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  • anko3948 れいむの過ち

ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー

anko3948 れいむの過ち

最終更新:2011年12月19日 21:07

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『れいむの過ち』 31KB
虐待 制裁 自業自得 飾り 飼いゆ ゲス 現代 虐待人間 ぺにまむ おさげあき 少しぬるめのれいむ虐待です


  • おさげあき 25作目


「ただいまー」

男が買い物をを終えて帰宅した。

「……あれ?」

だが返事が無い。
いつもならおかえりなさい!と元気に返事してくれる相手がいるのだが……

「おーい、れいむー、お前のためにお菓子やらおもちゃやら買ってきたぞー」

男は一人暮らしだが最近ショップで銀バッジのれいむを購入してから家の中が明るくなった。
ウザったい時もあるが話し相手になったり遊んだりするうちに自然と男も笑顔でいる事が多くなった。
賢いほうではないが最低限の飼いゆっくりとしてのルールは守れたしこれからも上手くやっていけるだろう。
そういえばおちびちゃんが欲しいと言っていた。
そのうちショップでつがいとなるゆっくりを買ってきてビックリさせてやろう。
うちのれいむならいい母親になるに違いない。
そんな未来を想像し笑みをこぼす男は部屋へと移動した。

「今日はおかえりなさいといってくれないのか?お昼寝中だった……か……?」

部屋へと入った男は信じられない光景を目の当たりにして体が硬直した。

「れいむぅぅぅぅぅ!すごいのぜぇぇぇぇぇ!れいむのまむまむすっごいのぜぇぇぇぇぇ!」
「まりさぁぁぁぁぁ!まりさのぺにぺにもさいっこうだよぉぉぉぉぉ!れいむとんじゃうぅぅぅぅぅ!」

その部屋では男が可愛がっていたれいむと薄汚い野良まりさが交尾をしていた。

「……なんだ……これは……」

一瞬思考が停止していた男が部屋を見渡す。
窓ガラスが割れて辺りに破片が散らばっていた。
おそらく野良まりさが石でガラスを割ったのだろう。
そして飼いゆっくりであるれいむをレイプして……いや、レイプじゃない。

「ゆっほぉぉぉぉぉ!もっとぉぉぉぉぉ!もっとれいむのまむまむをいじめてぇぇぇぇぇ!」
「れいむはとんだあばずれなのぜ!そんなあばずれまむまむはまりさのぺにぺにでせいっさい!なのぜぇぇぇぇぇ!」
「ゆほぉぉぉぉぉぉ!とんじゃうぅぅぅぅぅ!れいむ!おそらをとんじゃうぅぅぅぅぅ!」

二匹の話からするとれいむが自ら野良まりさを誘ったらしい。
信じられない事だが……
そして男の体が小刻みに震え始めた。

「ゆゆぅぅぅぅぅ!?おにいさん!?れいむ、まりさとすっきりー!しているところをおにいさんにみられてるよぉぉぉぉぉ!」
「ゆゆ!?くそどれいがかえってきたのぜ!?ちょうどいいのぜ!くそにんげんにまりさたちのしあわせー!をみせつけてやるのぜ!」
「おにいさぁぁぁぁぁん!れいむ!しあわせーでごめんねっ!」
「だすのぜえぇぇぇぇ!れいむのなかにだすのぜぇぇぇぇぇ!」
「だしてねぇぇぇぇぇ!たくさんれいむのなかにだしてねぇぇぇぇぇ!おちびちゃんのもとをだしてぇぇぇぇぇ!」
「はらむのぜぇぇぇぇぇ!さいっきょう!のまりさのおちびちゃんをはらむのぜぇぇぇぇぇ!」
「「すすすすすすっきりぃぃぃぃぃぃーーーーーー!!」」

二匹同時にビクンと痙攣すると早くもれいむの額から茎が生え始めた。

「ゆゆぅぅぅぅぅん♪れいむ……にんっしん!したんだね!」
「ゆふふ!これでまりさはれいむのだんなさまなのぜ!これでまりさもかいゆっくりなのぜ!」
「おい……これはどういうことだ?」
「「ゆゆ?」」

男がドスの効いた声で話しかける。
明らかに怒っているが幸せの絶頂に達している二匹には気づかない。
そんな二匹がドヤ顔で答えた。

「みてわからないのぜ?まりさがれいむとすっきりーしてれいむをにんっしん!させたのぜ!くそにんげんはめがくさってるのぜ?」
「まりさ!そんなこといっちゃだめだよ!たしかにさえないかおをしてるけどこれかられいむたちをゆっくりさせてくれるにんげんなんだから!」
「さいっきょう!のまりささまにはふさわしくないけどまりささまはかんっだい!だからおまえをどれいにしてやるのぜ!」
「まりさ!どれいじゃなくておにいさんだよ!まあやることはどれいとおなじだけどね!」
「……そんな事を聞いてるんじゃない、何故薄汚い野良ゆっくりとすっきりしたのかと聞いているんだ」
「まりささまはきたなくないのぜぇぇぇぇぇ!ゆっくりていせいしろぉぉぉぉぉ!」
「おにいさん!れいむのだんなさまをわるくいわないでね!いくらおにいさんでもれいむおこるよ!」
「質問に答えろ!!」
「ぶげぇぇぇぇぇぇ!?」

大切なペットだったれいむのゲスな台詞に我慢出来なかった男はあまりの怒りでれいむに蹴りをぶちこんだ。
れいむは豚のような悲鳴を上げながら壁へ叩きつけられ再び男の足元へ転がってきた。

「答えろ、何故禁止されていた野良とのすっきりをした?」
「いだいぃぃぃぃぃ!でいぶのすべすべのおはだがぁぁぁぁぁ!」
「答えろ!」
「ゆひぃ!」

今にも自分を殺しそうな男の表情にれいむはおそろしーしーを漏らしながらゆっくりと話し始めた。
れいむはおちびちゃんが欲しかった。
お兄さんはれいむがいい子にしていればいつか美ゆっくりを連れて来てくれると言ったがれいむは今すぐ欲しかった。
そんな時に偶然おうち宣言しようと庭に侵入してきた野良まりさを発見した。
れいむはチャンスだと思った。
野良とのすっきりーは禁止されているが既成事実を作ってしまえばきっとお兄さんも許してくれる。
だかられいむは野良まりさを誘惑した。
自分とすっきりーしておちびちゃんが出来れば何の不自由も無い楽な生活が送れると。
ゆっくりしてない野良の生活が嫌になっておうち宣言しようとしていたまりさにとってこの提案は願ってもない事だ。
窓には鍵が掛かっているのでまりさにお願いして窓を割ってもらい、そして今に至ると言う訳だ。
窓を割った事で怒られる可能性はあるが可愛いおちびちゃんを見せれば笑って許してくれるだろう。
自分に都合のいい餡子脳ここに極まれりである。

「と、いうわけだよ、だからこれからはおちびちゃんといっしょにゆっくりさせてね!それかられいむにひどいことしたことをあやまってね!」
「……」
「おにいさん!きいてるの!?れいむすごくいたかったんだよ!わるいことしたらあやまるのはとうっぜん!でしょ!?」

れいむの話を聞き終えた男は無言だった。
だがその表情は怒りに満ち溢れていた。

「悪い事したら謝るのは当然?だがお前は禁止されていた野良とのすっきりをした事を謝罪しなかったな、まずお前が謝るべきだと思うが?」
「なにいってるの?たしかにのらゆっくりとのすっきりーはきんしされてるけどそれはにんげんがきめたかってなりくつでしょ?
 ゆっくりにそれをおしつけないでね!ゆっくりはゆっくりすることがすべてなんだよ!りかいできる?りかいしたられいむにあやまってね!」
「飼いゆっくりとしてのルールを守るのは当然だ、それが嫌なら野良として生きていくしかないがお前は飼いゆっくりの生活を選んだんだぞ?」
「おにいさん!へりくついわないでね!にんげんはつごうがわるくなるとそうやっていいわけばかり!だからまりさにくそにんげんとかいわれるんだよ!」

何だこいつは。
こいつは本当に自分がこれまで可愛がっていたれいむなのか?
何故ここまで豹変した?
ちょっと頭が足りないところはあったがそれでもこれまで上手くやってきた。
なのに何故?
ゆっくりの生態にあまり詳しくない男には分からないだろうがこれがれいむの本性なのだ。
自分がゆっくりする事しか考えていない。
飼われ始めた当初は確かに比較的まともなゆっくりだったかもしれない。
だが男とのゆっくりした生活を送るうちに少しずつゲス化していったのだろう。
表面上は善良なゆっくりを装うという小賢しい事まで覚えて。
銀バッジとはいえ個体によってかなりばらつきがある。
キチンと飼育したとしてもゆっくりは些細な事であっさりゲス化したりするので素人は手を出さないほうがいいのだ。

「おい!くそどれい!まりさのれいむになんてことするんだぜ!?そんなげすはせいっさい!なのぜぇぇぇぇぇ!」

そしてさっきから男の足に向かって体当たりし続ける野良まりさ。
全く痛みはないので完全スルーしていたがもう限界だ。

「うるせぇよ!ゴミクズが!」
「ぶぎゅ!?」

男はまりさを足で踏みつけた。
それも手加減なしだ。

「ぶぎぃぃぃぃぃ!ぐぞにんげん!ばでぃざがらぞのぎだないあじをどげろぉぉぉぉぉ!ばでぃざがげがれるだろうがぁぁぁぁぁ!」

無様に尻をぶりんぶりんと振りながら唯一自由に動かせるおさげを使って男の足をぺちんぺちんと叩くまりさ。
醜い、醜すぎる。
何故こんなゴミクズがこの世に存在しているのだろうか。
こんなゴミは即刻処分しなければ。
男はこれ以上このゴミの声を聞きたくなかったので一気に足に力を入れてまりさを踏み潰した。

「ぶぎぃぃぃぃぃ!やべでぐだざいぃぃぃぃぃ!ばでぃざがわるがっだでずぅぅぅぅぅ!だがらいのぢだげば……ぶぎゅべぇ!?」
「ま、まりさぁぁぁぁぁ!?」

こうしてまりさの愚かで惨めで何の価値もないゆん生は幕を下ろした。

「ゆ……ゆふん!れいむはおちびちゃんさえできればまりさなんかようずみだからどうでもいいけどゆっくりごろしはみのがせないよ!
 だかられいむがじきじきにせいっさい!するからかくごしてね!ゆふふっ!れいむつよくってごめんねっ!」

れいむが無駄な体当たりを男に繰り返す。
だが当然痛みはない。
もはや男にれいむへの愛情はほとんど無くなっていた。
れいむの立場はもはやそこで潰れているゴミクズと同等にまで落ちぶれていた。
だが男は最後の願いを込めてれいむに語りかける。

「れいむに痛い事した事もまりさを殺した事も謝ろう、だかられいむも謝ってくれ、禁止されていた野良とすっきりした事を」

れいむにとっては最後のチャンスだった、ここで素直に謝ればあるいは……
だがそんなチャンスを無駄にするのはゆっくりの得意技である。

「なんでれいむがあやまらないといけないの?ばかなの?しぬの?あやまらないといけないのはおにいさんでしょ!?
 にんげんのきめたかってなるーるをれいむにおしつけないでね!にんげんはゆっくりをゆっくりさせないといけないんだよ!?ゆっくりりかいしてね!」

ゆっくりに人間のルールを押し付けるなと言っておきながら人間にはゆっくりのルールを押し付ける。
まさにゲス、まさに餡子脳、まさにゴミクズ。
れいむの言葉で男は完全にふっきれた。

「ああ、分かったよ、もういい、お前がそういう態度なら俺も感情のままに行動させてもらうわ」
「ゆゆ?やっとれいむのことばをりかいしたんだね!まずはあまあまでれいむをゆっくりさせてね!」
「は?何言ってんの?」

ボゴォ!!!

「ぶっぎゃぁぁぁぁぁ!?」

男はれいむの顔面に渾身の一撃を食らわせる。
男の拳でブサイクな顔がさらにブサイクになったれいむは歯を数本砕きながら床を転がった。

「ゆんぎぃぃぃぃぃ!でいぶのめがみのようなうつくしいかおがぁぁぁぁぁ!」
「女神?ゴミの間違いだろ?嘘つくなよ」
「ゆぎぃ!?あやまれぇぇぇぇぇ!でいぶはごみじゃないぃぃぃぃぃ!いますぐあやまれぇぇぇぇぇ!」
「何でゴミに謝らないといけないの?バカなの?死ぬの?ゴミはゴミらしく無様に地べたを這いずり回ってろ」
「このくそにんげんがぁぁぁぁぁ!ぜったいゆるさないぞぉぉぉぉぉ!」

ついにお兄さんからくそ人間へ呼び方が変わった。
だが男にはどうでもいい。
口だけのゴミに何を言われようと痛くも痒くも無い。
男はひたすられいむを痛めつけた。
茎に実った実ゆっくりに手を出さなかったのは男の最後の良心なのかもしれない。

「ゆんぎゃぁぁぁぁぁ!いだいいだいいだいいだいぃぃぃぃぃ!ぼうやべでぇぇぇぇぇ!」

痛めつけるたびにれいむは気持ちのいい悲鳴を聞かせてくれた。
次第に男の中にれいむへの憎しみ以外の感情が溢れてくる。
もっとれいむの悲鳴を聞きたい、苦しむ顔が見たいというドス黒い感情が。

「お前は殺さない、もっともっと苦しめてやる」

男はれいむを透明の箱に放り込んでから散らかった部屋の後片付けを始めた。
れいむがなにやら喚いていたが男が透明の箱を蹴って睨みをきかすとすぐ静かになった。
今すぐれいむに制裁を加えないのはもっとゆっくりについて情報を集めるためだ。
どうすればもっとゆっくりを苦しめられるか。
どうすればゆっくりは長持ちするのか。
そもそもゆっくりとはどういうものなのか。
ゆっくりについての知識を得ればもっと楽しめる。
男の顔には自然と笑みがこぼれていた。
こうして新たな虐待お兄さんが誕生した。



-数日後-

「よお、糞饅頭、元気か?」
「く、くそにんげん……はやくれいむをここからだしてね……くさくてゆっくりできないよ……!」
「しゃっしゃとれいみゅをゆっくちしゃしぇろ!くしょどれい!」

男が数日ぶりにれいむを透明の箱から出してやる。
その間、れいむには最低限の食べ物しか与えていないのでれいむは多少痩せていた。
しかし糞と小便の始末はしていなかったのでれいむは自らの糞尿にまみれ野良ゆっくり以上に汚らしい姿になっていた。
綺麗好きだったれいむには糞尿にまみれた生活はさぞ辛かっただろう。
そしてれいむには新たな家族が出来ていた。
野良まりさとの間に出来たおちびちゃんだ。
だがおかしい。
実ゆっくりは四匹いたはずだが赤れいむ一匹しか見当たらない。
だがれいむの背後に散らばっている小さい帽子と金髪の残骸を見て男はすぐ理解した。

「ははっ!やっぱお前はゲスだよ!自分の子供を殺すなんてな!」
「ち、ちがうよ!これは……その……」
「何が違うんだよ、どうせ自分に似たれいむ種以外はゲスだから制裁と称して処分したんだろ?」
「……!!」

何故分かった!?と言いたげな表情のれいむ。

「やっぱそうか」
「ち、ちがうよ!あのこたちはうまれたときにはもうえいえんにゆっくりしていたんだよ!れいむはわるくないよ!」
「本当にそうか?ならお前のおちびちゃんに聞いてみよう、れいみゅ、お前のお母さんの言ってる事は本当か?」
「ゆ!?しょれは……」
「おちびちゃん!いっちゃだめだよ!」
「ゆゆ?にゃんで?」
「いいからぜったいにいわないでね!くそにんげんのいうことなんかむしだよ!」
「ゆっくちりきゃいしちゃよ!」

口止めするって事は男の言った事は事実なのだろう。
だが赤ゆっくりの口を割らせるなんて簡単だ。

「素直に言えばあまあまを沢山あげるぞ?」
「ゆゆ!?あみゃあみゃ!?いうよ!ゆっくちいうよ!れいみゅのできしょこにゃいのいもうちょはおきゃあしゃんがしぇいっしゃい!しちゃよ!
 ゆっくちできりゅのはれいみゅのようなきゃわいいゆっくちだけっておきゃあしゃんはいっちゃよ!
 ゆっくちごろしはゆっくちできにゃいけどげしゅはれいっがい!だからせいっしゃい!しちぇとうっじぇん!だよ!」
「どぼじでいっちゃうのぉぉぉぉぉ!?いっちゃだめっていったでしょぉぉぉぉぉ!?」
「ゆ?いわにゃいとあみゃあみゃむーちゃむーちゃできにゃいよ?れいみゅはゆっくちしちゃいんだよ!
 おきゃあしゃんはにゃんでれいみゅのじゃまをしゅるの?ゆっ!わかっちゃよ!れいみゅがあまりにきゃわいいからしっとしちぇるんだにぇ!
 れいみゅ、おきゃあしゃんよりきゃわいくっちぇごめんにぇ!」
「ふ……ふざけるなぁぁぁぁぁ!いちばんかわいいのはれいむだぁぁぁぁぁ!このげすちびがぁぁぁぁぁ!」
「ぶぎぇ!?」

れいむは怒りのあまり赤れいむを踏みつけた。
死なない程度に体重を掛けて。

「ぴゅぎぃぃぃぃぃ!きゃわいいれいみゅがちゅぶれりゅぅぅぅぅぅ!しゃっしゃとどけぇぇぇぇぇ!くしょばばあ!」

最初は死なない程度に痛めつけるつもりだったが自分を愚弄する言葉にあっさりキレたれいむ。

「おかあさんにひどいこというげすはせいっさい!だぁぁぁぁぁ!しねぇぇぇぇぇ!」
「ぶぢゅ!」

こうして赤れいむの短すぎるゆん生は幕を下ろした。
それをゆっくり鑑賞していた男がれいむに拍手を送る。

「さすがはれいむ!生まれたばかりのおちびちゃんを皆殺しにするなんてゲスの中のゲスだな!」
「ゆ!?ち、ちがうよ!これは……その……!つい……」
「生まれたばかりのおちびちゃんをつい殺しちゃうのか?おちびちゃんはその程度の存在なのか?」
「ゆぐぐぐぐぐぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

何も反論できないれいむ。

「とりあえず子殺しご苦労さん、これは餞別だ、受け取れ」

男はオレンジジュースをれいむに掛ける。
ここ数日でゆっくりについての知識はほとんど得たのでもうれいむはあっさり死ぬ事は無いだろう。

「んじゃ子殺しのゲスの制裁を始めよう!」
「や……やめっ……!」
「おらぁ!」
「ぶげぇ!!」

挨拶代わりとばかりにれいむに蹴りをぶちこむ。
相変わらずいい感触だ。
ゆっくりの体は殴ったり蹴ったりするためにあるのではないか?
男はそう思った。

「や、やべでぇぇぇぇぇ!れいむいたいのやだぁぁぁぁぁ!」
「蹴りは嫌か?なら次は足を焼こうか」
「ゆ?」

男が何を言ったのかれいむには理解出来なかった。
足を焼く?
誰の?
男はそんなれいむに構うことなくホットプレートを用意し油を引いてプレートを加熱していく。

「ゆわっ……あああ……」

ホットプレートから立ち上る湯気と熱気でれいむはようやく理解した。
これから自分はあの上に乗せられ足を焼かれるのだと。

「お、おにいさん……ゆるしてね……れいむをゆるしてね……」

男はその言葉を無視し震えるれいむを掴んだ。

「おそらをとんでるみたい!」

お決まりの言葉を発するれいむだったがその直後灼熱のホットプレートの上に落とされた。

「ぎゃぁぁぁぁぁ!!でいぶのすらりとのびだうづぐじいあんよぎゃぁぁぁぁぁ!!」

これまで味わった事の無い激痛に喉が潰れんばかりの絶叫を上げるれいむ。

「いだいいだいいだいいだいぃぃぃぃぃ!やべでぇぇぇぇぇ!いだいのやだぁぁぁぁぁぁ!あんよがぁぁぁぁぁ!でいぶのあんよがぁぁぁぁぁ!」

自分の誰よりも美しく神ですらも跪く黄金の足がジュージューと嫌な音を立てながら焼けていく感触は口では言い表せない。
ただ二度と自分の足が使い物にならないであろう事だけは理解出来た。

「ゆるじでぐだざいぃぃぃぃぃ!でいぶがわるがっだでずぅぅぅぅぅ!だがらゆるじでぇぇぇぇぇ!」
「何が悪かったのか言ってみろ」
「おぢびぢゃんごろじでずびばぜんでじだぁぁぁぁぁ!」
「後は?」
「ゆ!?ぞ、ぞれだげでじょぉぉぉぉぉ!?」
「肝心な事を忘れてるぞ、早く言え」
「じらないよぉぉぉぉぉ!でいぶなにもわるいごどじでないのにぃぃぃぃぃ!」
「結局口だけの謝罪か、何が悪かったのかそれすらも分からんほどお前の頭は腐っているようだな」
「あやばっだんだがらゆるずのはどうっぜん!でしょぉぉぉぉぉ!?ばやぐでいぶをだずげでねぇぇぇぇぇ!」
「だが断る」
「あんぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!いだいぃぃぃぃぃ!でいぶじんじゃうぅぅぅぅぅ!」

男はれいむの頭をしっかり掴んでプレートに押し付けているのでれいむは一歩も動けない。
やがてれいむは足焼きの激痛に耐え切れずに気絶してしまった。

「でいぶのくせに根性無い奴だな、この程度で気絶してたらこの先大変だぞ?」

男はれいむの足が真っ黒になっている事を確認した後にオレンジジュースを掛けた。
万能のオレンジジュースでも火傷だけは治せない。
だがれいむの意識を覚醒させるには十分だ。

「ゆ……れいむ……どうなったの……?ゆめ……?れいむ……わるいゆめをみてたんだね……」
「残念だが夢じゃないぞ、ほれ」

男は鏡をれいむの前に持ってきてれいむ自身の姿を見せてあげた。

「……!?そんな……れいむの……れいむのびきゃくが……そんな……そんなぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

真っ黒になった自分の足を見たれいむは絶叫を上げた。

「うごいてねっ!れいむのかもしかのようなあんよさんっ!ゆっくりしないでうごいてねっ!」
「その台詞はまりさ種の専売特許だろ?お前のようなゴミにはもったいない台詞だよ」
「どぼじでぇぇぇぇぇ!?どぼじでごんなひどいごどずるのぉぉぉぉぉ!?」
「散々説明しただろ?もう忘れたのか?さすがは餡子脳!まあれいむ種なんてゆっくりの中で最低最悪のゴミだしこれが普通か」
「れいむはさいこうのゆっくりだぁぁぁぁぁ!こそだてがじょうずでぼせいにみちあふれているんだぞぉぉぉぉぉ!」
「出たよ、母性(笑)の台詞が、そもそもまともなゆっくりなら誰でも持ってるものをさも自分だけの特徴のように語るとか笑えるわ」
「ふざけるなぁぁぁぁぁ!ぼせいはれいむだけしかもってないんだぞぉぉぉぉぉ!」
「さっき自分の子供を殺した事をもう忘れたのか?子殺しが母性に満ち溢れてるとか何のジョークだよ」
「だまれだまれだまれだまれぇぇぇぇぇ!それいじょうれいむをばかにするなぁぁぁぁぁ!」
「はいはい、好きなだけ叫んでろよ、さて……れいむ種虐待と言えば出産機能の破壊、次はそれをするか」
「や、やめろぉぉぉぉぉ!そんなことしたられいむは……!れいむはぁぁぁぁぁ!!」

男はれいむを持って体を振動させる。

「ゆゆぅぅぅぅぅ!?れいむにぺにぺにはえてきちゃったよぉぉぉぉぉ!?はずかしいよぉぉぉぉぉ!みないでねっ!みないでねっ!」

れいむは自分の勃起したぺにぺにを見られた恥ずかしさのあまりもみあげで目を隠す。

「キモッ!なんじゃこりゃ!こんなキモイナマモノがこの世に存在していいと思ってんのか!?キモすぎだろ!」

男は電動ドリルを用意し、高速回転する先端をれいむのぺにぺにへと近づける。

「ゆゆぅぅぅぅぅ!?それなんなのぉぉぉぉぉ!?ゆっくりできないぃぃぃぃぃ!」
「うん、ゆっくり出来ないね、だから何?お前にもうゆっくりなんて必要ないんだよ!」

ブチュブチュブチュ!!!

「ゆぎゃぎょごうえほれはおれあめおヴぇおぉぼねぃおうぇぎょ!?」

よく分からん奇声を発しながられいむのぺにぺには先端からドリルによって少しずつ弾き飛ばされていく。
自分の生殖器官を木っ端微塵に砕かれていく激痛、人間でも想像したくない痛みだがゆっくりにはお似合いの苦痛だろう。
やがてれいむのぺにぺにはすべて吹き飛び残るはまむまむだけだ。

「あっ……ぎゃっ……」

あまりの苦痛で意識が飛びそうになっているれいむにオレンジジュースをぶっかけ覚醒させる。
そして男はれいむに無慈悲に告げた。

「次はれいむのまむまむをこれでぐっちゃぐっちゃに潰すよ!ゆっくり理解してね!」
「やべでやべでやべでやべでぇぇぇぇぇ!まむまむだけはぁぁぁぁぁ!れいむのさーもんぴんくのまむまむだけはゆるしてぇぇぇぇぇ!」
「やめるわけないだろ?バカなの?死ぬの?」

そしてれいむのまむまむへと挿入される高速回転するドリル。

「ぶskfhじょいうyりおじゅASUrでいおあwr!!」

異界の言葉を発し、白目を剥いてビクビクと痙攣するれいむ。
あまりの激痛に意識を失うが苛烈な痛みですぐ現世に戻される。
普通ならショック死しているところだが男が随時オレンジジュースを掛けているので死ぬ事はない。

「あんまり深く挿入すると中枢餡を破壊しちゃうから加減しないとな」

適度な位置で念入りにれいむのまむまむをぐちゃぐちゃにした男はようやくドリルを引き抜いた。

「おー、こりゃ悲惨だ、俺がやったんだがこれは酷い」
「あっ……がぁ……」
「おーい、戻って来いよ、お前のまむまむが面白い事になってるぞ」

男がオレンジジュースを掛けてれいむを覚醒させると再び鏡を持ってきた。

「ほれ、お前のサーモンピンクのまむまむとやらはこんな事になっちゃったぞ?感想は?」
「!!!???」

自分のまむまむがモザイク必須のグロまむになってしまった事を理解したれいむはショックのあまり声も出ないようだ。

「ショックを受けてる所悪いがまだまだこれからだぞ?万が一再生してもつまらんからグロまむも念入りに焼くからな」

今度はハンダごてを持ってきた男。
それでれいむのグロまむを完全に破壊するつもりだ。

「もうやべでぇぇぇぇぇ!やべでぐだざいぃぃぃぃぃ!でいぶがわるがっだでずぅぅぅぅぅ!
 のらどがっでにずっぎりーじでずびばぜんでじだぁぁぁぁぁぁ!あやばりばずがらまむまむだげばぁぁぁぁぁ!」
「何だ、ちゃんと覚えてるじゃねーか、追い詰められなきゃ思い出せないのか?お前は」
「なんでぼじばず!だがらまむまむだげばぁぁぁぁぁ!」
「謝ったら許すと誰が言った?バカなの?死ぬの?ゆっくりまむまむを焼かれていってね!!」
「ぞ、ぞんなぁぁぁぁぁぁ!?」

ジュゥゥゥゥゥゥ!!!

「ゆんぎゃぁぁぁぁぁぁ!でいぶのまむまむがぁぁぁぁぁ!やべでやべでやべでぇぇぇぇぇ!」
「上手に焼けました♪」

男がハンダごてをれいむの元まむまむから引き抜く。
こうしてれいむのまむまむとやらは形容しがたいグロイ物体へとレベルアップした。
ご丁寧にも再び鏡でれいむのレベルアップしたまむまむを見せてあげる男。

「れ……い……む……の……ま……む……ま……む……」

れいむの瞳から生気が失われていく。
れいむにとって子供を生むという事は何より大切だからだ。
このままでは廃ゆんになってしまう。
それでは面白くないのでれいむに僅かな希望を与えてあげる事にした。

「大丈夫だ、まむまむがダメになってもお前にはまだ額が残っている、すりすりすっきりーで植物型妊娠は可能だぞ?」
「ゆ……れいむ……まだ……おちびちゃん……つくれるの……?」
「ああ、まだおちびちゃんは作れるぞ」
「よかったよ……れいむは……まだゆっくりできるんだね……」

子供を作るのは自分がゆっくりするための手段でしかないのだろう。
だから母性(笑)などと言われているのだ。
男はこのれいむを見てそれを理解した。
だから男はまだ子供が作れるれいむに向かって非情な言葉を投げつける。

「だから額も焼いて完全におちびちゃんが作れない体になろうね!」
「……ゆ?」
「これからお前の額を焼くって言ったんだ、理解出来る?」
「……」

絶句するれいむ。
だがその直後に大絶叫を上げて暴れ始めた。

「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!でいぶおちびちゃんうめなくなるのやだぁぁぁぁぁ!でいぶはゆっくりするんだぁぁぁぁぁ!」

足が焼かれて一歩も動けないが体を無様に揺らして少しでも抵抗しようとするれいむ。

「そんなに子供を産めなくなるの嫌か?」
「いやにきまってるでしょぉぉぉぉぉぉ!?ゆっくりりかいしてねぇぇぇぇぇぇ!」
「なら選ばせてやろう」
「ゆゆ!?えらぶ?なにを?」
「リボン、もみあげ、髪の毛、額(出産機能)、この中から一つ選べ、選んだものは奪わないでおいてやる」
「え、えらばなかったものはどうなるの?」
「もちろん全て奪う、当然だろ?」
「い、いやだぁぁぁぁぁ!れいむにとってぜんぶたいせつなものだよぉぉぉぉぉ!えらべないよぉぉぉぉぉ!」
「選べないなら全部奪う、どうするんだ?」
「ゆるしてくださいぃぃぃぃぃ!おりぼんもかみのけももみあげさんもおちびちゃんもぜんぶたいせつなんですぅぅぅぅぅ!」
「選べないじゃない、選べと言ったんだ、お前の都合なんか関係ない」
「ゆるしてください!なんでもします!うんうんだってよろこんでたべます!しーしーものみます!だかられいむのたいせつなものだけは……!」
「選べないなら全部奪うだけだ」
「ゆぅぅぅぅぅぅ!ゆぅぅぅぅぅぅ!」

選べない、だけど選ばないと自分の大切なものを全て失う。
どうすればいい!?れいむは餡子脳をフル稼動させて考えた。
リボンはれいむ種にとってもっとも大切で自慢のお飾りだ。
もみあげも同じだ、れいむ種最大のチャームポイントで、ぴこぴこ動かして可愛い自分をアピールする最重要部分。
髪の毛もそうだ、まりさ種のように派手なだけで汚れが目立ちやすい金髪とはわけが違う。
サラサラの黒髪は全てのゆっくりを魅了する無敵のチャームポイントだ。
出産機能は言うまでもないだろう。
ダメだ、選べない、どれも自分には大切だ。

「そろそろ時間切れだぞ、答えを聞こうか」
「……えらべないよ」
「あっそ」

結局れいむの出した答えは選べないという事だった。

「んじゃ全部奪うとするか」
「……おにいさん」
「ん?」

男がれいむに手を伸ばした時、れいむが静かに口を開く。

「いくられいむがかわいいからってしっとはみぐるしいよ」
「は?何言ってんの?」
「れいむがあまりにかわいくてゆっくりしてるからおにいさんはしっとしてれいむにいじわるするんでしょ?」
「……」
「れいむ、さいこうにかわいくてゆっくりしててごめんねっ!」

ドヤ顔で宣言するれいむ。
それを聞いた男は……

「ははははははは!こりゃ傑作だ!やっぱれいむはゴミだな!」
「ゆんぎぃぃぃぃぃ!なにがおかしいんだぁぁぁぁぁ!」
「人間に養ってもらわないと何も出来ない無能のゴミに嫉妬なんてするかよ」
「れいむはごみじゃないぃぃぃぃぃ!むのうとかいうなぁぁぁぁぁ!」
「みょんよりも武器の扱いが下手でちぇんよりも足が遅くぱちゅりーよりも頭が悪くありすよりもぶさいくでまりさよりも弱い
 すげーよな、ここまで何の特徴もない無能のゆっくりはれいむ種だけだぞ、いや、無能こそがれいむ種最大の特徴か?」
「れいむはぼせいにあふれてこそだてじょうずなんだぞぉぉぉぉぉ!」
「そんなすぐばれる嘘つくなよ、子供を自分がゆっくりするための道具としか見てないくせに」
「ちがうちがうちがうちがうぅぅぅぅぅ!れいむのあいじょうはすべてをつつみこむんだよぉぉぉぉぉ!」
「さっき俺の目の前で赤れいむをあっさり殺してたじゃねーか、赤まりさもゲスと決め付け処分するし。
 それにまりさが殺された時、お前は言ったよな?おちびちゃんさえ出来ればまりさは用済みだと。
 お前の愛情は全てを包み込むんじゃないのか?え?どうなんだよ」
「あ、あのおちびちゃんやまりさはれいっがい!だよ!あんなげすちびやきたないのらなんかれいむにはふさわしくないんだよ!」
「そうやって自分に都合が悪くなると例外にする、お前の母性や愛情とやらは例外だらけなんだな」
「ゆぐぐぐぐぐぐぐぐ!!」

痛い所を指摘され何も言い返せないれいむ。
ゆっくりの言葉は鳴き声で意味など無い。
それがよく分かる個体だ。

「んじゃお前の全てを奪ってやろう」

ブチン

「ゆ?」

まずはさっきかられいむの感情にあわせてぴこぴこと鬱陶しかったもみあげだ。
男はれいむが反応する前に素早く両方のもみあげを引きちぎる。

「れいむのだれよりもおしゃれでかわいくてふさふさでむてきのもみあげさんがぁぁぁぁぁ!?」
「次はその汚いリボンをバラバラにするよ!」
「やべでぇぇぇぇぇ!それだけはぁぁぁぁぁ!れいむのいちばんのじまんのおりぼんさんだけはぁぁぁぁぁ!」
「そおい!」
「あっ……あああああーーーーー!!そんなぁぁぁぁぁ!?れいむのおりぼんがぁぁぁぁぁ!?いのちよりたいせつなおりぼんがぁぁぁぁぁ!」
「汚物は消毒だぁ!」
「ゆんやぁぁぁぁぁ!?おりぼんさんがもえてるぅぅぅぅぅ!れいむのいのちがもえてるぅぅぅぅぅ!」

バラバラに引き裂いたリボンをホットプレートに落としチャッカマンで火をつけて燃やす。
自分の分身ともいうべきリボンを失ったれいむはもう二度とゆっくりする事は出来ないだろう。

「れいむの……おりぼん……おりぼん……」
「次は汚い髪の毛だ!」
「やべでぇぇぇぇぇ!ぼうやべでぇぇぇぇぇ!これいじょうでいぶがらゆっぐりをどらないでぇぇぇぇぇ!」
「いちいち手で引き抜くのは面倒だな、という事でチャッカマンで燃やそう」
「やべでやべでやべでぇぇぇぇぇ!」
「ファイアー!」
「ぎゃあぁぁぁぁぁ!あづいあづいあづいぃぃぃぃぃ!でいぶのがみのげざんがぼえでるぅぅぅぅぅ!なぐなっでいぐぅぅぅぅぅ!」
「大丈夫!もう完全にハゲ饅頭になったからね!ほら!」
「あああああああああああああああーーーーーーーー!!!」

鏡で自分の惨めな姿を見たれいむは大絶叫を上げる。

「んじゃ最後は額を焼いてフィニッシュだな」
「やべでぐだざいぃぃぃぃぃ!ぞれだげばぁぁぁぁぁ!でいぶおぢびぢゃんうめなぐなるのぜっだいやだぁぁぁぁぁ!」
「……どうしても嫌か?」
「いやだぁぁぁぁぁ!ぞれだげばゆるじでぇぇぇぇぇ!でいぶなんでぼじばずがらぁぁぁぁぁ!」
「何でもと言ったな?その言葉に嘘は無いな?」
「ありばぜん!ぼうでいぶにのごっだのばぞれじがないんでずぅぅぅぅぅ!」
「いいだろう、額だけは焼かないでおいてやる」
「……ゆ?ぼんど?」
「ああ、お前も十分反省しただろうしな、ここらで許してやるよ」
「あ、ありがどうございばずぅぅぅぅぅ!」

涙を流してひたすら男に土下座するれいむ。

「そういえばうんうんとしーしーまみれで体中汚れてたな、洗ってやるよ」
「お、おにいざん……ありがどう……」

男がれいむを持って立ち上がったが……

「おっと!手が滑った!」
「ゆ?」

男が突然れいむを離した。
一瞬の浮遊感の後、れいむは真下にあった物へ顔面を叩き付けた。

「ゆんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!でいぶのおがおぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

真下にあった灼熱のホットプレートと熱烈なキスをしたれいむは大絶叫を上げる。

「あづいあづいあづいあづいあづいぃぃぃぃぃ!!でいぶのおがおがぁぁぁぁぁぁ!!」
「悪い悪い、つい手が滑っちゃったよ、ゆっくり許してね!それより助けてやらないとな」

必死に顔をホットプレートから離そうともがくれいむに男は手を差し伸べるが……

「おっと!またしても手が滑ったぁ!」
「ぎゃぁぁぁぁぁ!おぢびぢゃんがぁぁぁぁぁ!でいぶおぢびぢゃんうべなぐなっでいぐぅぅぅぅぅ!」

つい手が滑った男はなんとれいむの額をプレートに強く押し付けてしまった。
額が嫌な音を立てて焦げていく激痛と二度とおちびちゃんが生めなくなった損失感でれいむは喉が潰れんばかりの悲鳴を上げた。

「ごめんごめん!手が滑ったんだ!ゆっくり許してね!」
「あっ……がっ……」

ようやく灼熱のホットプレートから助け出されたれいむ。
だがその顔は無残に焼けただれ片目が熱で破裂し額は真っ黒だ。
まるでゾンビのような顔になったれいむはピクピク痙攣するだけであった。

「おっ、生きてたか、まああっさり死んじゃつまらんからな、せいぜい長く生かしてやるよ」

笑いながら語る男の声をれいむは薄れゆく意識の中でぼんやりと聞いていた。
何故?その疑問がれいむの頭を支配する頃にはれいむの意識は闇へと沈んだ……



-それからしばらく経ったある日-

「よお、今日も楽しいビデオ観賞の時間だぞ」
「もう……やべで……みだぐない……なにもみだぐない……」

れいむはまだ生きていた。
出産機能を完全に破壊され生きる気力をほとんど失ったがまだかろうじて生きていた。
おたべなさいであっさり自殺するかと思われたがホットプレートとキスした時に舌も焼かれたらしく正確に発音出来なくなったらしい。
今はオレンジジュースの点滴を受けてかろうじて生き続けている状態だ。
そんな哀れなれいむに少しでもゆっくりしてもらおうと男が考えたのはビデオ観賞だ。
愛で派向けのDVDを手に入れて幸せなゆっくりの様子を見てもらおうという男の粋な計らいである。
れいむは見るのを拒否するかのように目を閉じるが男が無理やりまぶたを開けて観賞させる。
映像の中では美ゆっくりのれいむとまりさが幸せそうにすりすりしている。
そしてその二匹の周りにはこれまた可愛らしい子ゆっくりが元気に跳ね回っていた。
そんな時だ、一匹の子れいむが転んで泣き出してしまった。
他の子ゆっくり達がだいじょうぶ?ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!と心配そうに声を掛ける。
それでも泣き止まない子れいむだったが母れいむが優しくぺーろぺーろすると落ち着きを取り戻した。
ようやく泣き止んだ子れいむを父まりさが帽子に乗せてたかいたかいをする。
きゃっきゃとはしゃぐ子れいむとそれを微笑ましそうに見つめる母れいむと子ゆっくり達。
そして親子仲良く優しい飼い主の家に帰っていった所で映像は終わった。

「うわっ……いつ見てもすげー映像だよな、俺だったらお飾り奪ってハゲ饅頭にして子ゆっくりから一匹ずつ火の中に放り込むレベルだわ」
「……」

男が苦笑いする横ではれいむが残った片目から大粒の涙を流していた。
不幸のどん底にあるれいむからすれば他ゆんのゆっくりした幸せな生活を見せ付けられるのはかなりのストレスだろう。
それを見た男はいつもの言葉をれいむに送る。

「ねぇ、どんな気持ち?自分はゲスのおちびちゃんしか生めなくて、今どんな気持ち?
 短い間とはいえつがいとなったまりさを用済みとあっさり捨てて、今どんな気持ち?
 お飾りを失い二度と子供を生めない体になって、今どんな気持ち?幸せなゆっくりの家族を見て、今どんな気持ち?」

れいむの心を抉る言葉を何度も言う男の顔はとても晴れやかだ。

「ぼう……やだ……ゆっぐりでぎない……みだぐない……みぜないで……」
「何言ってるんだ?ゆっくりはゆっくりさせないといけないんだろ?あんなにゆっくりした家族を見れてれいむもゆっくり出来るだろ?」
「ゆっぐりでぎない……ぜんぜんゆっぐりでぎない……」
「まあまあ遠慮するなよ、何度でも見せてやるからさ」
「ぼう……ゆるじでぐだざい……おにいざんをうらぎってずびばぜん……ぼうおにいざんにはざがらいばぜんがら……だがらゆるじで……」
「お前のおかげで俺はゆ虐の楽しさが分かったし今はそんなに怒ってないよ、でも……」
「ゆ!?」
「お前とは長く付き合いたいから出来る限り長生きさせてやるよ、だからこれからもよろしくな!」
「あ゛……あ゛……あ゛……」

れいむは理解した。
男はまだ許してくれてない事に。
そしてこの地獄がまだまだ続く事に。
れいむは後悔した。
一時の欲望のために男を裏切った事を。
最初の頃は確かにれいむは素直で善良なゆっくりだった。
だがゆっくりした生活を送るうちにもっとゆっくりしたいという尽きる事のない欲望がれいむを支配していった。
そしていつの間にかれいむはゲス化しどうすればもっとゆっくり出来るか、どうすれば男を上手く操れるかという事ばかり考えるようになった。
こんなゲスは制裁されても仕方ないとれいむは思った。
でも出来る事ならもう一度やり直したい。
そして今度こそ男とおちびちゃんと一緒に幸せな生活を……
だがもう遅い、遅すぎる。
ゲスはとにかく後悔するのが遅すぎるのだ。

「でいぶ……げずでごべんなざいぃぃぃぃぃぃ!!」

れいむの心からの謝罪だが男はいつもの台詞で締めくくる。

「はいはい、ゆっくりゆっくり」

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