ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2008 俺と水上まりさとこれからの夏
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ankoss
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・日常生活モノです
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7月中旬
梅雨も明け、空には青が広がる
太陽に照らされ、蜃気楼を作り出すアスファルト
部屋を吹き抜ける熱風
そろそろ本格的な夏が始まる。
というよりもすでに夏だ。
温度計は35度を示している。
こんな暑さだと外に行く気にもならない。
アイスを口に加えて、俺はセミの声を聞いていた。
「ゆうぅ…おにいさん、あついよぉ……」
趣味で飼っている水上まりさも苦しそうだ。
水槽内の温度計は35度手前で止まっている。
いくら水上とはいえ、この温度だ。まりさは帽子の上でダラリと力を抜いている。
俺は、食べていたアイスの最後の一口を残して水槽に入れた。
気づいたまりさが寄ってきてアイスを舐める。
「ぺーろぺーろ…しあわせぇー!」
甘い上に冷たい、今のまりさにとって最高にゆっくりできる食べ物だ。
とてもうれしそうな顔をしながらゆっくりとアイスを舐めるまりさ。
俺はもう片方の手でリモコンを取り、テレビを付けた。
カチッ
ヴゥーーン…
《……本日は全国的に晴れとなり、一部地域では35度を越す猛暑日となるでしょう。》
《外へ出かける場合は、熱中症対策に十分気をつけてください。……》
ボチョ…
「ゆっ!?……あいすさんがあぁぁぁ!!」
水槽を見ると、アイスの塊が浮いている。
まりさがゆっくりと舐めていたので、溶けて落ちてしまったらしい。
大きさを見るに、まりさは半分程しか味わっていないようだ。
水の中のアイスは瞬く間に溶けて無くなってしまった。
「おにいさん、もっとあいすがほしいよぉ。」
『駄目だ、お前の分はそれだけだ。』
「ゆうぅ、おにいさ~ん。」
『ダ~メ~だっ。しつこいとおしおきするぞ。』
アイスの棒でまりさを突っつく。
「ゆゆっ、やめてね!まりさがおちちゃうよ!!」
水に落ちると死んでしまうのに、水の上で生活するゆっくり。水上まりさ。
陸上でも少しは行動できるのだが、長い時間陸にいると死んでしまう。
ゆっくりの中でも特に不思議な固体だ。
ただですら弱いゆっくりだ。水上まりさなんて野生ではとても生き残れない。(だからこそ飼育する楽しみがあるわけだが。)
波打つ水槽で必死にバランスを取るまりさを見ながら、そんな事をぼんやりと考える。
《……続いて特集コーナーです。今回は見た目も涼しく味もおいしい、そんなデザートを特集します。》
ふと画面を見ると、メロンソーダの上にアイスクリームを乗っけたデザートの映像が目に入った。
見ていると落ち着いてくる、明るい緑色のメロンソーダ。
グラスにたくさん入った透明感のある氷。
その氷を上から封じ込めようと、半球型のアイスがギリギリの大きさで乗っかっている。
映像から冷たさとおいしさが伝わってきそうな、そんなデザートだ。
まりさもテレビに映ったデザートを見ている。
「まりさもひんや~りしたいよお……」
俺は、そんなまりさを見てて思った。
水槽に氷を入れてやれば涼しくなるんじゃないか?
冷蔵庫から氷を持ってきて、まりさのいる水槽に入れる。
「ゆっ?おにいさん、なにしてるの?」
『水槽を涼しくしてるんだ。』
「ゆっ!さすがおにいさんなんだぜ!」
『だぜ口調禁止。』
「ゆゆっ!?ご、ごめんなさいなの……」
なのぜ、と言いかけて止めるまりさ。
そうこうしている間に、水槽には無数の氷が投入された。
『どうだ、涼しいか?』
「ゆう~ん、まだ暑いよ……。」
『しばらく待ってれば涼しくなるよ。』
俺は参考書を手に取り、読み始めた。
数分後…
「ゆゆっ!なんだかひんや~りしてきたよ!!」
さっきと比べ、元気になったまりさ。
水槽を見ると温度は20度まで下がっている。
『そうか、良かったな。』
適当に返事をして参考書を再び読み始める。
「まりさはすずしいよ!おにいさんはあつくてたいっへん!だね!!」
まりさが何か言ってるが、集中している俺の耳には入ってこなかった。
さらに数分後…
一通り参考書を読み終わり、リラックスする俺。
そういえば、まりさがやけに静かだな…。
そう思って水槽を見ると
「…ぉにいさん……さぶい………ゆっくち…………でき……な…い……」
帽子の上で縮こまり、まりさはブルブルと震えていた。
温度計を見ると5度まで下がっている。
氷を入れすぎたようだ。
「おにい…さん……さぶいよ……」
こっちがこんなに暑い思いをしてるのに、ぜいたくな奴だ。
『さっきひんやりしてるって喜んでたじゃないか。しばらくそのまま我慢しろ。』
「ぞん…な…あ……」
いくら氷を入れたとはいえ、外の気温は35度を越えている。
十分もたたないうちに、水槽内の氷はあっさりと溶けてしまった。
水温もどんどん上昇していき、あっという間に35度を超えた。
外では、セミが暑さを物語るように鳴いている
ギラギラと照りつく太陽
家の中で、俺とまりさはダラけながら夏を感じていた。
「……おにいさん。」
『……なんだ?』
「……さっきはごめんなさい。もうまりさはわがままいわないよ。」
『……そうか。』
「……あついね。」
『……そうだな。』
俺とまりさは、夏を体で感じる
_____________________________________________________________
・anko1874 永久機関?
・anko1885 ドスとなった人間
・anko1908 ゆん月殺法
・anko1913 奇形児
・anko1924 バトル・ゆワイヤル
・anko1955 S1GP
・anko1961 ゆ虐の基本
・anko1967 ブラックゆンジェルズ
・anko1985 スタンドゆっくり
・anko1990 続・スタンドゆっくり
_____________________________________________________________
・夏の暑苦しさを表現したかった
・風景描写を変えてみたつもりなのですが、読みにくいでしょうか…?
・感想さんが増えてうれしい今日この頃
・メインPCがやられた…
・通学用自転車もパンクした…
・「受験あき」を名乗ろうと思うのですが、かぶってないか心配…
・かんそうさんやかいぜんてんをおしえてもらえると、さくしゃがせいちょうするよ!!
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7月中旬
梅雨も明け、空には青が広がる
太陽に照らされ、蜃気楼を作り出すアスファルト
部屋を吹き抜ける熱風
そろそろ本格的な夏が始まる。
というよりもすでに夏だ。
温度計は35度を示している。
こんな暑さだと外に行く気にもならない。
アイスを口に加えて、俺はセミの声を聞いていた。
「ゆうぅ…おにいさん、あついよぉ……」
趣味で飼っている水上まりさも苦しそうだ。
水槽内の温度計は35度手前で止まっている。
いくら水上とはいえ、この温度だ。まりさは帽子の上でダラリと力を抜いている。
俺は、食べていたアイスの最後の一口を残して水槽に入れた。
気づいたまりさが寄ってきてアイスを舐める。
「ぺーろぺーろ…しあわせぇー!」
甘い上に冷たい、今のまりさにとって最高にゆっくりできる食べ物だ。
とてもうれしそうな顔をしながらゆっくりとアイスを舐めるまりさ。
俺はもう片方の手でリモコンを取り、テレビを付けた。
カチッ
ヴゥーーン…
《……本日は全国的に晴れとなり、一部地域では35度を越す猛暑日となるでしょう。》
《外へ出かける場合は、熱中症対策に十分気をつけてください。……》
ボチョ…
「ゆっ!?……あいすさんがあぁぁぁ!!」
水槽を見ると、アイスの塊が浮いている。
まりさがゆっくりと舐めていたので、溶けて落ちてしまったらしい。
大きさを見るに、まりさは半分程しか味わっていないようだ。
水の中のアイスは瞬く間に溶けて無くなってしまった。
「おにいさん、もっとあいすがほしいよぉ。」
『駄目だ、お前の分はそれだけだ。』
「ゆうぅ、おにいさ~ん。」
『ダ~メ~だっ。しつこいとおしおきするぞ。』
アイスの棒でまりさを突っつく。
「ゆゆっ、やめてね!まりさがおちちゃうよ!!」
水に落ちると死んでしまうのに、水の上で生活するゆっくり。水上まりさ。
陸上でも少しは行動できるのだが、長い時間陸にいると死んでしまう。
ゆっくりの中でも特に不思議な固体だ。
ただですら弱いゆっくりだ。水上まりさなんて野生ではとても生き残れない。(だからこそ飼育する楽しみがあるわけだが。)
波打つ水槽で必死にバランスを取るまりさを見ながら、そんな事をぼんやりと考える。
《……続いて特集コーナーです。今回は見た目も涼しく味もおいしい、そんなデザートを特集します。》
ふと画面を見ると、メロンソーダの上にアイスクリームを乗っけたデザートの映像が目に入った。
見ていると落ち着いてくる、明るい緑色のメロンソーダ。
グラスにたくさん入った透明感のある氷。
その氷を上から封じ込めようと、半球型のアイスがギリギリの大きさで乗っかっている。
映像から冷たさとおいしさが伝わってきそうな、そんなデザートだ。
まりさもテレビに映ったデザートを見ている。
「まりさもひんや~りしたいよお……」
俺は、そんなまりさを見てて思った。
水槽に氷を入れてやれば涼しくなるんじゃないか?
冷蔵庫から氷を持ってきて、まりさのいる水槽に入れる。
「ゆっ?おにいさん、なにしてるの?」
『水槽を涼しくしてるんだ。』
「ゆっ!さすがおにいさんなんだぜ!」
『だぜ口調禁止。』
「ゆゆっ!?ご、ごめんなさいなの……」
なのぜ、と言いかけて止めるまりさ。
そうこうしている間に、水槽には無数の氷が投入された。
『どうだ、涼しいか?』
「ゆう~ん、まだ暑いよ……。」
『しばらく待ってれば涼しくなるよ。』
俺は参考書を手に取り、読み始めた。
数分後…
「ゆゆっ!なんだかひんや~りしてきたよ!!」
さっきと比べ、元気になったまりさ。
水槽を見ると温度は20度まで下がっている。
『そうか、良かったな。』
適当に返事をして参考書を再び読み始める。
「まりさはすずしいよ!おにいさんはあつくてたいっへん!だね!!」
まりさが何か言ってるが、集中している俺の耳には入ってこなかった。
さらに数分後…
一通り参考書を読み終わり、リラックスする俺。
そういえば、まりさがやけに静かだな…。
そう思って水槽を見ると
「…ぉにいさん……さぶい………ゆっくち…………でき……な…い……」
帽子の上で縮こまり、まりさはブルブルと震えていた。
温度計を見ると5度まで下がっている。
氷を入れすぎたようだ。
「おにい…さん……さぶいよ……」
こっちがこんなに暑い思いをしてるのに、ぜいたくな奴だ。
『さっきひんやりしてるって喜んでたじゃないか。しばらくそのまま我慢しろ。』
「ぞん…な…あ……」
いくら氷を入れたとはいえ、外の気温は35度を越えている。
十分もたたないうちに、水槽内の氷はあっさりと溶けてしまった。
水温もどんどん上昇していき、あっという間に35度を超えた。
外では、セミが暑さを物語るように鳴いている
ギラギラと照りつく太陽
家の中で、俺とまりさはダラけながら夏を感じていた。
「……おにいさん。」
『……なんだ?』
「……さっきはごめんなさい。もうまりさはわがままいわないよ。」
『……そうか。』
「……あついね。」
『……そうだな。』
俺とまりさは、夏を体で感じる
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・anko1874 永久機関?
・anko1885 ドスとなった人間
・anko1908 ゆん月殺法
・anko1913 奇形児
・anko1924 バトル・ゆワイヤル
・anko1955 S1GP
・anko1961 ゆ虐の基本
・anko1967 ブラックゆンジェルズ
・anko1985 スタンドゆっくり
・anko1990 続・スタンドゆっくり
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・夏の暑苦しさを表現したかった
・風景描写を変えてみたつもりなのですが、読みにくいでしょうか…?
・感想さんが増えてうれしい今日この頃
・メインPCがやられた…
・通学用自転車もパンクした…
・「受験あき」を名乗ろうと思うのですが、かぶってないか心配…
・かんそうさんやかいぜんてんをおしえてもらえると、さくしゃがせいちょうするよ!!