっくりさせるぎむがあるんだよ!さっさとしてぶぶぶ!?」
俺は手に持ったジュースのボトルをれいむが喋り終わる前に傾け、ジュースを中にぶちまけた。
トトトトト、と音を立ててジュースが中に入り箱の中はゆっくりのオレンジジュース風呂のように見える。
するとどうだろう、一家は口から勢い良く溜まったジュースをゾゾゾゾゾと飲み始めた。キモイ。
「ごーくごーくしあわせー!」
「「しあわしぇー!」
「ぞぞぞぞ!しあわせ!ぞぞぞぞぞ!」
俺は確かに2?のジュースを入れたはずなんだが…なんて勢いだ。もう飲みやがった。
仕方ない、追加だ!追加!
「たりないよ!もっとちょうdごーくごーく!しあわせえええ!」
「れいみゅへぶんじょうたいいいいい!」
「ま、まりしゃもへぶんじょうたいい!」
「ゆゆ~ん!おちびちゃん!へぶんじょうたいなんておげひんでしょ…へぶんじょうたいいいい!」
あ、へぶんじょうたいになりやがった、これならもう次の行動を起こしても良いだろう。
まずは、こいつらが食い散らかした商品の請求だ。金をもっているか甚だ不明だが搾り取れるだけ搾り取るか。
そのためにはまずあのレジに行かにゃいかんな。
こいつらが正気に戻らない内にこっそり行こう、こっそり。
俺は昨日も使っゆっくり専用レジ、通称ゆレジの準備を始める。
「まーずーは、ゆっくりレジにカギ挿してコード入れて元金チェックして手ェ洗って身嗜み整えてっと、さてと準備も終わったしそろそろ起こすか」
野良相手に手洗いまでする必要は無いのだがそれを店員としての心がけを忘れたら店員失格である。いかに癪に障る野良ゆっくり相手でも此処ばっかりは手を抜けない。
「まァコイツが金を持ってるとは到底思えないが無いとも言えないしな、起こすしかないか…ゆっくりしていってね!」
「「「「ゆっくりしていってね!!!!」」」」
さすがゆっくり、ヘブン状態でも本能には逆らえないようだ。全員で返事を返してきた。
さて、これまで食い散らかした分の勘定をしてもらうとしよう。
だが相手は俺たちを奴隷と認知しているゆっくりだ、機嫌を損ねて無駄に時間を掛けたり払ってもらえなかったりしたら面倒だ。癪だが下手に出よう。
「ご主人様、急では御座いますがご主人様とご家族の方々がお召し上がりになったお食事の御代を払って頂きたいのです」
「げらげら!なにをいうかとおもえばそんなくだらないことなのかぜ!?まりさたちのゆっくりぷれいすでどんなにあまあまをむーしゃむーしゃしようがまりさたいのかってなんだぜ!どれいごときがでかいくちをたたくんじゃないんだぜ!
「げらげらげらげら!どりぇいごときがなにをいっているの?まりしゃたちはどれいたちのごしゅじんしゃまなんだじぇ!ごしゅじんしゃまにようきゅうをするんじゃないのぜ!げらげらげらげら!」
「ゆぷぷぷぷぷ!にゃにいっているにょ?ばかなの?しぬの?」
「おちびちゃん、そんなおげひんなことばをつかっちゃゆっくりできないでしょ?ゆぷぷ…」
こいつらめ…俺が下手に出たと思ったら急に態度変えやがった…我慢だ、我慢だぞ俺!
「ご主人様、お食事をした後は御代をお払いになるのがゆっくり紳士なのです、ご理解頂けましたでしょうか?」
「ゆ、ゆん!そ、そんなことはしっているんだぜ!さっきはわざといってみただけなんだぜ!ゆゆっ!れいむ!おちびちゃんたち!たくさんむーしゃむーしゃしたおだいはおとーさんがぜんぶはらうんだぜ!」
「「おちょーしゃんかっこいい~!!」」
「ゆゆ~ん、かっこいいよぉまりさぁ」
やっと金を払う気になったようだ、今作った理由で簡単に騙せてしまった、さらに家族の前で大見得を張ってしまったまりさはもう逃げ場は無いだろう。まぁちゃんと金を払えば俺は何もしないのだが。
「有難う御座います、ご主人様。では御代の方が合計で13,460円で御座います」
「ゆふふ~ん、そんっなのらっくしょうなんだぜ!まりささまにはちゃんときゃっしゅさんがあるんだぜ!なにもかんがえずにただくっていただけじゃないんだぜ!」
「「しゃすがおとーしゃん!しゅごーい!」」
「さすがまりさだね!れいむにはもうまりさしかみえないよ!」
なんだと!?こいつら金を持ってきていたのか?それに額は10,000を超えているんだぞ!?一体どこから…?
だがそう思ったのは杞憂だったようだ、実際に奴等が持ってきたのは…
「ゆふふん!まりさのきゃっしゅさんをうけとるのぜ!」
チャリーン チャリン キィン
王冠
ビンの蓋に使われている
王冠
だった。
「………………?」
「なにをゆっくりしているんだぜ!さっさとするんだぜ!」
「オキャクサマ、コレ…ハ?」
「きゃっしゅさんなんだぜ!」
………ダメだ、コイツはこの王冠を完全に金だと思ってる。これは…面倒な事に…なった。ハァ…。
こうなったら、体で返してもらおうか
「お客s「まりさのきゃっしゅさんはとってもゆっくりできるんだよ!これをみたらどれいはれいむたちにあまあまさんをよこさないといけないんだよ!あまあまさんはたくさんでいいよ!はやくしてね!もってきたらどれいはしんでね!そのあとにここをかたづけてほしいよ!」
「れいむのいうとおりなんだぜ!さっさとまりさたちにあまあまをもってくるんだぜ!」
「「しゃっしゃともってこい!くそじじい!!」」
こいつらもうどうしてやろうか…おっ!そうだ!確か今日は食品の廃棄処理がシフトに組んであったな、よし、こいつらに処理させよう。
ゆっくりが処理してくれればエコで金が掛からないし…それでいくか。
今そう考えている間にもゆっくり達はゆんやーゆんやー騒いでいる、あまあまはまだか、どれいはしね等散々な言葉を言っている。
俺はそれを無視し例の透明箱を用意し、レジに備え付けの軍手をはめる。
「あまあま!あまあまをもってくるんだぜ!ゆゆ!?おそらをとんでるみたい!」
「「ゆんやぁー!ゆんや…ゆぴっ!おそらをとんでるみたい!」」
「おちびちゃんにきたないてでさわらないでね!あとれいむにあまあまちょうだいね!たくさんdおそらをとんでるみたい!」
全部捕まえて箱に入れる、これが只の饅頭なら楽なのだが相手は動く不思議饅頭ゆっくり。捕まるまいとその汚い尻をブリブリ振って逃げようとするので大分厄介だ。丸々と肥えたゆっくりを捕まえて持ち上げるのは結構腰に来るのだから本当にツライ。
やっとの思いで箱に詰めると台車に乗せて裏ルートで事務所に行く。この裏ルートはゆっくり用レジの部屋から事務所の地下に繋がっていて、丁度店のフロアの下を通る形で行き来できるように設計されている。この裏ルートはここの店員全員が知っており、この部屋以外にもあらゆるところに隠されている扉に入ればこの裏ルートに入れるのだ。
そして今、俺は台車にゆっくり一家を乗せて道を進んでいる。無駄にでかいこの店だから裏ルートの行程も結構あるが道は狭くなく、意外と広く作られている、万が一ゆっくりが脱走を図っても柔軟に人間が動けるように作られている。
「ゆふ~ん、このすいーさんはゆっくりできるんだぜ!でもがらがらうるさいんだぜ!おいどれい!もっとしずかにまりさたちをおはこびするんだぜ!」
「申し訳御座いませんお客様、このすいーは当店で最高級の物で御座います。最高にゆっくりできるゆっくりはこの揺れを楽しむ物なんですよ?」
「ゆう?それならしかたないんだぜ!そういえばなんだかゆっくりできるきがするんだぜ!ゆっくり~!」
「このごろごろさんたのしいね!いままりしゃはかぜしゃんになっているんだじぇ!」
「ゆっくち!ゆっくち!すぃーさんはゆっくちできるよ!ゆっくち!ゆっくち!」
「ゆ~ん、おちびちゃんがゆっくりしているよぉ~、どれいさんにしてはいいものをつかうね!もっとおちびちゃんをゆっくりさせるんだよ!これはとてもこうえいなことだからありがたくおもってね!」
ガラガラガラガロゴロガロゴロゴロガロ…
ゆっくりたちの吐き出す騒音を聞きつつ台車を押してゆくと事務所の地下に着いた。ここで台車から箱を降ろして腰に力を入れてしっかりと持ち上げる。あぁ腰が…。
「ゆゆ!?なんですぃーさんとまるのぜ!?おいくそどれい!さっさとずぃーさんをうごかすんだぜ!」
「もっとすぃーさんでかぜしゃんになりたいんだじぇ!」
「ゆっくち~、ゆ?ゆゆゆっくち?ゆっくち!?」
「おちびちゃんがゆっくりしてないよ!どれいさんははやくおちびちゃんをゆっくりさせてね!ぷんぷん!」
「今からあまあまのある所にお連れ致しますので、ここで少々お待ち下さいませ。お食事の用意をして来ますので…」
「ふん!それならしかたないんだぜ!でもさっさとするんだぜ!まりさはおなかぺーこぺーこなんだぜ!がしすんぜんなんだぜ!」
「失礼致します…」
(何とかあの空間から脱することが出来た、さてと、言った通りに用意をするか。)
別に食事の用意をするって言っても皿に盛って出すわけじゃない。廃棄処分になった菓子を置いている倉庫の一角に菓子をばら撒いておくだけだ。羊羹、ポップコーン、パチパチする綿菓子、ガム、ポテトチップス、ドライフルーツ、砂糖、蜂蜜、煎餅etc etc…。
とにかくありったけの廃棄処分品をばら撒いた。これで準備は終了だ。
「お客様、お食事のご用意が出来ましたのでお連れ致します。」
「おそいんだぜ!おちびちゃんがおなかぺーこぺーこでがししちゃうんだぜ!」
「「おにゃかしゅいたああああああああああああ!!!!」」
「おちびちゃん!もうすぐでたくさんむーしゃむーしゃできるからがまんだよ!ゆっくり!ゆっくり!」
(よいしょっと…ゴミムシ共が…そんなに暴れられたら俺の腰が永遠にゆっくりしちゃうってのに…)
一家は悪態をつきながらも夢のむーしゃむーしゃし放題に心を躍らせていた。無理もない。だって心置きなくあまあまを貪れるのだから。
自分達はお客様、お客様は神様、神様は大事にしなくてはならないのだから。
「到着しましたお客様、ささ、思う存分お食べください。不甲斐ない私めからの謝罪の気持ちです…」
倉庫前に着くや否や俺は持っていた箱を静かに下ろし、両手で丁寧に1匹ずつ取り出した。
全部下ろすと一家は目の前にあるあまあまの山に眼を輝かせた。
「ゆはあああああ!つっいにまりさは!ここまでっ!のぼりつめったんだぜえええええ!!」
「ゆ、ゆゆぅ~!ゆ~!ゆっ!」
「しゅごいんだじぇ!これじぇんぶまりしゃのものなんだじぇ!」
「よかったね!おちびちゃん!これでいっしょうっゆっくりできるよ!」
「では私はこれで失礼致します。何かご不満等御座いましたら御呼び下さい、すぐに参りますので…」
「はふっ!ほふっ!ほふはふっ!ぱねぇ!これまじぱねぇ!」
「むーしゃあ!むーしゃあ!ししししししあわせええええええ!!」
「うまいんだじぇ!このあまあまうまいんだじぇええ!!むーじゃああ!むーじゃあ!!」
「むーしゃむーしゃしあわせー!おちびちゃん!そんなにいそがなくてもあまあまさんはにげないよ!もっとゆっくりたべるんだよ!」
「がまんできないよ!れいみゅはがまんできないよ!じゃからいっぱいたびぇるよ!むーしゃあ!むーしゃあ!しあわせええええ!!!
へぶんじょうたいいいいいい!!!」
「ままままりしゃもおおお!!へぶんじょうたいいいい!!!」
「はふっ!おちびちゃん!そのことばはおげひんだぜ!しゅくじょはもっとじょうひんにたべるものなんだぜ!おとうさんをみならうんだぜ!はふっほふっべーろべーろ…しあわせえええええ!!!」
「ゆふ~ぅ、ゆんっ!あそこにもあまあまがあるのじぇ!あれはまりしゃがみつけたからまりしゃしかたべちゃいけないんだじぇ!」
まりしゃはひたすら貪り食っているあまあまの山の向こうにあまあまがあるのを目ざとく見つけ、腹に相当食い物が溜まっているはずなのに割と俊敏に跳ねて行き、菓子の袋を破き始めた。
「ゆ!ゆふっ!やっとあいたよ!でもまりしゃのちょうぱわーのまえにはいみがなかったね!しゃっしょくたべるよ!うめっ!これまじうめっ!はふっ!まじうめぇ!」
(あ、思い出した。あれって確か死臭煎餅だったな。おお哀れ哀れ。)
「はふっ!はふ…?うげええええええええええ!!これどくはいっちぇるうううううう!!それにくじゃいいいいい!!ゆっぐりできないいいいいいい!!うげげげげげげげげえええええええ!!!えれえれえれえれえれえれえれ!!」
まりしゃは死臭煎餅に気付き、これまで食った物と餡子を吐き出してしまった。それに自分の口から漂う死臭の所為でまったくゆっくりできなくなってしまっている。
「うげべええええ!!だずげでえええ!!ゆぐりでぎいないいいいい!!おどおじゃんん!!」
「しぃ~はぁ~!しぃ~はぁ~!んん?なんだかゆっくりできないにおいといっしょにおちびちゃんのこえがきこえるのぜ!?なにかあったのかぜおちびちゃ…ぐぎゃあああああ!!!ぐざいいいいいいい!!」
まりしゃはどうにか助かろうと親まりさを呼ぼうとするが、まりしゃの口から出るあまりの死臭のひどさに1歩も近づけないでいた
まりしゃを助けたい、でも死臭の所為で近づけない。近づいては逃げを繰り返していたが、さっき奴隷が何かあったら呼ぶようにといっていたのをやっと思いだし、大声で呼んだ。
「くそどれいいいいいい!!さっさとごいいいいいい!!まりさのおちびちゃんにどくをもったなああああああ!!せいっさいしてやるううううううううう!!!!」
「御呼びでsy」
「しらをきったってむだだよ!おちびちゃんのあまあまにどくをもってころそうとしたね!まりさたちはおきゃくさまだよ!おきゃくさまはかみさまなんだよ!かみさまにはせいいっぱいつくさないといけないんだよ!」
「もっもっも、みゅ?なんのしゃわぎ?ゆわあああああ!!まりしゃおねえちゃああああん!!どぼじでえ!ゆっくちじでえ!」
「ゆ?おちびちゃん…?ど、どぼじでえ!?どぼじであんこさんはいちゃってるのおおお!?はいたらゆっくりできなくなるでじょおお!
いまぺーろぺーろしてあげるからゆっくりよくなってね!ぺーろ…ぐじゃいいいいいい!!」
「い…いえ、私は毒を盛ってなど「うそをついたってむだだよ!まりさのかわいいおちびちゃんをころそうとしたやつはゲスだよ!ゲスはゆっくりできないよ!だからころすよ!ゲスはころしてももんだいないんだよ!さっさとどげざしてまりさにころされてね!しんだらあまあまをもってきてね!たっくさんでいいよ!そしておちびちゃんをなおしてあげてね!」いない…」
「えれえれえれ…ゆべええええ…ゆっ…ぐりじだい…」
「おねえしゃああああん!!」
「おちびちゃん!ゆっくり!ゆっくりだよ!」
「ゆっ………ぼっじょ…ゆっ…ぐじ……った………」
「おじびじゃああああああああん!!!」
「おにぇしゃん……?ゆっくち?ゆっくちしていってね…?」
「ゆがあああああああああああ!!おじびじゃああああああああああん!もうゆるさないよ!ないてあやまってももうおそいよ!まりさがじきじきにおちびちゃんのかたきをとるよ!しねええええええええ!!!」
まりしゃが死に、そのショックでさっきまでの傲慢な態度を一変させたまりさが襲い掛かってきた!…といっても足にポスポス当たるだけだ。それに、先程まで食べまくっていた所為で殆ど勢いが無く、ほぼ何も感じない。
「しね!おちびちゃんをえいえんにゆっくりさせたゲスどれいはしね! ゆふぅ…ゆふぅ…なんでからがおもいんだぜえええええ!?」
「なんでこうげきをやめちゃうのおおおお!?それじゃゲスどれいがしなないでしょおおおお!!」
「おねえしゃあああああん!おにぇえええええしゃああああああああああん!」
(あーもう面倒になってきたな、そろそろ終わりにするか。あ、でも道具が無ェな…お、そうだ!倉庫に閉じ込めておくか。そうすれば中の廃棄食品も片付くし楽になる。これぞ一石二鳥ってカァ!?そうと決まればさっさとやっちまおう、まだ俺には仕事があるんだからな)
「ゆふぅ…もういちどちょうせんするんだぜ…つぎのいちげきでしとめるんだぜ、そうすればかたきがとれるんだぜ…」
「ひっぐ…ぐっ…おねええちゃああん…」
「まりさ!がんばってかたきをうってね!ゲスどれいはもうまんっしんっそういだよ!がんばってね!がんばってね!」
(そういえばこのれいむも相当なゲスだよな…子が死んだってのに自分じゃ仇を討とうともしねェ…まりしゃも不憫だな(笑))
「これで…さいごなんだぜ…ゆっ!おちびちゃんのかたきぃ「よっとどっこらせい」おそらをとんでるみたい!」
俺に最後の攻撃を加えようとしたまりさを俺はサッと掴みあげる。汚い体を持ち上げるのは抵抗があったが…まァ仕方が無い
しっかし、持ち上げられた瞬間に「おそらをとんでるみたい!」って…敵討ち(笑)はどうしたんだ?もうやめたのかァ?
ま、いいや。まりさはまだ持ち上げた瞬間の顔で「ゆゆ~ん!まりさはたかいんだぜぇ~…」なんて言ってるし騒ぎ出す前に倉庫にぶち込むか、その後は残りの2つだ。
「せぇーい、よっ!(ポーイ)」 「まりさはあらぶるわしになったんだぜえええ!!!」 ポスッ
「次はれいむを、「おそらをとんでるみた」セイッ!」 「ゆゆ~ん!れいむははくちょうさんにぃ~」ポスッ
「最後はれいみゅ、「おそらを(ry」むん!」 「ゆゆ~ん!れいみゅは(ry」 ポスッ
「そしてまりしゃの亡骸を入れてさっさとドアを閉め…る!鍵をかける!ポーズを決めるッ! ハイ終わり!」
俺はさっさと一家(まりしゃの亡骸も)を倉庫にいれて鍵を閉めた。
これで奴らは一生ここから出ることはできない、まぁあるとすれば死んだ時ぐらいかな?
それに死臭のする亡骸も入れたわけだし、周りにあまあまはあるのに愛する子供から香る死臭でゆっくりできないであまあまを食べて死んでいく様は是非ともDVDにしたいが残念ながら今回は出来ない。また次回になりそうだ。
なんか、あっさり終わってしまったが仕事もあるしな。このぐらいでやっとか。さーてと、仕事に戻るかァ~。
あー腰痛ェ。
完
・現代社会
・死ぬゆっくりあり
投稿2回目です、稚拙な文章ですが暖かい目でみまもってくださいまし。
作者 ゴマサボテン
2日目
昨日は大変だったぜ、あのれいむ親子を返した後から急に客足が増えたんだ、おかげで俺の身長に会わないレジ台のせいで
少し腰を痛めてしまった、だがこの程度でヘコたれてはいられん!俺には迫り来るゆっくりの恐怖から店と商品を守るため、
今日も元気に出勤するのである!
では、今日も俺の仕事風景を見ていって貰おう。
朝9時00分 起床
おはよう。ん?なんと、今日はいつもより1時間長く寝てしまったようだ、それだけ昨日は疲れたというわけか、俺ってば
働き者ね。でもこれでは朝の体操もゆっくり朝御飯も食えんではないか、だが今はそれをしている暇は残念ながら無いな。
さっさと着替えて仕事に行かねば、この際、朝御飯も抜きだ!仕事をするに当たって朝御飯を欠かすのは致命的だが今日は
仕方ない、それにゆっくり朝御飯を食えないのであれば食べる意味が無い、俺は食事はゆっくり楽しむ派なのだ。
というわけで俺の愛車に乗り、いざ出勤。
ぬう、朝御飯を抜かした所為か、非常に頭の回転が悪い。窓からチラリと見えたビルとビルの間にいる1匹のでいぶは多分
見間違いだろう。でいぶがあんな所に居るわけがない、今の時間なら民家に朝御飯をたかりに行っている筈だ。でも足元
にあった菓子の袋には見覚えがあるような無いような…無いな、俺はあんなでいぶは知らぬ存ぜぬ。
それよりも朝御飯はやっぱりコンビニらへんで確保しておこうかな…店の古株第2位が「朝御飯食わずに来ましたー。」じゃ
なんか格好が付かない気がする…。
やっぱり買おう、丁度すぐそこにコンビニでいぶんいれぶんが在るじゃないか。あれでいいや。
俺はノロノロと愛車を駐車場に停めると、すぐに店に入った。
店に入ると、ドアの左右両側にでいぶが鎮座していて、非常に耳障りな声で「ゆっくりおかいものしていってね!たくさんで
いいよ!」と挨拶をしてくれた。俺もその挨拶に答えるべく、でいぶの横の箱にある道具の内、木製(樫)の三叉フォークで
でいぶの腹付近に勢い良く深々と刺していく。すると「ゆっぐりやべでねええええ!!!」と返事を返してくれた。
このでいぶは礼儀がなっているな、と関心しつつ奥に進む。、とりあえず安く腹持ちの良さげな食べ物を探す。
「お!これなんてうまそうだな、1個買うかな」
俺は目に留まった商品に手を伸ばした、その時。 ドンッと何かに押され、商品を手にすることはできず、体勢を
崩してしまった。誰だ?当たったんなら一言ぐらい謝ってもいいんじゃないか?と思いつつ当たられた方を向いた、ら。
「じゃまだよ!でいぶのめのまえにとびだしてこないでね!このくそどれい!ここはでいぶのみちなんだよ!ゆっくりしない
でさっさとどいてね!ぐずはきらいだよ!」
「・・・・・・」
(ああ、コイツじゃ謝らないわけだ。でいぶだもんな、謝ったらそれこそ天変地異の前触れか何かだわ…。
しかしこんなんで良く全国展開できるよな…まぁ店に許可を貰えばでいぶを虐待できるしその点が結構集客効果があるのかも)
「ゆゆ!でいぶをじゃまずるなああああ!!さっさとどけええええ!!!」
でいぶは無視されたことで怒り狂い、忘我状態になっている。
「うるせえ、今の俺はお前なんかに構っている時間は無い!」
俺は勢い良く殴りつける。体勢が体勢なのでさほど強くはないがゆっくり相手には効果抜群のようだ。
でいぶは後ろ側に倒れてしまい、起き上がれないようだ。もがいてはいるがやはりムリのようだ。
「ゆがあああ!!!でいぶのびゅーてぃふるなおかおになにをするんだあああああ!!じね!じね!」
「黙って寝てろ。ド饅頭が」
今度こそパンと牛乳(500ml)を取ってレジに向かう。2個で350円、400円出し、釣銭を貰う。
釣銭を貰うとすぐに駐車場に出、愛車のドアを開けようとしたその時である。
「ゆゆゆゆゆゆーーーーー!!!」
「うおっ!?なんだ!?」
急に大きなでいぶがゆっくりとは思えぬスピードで運転席に滑り込み、イスの上でふんぞりがえった。
(なんだ!?この店はでいぶを放し飼いしているのか?いや、さすがに此処まではしないはずだ。交通事故にも繋がるし…いやまて、このでいぶ少し汚くないか?店の奴はもっと奇麗だった。…じゃあ野良か。)
「ゆぶぅ~、やっとはいれたよ!おにいさん!ここはいまからでいぶのゆっくりぷれいすにするよ!ゆっくりあきらめてね!このぴかぴかしたのりものはでいぶのものだよ!どうしてもっていうならでいぶのどれいにしてあげてもいいよ!こうえいにおもってね!」
なんと滑り込んだと思ったら今度は『お家宣言』をした、しかも奴隷にしてやるから光栄に思えとな。会話をするのも面倒だ。手早く行こう。
自分のお家(無論違う)で寛いでいるでいぶの頭をムンズと掴む、まずは外に放り出す。
「ゆゆ!なにす、おそらをとんでるみたい!ゆびゅぼ!」でいぶの所為で汚れた座席を拭く。
「いだいよ!でいぶをゆっくりさせないぐずどれいはしねえ!」
次に行うのはこのでいぶが野良かどうかの確認だ。お飾りを調べればバッヂが有るか否か解ため、すぐに調べる。
さっさと調べてしまおう、そう思い手を伸ばす俺、だが。
「ゆゆ!でいぶにはちゃんとばっぢさんはあるよ!だからおりぼんさんをしらべてもむだだよ!」
「信用できるか、調べさせてもらうぞ」
「ばっぢさんはあるっていっでるでしょおお!!?ばかなの?しぬのぉぉぉ!?」
あーうるせえェ。しかもきめー。
「ゆっふっふ!さっきからでいぶをみないのはこわいからだね!?このにんげんさんはでいぶにおそれをなしたんだよ!!そうだ!もっとこのにんげんさんをこわいこわいさせておどろかせるよ!!でいぶったらてんっさい!!」
そういうとでいぶはその気持ち悪い体をブルブルさせはじめた、まるでなにかのモンスターのようである。
「のーびのーび!やい!にんげんさん!でいぶがこわかったらあまあまさんをおいていってね!たくさんでいいよ!さっさとしないとこのすぃーといっしょにせいっさいするよ!!!」
それを聞いた俺はここでやっとでいぶに対して若干の恐れを感じた、別にでいぶ自身に恐れを感じたわけではない、でいぶが言った事に対してである。
でいぶは『このすぃーごとせいっさいするよ』と言った、これを人間の言葉に置き換えると『この車ごと攻撃するよ』と言っているのである。自身はともかく愛車にあの汚らしいでいぶが体当たりを仕掛けてくるのだ、車は壊れはしないだろうが凹んだりしてしまうだろう。
なにより愛車にゆっくりが触ること自体許せないが。
(仕方ない、何かやるか…確か3年物のクッキーがあったよな、あれでいいだろう)
「おそいよ!でもおかしはでいぶがぜんぶたべてあげるからかんしゃしてね!あまあまさん、そこでゆっくりまっててね!!!」
いうやいなやでいぶとは思えぬ速度で駆け寄ってゆくでいぶ、それを一瞥した俺はすぐにエンジンをかけ、エアコンをつけてすぐにギアを入れる、が少し気になった事が頭の中に出来た。
さっきのでいぶは本当に俺の愛車に触れていないだろうか?いや、触れていないでくれよ…俺は仕事前にはキレたくないんだ…。
俺は車から出て、ドアを見る。現実は非情なものだとそこでつくづく感じた。
そこにははっきりとでいぶの腹の形の汚れが付着していた。恐らく、体を伸ばしている状態の時に体を車に寄りかかるようにしていたのであろう、確かにあの状態では筋肉の無いゆっくりでは寄りかかっていたほうが楽なのは事実だ。事実なのだが…。
「ああああーーー!!どぼじでよごれでるのおおおお!?おにいさんの車を汚すゲスはせいっさいするよ!!」
「ゆゆっ!!なんだかゆっくりできないこえがきこえるよ!きっときのせいだね!」
「しね!俺の車を汚したゆっくりはしね!制裁だああああ!!!」
「びゅぶぶ!!なんだかゆっくりできないおにいさんがくるよ!でいぶのうたごえをきいてゆっくりしていってね!ゆゆ~♪ゆ~ゆゆ~んゆゆゆ~ん♪」
このでいぶは恐らく頭が残念なのだろう、猛スピードで迫って来る俺に『おうた』を聞かせてゆっくりさせようとしている。
無論そんなことで減速するはずのない俺はでいぶに迫り、あと30cmのところまで来ていた。
「ゆゆ~ん♪ すぃーさんゆっくりし…どぼじでゆっくりしでないのおおお!?ゆっぐりしていってよおおおお!!!」
「死ね!でいぶ!」
俺はそう叫ぶと一気に踏み込み、でいぶを蹴り飛ばした。
「ぶびょぼぼぼおっ!?びゅびゅ!?でいぶおぞらをどんでるみだいいいい!!ぶべあああ!!
なんで…でいぶ、なにもわるいごとじて…な…いのに…どぼじで…」
でいぶは顔面からキレイに着地した所為で顔が半分崩壊していたが、なんとか言葉を紡いでいられた。
車はぶつかった時点で停止しており、俺はすぐに降りてでいぶのもとへ駆け寄った。
決して快方するわけではない、止めを刺すためである。
でいぶの許に近づき、その体を思いっきり蹴っ飛ばす、何度も、何度も。
「ゆぐっ!やべで、でいぶっ!げらないっ!で、ゆぎっ!ぶでっ!……」
蹴れば蹴るほど顔の損傷が激しくなる、歯が折れ顔が醜く歪み傷口から餡子が漏れしまいには目が飛び出てしまった。
それでもなお、でいぶは言葉を発し続ける。
「なんで…でいぶ、なにもわるいごと…じでないのに、なんで……?」
「それはなぁ、俺の車を汚しやがったからだ、あとお前の顔と存在がウザイ。それだけだ。」
「…!???でいぶのおがおはきれいでゆっぐりでぎるんだよ…でいぶはすぃーさんに『しるし』をつけていたんだよ…そのすぃーさんはでいぶのものだがらおにいざんのものじゃな…びゅぼっ!?」
「うるさい、死ね」
これで,でいぶの処理は終了だ。ふと気付き、時計を見た。時計は既に開店時間5分前を指していた。
「遅刻だ…ゆっくりせいっさいした結果がこれだよ!」
朝10時36分 店の従業員専用駐車場に到着
もう店は始まってしまっている。俺は足早に事務所に行き、出勤登録を済ませる。これまで遅刻は1年に2回ほどだった俺が久しぶりに遅刻してしまうとは…どれもこれもあのでいぶのせいだ。
まぁ過ぎたことは仕方がない、さて、今日の仕事は確か…ゆっくりれいむのゆっくり饅頭とちゅーちゅーまりさスパークリングの発注と、ありすのンホオオオカスタード煎餅の品出しが初めの仕事だったか。さっさとやって仕事の遅れを取り戻さないといかんな。
「よっこいせ…今日もどうせゆっくり来るんだろうな…あー今日は勘弁願いたいなー」
そういっても湧いてくるのがゆっくりだ、奴らはどこからでも湧いてくる…森や谷や排水溝や側溝や公園の茂みなどから色々なゆっくりが
「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」
と言いながら湧いてくるのだから…。
お兄さんが落胆しているそのとき、店先では……
「ゆゆ~おちびちゃん!あそこのおみせにはすごくゆっくりできるあまあまさんがあるんだぜ!あそこをまりさたちのおうちにすればまいにちあまあまを食べてゆっくりできるんだぜ!」
「あみゃあみゃしゃん!?ちゃべちゃい!あみゃあみゃさんちゃべちゃいよ!ゆゆ~」
「あまあまさんはゆっくちできるんだじぇ!ゆっくち~!」
「ゆゆゆ~まりさぁ、はやくあそこで『おうちせんっげん!』してれいむたちのゆっくりぷれいすにしようよ~」
「きまってるんだぜ!みんなであのおみせをせいっあつ!するんだぜぇえええ!」
「「「「えいえいゆー!」」」」
ゆっくりである。
この一家はスタンダードなれいむとまりさの番で、子れいむと子まりさのごくごく一般的な一家である。
この一家、実は前はこの店の裏方、つまり廃棄物集積場の近くに住んでおり、親まりさが度々この集積場から廃棄物となったお菓子を失敬してきていたのである。ちなみにこの一家がゲスっぽいのはこの集積場にはあの究極甘菓子(ゲス・でいぶ用の菓子)も大量に廃棄されているため、これも少し食ってしまっているためである。 決して究極甘菓子の売れ行きが悪いためではない、決してない。
そんな一家が今、店に突入しようとしていた。
店先
この店のドアは自動ドアなので、ゆっくりでも簡単に入れてしまう欠点がある。ならドアを手動にすれば良いじゃないかと言う意見もあるが、この店では割と数を買っていく客が多く、手動ではかなり出入りが面倒であるため、少し前から自動にしているのだ。
それをカバーするために人工芝を敷いているが、今それは洗濯中で、今はまさに絶好の侵略のチャンスなのである。
そしてあのゆっくり一家が店に侵入を果たした所に俺は到着したのだ。
「ついたんだぜええ!ここはまりさたちのゆっくりぷれいすにするんだぜええ!」
「「あみゃあみゃ~~~!!!」」
「まりさ!おうちせんっげん!をしようよ!ゆゆ~!!」
「それじゃあおうちせんっげん!するんだぜ!」
「ここをまりさ(れいむ)のゆっくりぷれいすにするよ!ゆっくりしていってね!!!」
これを見ていた他の店員及び客は唖然として何も言えなかった、俺は奴らの調子付く姿が見たくて何も言わなかったが。
俺達が何も言わなかったことを良いことに、一家はすぐに調子に乗り始めた。
さぁ、どんどん調子に乗ってくれ、そうすれば色々な理由で苦しめられるのだからな…。
「ゆっ!ここにいるにんげんさんはさっさとでていくんだぜ!それともみんなまりさのどれいになりたいのかぜ!?そうならしかたないのぜ、かんっだい!なまりさはにんげんさんをどれいにしてあげるのぜ!こうえいにおもうんだぜ!!!」
「ゆゆ~!?このにんげんしゃんたちまりしゃたちのどれいさんなの?ゆわーい!まりしゃおうしゃまなのじぇえええ!!」
「じゃあじゃあれいみゅはおうじょしゃましゃんだよ!ゆふふふ~ん!」
「まりさ!どれいもいいけどれいむははやくおちびちゃんとむーしゃむーしゃしたいよ!」
「そういえばまりさはおなかすいたんだぜ!さっそくむーしゃむーしゃしたいんだぜ!おちびちゃんたち、ゆっくりついてくるんだぜ!」
「「ゆっくちりかいしたよ!!」」
なんと、一家はお家宣言したら今度は人間(店員・客)を奴隷視し始めやがった、それにこの店の商品を食べるとかほざきやがったし。
まぁいい、ここは俺に良い考えがある、搾り取れるれるものは何をしてでも搾り取ってやる。それが俺の信条だ。
一家は入り口付近から子供用の甘いお菓子のあるコーナーに進んでいった、客は我が物顔で練り歩くゆっくりを見て関わるのが嫌なのかすぐに離れていく、その光景はまるでかのモーゼの奇跡のような光景だ。
やがて一家はお菓子コーナーに到着し、棚に綺麗に並ぶお菓子を見てまるで海賊が金銀財宝の山を見るような眼でお菓子の棚を見ていた。
そこにはチョコレート、ガム、キャラメル、餅菓子、アメや、金平糖や黒糖麩菓子などの昔懐かしのお菓子までがズラリと並んでいる。
その光景はゆっくりでなく、子供でもウットリするような光景であることは想像に難くない。俺だって昔は「この棚のお菓子を全部一遍に買ってみたい!」と思ったものだ。こういうのは皆さんもあると思う。
「ゆゆ~…ここまでのあまあまのやまはまりさのゆんせいでもみたことがないのぜ…いまはもうこれだけのあまあまがまりさたちのものなんだぜ…まりさのものなんだぜ…」
「ゆゆ~…おいちしょうにゃあまあましゃんがたっくさんだよぉ~…ゆっくち~…」
「おいしそうなんだじぇ~…これがぜんぶまりしゃたちだけのものなんだじぇ~…」
「これだけあればいっしょうゆっくりできるよぉ~むーしゃむーしゃしてぇ、すっきりーしてぇ、すーりすーりしてぇ、おちびちゃんとゆっくりすることができるんだよぉ~…」
「もうがまんできないんだぜえええ!!まりさのっ!すーぱー!むーしゃむーしゃたいむ!!はっじまっるのぜえええええ!!!」
ついにまりさが行動を起こした、一目散に棚に並べてあるお菓子(麦チョコ)の袋を取り、袋を破って中身を食い始めた。
その姿はまるで猛獣が獲物に食い掛るようだ、しかし食い方が汚い。お決まりの言葉はもちろん、一々食う時の言葉が汚く、下品だ。
まるで乞食が久しぶりの食事に必死に、他のものに奪われないように一気に食べるかのような食い方だ。
「はふっ!ほふっはふっはふっ!!むーしゃむーしゃぁあああああ!!!ししししあわせぇえええええ!こえまじぱねぇ!めっちゃうめ!ぱねぇ!はふっ!しあわせぇえええ!!!」
「おちょーしゃんじゅりゅいいいいい!!れいみゅもむーしゃむーしゃすりゅうううう!!」
「まりしゃもするんだじぇえええ!たっくさんむーしゃむーしゃすりゅんだじぇええ!!」
「れいむもむーしゃむーしゃするよおおおお!!すーぱーむーしゃむーしゃたいむぅううううう!!!」
まりさに始まり、それに即発されたのかほかのゆっくりも本能のままにお菓子を取りこじ開けて中身を貪る。中身が尽きたら次のお菓子。
その次も尽きた他のお菓子と、ただただ食べ続けた、人間でも一部のものしか食わないような量を食べまくった。
まりさとれいむは一心不乱にて手近な物を、時には袋の中に半身を入れ、ベロで舐め回すということもやっている。
子れいむと子まりさは棚下のストックボックスを姉妹で協力して開けてそれぞれ1つの箱に1匹ずつ入って行き、中の商品を手当たり次第に食い荒らして行く。
「むーしゃむーしゃぁああ!!むーしゃむーしゃぁああ!!ししししあわしぇええええ!!!」
「こんなにあまあまなもの、たべがことがないんだじぇええ!!しあわしぇえええええ!!!」
もうそのお菓子コーナーはとんでもないことになっていた。お菓子の袋は散乱し、恍惚の表情でお菓子を食べ漁るれいむとまりさ、ストックボックスからは子れいむと子まりさの「しあわせー」の声…もはや混沌としていた。
だがそんな混沌とした時間も終わりを告げることになった。一家の腹は膨れ、4匹ともでいぶのように下あご部分は醜く膨れ、顔はぶくぶくに太っていた。誰が見ても食いすぎである。そしてデブである。
腹が膨れて食欲が失せたのか、一家の言動はある程度沈静化してきた。
「ゆふ~ん、たっくさんたべたらうんうんしたくなってきたんだぜ!んんん…そろそろでちゃいそうなんだぜ!」
「れいみゅもたべしゅぎちゃったよぉ~、ゆゆっ!うんうんしちゃい!れいみゅうんうんすりゅよ!」
「まりしゃもうんうんするのじぇ!したいのじぇ!」
「ゆっぷ…れいむのすーぱーうんうんたいむ!はっじまっるよぉ~!!!」
「「「「すっきりー!!!!」」」」
「ゆふぅ~、たっくさんすっきりー!したんだぜ…!?くさいいいいい!くさいんだぜええええ!」
「くちゃいいいい!ゆっくちできにゃいいいいい!」
「くさいんだじぇええええ!!ゆっくちさせないうんうんさんははやくどこかにいくんだぜええええ!!」
「く、くさいいいい!!!!ゆっくりできないいいいいい!!だれかどうにかしてえええええ!!!!」
ザマミロwwww、自分で排出した癖に自分で処理できないのか、哀れなものだ。
しかしどうするか…このまま見ておくのも良いが客の評判もあるしな、だがもう少し放置しておきたい…
「くさいいいい!!おいどれい!はやくこのくさくさなうんうんさんをどかすんだぜえええ!!いのちがおしかったらはやくするんだぜえええ!」
「くしゃいい…ゆっぐぢでぎないいい…」
「まりしゃはおこてるんだじぇ!はやくどかさないとぷくーするのじぇ!ぷくぅうぅううう!!!」
「ゆっくり…できない…」
やっぱりいいや☆
もう我慢ならない、早々に地獄に落としてやろう。そのためには、まずは裏に持っていく準備をしないとな。
確か事務所に大型の透明ケース(加工所製)があったな、それを取って来よう、マッハで。
俺はまるで緑のマスクを着けた男のように事務所に消えた。
「おいどれい!どこにいくんだぁあああ!さっさとこれをどけろおおおおお!!!」
「ゆ、ゆぅ…」
「ゆっ…ぐじ」
「……」
なんか後ろで饅頭が騒いでるが無視☆
俺が店先に着いた頃には既に一家の子れいむと子まりさは瀕死の状態だった、口からはとめどなく餡子を吐き、眼は虚ろ、言動も少なく、「ゆっくち…ゆっくちちたい…」しか言わなくなっていた。うんうんの臭いだけでここまで衰弱するとはかなりこの一家の子ゆっくりは甘やかさせれて居るようだ、普通の家族ならば子ゆっくり位になれば自分のうんうんは自分で処理させるのが普通なのだがこの一家は親が甘やかしすぎたのが原因で、自らはうんうんのある場所から1歩も動かずにずっとこの場所に居たようだ。
それとも、この店はもう奴らのゆっくりぷれいすというのが奴らの中では決まっているからここにいる俺らが奴らの奴隷で、汚物は奴隷に処理させるのが当然と言う事になっているのかも知れない。現にまりさは奴隷に自分の汚物を片付けさせようとしている点からも否定できないものである。
ま、今はそんなことよりも一家を箱に詰めるほうが優先事項である。
俺は手際よく一家を箱に詰める作業を開始する。
「ゆぎぎぎぎ!ゆん!まりさにきたないてでさわるんじゃないんだぜ!はなす…おそらをとんでるみたい!ゆべっ!」
「ゆ…おしょらをとんじぇるみちゃぎゅべぇ!…いじゃぃぃぃぃ」
「ゆわーい…おしょらを…とんじぇるんだじぇぇ…」
「おそらをとんでるみたべっ!でいぶのびはださんがぁあああ」
さっきまで臭い臭いと騒いでいたくせに頭を掴んで箱に入れようとすると途端に表情を変えて喜び顔になる。すぐに箱の中に乱暴に入れられるためそう長くは続かないが。 ちなみに今日の俺はれいむ種には良い思い出が無いため、まりさより扱いは雑である。
一家を箱に入れ終わり、奴らの体力(特に子ゆっくり)を回復させるために持ってきた廃棄予定のオレンジジュースの2?ボトルを用意するべく箱に蓋をして回りのお客様の邪魔にならないように気を配る。
「おそいのぜ!!どれいはさっさとまりささまをこのせまくてゆっくりできないはこからだすんだぜ!いまならはんごろしでゆるしてやるんだぜえええええ!!」
「れいむおこってるんだよ!ぷっくううううう!」
「もうゆりゅさないんだじぇ!くそどれいはさっさとしぬんだぜ!そしてまりさたちをゆっくりさせるんだじぇ!」
「ゆっくりできないくそどれいはさっさとしんでね!それとあまあまをもってきてね!たっくさんでいいよ!」
「はいはい、ゆっくりゆっくり、ところでお前らうんうんさんのせいで疲れているだろ?あまあまなジュースを飲まないか?」
「そういえばまりさはつかれているのぜ!さっさよこすんだぜ!くそどれいにしてはきがきくね!とくべつにそこにあるうんうんさんをたくさんたべてもいいよ!こうえいにおもってね!」
「あみゃいじゅーすしゃん!?のみちゃーいい!」
「さっさとよこすんじぇえええええ!」
「ゆっくりしないでゆっくりはやくちょうだいね!おちびちゃんはつかれているんだよ!くそどれいはつかれてるおちびちゃんをゆっくりさせるぎむがあるんだよ!さっさとしてぶぶぶ!?」
俺は手に持ったジュースのボトルをれいむが喋り終わる前に傾け、ジュースを中にぶちまけた。
トトトトト、と音を立ててジュースが中に入り箱の中はゆっくりのオレンジジュース風呂のように見える。
するとどうだろう、一家は口から勢い良く溜まったジュースをゾゾゾゾゾと飲み始めた。キモイ。
「ごーくごーくしあわせー!」
「「しあわしぇー!」
「ぞぞぞぞ!しあわせ!ぞぞぞぞぞ!」
俺は確かに2?のジュースを入れたはずなんだが…なんて勢いだ。もう飲みやがった。
仕方ない、追加だ!追加!
「たりないよ!もっとちょうdごーくごーく!しあわせえええ!」
「れいみゅへぶんじょうたいいいいい!」
「ま、まりしゃもへぶんじょうたいい!」
「ゆゆ~ん!おちびちゃん!へぶんじょうたいなんておげひんでしょ…へぶんじょうたいいいい!」
あ、へぶんじょうたいになりやがった、これならもう次の行動を起こしても良いだろう。
まずは、こいつらが食い散らかした商品の請求だ。金をもっているか甚だ不明だが搾り取れるだけ搾り取るか。
そのためにはまずあのレジに行かにゃいかんな。
こいつらが正気に戻らない内にこっそり行こう、こっそり。
俺は昨日も使っゆっくり専用レジ、通称ゆレジの準備を始める。
「まーずーは、ゆっくりレジにカギ挿してコード入れて元金チェックして手ェ洗って身嗜み整えてっと、さてと準備も終わったしそろそろ起こすか」
野良相手に手洗いまでする必要は無いのだがそれを店員としての心がけを忘れたら店員失格である。いかに癪に障る野良ゆっくり相手でも此処ばっかりは手を抜けない。
「まァコイツが金を持ってるとは到底思えないが無いとも言えないしな、起こすしかないか…ゆっくりしていってね!」
「「「「ゆっくりしていってね!!!!」」」」
さすがゆっくり、ヘブン状態でも本能には逆らえないようだ。全員で返事を返してきた。
さて、これまで食い散らかした分の勘定をしてもらうとしよう。
だが相手は俺たちを奴隷と認知しているゆっくりだ、機嫌を損ねて無駄に時間を掛けたり払ってもらえなかったりしたら面倒だ。癪だが下手に出よう。
「ご主人様、急では御座いますがご主人様とご家族の方々がお召し上がりになったお食事の御代を払って頂きたいのです」
「げらげら!なにをいうかとおもえばそんなくだらないことなのかぜ!?まりさたちのゆっくりぷれいすでどんなにあまあまをむーしゃむーしゃしようがまりさたいのかってなんだぜ!どれいごときがでかいくちをたたくんじゃないんだぜ!
「げらげらげらげら!どりぇいごときがなにをいっているの?まりしゃたちはどれいたちのごしゅじんしゃまなんだじぇ!ごしゅじんしゃまにようきゅうをするんじゃないのぜ!げらげらげらげら!」
「ゆぷぷぷぷぷ!にゃにいっているにょ?ばかなの?しぬの?」
「おちびちゃん、そんなおげひんなことばをつかっちゃゆっくりできないでしょ?ゆぷぷ…」
こいつらめ…俺が下手に出たと思ったら急に態度変えやがった…我慢だ、我慢だぞ俺!
「ご主人様、お食事をした後は御代をお払いになるのがゆっくり紳士なのです、ご理解頂けましたでしょうか?」
「ゆ、ゆん!そ、そんなことはしっているんだぜ!さっきはわざといってみただけなんだぜ!ゆゆっ!れいむ!おちびちゃんたち!たくさんむーしゃむーしゃしたおだいはおとーさんがぜんぶはらうんだぜ!」
「「おちょーしゃんかっこいい~!!」」
「ゆゆ~ん、かっこいいよぉまりさぁ」
やっと金を払う気になったようだ、今作った理由で簡単に騙せてしまった、さらに家族の前で大見得を張ってしまったまりさはもう逃げ場は無いだろう。まぁちゃんと金を払えば俺は何もしないのだが。
「有難う御座います、ご主人様。では御代の方が合計で13,460円で御座います」
「ゆふふ~ん、そんっなのらっくしょうなんだぜ!まりささまにはちゃんときゃっしゅさんがあるんだぜ!なにもかんがえずにただくっていただけじゃないんだぜ!」
「「しゃすがおとーしゃん!しゅごーい!」」
「さすがまりさだね!れいむにはもうまりさしかみえないよ!」
なんだと!?こいつら金を持ってきていたのか?それに額は10,000を超えているんだぞ!?一体どこから…?
だがそう思ったのは杞憂だったようだ、実際に奴等が持ってきたのは…
「ゆふふん!まりさのきゃっしゅさんをうけとるのぜ!」
チャリーン チャリン キィン
王冠
ビンの蓋に使われている
王冠
だった。
「………………?」
「なにをゆっくりしているんだぜ!さっさとするんだぜ!」
「オキャクサマ、コレ…ハ?」
「きゃっしゅさんなんだぜ!」
………ダメだ、コイツはこの王冠を完全に金だと思ってる。これは…面倒な事に…なった。ハァ…。
こうなったら、体で返してもらおうか
「お客s「まりさのきゃっしゅさんはとってもゆっくりできるんだよ!これをみたらどれいはれいむたちにあまあまさんをよこさないといけないんだよ!あまあまさんはたくさんでいいよ!はやくしてね!もってきたらどれいはしんでね!そのあとにここをかたづけてほしいよ!」
「れいむのいうとおりなんだぜ!さっさとまりさたちにあまあまをもってくるんだぜ!」
「「しゃっしゃともってこい!くそじじい!!」」
こいつらもうどうしてやろうか…おっ!そうだ!確か今日は食品の廃棄処理がシフトに組んであったな、よし、こいつらに処理させよう。
ゆっくりが処理してくれればエコで金が掛からないし…それでいくか。
今そう考えている間にもゆっくり達はゆんやーゆんやー騒いでいる、あまあまはまだか、どれいはしね等散々な言葉を言っている。
俺はそれを無視し例の透明箱を用意し、レジに備え付けの軍手をはめる。
「あまあま!あまあまをもってくるんだぜ!ゆゆ!?おそらをとんでるみたい!」
「「ゆんやぁー!ゆんや…ゆぴっ!おそらをとんでるみたい!」」
「おちびちゃんにきたないてでさわらないでね!あとれいむにあまあまちょうだいね!たくさんdおそらをとんでるみたい!」
全部捕まえて箱に入れる、これが只の饅頭なら楽なのだが相手は動く不思議饅頭ゆっくり。捕まるまいとその汚い尻をブリブリ振って逃げようとするので大分厄介だ。丸々と肥えたゆっくりを捕まえて持ち上げるのは結構腰に来るのだから本当にツライ。
やっとの思いで箱に詰めると台車に乗せて裏ルートで事務所に行く。この裏ルートはゆっくり用レジの部屋から事務所の地下に繋がっていて、丁度店のフロアの下を通る形で行き来できるように設計されている。この裏ルートはここの店員全員が知っており、この部屋以外にもあらゆるところに隠されている扉に入ればこの裏ルートに入れるのだ。
そして今、俺は台車にゆっくり一家を乗せて道を進んでいる。無駄にでかいこの店だから裏ルートの行程も結構あるが道は狭くなく、意外と広く作られている、万が一ゆっくりが脱走を図っても柔軟に人間が動けるように作られている。
「ゆふ~ん、このすいーさんはゆっくりできるんだぜ!でもがらがらうるさいんだぜ!おいどれい!もっとしずかにまりさたちをおはこびするんだぜ!」
「申し訳御座いませんお客様、このすいーは当店で最高級の物で御座います。最高にゆっくりできるゆっくりはこの揺れを楽しむ物なんですよ?」
「ゆう?それならしかたないんだぜ!そういえばなんだかゆっくりできるきがするんだぜ!ゆっくり~!」
「このごろごろさんたのしいね!いままりしゃはかぜしゃんになっているんだじぇ!」
「ゆっくち!ゆっくち!すぃーさんはゆっくちできるよ!ゆっくち!ゆっくち!」
「ゆ~ん、おちびちゃんがゆっくりしているよぉ~、どれいさんにしてはいいものをつかうね!もっとおちびちゃんをゆっくりさせるんだよ!これはとてもこうえいなことだからありがたくおもってね!」
ガラガラガラガロゴロガロゴロゴロガロ…
ゆっくりたちの吐き出す騒音を聞きつつ台車を押してゆくと事務所の地下に着いた。ここで台車から箱を降ろして腰に力を入れてしっかりと持ち上げる。あぁ腰が…。
「ゆゆ!?なんですぃーさんとまるのぜ!?おいくそどれい!さっさとずぃーさんをうごかすんだぜ!」
「もっとすぃーさんでかぜしゃんになりたいんだじぇ!」
「ゆっくち~、ゆ?ゆゆゆっくち?ゆっくち!?」
「おちびちゃんがゆっくりしてないよ!どれいさんははやくおちびちゃんをゆっくりさせてね!ぷんぷん!」
「今からあまあまのある所にお連れ致しますので、ここで少々お待ち下さいませ。お食事の用意をして来ますので…」
「ふん!それならしかたないんだぜ!でもさっさとするんだぜ!まりさはおなかぺーこぺーこなんだぜ!がしすんぜんなんだぜ!」
「失礼致します…」
(何とかあの空間から脱することが出来た、さてと、言った通りに用意をするか。)
別に食事の用意をするって言っても皿に盛って出すわけじゃない。廃棄処分になった菓子を置いている倉庫の一角に菓子をばら撒いておくだけだ。羊羹、ポップコーン、パチパチする綿菓子、ガム、ポテトチップス、ドライフルーツ、砂糖、蜂蜜、煎餅etc etc…。
とにかくありったけの廃棄処分品をばら撒いた。これで準備は終了だ。
「お客様、お食事のご用意が出来ましたのでお連れ致します。」
「おそいんだぜ!おちびちゃんがおなかぺーこぺーこでがししちゃうんだぜ!」
「「おにゃかしゅいたああああああああああああ!!!!」」
「おちびちゃん!もうすぐでたくさんむーしゃむーしゃできるからがまんだよ!ゆっくり!ゆっくり!」
(よいしょっと…ゴミムシ共が…そんなに暴れられたら俺の腰が永遠にゆっくりしちゃうってのに…)
一家は悪態をつきながらも夢のむーしゃむーしゃし放題に心を躍らせていた。無理もない。だって心置きなくあまあまを貪れるのだから。
自分達はお客様、お客様は神様、神様は大事にしなくてはならないのだから。
「到着しましたお客様、ささ、思う存分お食べください。不甲斐ない私めからの謝罪の気持ちです…」
倉庫前に着くや否や俺は持っていた箱を静かに下ろし、両手で丁寧に1匹ずつ取り出した。
全部下ろすと一家は目の前にあるあまあまの山に眼を輝かせた。
「ゆはあああああ!つっいにまりさは!ここまでっ!のぼりつめったんだぜえええええ!!」
「ゆ、ゆゆぅ~!ゆ~!ゆっ!」
「しゅごいんだじぇ!これじぇんぶまりしゃのものなんだじぇ!」
「よかったね!おちびちゃん!これでいっしょうっゆっくりできるよ!」
「では私はこれで失礼致します。何かご不満等御座いましたら御呼び下さい、すぐに参りますので…」
「はふっ!ほふっ!ほふはふっ!ぱねぇ!これまじぱねぇ!」
「むーしゃあ!むーしゃあ!ししししししあわせええええええ!!」
「うまいんだじぇ!このあまあまうまいんだじぇええ!!むーじゃああ!むーじゃあ!!」
「むーしゃむーしゃしあわせー!おちびちゃん!そんなにいそがなくてもあまあまさんはにげないよ!もっとゆっくりたべるんだよ!」
「がまんできないよ!れいみゅはがまんできないよ!じゃからいっぱいたびぇるよ!むーしゃあ!むーしゃあ!しあわせええええ!!!
へぶんじょうたいいいいいい!!!」
「ままままりしゃもおおお!!へぶんじょうたいいいい!!!」
「はふっ!おちびちゃん!そのことばはおげひんだぜ!しゅくじょはもっとじょうひんにたべるものなんだぜ!おとうさんをみならうんだぜ!はふっほふっべーろべーろ…しあわせえええええ!!!」
「ゆふ~ぅ、ゆんっ!あそこにもあまあまがあるのじぇ!あれはまりしゃがみつけたからまりしゃしかたべちゃいけないんだじぇ!」
まりしゃはひたすら貪り食っているあまあまの山の向こうにあまあまがあるのを目ざとく見つけ、腹に相当食い物が溜まっているはずなのに割と俊敏に跳ねて行き、菓子の袋を破き始めた。
「ゆ!ゆふっ!やっとあいたよ!でもまりしゃのちょうぱわーのまえにはいみがなかったね!しゃっしょくたべるよ!うめっ!これまじうめっ!はふっ!まじうめぇ!」
(あ、思い出した。あれって確か死臭煎餅だったな。おお哀れ哀れ。)
「はふっ!はふ…?うげええええええええええ!!これどくはいっちぇるうううううう!!それにくじゃいいいいい!!ゆっぐりできないいいいいいい!!うげげげげげげげげえええええええ!!!えれえれえれえれえれえれえれ!!」
まりしゃは死臭煎餅に気付き、これまで食った物と餡子を吐き出してしまった。それに自分の口から漂う死臭の所為でまったくゆっくりできなくなってしまっている。
「うげべええええ!!だずげでえええ!!ゆぐりでぎいないいいいい!!おどおじゃんん!!」
「しぃ~はぁ~!しぃ~はぁ~!んん?なんだかゆっくりできないにおいといっしょにおちびちゃんのこえがきこえるのぜ!?なにかあったのかぜおちびちゃ…ぐぎゃあああああ!!!ぐざいいいいいいい!!」
まりしゃはどうにか助かろうと親まりさを呼ぼうとするが、まりしゃの口から出るあまりの死臭のひどさに1歩も近づけないでいた
まりしゃを助けたい、でも死臭の所為で近づけない。近づいては逃げを繰り返していたが、さっき奴隷が何かあったら呼ぶようにといっていたのをやっと思いだし、大声で呼んだ。
「くそどれいいいいいい!!さっさとごいいいいいい!!まりさのおちびちゃんにどくをもったなああああああ!!せいっさいしてやるううううううううう!!!!」
「御呼びでsy」
「しらをきったってむだだよ!おちびちゃんのあまあまにどくをもってころそうとしたね!まりさたちはおきゃくさまだよ!おきゃくさまはかみさまなんだよ!かみさまにはせいいっぱいつくさないといけないんだよ!」
「もっもっも、みゅ?なんのしゃわぎ?ゆわあああああ!!まりしゃおねえちゃああああん!!どぼじでえ!ゆっくちじでえ!」
「ゆ?おちびちゃん…?ど、どぼじでえ!?どぼじであんこさんはいちゃってるのおおお!?はいたらゆっくりできなくなるでじょおお!
いまぺーろぺーろしてあげるからゆっくりよくなってね!ぺーろ…ぐじゃいいいいいい!!」
「い…いえ、私は毒を盛ってなど「うそをついたってむだだよ!まりさのかわいいおちびちゃんをころそうとしたやつはゲスだよ!ゲスはゆっくりできないよ!だからころすよ!ゲスはころしてももんだいないんだよ!さっさとどげざしてまりさにころされてね!しんだらあまあまをもってきてね!たっくさんでいいよ!そしておちびちゃんをなおしてあげてね!」いない…」
「えれえれえれ…ゆべええええ…ゆっ…ぐりじだい…」
「おねえしゃああああん!!」
「おちびちゃん!ゆっくり!ゆっくりだよ!」
「ゆっ………ぼっじょ…ゆっ…ぐじ……った………」
「おじびじゃああああああああん!!!」
「おにぇしゃん……?ゆっくち?ゆっくちしていってね…?」
「ゆがあああああああああああ!!おじびじゃああああああああああん!もうゆるさないよ!ないてあやまってももうおそいよ!まりさがじきじきにおちびちゃんのかたきをとるよ!しねええええええええ!!!」
まりしゃが死に、そのショックでさっきまでの傲慢な態度を一変させたまりさが襲い掛かってきた!…といっても足にポスポス当たるだけだ。それに、先程まで食べまくっていた所為で殆ど勢いが無く、ほぼ何も感じない。
「しね!おちびちゃんをえいえんにゆっくりさせたゲスどれいはしね! ゆふぅ…ゆふぅ…なんでからがおもいんだぜえええええ!?」
「なんでこうげきをやめちゃうのおおおお!?それじゃゲスどれいがしなないでしょおおおお!!」
「おねえしゃあああああん!おにぇえええええしゃああああああああああん!」
(あーもう面倒になってきたな、そろそろ終わりにするか。あ、でも道具が無ェな…お、そうだ!倉庫に閉じ込めておくか。そうすれば中の廃棄食品も片付くし楽になる。これぞ一石二鳥ってカァ!?そうと決まればさっさとやっちまおう、まだ俺には仕事があるんだからな)
「ゆふぅ…もういちどちょうせんするんだぜ…つぎのいちげきでしとめるんだぜ、そうすればかたきがとれるんだぜ…」
「ひっぐ…ぐっ…おねええちゃああん…」
「まりさ!がんばってかたきをうってね!ゲスどれいはもうまんっしんっそういだよ!がんばってね!がんばってね!」
(そういえばこのれいむも相当なゲスだよな…子が死んだってのに自分じゃ仇を討とうともしねェ…まりしゃも不憫だな(笑))
「これで…さいごなんだぜ…ゆっ!おちびちゃんのかたきぃ「よっとどっこらせい」おそらをとんでるみたい!」
俺に最後の攻撃を加えようとしたまりさを俺はサッと掴みあげる。汚い体を持ち上げるのは抵抗があったが…まァ仕方が無い
しっかし、持ち上げられた瞬間に「おそらをとんでるみたい!」って…敵討ち(笑)はどうしたんだ?もうやめたのかァ?
ま、いいや。まりさはまだ持ち上げた瞬間の顔で「ゆゆ~ん!まりさはたかいんだぜぇ~…」なんて言ってるし騒ぎ出す前に倉庫にぶち込むか、その後は残りの2つだ。
「せぇーい、よっ!(ポーイ)」 「まりさはあらぶるわしになったんだぜえええ!!!」 ポスッ
「次はれいむを、「おそらをとんでるみた」セイッ!」 「ゆゆ~ん!れいむははくちょうさんにぃ~」ポスッ
「最後はれいみゅ、「おそらを(ry」むん!」 「ゆゆ~ん!れいみゅは(ry」 ポスッ
「そしてまりしゃの亡骸を入れてさっさとドアを閉め…る!鍵をかける!ポーズを決めるッ! ハイ終わり!」
俺はさっさと一家(まりしゃの亡骸も)を倉庫にいれて鍵を閉めた。
これで奴らは一生ここから出ることはできない、まぁあるとすれば死んだ時ぐらいかな?
それに死臭のする亡骸も入れたわけだし、周りにあまあまはあるのに愛する子供から香る死臭でゆっくりできないであまあまを食べて死んでいく様は是非ともDVDにしたいが残念ながら今回は出来ない。また次回になりそうだ。
なんか、あっさり終わってしまったが仕事もあるしな。このぐらいでやっとか。さーてと、仕事に戻るかァ~。
あー腰痛ェ。
完