ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1587 たいっけつ!でいぶVSでいぶ!
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ankoss
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「そこのじじぃ!れいむはしんぐるまざーなんだよ!かわいそうなんだよ!じじぃはれいむのためにあまあまもってきてね!」
「「あみゃあみゃもっちぇきょい!じじぃ!」」
「そうか、お前はしんぐるまざーでかわいそうなのか!かわいそうなれいむには、やさしくしないといけないな!」
「ゆっふっふ!なかなかみどころのあるじじぃだね!れいむのどれいにしてあげるよ!」
「やっちぇねおきゃあさん!」
「どりぇいにはまりちゃのうんうんをたべちゃちぇてあげるのじぇ!ちゅっきりー!」
とある公園の隅で、とあるお兄さんはしんぐるまざーのれいむとれいみゅ、まりちゃの家族に絡まれた。
普通の人なら無視するか、潰すしてゴミ箱に放り込むかであろう。
しかし、お兄さんはこの饅頭共を持ち帰ることにした。なぜなら私もまたでいぶ一家を求めていたのだから。
「さぁ、私の家についたぞ」
「ゆっふっふ!なかなかよいいえだね!」
「「きょきょをれいみゅの(まりちゃの)ゆっくちぷれ」
「なにいっでるのぼー!ごごはでいぶのゆっぐりぶれいずでしょー!」
「「「どぼじでぞんなごどいうのー!!!」」」
お家宣言を邪魔された三匹が声のした方を向くとそこには薄汚いでいぶとれいみゅ、ありちゅがいた。
こちらは我が家に先程侵入したしんぐるまざーの一家である。
紛らわしいので、まりちゃがいる方の家族をでいぶ1、れいみゅ1、まりちゃ
ありちゅがいる方の家族をでいぶ2、れいみゅ2、ありちゅとしよう。
ありちゅ「くそどれい!きょんないなきゃもののゆっきゅりをちゅれてきゅるにゃんて、とんだいなきゃものね!」
れいみゅ2「おーうんうんきゅさしゃいゆっきゅりぢゃね!ちきゃよりゃにゃいでね!」
でいぶ1「ゆがー!でいぶはいながものじゃないー!」
まりちゃ「まりちゃうんうんきゅさきゅないんだじぇ!ゆ...まりちゃうんうんしたきゅなってきちゃよ!ちゅっきりー!」
ゆっくり達は互いを罵り合っている。しかし、れいみゅ1のセリフで事態は進展することとなる。
れいみゅ1「れいみゅおなきゃちゅいちゃよ!あみゃあみゃもってきちぇね!」
「「「「「ゆ...」」」」」
でいぶ1「そうだよ!くそどれいはいますぐあまあまをもってきてね!」
ありちゅ「いなきゃもにゅのどりぇいは、ありちゅのちゃめにときゃいはならんちをよういしゅりゅのよ!」
まりちゃ「まりちゃのすーぴゃあうんうんたいみゅはじまりゅよ!」
「ああ、何たることだ!」
「「「「「「ゆ!?」」」」」」
「お兄さんは!より!かわいそうなゆっくりに優しくしてあげなければならないのにっ!」
でいぶ1,2「「そうだよ!でいぶはかわいそうなんだよ!どれいはやさしくするのがとうっぜん!なんだよ!」」
「いったい!どちらのでいぶの方がかわいそうなのか!私には分からない!ああどうすればいいのだ!よりかわいそうなでいぶにあまあまをあげなければならないのに!」
でいぶ1,2「「ゆ!?」」
赤ゆたちは相変わらずあまあまをよこせとわずわらしいが、親でいぶ達はわざとらしく叫ぶお兄さんの言っていることが分かったようである。
要するにより可哀想なのはどっちなのか、可哀想なほうにあまあまをやるということである。
でいぶ1,2「「そんなのでいぶにぎまっでるでじょー!でいぶはしんぐるまざーなんだよ!」」
でいぶ1,2「「ゆ?」」
「ああ!何という不運なのだろう!どちらも同じしんぐるまざーだなんて!これではどちらが可哀想かなんて分からないじゃないか!ああ!」
うん、ちょっとノリノリになりすぎた、落ち着くんだ私。
でいぶ1「でいぶは、あいするおっとにさきだたれたんだよ!そんなうすぎたないでいぶなんかよりでいぶのほうがかわいそうなんだよ!」
話を聞くにこのでいぶ1はとある野良まりさと番になり、2匹の子ゆっくりを産んだらしい。
ところが、でいぶ1が子育てに毎日必死だというのに、まりさはろくに餌をとってこれないうえ、日衰弱死してしまったらしい
それから仕方がなく、おちびちゃんをつれて狩りをしたが、愚かな人間はだれもでいぶにご飯を献上してくれなくて、ひもじい思いをしていたらしい。
「なるほどねーせっかく手に入れたどれいまりさは役立たずで使えなかったわけか。」
でいぶ1「そういうことだよ!わかったらどれいは、かわいそうなでいぶにあまあまをちょうだいね!」
でいぶ2「ゆっふっふ!そんなのぜんぜんかわいそうじゃないよ!でいぶはれいぱーにおそわれたんだよ!」
曰くこのでいぶ2は元飼いゆっくりであり、ある日無能な飼い主はあろうことか偉大な自分を捨てたという。
でいぶ2は飼い主に復習を誓うが、ある日レイパーに襲われ命からがらに逃げ延びるが、その頭に二匹の命が宿る。
仏のでいぶ2はれいぱーの子でもその溢れる母性により育てることを決心し、その教えを理解しないおろかなぱちゅりーを制裁し、食してやった。
なのにあろうことか、それ以降他のゆっくり達はでいぶ2を見ると一目散に逃げ出し、だれもお布施をしなかったという。
「うーむ、なるほどねぇ。うーん...まぁお前(でいぶ2)の方が可哀相だな!」
でいぶ1「どぼじでぞんなごどいうのー!!!」
でいぶ2「ゆっふっふ!とうっぜん!のことだよ!」
でいぶ1「なんでー!でいぶはみぼうっじん!なんだよ!がわいぞうじゃないの!」
「いやー、そりゃあ奴隷に死なれて面倒事増えたのはわかるけどさー!こっち(でいぶ2)はれいぱーだぞ、れいぱー」
でいぶ2「そうだよ!でいぶはのぞまぬにんっしん!をしたんだよ!」
でいぶ1「ゆ...」
流石のでいぶ1でもれいぱーに襲われることを恐怖は分かるようだ。こちらは望みのまりさとすっきりしたのに対して向こうはれいぷである。どうにも分が悪い。
でいぶ2「さぁ、はやくどれいはれいぷされてかわいそうなでいぶにあまあまをもってきてね!」
「そうだな、今持ってくるぞ。いやーお前も(でいぶ1)残念だなー、お前よりも可哀想なでいぶがいてさぁ。お前がもっと可哀想なら私もお前達にあまあまをあげるのになぁ。」
でいぶ1「ゆ?」
「例えばだなー愛する子供に先立たれるとか...いやぁそんなことがあったら向こう(でいぶ2)よりも可哀相だな!でもお前の子ども元気だもんなー!」
れいみゅ1「ゆんやーどーちてれいみゅにあみゃあみゃきゅれないの!れいむぷきゅーしゅりゅよ!ぷきゅぅぅ!」
まりちゃ「まりちゃ、みょっとうんうんしたいんだじぇ!しょのちぇみにもっちょむーちゃむーちゃちたいんだじぇ!」
「残念だなーこいつらがケガとかで死んじゃったらとてもかわいそうなんだけどなー。まぁそんなことあるわけないか!さぁあまあまをとりにいくぞ!」
お兄さんはそう言いながら、台所の方に消えて行きドアを閉める。このドアの窓はマジックミラーになっており、ゆっくり達からはここで覗いているのは見えない。
でいぶ2「おちびちゃん!いまどれいのにんげんがあまあまをとってくるからね!」
れいみゅ2「しゃしゅぎゃおきゃあしゃんだにぇ!」
ありちゅ「ときゃいはね!」
勝利の祝福をあげるものと
れいみゅ1「ぷきゅぅ!あみゃあみゃちょれないむにょうなおやにゃんちぇれいみゅのおやじゃにゃいよ!」
まりちゃ「はやきゅまりちゃにみょっとうんうんしゃせりゅんだじぇ!」
敗者をやじる声。
でいぶ1「ゆっくりしていないがきはしね!」
まりちゃ「ゆぎゃ!」
れいみゅ1「ゆ?」
れいむ1がまりちゃを圧し潰した。回りには見事な餡子の花が咲いている。れいみゅ1は目の前のことに思考がついていけずフリーズしている。
れいみゅ1「ゆ、ゆぴゃあ!おきゃあしゃん!どぼじでいみょうとを!」チョロチョロ
漸くれいみゅ1の思考が現状に追いついたらしく、おそろしーしーをしている。妹がうんうんまりちゃなら、姉はちーちーれいみゅか。
でいぶ1「うるさいね!おかあさんはもともと、つかえないまりさににていてうんうんくさいがきなんてだいっきらい!だったんだよ!せいぜいおかあさんのためにしんでね!」
せめてもっと小さな声で言えよ。これじゃあ、お兄さんがわざと見てなくても分かるぞ。しかし、むこうのでいぶ2のかぞくはこちらの事などつゆ知らず、お歌を歌ってやがる。
「さぁ、かわいそうなゆっくりちゃんたちー!美味しい饅頭さんだぞー!」
でいぶ2一家「「「ゆわーああ!」」」
でいぶ1「お!おちびちゃーーーーーーーん!!!」
でいぶ2一家「「「ゆ?」」」
「こ...これは!まりちゃ!どうしたんだ!」
まりちゃ「ゆっ...!ゆっ...!」
でいぶ1「ぐぞにんげんん!!おちびちゃんをだずげろおお!」
「これは...無理だもう手遅れだ...」
まりちゃ「もっちょ...うんうん...しちゃきゃった...」
れいみゅ1「れいみゅのいみょうとがー!」
でいぶ1「まりさによくにたれいむのかけがえのないおちびちゃんがー!りっぱにそだてるってまりさにちかったのにー!れいむはせかいいちかわいそうなゆっくりなんだー!」
でいぶ1「だからあまあまちょうだいね!」
呆然としているでいぶ2の家族にお兄さんは言う。
「なぁ...あいつらとっても可哀相だと思わないか?」
でいぶ2一家「「「ゆ?」」」
「だってそうだろ?あいつらとっても大事なまりちゃが死んじゃったんだぞ?今まで不幸な目にあってきたお前らなら分かるだろ?」
でいぶ1「そうだよ!でいぶはいとしのとちびちゃんがしんじゃってしゅうっしん!なんだよ!かわいそうなんだよ!だからまんじゅうさんをでいぶのものなんだよ!」
「ああ、そうだ。これは可哀想なお前たち(でいぶ1)のものだ。」
でいぶ2一家「「「ゆーーーー!?」」」
「いや、子どもが死んだのに饅頭だけだったら不十分だな。もっと立派なあまあまがまりちゃの弔いには必要だな!」
でいぶ1「ゆっふっふ!とうぜんだよ!じじぃははやくもっとりっぱなあまあまをもってきてね!たくさんでいいよ!」
れいみゅ1「ゆ...あみゃあみゃ、れいみゅのみょの?ゆー、あんにゃうんうんきゅしゃいまりちゃ、れいみゅのいもうちょじゃないとおもっちぇちゃんだよ!」
れいみゅ2「にゃんでー!」
ありちゅ「ごにょ、いにゃきゃみょのー!」
でいぶ2「ぐぞどれいい!ごれはどぼいうごどなの!?」
「いやーだってさ?おまえらの子ども二匹とも元気じゃん?残念だなーもしどっちか死んでいたら弔いとしてすごいあまあまをあげるのになー
でも、母性溢れるでいぶお母さんに限ってそんなわけ無いしなー。お前らも恨むなら仏のように立派なお母さんを恨むんだな。じゃああまあまとってくるね!」
そう言ってお兄さんは台所からゆっくり達の動向を観察する。
れいみゅ1「やっちゃね!おきゃあしゃん!」
でいぶ1「ゆっふっふ!なんたってでいぶはせかいいちかわいそうなゆっくりだからね!あまあまたべたらこのいえをれいむたちのおうちにしようね!おちびちゃん!」
れいみゅ2「ゆんやー!どぼじでおきゃあしゃんはきゃわいしょうにならにゃいの!ちゅきゃえにゃいおやだにぇ!」
ありちゅ「いにゃきゃみょののみゃみゃにゃんて、ありちゅちらにゃいわ!」
グチャ
でいぶ2「ゆっふっふ!れいぱーのこはゆっくりできないよ!でいぶがせいっさい!してあげるよ!」
れいみゅ2「お...おねいちゃん...?」
「喜べーシュークリームだぞー!」
でいぶ1一家「「ゆわーい!」」
でいぶ2「お...お...おちびちゃん!!!いっだいどぼじだの!」
でいぶ1一家「「ゆぇ?」」
「あ、あ、ありちゅ!ひどい!どうしたんだ!」
でいぶ2「ゆわーん!ゆめにでてきたほとけさまにしゅくふくされた、でいぶのしこうのおちびちゃんがー!
れいぱーのこでもわけへだてなくあいっじょう!もってそだてたのにー!でいぶはちきゅういちかわいそうなゆっくりなんだー!」
でいぶ2「こんなきけんなところにつれてきたどれいには、しゃざいとばいしょうをせいっきゅう!するよ!」
ありちゅ「ありちゅ...もっちょ...ちゅっきりしちゃきゃった...」
れいみゅ2「おねいちゃーーん!」
「いやー困ったなぁ」
でいぶ1,2「ゆ?」
「可哀想なでいぶのために饅頭とシュークリームを用意したんだけどなぁ」
でいぶ1,2「「ゆ、そうだよ、かわいそうなでいぶにあまあまちょうだいね!...ゆ?」」
「だろ?お前らどっちも1匹だけ子ども死んじゃったじゃん。これじゃあお兄さん、どっちが可哀想かわからないよ...。」
でいぶ1,2「「ゆええ!!??」」
「もし、もしもだ。おちびちゃん2匹とも死んじゃったら、もっとかわいそうになるんだけどなあー」
れいみゅ1,2「「ゆ!?」」
れいみゅ達もようやく事態がつかめてきたようである。しかしでいぶ達の反応が鈍い。自分に似ているれいみゅを殺すことに戸惑いは感じているらしい。
ここはその背中を押してあげることにしよう。
「そうだ!この前ゆんやーデパートでケーキを買ってきたんだ!」
「「「「け、けーき!?」」」」
れいみゅ2「ちょうらいね!けーき!れいみゅにちょうらいね!」
れいみゅ1「けーきしゃんありゅの?ゆわー」チョロチョロ
ケーキ、それは野良ゆっくりにとって至高の味
一口食べればあんよは天にも浮かび
三口食べればすっきりよりも強い快感が身を包むと言う
「でもなぁ...あれは飛び切り可哀想なゆっくりのために買ってきたんだよ。それこそ子どもが全部死んじゃったような。
でもお前らは子ども1匹ずつ生きているからなー。ケーキやる程可哀想じゃないよなー。」
れいみゅ1,2「「けーき!けーき!...ゆ、にゃんでれいみゅのおりぼんしゃんにゅれてりょの?」」
れいみゅたちが振り返ると、ヨダレを垂らした親の姿がいた。
「そうだ!万が一って事もあるからな!もしかするとお兄さんがケーキを取りに行って間にれいみゅちゃんたちが死んでるかもしれないしな!
そうなったら、子どもがみんな死んじゃったでいぶには可哀相だからケーキをあげよう!まぁそんな事絶対ありえないけどね!
れいみゅちゃんたち!お母さんから離れちゃだめだぞ!」
バタン
れいみゅ1「お...おきゃあしゃん...?」
れいみゅ2「やめちぇね...れいみゅをきょろしゃにゃいでね?」
でいぶ1,2「「おちびちゃん...?」」
れいみゅ1,2「「ゆぎっ!」」
でいぶ1「でいぶなんて...おかあさんじゃない?」
れいみゅ1「ゅ」チョロチョロ
でいぶ2「でいぶが...つかえないおや...?」
れいみゅ「ゆぇ!ぎょめんなしゃい!ぎょめんなしゃい!」
でいぶ1「ゆっくり」
でいぶ2「してないがきは」
でいぶ1,2「「ゆっぐりじねええええ!!!!!!」」
れいみゅ1,2「「ゆぎゃああああああああ!!!!!!!!!!」」
さて、そろそろいいだろう。あと、そろそろでいぶ1とかでいぶ2とかつけなくてもいいよね?別にどっちかなんて大した問題じゃないよね?
「いやー実に美味そうだなーゆんやーデパート特性の特上クリームケーキだ!思わず涎が垂れるぞ!お前たちもそう思わないか?あれ...?」
「ゆんやー!お、お、おちびちゃんが!でいぶによぐにだおちびちゃんがあ!」
「どぼじでごんなごどに...どぼじでごんなごとに...」
「お...おまえら...これは...なんて事だ!なんで!なんで!どうしてこの世はこんなにも悲しいのだ!なぜだあああああああ!」
「「うちゅういちかわいそうなでいぶに、けーきをちょうだいね!」
「でもお前ら、どっちも子ども全滅してるぞ?」
「「どぼじであっちのあかちゃんもじんでるのー!?」」
「いやー困ったね、これじゃあ振り出しだね。どっちもケーキをあげるぐらい可哀想なのは確かなんだけど、一体どっちがより可哀想なんだ?」
「そろーり」
「そろーり」
「ゆっふっふ!」
「いまのうちに!」
「あっちのでいぶのうしろにいって!」
「きしゅうするよ!」
「そしたらけーきは!」
「でいぶのものだよ!」
「「どぼじでおんなじごどがんがえでるのーー!!??」」
「あー喧嘩か。それ、いいね。」
「「ゆっ?」」
「ほらさ、例えば喧嘩って負けた方が可哀想じゃん。だからお兄さん、先に体当されてでいぶのほうが可哀相だからそっちにケーキあげるよ。」
「「ゆぅぅーーー!!??」」
「さぁ、早速決闘開始だ!レディーーー!ゴーーーーー!!」
二匹はお互いをにらみ合いどちらも動かない。相手の出方を伺っているのか...これは長期戦になりそうだぞ...!
しかし...でいぶ達の口から出たのは...お兄さんには信じがたいものであった!
「どうしたの!はやくかかってきてね!」
「そっちこそだよ!はやくでいぶにたいあたりをしてね!」
「なにいっでるのー!だいあだりはいだいでじょー!そんざくるじいおぼいを、おばえがじなぐでもいいんだよ!」
「おばえごぞ、あがぢゃんがじんぢゃったあとでじょー!くるじみもがなじみのぜんぶ、でいぶがひきうげるよ!」
「そ...そんなバカな!あの...あのでいぶが...他者の悲しみをいたわり、自らが犠牲を引き受けるだとっ!あのでいぶがっ...!」
「でもこれじゃあ何時まで経っても、どっちが可哀想かわからないよね」
「「ゆぅぅ...」」
「フッフッフ、安心するがいい!そんなでいぶ達のためにお兄さんからプレゼントだ!」
そう言ってお兄さんはゆっくりの前に剣山を用意した。そう、ゆっくり躾兼虐待用の特大剣山ボードである。
「そ...それはなんなの?」
「と...とげとげさん?」
「そうだよ!でいぶ達はこれの上でこれから跳ね回るんだ」
「「ぞんなごとできるばげないでじょー!」」
「い...いや、別に強制しているわけじゃないんだ!ただ、これの上で跳ねたら痛そうだなーって思って」
「あだりばえでじょー!」
「じじぃはあだまぐざっでるの?」
「だからさぁ、そんな痛い思いをするゆっくりにこそお兄さんケーキあげようと思うんだ。」
「「...」」
「特性チョコケーキ追加だあ!」
「「いだーい!!!」」
でいぶ達は苦悶の顔で剣山を跳ね回るが、この剣山は躾用でもあるのでそうは大怪我は負わない。
しかしゆっくりは痛みに弱いナマモノである。まるで、地獄に落ちたかの表情を見せてくれる。
「ご...ごれで...」
「でいぶはいぢばんがわいぞうな...」
「「なんでおばえもごごにいるのー!?」」
「あ...あ...あにゃるが!でいぶのすいーとなあにゃるが!なんて!かわいそうなの!」
「ゆぎゃあああ!でいぶのほうせきのようなまむまむがああ!なんてあわれなの!」
「「いだいよー!!!!」
「痛けりゃ出ればいいじゃん。何故そうしない?」
「ぞ...ぞんなわけには...」
「そうだよ...でいぶはがわいぞうになるんだ...ゆ?」
「ゆ...?なんで?でいぶじあわぜになりだいのに...じあわせになるためにがわいぞうに...ゆゆゆっ!?」
「な...なんで、でいぶはごんなごどを...?」
「特性ホワイトチョコケーキ!!!!」
「「でいぶのひかりかがやくおかおさんがー!!!」」
「ゆぇ...!おぃ!ぼうごれいじょうやるど、おばえもゆっぐりでぎなぐなるぞ!」
「いやだよ!おばえぼいいかげんに!じあわぜになでよ!」
「何ということだ!あの..でいぶが!でいぶがああああ!他者のゆっくりを!幸せを!心の底から祈っているなんて!
これは夢じゃないのか!これは夢じゃないのかああああ!涙!お兄さんの目から溢れるこれは涙なのかあああああ!」
「ごのよの!」
「いだみも!」
「ぐるじみも!」
「がなじみも!」
「ぜんぶ!」
「がわいぞうなでいぶが!」
「「いっじんにひぎうけるんだー!!!」」
「うめっ、うめっ!これめっちゃうめっ!」
「「どぼじで、でいぶのげーきたべちゃうのーーーーー!!!!!?????」」
「いやーお兄さん思い出したんだよねー」
「「なにを!!」」
「世の中にはもっと可哀想なゆっくりもいるってことさ」
そう言ってお兄さんはゴソゴソと何かを取り出した。そして剣山で固まっているでいぶ達の前に見せつけてやった。
「ュ...ャェ...」
「「なんなのー!ぞれええ!!!」」
ひどい有様だった。"それ"はゆっくりであった。
しかし、体中は傷だらけで、目のあるはずのところはただ餡子があるだけで、底部は焼き焦がされ、髪の毛は刈り取られていた。
その他にも一体どれだけの事をすればこうなるのか、でいぶ達には検討もつかないような有様であった。
そんな中でもその頭の上には確かに"それ"がゆっくりであることを示す飾りがあった。
"それ"はゆっくりれいむであった。
「「ゆ...ゆ...ゆぎゃあああああああああああああああああああ!!!」」
二匹は漸く理解した。
目の前にいる人間がどの様な人間なのかを。
もう二匹の態度にこの家に来た時の態度は微塵も残っていない。
「こーゆ、ゆっくりにこそあまあまをあげないとな!ほれオレンジジュースだぞー!」
「ヤベデッ!ボウアバアバボジグナイ!ヤベデッ!ゴロジデ!」
「「ゆげぇぇぇ!!」」
でいぶ達...いやでいぶ達だったものは完全に動けないでいた。
本能は今すぐに動け、逃げろと言っていた。しかし動けない。剣山があんよに刺さっているからではない。
しかしお兄さんはそんな二匹にも実に優しい笑顔でこういうのでした。
「さて!お前たちの願い事をかなえてやらないとな!」
「ゆ...?」
「けーき...くれるの?」
一瞬だけその顔にでいぶの顔が戻りかける。しかし
「いや、もっと最近言ったのがあるじゃん」
「「ゆぇ?」」
「ん、さっき言ったばかりじゃん。ほら、この世の...」
「「...」」
「痛みも...」
「「ゆ!?」」
「苦しみも...」
「「ゆ...ゆ...ゆわぁぁぁ!」」
「悲しみも...」
「やめで...!やめでぐだざい!!!!」
「全部...」
「ゆぇっ、ゆぇっ...ゆわないでぐだざい!!!!」
「可哀想なでいぶが...」
「ゆぎゃあ!ぎぎだぐない!ぎぎだぐない!」
「一身に引き受ける...でしょ?」
「「ゆぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」」
「あらあら気絶したみたいだね。可哀想なでいぶ達。フッフお兄さんがもっと可哀想にしてあげるからね。でも先に謝っておくよ。
お兄さんじゃとてもじゃないけど、この世の全ての痛みと悲しみと苦しみを与えることはできないよ...でもできるだけお兄さん頑張るからね!」
「さあ、可哀想なでいぶ達!あまあまの時間だぞ!」
「ぼ...ぼうやべでぐだざい...もうでいぶだぢ...あばあば...ぼじぐない...」
「ど...どうしてそんなこというんだ!こんな可哀想なでいぶを見たら、お兄さんは優しくしなきゃいけないでしょ!あまあまをあげないといけないでしょ!」
「でいぶだぢ...がわいぞうじゃないよ...どでもじあわぜだよ...だがらぼう...あばあばはいだないよ...」
「なんだと...お前たちは...そんな姿になっても...こんな生活を味わっても...幸せだというのか!?」
「ぞうだよ...」
「おにいざん...ありがど...」
「「だがら...もう...あばあばはいりまぜん...」
「そうか...」
((やっだよ...ごれで...じねるよ...))
「良かった!お前たち...今の生活が幸せだったんだな!」
「「ゆ...?」」
「そうだよなー!おかしいと思ったんだ!まさかゆっくりが自ら苦行に励もうとするなんて」
「「ゆ...?ゆ...?」」
「お前たちにとっての幸せってこういう事だったんだな!そうだよ!生き物はみんな幸せになろうとするもんな!お前たちももっとゆっくりしたいもんな!」
「「!?!?!?!?!?」」
「いいぞ、お兄さんが」
(やべで!やべで!やべでええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!)
「これからもずうっと!」
(ゆ...ゆ...ゆ...ゆんやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!)
「この生活を続けさせてやろう!」
「「...」」
「まぁ今はとにかくオレンジジュースを浴びて休んでろ。心配すんなって!回復したらいつものやつやってやるからさ!」
返事はない。これからも二匹のでいぶ達は...いやゆっくりれいむ達は幸せに生きることであろう。
ガラガラ
「ゆーようやくゆっくりしてないとびらさんがあいたね!さすがでいぶだね!」
「おきゃあさんしゅぎょい!」
「わきゃるよーおきゃあしゃんはしゅぎょいんだねー!」
「ゆ...にんげん?おい!ぐぞにんげんはいますぐでていってね!でいぶはしんぐるまざーなんだよ!かわいそうなんだよ!」
「ああわかったよかわいそうなでいぶ、お兄さん、今に君を幸せにしてあげるからね、約束だよ」
「「あみゃあみゃもっちぇきょい!じじぃ!」」
「そうか、お前はしんぐるまざーでかわいそうなのか!かわいそうなれいむには、やさしくしないといけないな!」
「ゆっふっふ!なかなかみどころのあるじじぃだね!れいむのどれいにしてあげるよ!」
「やっちぇねおきゃあさん!」
「どりぇいにはまりちゃのうんうんをたべちゃちぇてあげるのじぇ!ちゅっきりー!」
とある公園の隅で、とあるお兄さんはしんぐるまざーのれいむとれいみゅ、まりちゃの家族に絡まれた。
普通の人なら無視するか、潰すしてゴミ箱に放り込むかであろう。
しかし、お兄さんはこの饅頭共を持ち帰ることにした。なぜなら私もまたでいぶ一家を求めていたのだから。
「さぁ、私の家についたぞ」
「ゆっふっふ!なかなかよいいえだね!」
「「きょきょをれいみゅの(まりちゃの)ゆっくちぷれ」
「なにいっでるのぼー!ごごはでいぶのゆっぐりぶれいずでしょー!」
「「「どぼじでぞんなごどいうのー!!!」」」
お家宣言を邪魔された三匹が声のした方を向くとそこには薄汚いでいぶとれいみゅ、ありちゅがいた。
こちらは我が家に先程侵入したしんぐるまざーの一家である。
紛らわしいので、まりちゃがいる方の家族をでいぶ1、れいみゅ1、まりちゃ
ありちゅがいる方の家族をでいぶ2、れいみゅ2、ありちゅとしよう。
ありちゅ「くそどれい!きょんないなきゃもののゆっきゅりをちゅれてきゅるにゃんて、とんだいなきゃものね!」
れいみゅ2「おーうんうんきゅさしゃいゆっきゅりぢゃね!ちきゃよりゃにゃいでね!」
でいぶ1「ゆがー!でいぶはいながものじゃないー!」
まりちゃ「まりちゃうんうんきゅさきゅないんだじぇ!ゆ...まりちゃうんうんしたきゅなってきちゃよ!ちゅっきりー!」
ゆっくり達は互いを罵り合っている。しかし、れいみゅ1のセリフで事態は進展することとなる。
れいみゅ1「れいみゅおなきゃちゅいちゃよ!あみゃあみゃもってきちぇね!」
「「「「「ゆ...」」」」」
でいぶ1「そうだよ!くそどれいはいますぐあまあまをもってきてね!」
ありちゅ「いなきゃもにゅのどりぇいは、ありちゅのちゃめにときゃいはならんちをよういしゅりゅのよ!」
まりちゃ「まりちゃのすーぴゃあうんうんたいみゅはじまりゅよ!」
「ああ、何たることだ!」
「「「「「「ゆ!?」」」」」」
「お兄さんは!より!かわいそうなゆっくりに優しくしてあげなければならないのにっ!」
でいぶ1,2「「そうだよ!でいぶはかわいそうなんだよ!どれいはやさしくするのがとうっぜん!なんだよ!」」
「いったい!どちらのでいぶの方がかわいそうなのか!私には分からない!ああどうすればいいのだ!よりかわいそうなでいぶにあまあまをあげなければならないのに!」
でいぶ1,2「「ゆ!?」」
赤ゆたちは相変わらずあまあまをよこせとわずわらしいが、親でいぶ達はわざとらしく叫ぶお兄さんの言っていることが分かったようである。
要するにより可哀想なのはどっちなのか、可哀想なほうにあまあまをやるということである。
でいぶ1,2「「そんなのでいぶにぎまっでるでじょー!でいぶはしんぐるまざーなんだよ!」」
でいぶ1,2「「ゆ?」」
「ああ!何という不運なのだろう!どちらも同じしんぐるまざーだなんて!これではどちらが可哀想かなんて分からないじゃないか!ああ!」
うん、ちょっとノリノリになりすぎた、落ち着くんだ私。
でいぶ1「でいぶは、あいするおっとにさきだたれたんだよ!そんなうすぎたないでいぶなんかよりでいぶのほうがかわいそうなんだよ!」
話を聞くにこのでいぶ1はとある野良まりさと番になり、2匹の子ゆっくりを産んだらしい。
ところが、でいぶ1が子育てに毎日必死だというのに、まりさはろくに餌をとってこれないうえ、日衰弱死してしまったらしい
それから仕方がなく、おちびちゃんをつれて狩りをしたが、愚かな人間はだれもでいぶにご飯を献上してくれなくて、ひもじい思いをしていたらしい。
「なるほどねーせっかく手に入れたどれいまりさは役立たずで使えなかったわけか。」
でいぶ1「そういうことだよ!わかったらどれいは、かわいそうなでいぶにあまあまをちょうだいね!」
でいぶ2「ゆっふっふ!そんなのぜんぜんかわいそうじゃないよ!でいぶはれいぱーにおそわれたんだよ!」
曰くこのでいぶ2は元飼いゆっくりであり、ある日無能な飼い主はあろうことか偉大な自分を捨てたという。
でいぶ2は飼い主に復習を誓うが、ある日レイパーに襲われ命からがらに逃げ延びるが、その頭に二匹の命が宿る。
仏のでいぶ2はれいぱーの子でもその溢れる母性により育てることを決心し、その教えを理解しないおろかなぱちゅりーを制裁し、食してやった。
なのにあろうことか、それ以降他のゆっくり達はでいぶ2を見ると一目散に逃げ出し、だれもお布施をしなかったという。
「うーむ、なるほどねぇ。うーん...まぁお前(でいぶ2)の方が可哀相だな!」
でいぶ1「どぼじでぞんなごどいうのー!!!」
でいぶ2「ゆっふっふ!とうっぜん!のことだよ!」
でいぶ1「なんでー!でいぶはみぼうっじん!なんだよ!がわいぞうじゃないの!」
「いやー、そりゃあ奴隷に死なれて面倒事増えたのはわかるけどさー!こっち(でいぶ2)はれいぱーだぞ、れいぱー」
でいぶ2「そうだよ!でいぶはのぞまぬにんっしん!をしたんだよ!」
でいぶ1「ゆ...」
流石のでいぶ1でもれいぱーに襲われることを恐怖は分かるようだ。こちらは望みのまりさとすっきりしたのに対して向こうはれいぷである。どうにも分が悪い。
でいぶ2「さぁ、はやくどれいはれいぷされてかわいそうなでいぶにあまあまをもってきてね!」
「そうだな、今持ってくるぞ。いやーお前も(でいぶ1)残念だなー、お前よりも可哀想なでいぶがいてさぁ。お前がもっと可哀想なら私もお前達にあまあまをあげるのになぁ。」
でいぶ1「ゆ?」
「例えばだなー愛する子供に先立たれるとか...いやぁそんなことがあったら向こう(でいぶ2)よりも可哀相だな!でもお前の子ども元気だもんなー!」
れいみゅ1「ゆんやーどーちてれいみゅにあみゃあみゃきゅれないの!れいむぷきゅーしゅりゅよ!ぷきゅぅぅ!」
まりちゃ「まりちゃ、みょっとうんうんしたいんだじぇ!しょのちぇみにもっちょむーちゃむーちゃちたいんだじぇ!」
「残念だなーこいつらがケガとかで死んじゃったらとてもかわいそうなんだけどなー。まぁそんなことあるわけないか!さぁあまあまをとりにいくぞ!」
お兄さんはそう言いながら、台所の方に消えて行きドアを閉める。このドアの窓はマジックミラーになっており、ゆっくり達からはここで覗いているのは見えない。
でいぶ2「おちびちゃん!いまどれいのにんげんがあまあまをとってくるからね!」
れいみゅ2「しゃしゅぎゃおきゃあしゃんだにぇ!」
ありちゅ「ときゃいはね!」
勝利の祝福をあげるものと
れいみゅ1「ぷきゅぅ!あみゃあみゃちょれないむにょうなおやにゃんちぇれいみゅのおやじゃにゃいよ!」
まりちゃ「はやきゅまりちゃにみょっとうんうんしゃせりゅんだじぇ!」
敗者をやじる声。
でいぶ1「ゆっくりしていないがきはしね!」
まりちゃ「ゆぎゃ!」
れいみゅ1「ゆ?」
れいむ1がまりちゃを圧し潰した。回りには見事な餡子の花が咲いている。れいみゅ1は目の前のことに思考がついていけずフリーズしている。
れいみゅ1「ゆ、ゆぴゃあ!おきゃあしゃん!どぼじでいみょうとを!」チョロチョロ
漸くれいみゅ1の思考が現状に追いついたらしく、おそろしーしーをしている。妹がうんうんまりちゃなら、姉はちーちーれいみゅか。
でいぶ1「うるさいね!おかあさんはもともと、つかえないまりさににていてうんうんくさいがきなんてだいっきらい!だったんだよ!せいぜいおかあさんのためにしんでね!」
せめてもっと小さな声で言えよ。これじゃあ、お兄さんがわざと見てなくても分かるぞ。しかし、むこうのでいぶ2のかぞくはこちらの事などつゆ知らず、お歌を歌ってやがる。
「さぁ、かわいそうなゆっくりちゃんたちー!美味しい饅頭さんだぞー!」
でいぶ2一家「「「ゆわーああ!」」」
でいぶ1「お!おちびちゃーーーーーーーん!!!」
でいぶ2一家「「「ゆ?」」」
「こ...これは!まりちゃ!どうしたんだ!」
まりちゃ「ゆっ...!ゆっ...!」
でいぶ1「ぐぞにんげんん!!おちびちゃんをだずげろおお!」
「これは...無理だもう手遅れだ...」
まりちゃ「もっちょ...うんうん...しちゃきゃった...」
れいみゅ1「れいみゅのいみょうとがー!」
でいぶ1「まりさによくにたれいむのかけがえのないおちびちゃんがー!りっぱにそだてるってまりさにちかったのにー!れいむはせかいいちかわいそうなゆっくりなんだー!」
でいぶ1「だからあまあまちょうだいね!」
呆然としているでいぶ2の家族にお兄さんは言う。
「なぁ...あいつらとっても可哀相だと思わないか?」
でいぶ2一家「「「ゆ?」」」
「だってそうだろ?あいつらとっても大事なまりちゃが死んじゃったんだぞ?今まで不幸な目にあってきたお前らなら分かるだろ?」
でいぶ1「そうだよ!でいぶはいとしのとちびちゃんがしんじゃってしゅうっしん!なんだよ!かわいそうなんだよ!だからまんじゅうさんをでいぶのものなんだよ!」
「ああ、そうだ。これは可哀想なお前たち(でいぶ1)のものだ。」
でいぶ2一家「「「ゆーーーー!?」」」
「いや、子どもが死んだのに饅頭だけだったら不十分だな。もっと立派なあまあまがまりちゃの弔いには必要だな!」
でいぶ1「ゆっふっふ!とうぜんだよ!じじぃははやくもっとりっぱなあまあまをもってきてね!たくさんでいいよ!」
れいみゅ1「ゆ...あみゃあみゃ、れいみゅのみょの?ゆー、あんにゃうんうんきゅしゃいまりちゃ、れいみゅのいもうちょじゃないとおもっちぇちゃんだよ!」
れいみゅ2「にゃんでー!」
ありちゅ「ごにょ、いにゃきゃみょのー!」
でいぶ2「ぐぞどれいい!ごれはどぼいうごどなの!?」
「いやーだってさ?おまえらの子ども二匹とも元気じゃん?残念だなーもしどっちか死んでいたら弔いとしてすごいあまあまをあげるのになー
でも、母性溢れるでいぶお母さんに限ってそんなわけ無いしなー。お前らも恨むなら仏のように立派なお母さんを恨むんだな。じゃああまあまとってくるね!」
そう言ってお兄さんは台所からゆっくり達の動向を観察する。
れいみゅ1「やっちゃね!おきゃあしゃん!」
でいぶ1「ゆっふっふ!なんたってでいぶはせかいいちかわいそうなゆっくりだからね!あまあまたべたらこのいえをれいむたちのおうちにしようね!おちびちゃん!」
れいみゅ2「ゆんやー!どぼじでおきゃあしゃんはきゃわいしょうにならにゃいの!ちゅきゃえにゃいおやだにぇ!」
ありちゅ「いにゃきゃみょののみゃみゃにゃんて、ありちゅちらにゃいわ!」
グチャ
でいぶ2「ゆっふっふ!れいぱーのこはゆっくりできないよ!でいぶがせいっさい!してあげるよ!」
れいみゅ2「お...おねいちゃん...?」
「喜べーシュークリームだぞー!」
でいぶ1一家「「ゆわーい!」」
でいぶ2「お...お...おちびちゃん!!!いっだいどぼじだの!」
でいぶ1一家「「ゆぇ?」」
「あ、あ、ありちゅ!ひどい!どうしたんだ!」
でいぶ2「ゆわーん!ゆめにでてきたほとけさまにしゅくふくされた、でいぶのしこうのおちびちゃんがー!
れいぱーのこでもわけへだてなくあいっじょう!もってそだてたのにー!でいぶはちきゅういちかわいそうなゆっくりなんだー!」
でいぶ2「こんなきけんなところにつれてきたどれいには、しゃざいとばいしょうをせいっきゅう!するよ!」
ありちゅ「ありちゅ...もっちょ...ちゅっきりしちゃきゃった...」
れいみゅ2「おねいちゃーーん!」
「いやー困ったなぁ」
でいぶ1,2「ゆ?」
「可哀想なでいぶのために饅頭とシュークリームを用意したんだけどなぁ」
でいぶ1,2「「ゆ、そうだよ、かわいそうなでいぶにあまあまちょうだいね!...ゆ?」」
「だろ?お前らどっちも1匹だけ子ども死んじゃったじゃん。これじゃあお兄さん、どっちが可哀想かわからないよ...。」
でいぶ1,2「「ゆええ!!??」」
「もし、もしもだ。おちびちゃん2匹とも死んじゃったら、もっとかわいそうになるんだけどなあー」
れいみゅ1,2「「ゆ!?」」
れいみゅ達もようやく事態がつかめてきたようである。しかしでいぶ達の反応が鈍い。自分に似ているれいみゅを殺すことに戸惑いは感じているらしい。
ここはその背中を押してあげることにしよう。
「そうだ!この前ゆんやーデパートでケーキを買ってきたんだ!」
「「「「け、けーき!?」」」」
れいみゅ2「ちょうらいね!けーき!れいみゅにちょうらいね!」
れいみゅ1「けーきしゃんありゅの?ゆわー」チョロチョロ
ケーキ、それは野良ゆっくりにとって至高の味
一口食べればあんよは天にも浮かび
三口食べればすっきりよりも強い快感が身を包むと言う
「でもなぁ...あれは飛び切り可哀想なゆっくりのために買ってきたんだよ。それこそ子どもが全部死んじゃったような。
でもお前らは子ども1匹ずつ生きているからなー。ケーキやる程可哀想じゃないよなー。」
れいみゅ1,2「「けーき!けーき!...ゆ、にゃんでれいみゅのおりぼんしゃんにゅれてりょの?」」
れいみゅたちが振り返ると、ヨダレを垂らした親の姿がいた。
「そうだ!万が一って事もあるからな!もしかするとお兄さんがケーキを取りに行って間にれいみゅちゃんたちが死んでるかもしれないしな!
そうなったら、子どもがみんな死んじゃったでいぶには可哀相だからケーキをあげよう!まぁそんな事絶対ありえないけどね!
れいみゅちゃんたち!お母さんから離れちゃだめだぞ!」
バタン
れいみゅ1「お...おきゃあしゃん...?」
れいみゅ2「やめちぇね...れいみゅをきょろしゃにゃいでね?」
でいぶ1,2「「おちびちゃん...?」」
れいみゅ1,2「「ゆぎっ!」」
でいぶ1「でいぶなんて...おかあさんじゃない?」
れいみゅ1「ゅ」チョロチョロ
でいぶ2「でいぶが...つかえないおや...?」
れいみゅ「ゆぇ!ぎょめんなしゃい!ぎょめんなしゃい!」
でいぶ1「ゆっくり」
でいぶ2「してないがきは」
でいぶ1,2「「ゆっぐりじねええええ!!!!!!」」
れいみゅ1,2「「ゆぎゃああああああああ!!!!!!!!!!」」
さて、そろそろいいだろう。あと、そろそろでいぶ1とかでいぶ2とかつけなくてもいいよね?別にどっちかなんて大した問題じゃないよね?
「いやー実に美味そうだなーゆんやーデパート特性の特上クリームケーキだ!思わず涎が垂れるぞ!お前たちもそう思わないか?あれ...?」
「ゆんやー!お、お、おちびちゃんが!でいぶによぐにだおちびちゃんがあ!」
「どぼじでごんなごどに...どぼじでごんなごとに...」
「お...おまえら...これは...なんて事だ!なんで!なんで!どうしてこの世はこんなにも悲しいのだ!なぜだあああああああ!」
「「うちゅういちかわいそうなでいぶに、けーきをちょうだいね!」
「でもお前ら、どっちも子ども全滅してるぞ?」
「「どぼじであっちのあかちゃんもじんでるのー!?」」
「いやー困ったね、これじゃあ振り出しだね。どっちもケーキをあげるぐらい可哀想なのは確かなんだけど、一体どっちがより可哀想なんだ?」
「そろーり」
「そろーり」
「ゆっふっふ!」
「いまのうちに!」
「あっちのでいぶのうしろにいって!」
「きしゅうするよ!」
「そしたらけーきは!」
「でいぶのものだよ!」
「「どぼじでおんなじごどがんがえでるのーー!!??」」
「あー喧嘩か。それ、いいね。」
「「ゆっ?」」
「ほらさ、例えば喧嘩って負けた方が可哀想じゃん。だからお兄さん、先に体当されてでいぶのほうが可哀相だからそっちにケーキあげるよ。」
「「ゆぅぅーーー!!??」」
「さぁ、早速決闘開始だ!レディーーー!ゴーーーーー!!」
二匹はお互いをにらみ合いどちらも動かない。相手の出方を伺っているのか...これは長期戦になりそうだぞ...!
しかし...でいぶ達の口から出たのは...お兄さんには信じがたいものであった!
「どうしたの!はやくかかってきてね!」
「そっちこそだよ!はやくでいぶにたいあたりをしてね!」
「なにいっでるのー!だいあだりはいだいでじょー!そんざくるじいおぼいを、おばえがじなぐでもいいんだよ!」
「おばえごぞ、あがぢゃんがじんぢゃったあとでじょー!くるじみもがなじみのぜんぶ、でいぶがひきうげるよ!」
「そ...そんなバカな!あの...あのでいぶが...他者の悲しみをいたわり、自らが犠牲を引き受けるだとっ!あのでいぶがっ...!」
「でもこれじゃあ何時まで経っても、どっちが可哀想かわからないよね」
「「ゆぅぅ...」」
「フッフッフ、安心するがいい!そんなでいぶ達のためにお兄さんからプレゼントだ!」
そう言ってお兄さんはゆっくりの前に剣山を用意した。そう、ゆっくり躾兼虐待用の特大剣山ボードである。
「そ...それはなんなの?」
「と...とげとげさん?」
「そうだよ!でいぶ達はこれの上でこれから跳ね回るんだ」
「「ぞんなごとできるばげないでじょー!」」
「い...いや、別に強制しているわけじゃないんだ!ただ、これの上で跳ねたら痛そうだなーって思って」
「あだりばえでじょー!」
「じじぃはあだまぐざっでるの?」
「だからさぁ、そんな痛い思いをするゆっくりにこそお兄さんケーキあげようと思うんだ。」
「「...」」
「特性チョコケーキ追加だあ!」
「「いだーい!!!」」
でいぶ達は苦悶の顔で剣山を跳ね回るが、この剣山は躾用でもあるのでそうは大怪我は負わない。
しかしゆっくりは痛みに弱いナマモノである。まるで、地獄に落ちたかの表情を見せてくれる。
「ご...ごれで...」
「でいぶはいぢばんがわいぞうな...」
「「なんでおばえもごごにいるのー!?」」
「あ...あ...あにゃるが!でいぶのすいーとなあにゃるが!なんて!かわいそうなの!」
「ゆぎゃあああ!でいぶのほうせきのようなまむまむがああ!なんてあわれなの!」
「「いだいよー!!!!」
「痛けりゃ出ればいいじゃん。何故そうしない?」
「ぞ...ぞんなわけには...」
「そうだよ...でいぶはがわいぞうになるんだ...ゆ?」
「ゆ...?なんで?でいぶじあわぜになりだいのに...じあわせになるためにがわいぞうに...ゆゆゆっ!?」
「な...なんで、でいぶはごんなごどを...?」
「特性ホワイトチョコケーキ!!!!」
「「でいぶのひかりかがやくおかおさんがー!!!」」
「ゆぇ...!おぃ!ぼうごれいじょうやるど、おばえもゆっぐりでぎなぐなるぞ!」
「いやだよ!おばえぼいいかげんに!じあわぜになでよ!」
「何ということだ!あの..でいぶが!でいぶがああああ!他者のゆっくりを!幸せを!心の底から祈っているなんて!
これは夢じゃないのか!これは夢じゃないのかああああ!涙!お兄さんの目から溢れるこれは涙なのかあああああ!」
「ごのよの!」
「いだみも!」
「ぐるじみも!」
「がなじみも!」
「ぜんぶ!」
「がわいぞうなでいぶが!」
「「いっじんにひぎうけるんだー!!!」」
「うめっ、うめっ!これめっちゃうめっ!」
「「どぼじで、でいぶのげーきたべちゃうのーーーーー!!!!!?????」」
「いやーお兄さん思い出したんだよねー」
「「なにを!!」」
「世の中にはもっと可哀想なゆっくりもいるってことさ」
そう言ってお兄さんはゴソゴソと何かを取り出した。そして剣山で固まっているでいぶ達の前に見せつけてやった。
「ュ...ャェ...」
「「なんなのー!ぞれええ!!!」」
ひどい有様だった。"それ"はゆっくりであった。
しかし、体中は傷だらけで、目のあるはずのところはただ餡子があるだけで、底部は焼き焦がされ、髪の毛は刈り取られていた。
その他にも一体どれだけの事をすればこうなるのか、でいぶ達には検討もつかないような有様であった。
そんな中でもその頭の上には確かに"それ"がゆっくりであることを示す飾りがあった。
"それ"はゆっくりれいむであった。
「「ゆ...ゆ...ゆぎゃあああああああああああああああああああ!!!」」
二匹は漸く理解した。
目の前にいる人間がどの様な人間なのかを。
もう二匹の態度にこの家に来た時の態度は微塵も残っていない。
「こーゆ、ゆっくりにこそあまあまをあげないとな!ほれオレンジジュースだぞー!」
「ヤベデッ!ボウアバアバボジグナイ!ヤベデッ!ゴロジデ!」
「「ゆげぇぇぇ!!」」
でいぶ達...いやでいぶ達だったものは完全に動けないでいた。
本能は今すぐに動け、逃げろと言っていた。しかし動けない。剣山があんよに刺さっているからではない。
しかしお兄さんはそんな二匹にも実に優しい笑顔でこういうのでした。
「さて!お前たちの願い事をかなえてやらないとな!」
「ゆ...?」
「けーき...くれるの?」
一瞬だけその顔にでいぶの顔が戻りかける。しかし
「いや、もっと最近言ったのがあるじゃん」
「「ゆぇ?」」
「ん、さっき言ったばかりじゃん。ほら、この世の...」
「「...」」
「痛みも...」
「「ゆ!?」」
「苦しみも...」
「「ゆ...ゆ...ゆわぁぁぁ!」」
「悲しみも...」
「やめで...!やめでぐだざい!!!!」
「全部...」
「ゆぇっ、ゆぇっ...ゆわないでぐだざい!!!!」
「可哀想なでいぶが...」
「ゆぎゃあ!ぎぎだぐない!ぎぎだぐない!」
「一身に引き受ける...でしょ?」
「「ゆぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」」
「あらあら気絶したみたいだね。可哀想なでいぶ達。フッフお兄さんがもっと可哀想にしてあげるからね。でも先に謝っておくよ。
お兄さんじゃとてもじゃないけど、この世の全ての痛みと悲しみと苦しみを与えることはできないよ...でもできるだけお兄さん頑張るからね!」
「さあ、可哀想なでいぶ達!あまあまの時間だぞ!」
「ぼ...ぼうやべでぐだざい...もうでいぶだぢ...あばあば...ぼじぐない...」
「ど...どうしてそんなこというんだ!こんな可哀想なでいぶを見たら、お兄さんは優しくしなきゃいけないでしょ!あまあまをあげないといけないでしょ!」
「でいぶだぢ...がわいぞうじゃないよ...どでもじあわぜだよ...だがらぼう...あばあばはいだないよ...」
「なんだと...お前たちは...そんな姿になっても...こんな生活を味わっても...幸せだというのか!?」
「ぞうだよ...」
「おにいざん...ありがど...」
「「だがら...もう...あばあばはいりまぜん...」
「そうか...」
((やっだよ...ごれで...じねるよ...))
「良かった!お前たち...今の生活が幸せだったんだな!」
「「ゆ...?」」
「そうだよなー!おかしいと思ったんだ!まさかゆっくりが自ら苦行に励もうとするなんて」
「「ゆ...?ゆ...?」」
「お前たちにとっての幸せってこういう事だったんだな!そうだよ!生き物はみんな幸せになろうとするもんな!お前たちももっとゆっくりしたいもんな!」
「「!?!?!?!?!?」」
「いいぞ、お兄さんが」
(やべで!やべで!やべでええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!)
「これからもずうっと!」
(ゆ...ゆ...ゆ...ゆんやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!)
「この生活を続けさせてやろう!」
「「...」」
「まぁ今はとにかくオレンジジュースを浴びて休んでろ。心配すんなって!回復したらいつものやつやってやるからさ!」
返事はない。これからも二匹のでいぶ達は...いやゆっくりれいむ達は幸せに生きることであろう。
ガラガラ
「ゆーようやくゆっくりしてないとびらさんがあいたね!さすがでいぶだね!」
「おきゃあさんしゅぎょい!」
「わきゃるよーおきゃあしゃんはしゅぎょいんだねー!」
「ゆ...にんげん?おい!ぐぞにんげんはいますぐでていってね!でいぶはしんぐるまざーなんだよ!かわいそうなんだよ!」
「ああわかったよかわいそうなでいぶ、お兄さん、今に君を幸せにしてあげるからね、約束だよ」