ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1955 S1GP
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ankoss
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・レースで使われる用語がたくさん出てきます
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近年人気が上昇しつつあるレース「すぃーレース」をご存知だろうか。
簡単に説明すると、ゆっくりをすぃーという台車に乗せて速さを競わせるのだ。
普通のカーレースをゆっくりに置き換えただけ、と言えばわかりやすいだろう。
その中でもトップクラスのゆっくり達がナンバー1の座をかけて争うのが
”すぃーナンバー1世界王者決定戦”通称「S1GP」だ。
毎年レベルの上がっていく今大会、今シーズンはどのゆっくりが栄冠を勝ち取るのだろうか……
~ S1GP 第15戦 決勝 JAPAN ゆうかサーキット ~
日本国三重県にあるゆうかサーキット。
平日は閑散としているこの場所だが、今日は大勢の人で埋め尽くされている。
それもそのはず、今日はS1GPの決勝戦の日だ。
日本、いや世界中からいろんな人がこのレースを観にやって来ているのだから、混まない方がおかしいだろう。
辺りには様々な出店が並び、まるでお祭りのような騒ぎになっている。
向かいにはゆうかにゃんをモチーフとした「ゆうトピア」という遊園地があるので、是非一度来てもらいたい。
ここで、S1GPについて軽く説明しておこう。
S1GPで使用される機体は通常のすぃーとは異なり、空気抵抗を極限まで減らすよう設計されている。
最高速度は70km/h以上にもなるので(あの大きさにしては)とても迫力がある。
そのため、ゆっくり自身も加速性と安全性を高める為にゆっくり用のヘルメットを装備する。
また、決勝では最低1度以上のタイヤ交換が義務付けられているので、ピットクルーの作業精度もレース結果に影響してくる。
主なチームとして
・ マリセデスGP(まりさ)
・ マクラーれいむ(れいむ)
・ レッドリボン(れいむ)
・ パチューリ(ぱちゅりー)
・ ンホォー(ありす)
・ フォース・みょんでぃあ(みょん)
・ ウィリアムチェン(ちぇん)
などが挙げられる。
そして今回の戦場となるゆうかサーキット。
全長2.8km、20箇所のコーナーからなるこのサーキット。
第一の見所は、メインストレートでの最高時速70kmを超えるハイスピードバトル。
そして最終コーナー手前のシケイン。ここではブレーキングによる熱い攻防が繰り広げられる。
今まで数々のドラマを生み出したこのステージ、今日はどんな展開になるのだろうか……。
マリセデスGPのピットではドライバーのまりさが開始の時を待っていた。
普通、S1GPに出るゆっくりは生まれた時から厳しいトレーニングを受けて実力をつける。
だが、このまりさは趣味で始めたすぃーレースで才能を開花し、ワークスにスカウトされたのだ。
天才ルーキーの登場により、今回のS1GPは例年以上に注目されている。
飼い主のおにいさんがまりさに歩み寄る。
『監督が言うには、もしかしたら1位を狙えるかもしれないんだって。
でもまりさ、無理はしちゃ駄目だよ。』
「ゆっ!わかったよおにいさん!」
(すてられたまりさをひろってくれたおにいさん。
まりさをしゅじゅつしてくれたおにいさんのおともだち。
いままでまりさをさぽーとしてくれたみんなのためにも、まりさはがんばらないと。
それで、まりさはがんばってゆうしょうするよ!)
屋外にいた客がぞろぞろと客席へと向かう。
レーススタートの時間が近づいているようだ。
ピットでは作業員がせわしなく動き回っている。最後の点検をしているのだろう。
ちなみに、今回からレッドリボンがエアロフォームを改造した新機体を投入するらしいので、注目していきたい。
コースレーンに全てのマシンが並び、関係者が走ってコースから出て行く。
先頭の黄色いすぃーが動き出し、フォーメーションラップが始まる。
各マシンはジグザグに走ってグリップ力や路面コンディションを確かめている。
ちなみに、すぃーの動力はゆっくりの”意思”と言われている。
つまり、精神的に強いゆっくりほど速く走れるのだ。
サーキットを1周し、各マシンがグリッドにつく
レッドシグナル点灯。客席は黙って始まるのを待っている……
そして、全てのシグナルが消えた
レーススタート!
スタートダッシュに成功したのはマリセデスGPまりさ。
続いてありす、ちぇん、みょん、ぱちゅりーと順に第1コーナーへ突入していく。
スタートでの急加速からコーナー侵入の急ブレーキ。
全身が前方へ投げ出されそうになるのをこらえつつ重心を移動させるために体を右へめいっぱい傾ける。
重心移動の正確さが速さへとつながっていくのだ。
と、みょんのブレーキミスを逃さずにぱちゅりーが車体を内側へねじ込む。
2台は並んだままS字コーナーへと入る。
コーナリング性能の差か、コーナー出口でみょんがぱちゅりーを追い越した。
しばらく順位は変動する事なく、レースは進んでいく。
4周目、最終コーナーでマクラーれいむの機体から白煙が上がる。
そしてホームストレート中盤、観客の目の前で突然炎上し始めた。
バランスを崩し、スピンしながら第1コーナーへ吹っ飛ぶれいむとマシン。
即座にマシンを消火するスタッフ。だがれいむには近づかない。
「あじゅいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
熱さのあまり暴れまわるれいむ、しかしそのせいで周囲のスタッフが近づけない事にれいむは気づかない。
「でいぶのがわいいぎゃみのげぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
しばらくして全ての髪の毛、お飾りが燃え尽きた後に
「もっぢょ……びゅっぐぢ………じぢゃがっだびょ……」
と言ってれいむはこの世を去った。
このようなアクシデントも勝負の世界では少なくない。
そしてこれがレースを盛り上げる一つの要素であり、観客の楽しみの一つでもあるのだ。
レースは中盤にさしかかる。
マリセデスGPが後続を引き離して大きくリード。
20周を終えた所でピットへ入る。
ピットで停止と同時にタイヤの交換作業を始めるクルー達。
一瞬たりとも止まらない一連の動作は、まさにプロの仕事と言えよう。
交換中の短い時間でドライバーは燃料補給を済ませる。
中身はオレンジジュースなのだが、飲みすぎると車体が重くなるので飲む量は最低限だ。
タイヤ交換が終わり、GOサインと同時にマシンはコースへと復帰していく。
トップのピットインを見て、後続の車両が次々とピットインしていく。
ンホォーが少々ピット作業に時間をとられたが、全てのマシンがコースへ復帰できた。
22周目、デグナーカーブでぱちゅりーがみょんをオーバーテイク。
この周からぱちゅりーのラップタイムが短くなり始め、26周にはベストラップタイムを叩き出した。
勢いにのったぱちゅりーは前を走るありすとちぇん、三つ巴の戦いを繰り広げる。
30周目、最終コーナーで3台が平行に並び、ホームストレートで加速する。
そのまま第1コーナーへと突入。
ブレーキングでぱちゅりーが少し遅れる。
2台でコーナーを曲がり始めるかと思われたが、内側のありすがスリップしちぇんと衝突。
2台ともコースアウトしてしまった。
その間にぱちゅりーが悠々とコーナーを抜けていく。
その後姿を追いかけるようにして2台ともコースへ戻り、再びバトルが始まる。
レースもラスト数周となり、2位争いがますます白熱していく。
抜いては抜かれ、2台で争っているともう1台に抜かれるという展開か続いた。
そしてラスト1周。周回遅れのレッドリボンれいむがその均衡を破った。
スプーンカーブを抜けて集団がれいむを追い抜こうとする。
左からありす、ちぇん、ぱちゅりーの順番で3台は再び平行に並んだ。
れいむはコース中央を走っている。
当然ちぇんがれいむに引っかかり、前に出たありすとぱちゅりーが最終コーナー手前のシケインへ突入する。
ぱちゅりーが先にシケインに入った。普通はこの地点で追い抜く事はできなくなる。
だがありすは限界ギリギリの速度で、しかもコーナーギリギリのライン取りで勝負に出た。
縁石に乗り上げ、大きくハネ上がるありすの車体。
吹っ飛ばされないよう必死に踏ん張るありす。
それに驚いたのか、ぱちゅりーの速度が少し落ちた。
相手のペースダウンを見逃さずに加速して最終コーナーを走り抜けるありす。
一瞬のスキを突かれたぱちゅりーはありすの後ろでチェッカーフラッグを受けた。
本日のレース結果は以下の通りである。
・ マリセデスGP(まりさ)
・ ンホォー(ありす)
・ パチューリ(ぱちゅりー)
・ ウィリアムチェン(ちぇん)
・ フォース・みょんでぃあ(みょん)
以下プライベートチームが続く。
リタイア:マクラーれいむ(れいむ)
今回のレースでは、マリセデスGPが圧倒的な強さを見せ付ける結果となった。
一方レッドリボンは投入した新機体が裏目に出たようだ。
各選手のレース後のインタビュー。
マリセデスGP「こんかいのしょうりはすたっふをはじめ、さぽーとしてくれたみんなのおかげでかちとれたぜ!
いつもこういうてんかいになるとはおもわないけど、これからもかてるようにがんばるぜ!
それと、とちゅうでくらっしゅしたれいむはざんねんなじこだったぜ……」
ンホォー「とちゅう、なんかいかぬかれたりしたけど、さいごはとかいはなかけで2いになれたわ!」
パチューリ「むきゅう……さいごのさいごにあんなことをやられるなんておもってなかったわ。
もっとはしりのせいどをよくすることがこんごのかだいね。」
インタビュー終了後
「ゆ……おにいさあぁぁぁん!!!!」
『まりさ~~~!!』
おにいさんの胸へとダイブするまりさ。うれしさのあまり少々泣いている。
「おにいさん、まりさね!はじめて1いになれたんだよ!!」
『ああ、ちゃんと見てたよ。よくがんばったな!』
「それでね、まりさ、おにいさんにおねがいがあるの……」
『ああ、今日は何でも聞いてあげるぞ!』
「あのね……………きょう、いっしょのおふとんでねてもいい?」
『………』
あまあまが食べたいとか、そういう要望を予想していたおにいさんは一瞬固まった。
だが、すぐに笑顔で
『ああ、いいよ。』
と言った。
『まりさはかわいいなぁ~~~~~』
「ゆふん、おにいさんくすぐったいよ~~~♪」
あるゆっくりは飼い主の喜ぶ顔が見たくて
あるゆっくりは優勝してめいっぱいあまあまを食べるため
あるゆっくりは己の限界に挑戦するため
様々な思いが交錯するS1GP。次戦ではどんなドラマが誕生するのだろうか……
____________________________________________________________________________________________________________________
・anko1874 永久機関?
・anko1885 ドスとなった人間
・anko1908 ゆん月殺法
・anko1913 奇形児
・anko1924 バトル・ゆワイヤル
_____________________________________________________________________________________________________________
・マリセデスGPのまりさは「奇形児」のまりさって裏設定
・深夜にやってたF1やmotoGPを見てて思いついた
・当初は漫画に挑戦してみようと思うも、画力と作業量にあえなく断念
・文章に迫力を持たせたいです
・「anko1913 奇形児」のイラストを描いてもらっちゃいました!
まさか描いてもらえるなんて想像してなかったので、とってもうれしいです!!
・どくしゃさんがゆっくりできてると、さくしゃさんもゆっくりできるよ!
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近年人気が上昇しつつあるレース「すぃーレース」をご存知だろうか。
簡単に説明すると、ゆっくりをすぃーという台車に乗せて速さを競わせるのだ。
普通のカーレースをゆっくりに置き換えただけ、と言えばわかりやすいだろう。
その中でもトップクラスのゆっくり達がナンバー1の座をかけて争うのが
”すぃーナンバー1世界王者決定戦”通称「S1GP」だ。
毎年レベルの上がっていく今大会、今シーズンはどのゆっくりが栄冠を勝ち取るのだろうか……
~ S1GP 第15戦 決勝 JAPAN ゆうかサーキット ~
日本国三重県にあるゆうかサーキット。
平日は閑散としているこの場所だが、今日は大勢の人で埋め尽くされている。
それもそのはず、今日はS1GPの決勝戦の日だ。
日本、いや世界中からいろんな人がこのレースを観にやって来ているのだから、混まない方がおかしいだろう。
辺りには様々な出店が並び、まるでお祭りのような騒ぎになっている。
向かいにはゆうかにゃんをモチーフとした「ゆうトピア」という遊園地があるので、是非一度来てもらいたい。
ここで、S1GPについて軽く説明しておこう。
S1GPで使用される機体は通常のすぃーとは異なり、空気抵抗を極限まで減らすよう設計されている。
最高速度は70km/h以上にもなるので(あの大きさにしては)とても迫力がある。
そのため、ゆっくり自身も加速性と安全性を高める為にゆっくり用のヘルメットを装備する。
また、決勝では最低1度以上のタイヤ交換が義務付けられているので、ピットクルーの作業精度もレース結果に影響してくる。
主なチームとして
・ マリセデスGP(まりさ)
・ マクラーれいむ(れいむ)
・ レッドリボン(れいむ)
・ パチューリ(ぱちゅりー)
・ ンホォー(ありす)
・ フォース・みょんでぃあ(みょん)
・ ウィリアムチェン(ちぇん)
などが挙げられる。
そして今回の戦場となるゆうかサーキット。
全長2.8km、20箇所のコーナーからなるこのサーキット。
第一の見所は、メインストレートでの最高時速70kmを超えるハイスピードバトル。
そして最終コーナー手前のシケイン。ここではブレーキングによる熱い攻防が繰り広げられる。
今まで数々のドラマを生み出したこのステージ、今日はどんな展開になるのだろうか……。
マリセデスGPのピットではドライバーのまりさが開始の時を待っていた。
普通、S1GPに出るゆっくりは生まれた時から厳しいトレーニングを受けて実力をつける。
だが、このまりさは趣味で始めたすぃーレースで才能を開花し、ワークスにスカウトされたのだ。
天才ルーキーの登場により、今回のS1GPは例年以上に注目されている。
飼い主のおにいさんがまりさに歩み寄る。
『監督が言うには、もしかしたら1位を狙えるかもしれないんだって。
でもまりさ、無理はしちゃ駄目だよ。』
「ゆっ!わかったよおにいさん!」
(すてられたまりさをひろってくれたおにいさん。
まりさをしゅじゅつしてくれたおにいさんのおともだち。
いままでまりさをさぽーとしてくれたみんなのためにも、まりさはがんばらないと。
それで、まりさはがんばってゆうしょうするよ!)
屋外にいた客がぞろぞろと客席へと向かう。
レーススタートの時間が近づいているようだ。
ピットでは作業員がせわしなく動き回っている。最後の点検をしているのだろう。
ちなみに、今回からレッドリボンがエアロフォームを改造した新機体を投入するらしいので、注目していきたい。
コースレーンに全てのマシンが並び、関係者が走ってコースから出て行く。
先頭の黄色いすぃーが動き出し、フォーメーションラップが始まる。
各マシンはジグザグに走ってグリップ力や路面コンディションを確かめている。
ちなみに、すぃーの動力はゆっくりの”意思”と言われている。
つまり、精神的に強いゆっくりほど速く走れるのだ。
サーキットを1周し、各マシンがグリッドにつく
レッドシグナル点灯。客席は黙って始まるのを待っている……
そして、全てのシグナルが消えた
レーススタート!
スタートダッシュに成功したのはマリセデスGPまりさ。
続いてありす、ちぇん、みょん、ぱちゅりーと順に第1コーナーへ突入していく。
スタートでの急加速からコーナー侵入の急ブレーキ。
全身が前方へ投げ出されそうになるのをこらえつつ重心を移動させるために体を右へめいっぱい傾ける。
重心移動の正確さが速さへとつながっていくのだ。
と、みょんのブレーキミスを逃さずにぱちゅりーが車体を内側へねじ込む。
2台は並んだままS字コーナーへと入る。
コーナリング性能の差か、コーナー出口でみょんがぱちゅりーを追い越した。
しばらく順位は変動する事なく、レースは進んでいく。
4周目、最終コーナーでマクラーれいむの機体から白煙が上がる。
そしてホームストレート中盤、観客の目の前で突然炎上し始めた。
バランスを崩し、スピンしながら第1コーナーへ吹っ飛ぶれいむとマシン。
即座にマシンを消火するスタッフ。だがれいむには近づかない。
「あじゅいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
熱さのあまり暴れまわるれいむ、しかしそのせいで周囲のスタッフが近づけない事にれいむは気づかない。
「でいぶのがわいいぎゃみのげぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
しばらくして全ての髪の毛、お飾りが燃え尽きた後に
「もっぢょ……びゅっぐぢ………じぢゃがっだびょ……」
と言ってれいむはこの世を去った。
このようなアクシデントも勝負の世界では少なくない。
そしてこれがレースを盛り上げる一つの要素であり、観客の楽しみの一つでもあるのだ。
レースは中盤にさしかかる。
マリセデスGPが後続を引き離して大きくリード。
20周を終えた所でピットへ入る。
ピットで停止と同時にタイヤの交換作業を始めるクルー達。
一瞬たりとも止まらない一連の動作は、まさにプロの仕事と言えよう。
交換中の短い時間でドライバーは燃料補給を済ませる。
中身はオレンジジュースなのだが、飲みすぎると車体が重くなるので飲む量は最低限だ。
タイヤ交換が終わり、GOサインと同時にマシンはコースへと復帰していく。
トップのピットインを見て、後続の車両が次々とピットインしていく。
ンホォーが少々ピット作業に時間をとられたが、全てのマシンがコースへ復帰できた。
22周目、デグナーカーブでぱちゅりーがみょんをオーバーテイク。
この周からぱちゅりーのラップタイムが短くなり始め、26周にはベストラップタイムを叩き出した。
勢いにのったぱちゅりーは前を走るありすとちぇん、三つ巴の戦いを繰り広げる。
30周目、最終コーナーで3台が平行に並び、ホームストレートで加速する。
そのまま第1コーナーへと突入。
ブレーキングでぱちゅりーが少し遅れる。
2台でコーナーを曲がり始めるかと思われたが、内側のありすがスリップしちぇんと衝突。
2台ともコースアウトしてしまった。
その間にぱちゅりーが悠々とコーナーを抜けていく。
その後姿を追いかけるようにして2台ともコースへ戻り、再びバトルが始まる。
レースもラスト数周となり、2位争いがますます白熱していく。
抜いては抜かれ、2台で争っているともう1台に抜かれるという展開か続いた。
そしてラスト1周。周回遅れのレッドリボンれいむがその均衡を破った。
スプーンカーブを抜けて集団がれいむを追い抜こうとする。
左からありす、ちぇん、ぱちゅりーの順番で3台は再び平行に並んだ。
れいむはコース中央を走っている。
当然ちぇんがれいむに引っかかり、前に出たありすとぱちゅりーが最終コーナー手前のシケインへ突入する。
ぱちゅりーが先にシケインに入った。普通はこの地点で追い抜く事はできなくなる。
だがありすは限界ギリギリの速度で、しかもコーナーギリギリのライン取りで勝負に出た。
縁石に乗り上げ、大きくハネ上がるありすの車体。
吹っ飛ばされないよう必死に踏ん張るありす。
それに驚いたのか、ぱちゅりーの速度が少し落ちた。
相手のペースダウンを見逃さずに加速して最終コーナーを走り抜けるありす。
一瞬のスキを突かれたぱちゅりーはありすの後ろでチェッカーフラッグを受けた。
本日のレース結果は以下の通りである。
・ マリセデスGP(まりさ)
・ ンホォー(ありす)
・ パチューリ(ぱちゅりー)
・ ウィリアムチェン(ちぇん)
・ フォース・みょんでぃあ(みょん)
以下プライベートチームが続く。
リタイア:マクラーれいむ(れいむ)
今回のレースでは、マリセデスGPが圧倒的な強さを見せ付ける結果となった。
一方レッドリボンは投入した新機体が裏目に出たようだ。
各選手のレース後のインタビュー。
マリセデスGP「こんかいのしょうりはすたっふをはじめ、さぽーとしてくれたみんなのおかげでかちとれたぜ!
いつもこういうてんかいになるとはおもわないけど、これからもかてるようにがんばるぜ!
それと、とちゅうでくらっしゅしたれいむはざんねんなじこだったぜ……」
ンホォー「とちゅう、なんかいかぬかれたりしたけど、さいごはとかいはなかけで2いになれたわ!」
パチューリ「むきゅう……さいごのさいごにあんなことをやられるなんておもってなかったわ。
もっとはしりのせいどをよくすることがこんごのかだいね。」
インタビュー終了後
「ゆ……おにいさあぁぁぁん!!!!」
『まりさ~~~!!』
おにいさんの胸へとダイブするまりさ。うれしさのあまり少々泣いている。
「おにいさん、まりさね!はじめて1いになれたんだよ!!」
『ああ、ちゃんと見てたよ。よくがんばったな!』
「それでね、まりさ、おにいさんにおねがいがあるの……」
『ああ、今日は何でも聞いてあげるぞ!』
「あのね……………きょう、いっしょのおふとんでねてもいい?」
『………』
あまあまが食べたいとか、そういう要望を予想していたおにいさんは一瞬固まった。
だが、すぐに笑顔で
『ああ、いいよ。』
と言った。
『まりさはかわいいなぁ~~~~~』
「ゆふん、おにいさんくすぐったいよ~~~♪」
あるゆっくりは飼い主の喜ぶ顔が見たくて
あるゆっくりは優勝してめいっぱいあまあまを食べるため
あるゆっくりは己の限界に挑戦するため
様々な思いが交錯するS1GP。次戦ではどんなドラマが誕生するのだろうか……
____________________________________________________________________________________________________________________
・anko1874 永久機関?
・anko1885 ドスとなった人間
・anko1908 ゆん月殺法
・anko1913 奇形児
・anko1924 バトル・ゆワイヤル
_____________________________________________________________________________________________________________
・マリセデスGPのまりさは「奇形児」のまりさって裏設定
・深夜にやってたF1やmotoGPを見てて思いついた
・当初は漫画に挑戦してみようと思うも、画力と作業量にあえなく断念
・文章に迫力を持たせたいです
・「anko1913 奇形児」のイラストを描いてもらっちゃいました!
まさか描いてもらえるなんて想像してなかったので、とってもうれしいです!!
・どくしゃさんがゆっくりできてると、さくしゃさんもゆっくりできるよ!