atwiki-logo
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このウィキの更新情報RSS
    • このウィキ新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡(不具合、障害など)
ページ検索 メニュー
ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
ページ検索 メニュー
  • 新規作成
  • 編集する
  • 登録/ログイン
  • 管理メニュー
管理メニュー
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • このウィキの全ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ一覧(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このwikiの更新情報RSS
    • このwikiの新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡する(不具合、障害など)
  • atwiki
  • ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
  • anko1107 不愉快

ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー

anko1107 不愉快

最終更新:2011年02月06日 21:10

ankoss

- view
管理者のみ編集可
不愉快

ある郊外の一軒家。

男はそこで趣味の園芸を堪能しようと都内から越してきた。
職場まで車で二時間という立地だが、格安の家賃と一人過ごす静かな休日を思えば安いものだ。

越してきて間もないある日。
男は六日ぶりの休日に朝から庭の手入れをしていると、
「ゆっ、ゆっ」
聞いた事の無い音を聞いた。

不思議に思い音のした方へ行くと、そこには得体の知れない何かがあった。
家の敷地ギリギリの所、裏の森の手前で生首の様な何かが集団で跳ねながら移動している。
赤いリボンがついたバスケットボール位のと、同じ位の大きさの黒い三角帽子をかぶったのが一つずつ。
他にサイズだけがそのまま小さくなったような奴が二つ。
こちらはソフトボールくらいでリボンと帽子が一つづつ。

「なんだこりゃ……おもちゃか?性質の悪い悪戯か……?」

男がひとりごちると「それら」は反応した。

「ゆっ!」
「ゆっくりしていってね!」
「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!」

こちらを見上げて突然喋り出した生首に軽く悲鳴を上げそうになるほど驚く男。
無理もない。
しかし、次の瞬間に驚かされたその語句がヒントになり記憶を呼び起こす。
男は自分でも驚くほどマヌケな声で記憶を引き出した。

「はあ、これが噂のゆっくりという奴か。初めて見たな」


近年、郊外の森などで発見され、話題になったゆっくり。
その存在自体について、発見直後から随分と議論がヒートアップしていたが、
今では動物にも植物にも属さない、何故か動き喋る不思議饅頭として認識されている。
何かの間違いか、新聞にまで載ってしまった程なので男にもそこそこの知識はある。
しかし基本的に男はそれに興味も無かったし、都市部で暮らしていた頃は見かけることも皆無だったので、
思い出すのに時間がかかった。

後に飼いゆっくりなどが流行りだしてからは、都市部の捨て野良ゆっくり問題なども起きるのだがそれは少し先の話。

以前に見たニュースや新聞記事を思い出そうとして黙り込む男にゆっくりが焦れた様に騒ぎ出す。

「ゆ?ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」
「ゆっきゅり!ゆっきゅり!」


一斉に挨拶をし続けるゆっくり。

「あ、ああ確か挨拶をすると返してくるのだったか。不思議なものだな。
 完全に日本語に聞こえるが……」

いちいち芝居がかった独り言を男は呟く。
男の知的探究心が首をもたげる。
知らない事を知るのは何物にも変え難く、抗い難い魅力がある。
この男は特にそれが強い。時に病的なまでに。
一時このゆっくりというものに対して学者連中が熱を上げたのも無理らしからぬ事か。
取り留めないことを考えているとさらにゆっくりが騒ぎ出す。

「ゆっくりしていってよー!」
「ゆっきゅり!ゆっきゅり!」

なにやら押し付けがましくゆっくりしろと続ける物体。
男は考え事をしながらそれらを見つめ続ける。

「ゆっくりしてね!ゆっくりしていってね!ゆっ!」
「ゆぅー!ゆぅー!」

なおも返事をしない男に段々と泣き顔のようになって叫び続けるゆっくり。
小さなゆっくりはすでに涙のような物が出ている。

「……ゆっくりしていってね」

男が試しにとばかりに小さく呟くと、それだけでぱあっと笑顔になるゆっくり。
ぽんぽんと跳ねながら一斉に言う。

「「ゆっくりしていってね!!」」

男はそれを見て考える。
返事をしたこと。笑顔になったこと。
自分にしか聞こえないくらいの大きさで男は呟いた。

「話しかけ、応答される。会話が成立したと見て良いのか。要求しかされていないが」

しかしながら先程から返事をしなかった時にこれらがした事といえば、同じ言葉か類似する言葉での同じ要求のみだ。
やはり……これは。
大きい方の赤いリボンのゆっくりが続けて言う。

「ゆっ!れいむはれいむだよ!おにいさんはゆっくりできるひとなんだね!」
「まりさはまりさだよ!ゆっくりしていってね!!」
「ゆーん!ゆっきゅり!ゆっきゅり!」
「ゆんゆん!おにいしゃんゆっきゅり!」

だが、男は面食らった。
応答はしたものの意味が存在したとは思えなかった先程と違って、明らかに意味のある単語を吐いているゆっくりに。

「これは驚いたな。自己紹介と相手に対しての呼称までも。
 拙いとはいえ完全に日本語じゃないか」

やや早口の上に小声だったので、れいむと名乗ったゆっくりにはよく聞こえなかったようだ。
不思議そうな顔をして男に言う。

「おにいさんどうしたの?ゆっくりできないの?」

男は今している事に酷い違和感を覚える。
得体のしれないモノと会話をして、あろうことか気遣うようなことを言われた。
確固たる信念と知識を持つ学者連中は、こんなモノを調査して精神をやられなかっただろうか。
と、男は思考する。
思考による現実感の喪失に耐えかねて男は会話を続けてみることにした。

「お前はれいむ、といったか」
「れいむはれいむだよ!」

それで更に記憶を引っ張る。れいむと、まりさ。
リボンがれいむで帽子がまりさ。名乗るモノの全ての個体が同じ名を名乗る。
ゆっくり同士は呼び方で個体判別が可能らしい事。
お飾りと呼称されるリボンと帽子の事。

他にも色々あった気がするが男が憶えているのはこんな所だった。


「ゆっくりしていってね、とはどういう事だ?
ここは私の家であり、お前の家ではないし招かれたわけでもない。
 なぜそんな事を言う?」

知能は低いとは聞いているが、なにか意味があるだろうと男は問う。
しかし

「ゆ?ゆっくりはゆっくりだよ!」

れいむの答えは簡潔で一つ。
重ねた質問は無駄だと理解した男は続ける。

「そうか。では、れいむにとってゆっくりとはなんだ?」

れいむ以外のゆっくりはポカーンとしたまま会話を聞いている。
れいむは考えもせず即答した。

「ゆっくりはしあわせーだよ!ゆっくりできるとしあわせーだよ!」

なるほど、と男は一つ納得をする。
ゆっくりしていってね、と、ゆっくりが言うのは強要ではなく共有らしい。
善意に解釈すれば。だが。
男は続ける。

「では、自分たちが幸せだから、他の人もゆっくりして幸せになって欲しいと言うことなのか?」

れいむには意味が届きにくい質問だったようで、しばらく考えている様な間がある。
少したどたどしく答えた。

「……おにいさんがゆっくりしてるとれいむたちもゆっくりできるよ!」

なるほどどうして会話の流れからすると、意味は通じたように見えた。
男は二つの可能性を想像する。

「しかし、想像より語彙が豊富だな。ここまで会話できるものとは思いもしなかったが。
 しかも意味は通じて意思の疎通は出来た様子だ」

またも早口でひとりごちる。
そして、不意に男は横に目をやり帽子のまりさに話しかける。

「やあまりさ、君も同じかな?ゆっくりは幸せかい?」

不意に声を掛けられたまりさはビクっとして向き直り、
何か落ち着かない雰囲気を男に感じながら、まりさはぎこちなく答える。

「ゆ!ゆ、ゆっくりはしあわせーだよ!れいむのいうとおりだよ!」
 ゆっくりできるとしあわせーなんだよ!」

男はまりさの様子を見て頷く。

「なるほど、なるほど。意味はないわけだ」

自身の行動を妨げられなければ幸せ。
実にわかりやすい。と、男は考える。

おそらく、過去に人間にひどい目にあっていなければ、もしくはその知識がなければ、
ただ単にみんなでゆっくりして幸せを共有したい。
それがあるならば、ゆっくりを勧めて幸せを妨げられないようにする。

気遣い?
まさか。

ともかく今のやりとりで、男は自分の中で結論をつけた。
もう深く対話をする必要も無いとも感じた。
それならば次だ。

男はゆっくりを観察する。
人の頭部に似た物が単体で動き、喋る。
目の様な物はこちらを凝視して認識しているようだし、口は言わずもがな。

「鼻は……無い様だが。耳は…此処からでは良く見えないな」

男は何となく耳の話題は避けた方が良い様な気がしたので考えない事にした。

考えない事にした。

ここまで会話したのだ。音は聞こえているはずだ。

「学者連中が調べ尽くして何も解らなかったんだから、理屈無しに意味のわからない物体なんだろうが……」

それでも男は
自らの目で確かめたくなった。

後ろポケットにひっかけておいた消毒薬などを使う時に着ける薄いゴム手袋をはめながら、
柔らかくしゃがみ、視線を落としてゆっくりを見る。
そして男は微笑んだ。
それを見てゆっくりは

「ゆっくりしていってね!!」

と、この日一番の声を上げた。



男は間髪入れず子れいむを拾い上げて、立ち上がる。
上を見ていた他のゆっくりは気づかない。

「おしょらをとんじぇるみちゃい!」

つかまれた小れいむがそう言った時初めて気がついたようだ。
小れいむが男の手の上にいる事を。

「ゆ!おにいさんおちびちゃんにたかいたかいしてくれてるんだね!」
「まりちゃも!まりちゃも!」

掌に優しく乗せられた小れいむは無邪気に楽しんでいる。

「ゆわ―!たかいよー!
 おにいしゃんのてのひら
なんかつるつるしちぇるにぇ!
 すーりすーり」

どうやら今まで何も事が起こらなかったゆっくりの様だ。
ゴム手袋に頬ずりしながらうっとりしている。
下では我もと催促する小さいのが一つ。
大きい二つはやさしげな眼差しで声のする掌の方を見ている。



おもむろに男は口を開く。


「なるほど。
 知れば知るほど気持ち悪いなこれは。
 本当に不愉快だ」


ぐしゃりと。
男は思い切り手を握った。
ゆ゛、と一瞬聞こえた後、指の隙間から飛び出す餡子の様な何か。
ボトボトと地面に落ちる。

「ああ……つい。まあ問題ない」

男は手を開いて冷静にその中身を観察する。

「本当に餡子しか入ってないんだな。外見で見えるものは良いとして……
 潰れてるが……目玉と……口腔内の内容物か。 舌……歯……喉はやはり無いな。
 どうやって喋ってるのやら。歯は比較的に硬いものだな。危ないかもしれない」

突然ブツブツと言いながら動きを止めた男にゆっくりが問う。

「ゆ……?おにいさんどうしたの?このおちてきたのはなに?」
「おにいさんこっちのおちびちゃんにもやってあげてね!」
「たかいたかいしちゃいよ!」

掌の惨事を知らず悠長な事を言うゆっくり。
男はもう心底不快になる会話に興味はなかった。
あまり考えずに答える。

「ちょっと待っててくれ。流してくるから。
 ああ、その落ちたやつは甘いから食べられるかもしれないぞ。
 よかったら食べてみるといい」

言うと向きを変え母屋に向かう。
甘いと聞いて色めき立つゆっくり。

「ゆぅー!あまあまさんなの?!ありがとうおにいさん!」
「あまあまさんをむーしゃむーしゃするよ!」
「むーちゃむーちゃ」

「「しあわせぇー!!!」」

ざっと水道で手袋のゴミを流して男が戻ってくる。
ゆっくりは戻ってきた男を見ている。
口の周りを汚して満足気だ。
男はそれを見て噴き出してしまう。

「ははは。甘い物が好きと聞いていたが本当に食べたのか。
 ははははははは!食べたのか!
れいむ、それは甘くて美味しかったかい?!」

れいむは美味しい物をくれた男に満面の笑みで答える。

「とってもおいしいあまあまさんだったよ!」

聞いて男は満足気だ。
また一つ知ることが出来たのだから。

「なるほど。本当に甘いのか。世が世なら重宝されたかもしれないな。
 餡子みたいなものと思ったが組成まで同じなんだろうか。
 あの飾りの素材も気になるし、その辺りの検証データはウェブで拾えるだろうか……」

男がまたもブツブツ言い出すと小まりさが殊更大きな声で要求を出す。

「おにいしゃん、まりしゃにもたかいたかいしちぇね!」

甘味の存在で皆が忘れていた高い高いを要求する小まりさ。
よほど羨ましかったのかもしれない。
男はハッと我に返り答える。

「ああ、もちろん。まだ終わってないからね」

そう言って男はひょいっと小まりさをつかみ上げる。
先程とは違い男は、小まりさを掌に乗せるのではなくしっかりと握っている。
同じ言葉を発しながら持ち上げられて行く小まりさ。
そこまで来て大れいむが最初の小れいむの事を思い出した。

「ゆゆっ?おにいさん、さいしょのおちびちゃんはどこへいったの?」

大まりさもハッとして問いかける。

「ゆっ!こうたいなのにおちびちゃんがおりてこないのはへんだよ?!」

男は無表情で答えた。

「もういないよ。お前達が食べてしまったろう?
 ああ、中身以外の事かな? さっき流してくるって言ったろう?
 あの時捨てたよ」


地面のゆっくりは意味を受け止められず固まる。

「ゆ……?」

つかまれている小まりさはおしょらおしょらと騒いでいて聞いてない。

「さて、今度はまりさか。どれ帽子を調べてみよう」

男はそう言うと、左手でつかんだ小まりさの帽子を右手で採取する。
小まりさは一瞬呆然とした後、猛然と暴れ出す。

「まりしゃのおぼうしかえしちぇ!!ゆっきゅりできない!!」

ぐねぐねと手の中で暴れる小まりさ。
男は落とすまいと少し握り直す。

「ふむ。お飾りに対する反応は新聞で見た通りだな。
 大切なモノ、大切な物か。どこまでも不愉快だな。ゆっくりは」

ゆっくりできない事になり始めている事を感じたゆっくりは慌てて騒ぎ出す。

「ゆ、おにいさん、ゆっくりしてね!かえしてあげてね!」
「やめてあげてね!おぼうしがないのはゆっくりできないよ!」

男は無視して右手だけで器用に帽子を裏返したりして調べている。
その間にも全力で暴れるものだから男の手の力がだんだんと強くなり、
長細く伸びてしまった頃に小まりさが口から中身を吐き出し始めた。
ぺちょぺちょと地面に落ちる中身。
口から出るものは水分が少し多い様に見える。

「ゆ゛っ、ゆげっ、ゆえろっ、ゆげっ!」

苦悶する程に強く、しかし潰れない程には優しく、男は小まりさの行動を抑制する。
男は素材は知れないが何の変哲もない帽子に感動を覚えた。

「人が作ったものでもないのにこのディティールはどうだろう。
 ご丁寧にリボンまで付いて作りも完璧だ。まさにデタラメとしか言い様が無い。
 全くもって、気が狂いそうだよ本当に」

そうしてる間にも中身を口から吐き出し続ける小まりさ。
大れいむは殊更大きな声で叫びだした。

「やめてあげてね!いたがってるよ!」

男は必死に説得を続けるゆっくりを見て少し力を緩める。

「ふむ。少し興奮してしまった様だ。
 最初のれいむはあっさり潰してしまったからなぁ。
 もう少し調べてみたかったが。
 だが中身が甘い事などを知ることが出来たし問題ないか」

大まりさが震えながら問いかける。

「ゆ、お、おにいさん、つ、つぶしたって……?」

男は苦しむ小まりさを見ながらつまらなそうに答える。

「食べたろ?さっきあまあましあわせーとか言って食べてたじゃないか。
 あれが最初のれいむだよ」

しかし大まりさは食い下がる。

「うそだよ、おちびちゃんは、あまあまじゃ、ない、よ?」

男はその言葉に反応する。

「へえ?今回より前に食べた事があるのかい?
 それは甘くなかったのかい?」

大まりさは目を見開いて男を見る。
この男は何を言っているんだろう、と、急な展開についていけない大まりさ。

「ゆ、たべたことがあるわけないよ!でもあまあまなわけないよ!!」

大まりさは何か揺らいで行く自身の中身を感じながら男に言葉を突き付ける。
しかし男は興を削がれたように肩を落として答える。

「なんだ、甘くない奴もあるのかと思ったのに。そういう事か」

あくまで関心はゆっくり。その事象。
視線を落として下のゆっくりを見る男。
そこで小まりさの吐き出したものを見て思いつく。

「じゃあそこの、この小まりさが吐いたものを食べてご覧。
 そうしたら、わかるよ」

大まりさはためらう。
当たり前だ。吐いた物を食べるなどゆっくりできない。
男はそれじゃと言わんばかりに小まりさの帽子を胸ポケットにしまってから、
空いた手で大まりさの後頭部をつかむ。

「それじゃ直接食べさせてあげよう。そうしたらわかるから」

大れいむは訳も変わらず涙の様なモノを濁濁と流しながら叫び続ける。

「ゆっゆ゛ぅー!ゆっぐりじで!ゆっぐりじでね!やべであげでね!」

男は右足で大まりさの口の下を踏みつけ、後頭部の右手を少し上に持ってきて引っ張り口を開ける。
大まりさもぐねぐねともがくが、本当に力が無い。

「力がないんだな。大きさだけ大きくなっただけで力自体は小さいのとあまり変わらないんじゃないか?
 おかしなものだな、ゆっくりは。」

そう言って男は小まりさを絞るようにして、大まりさの口に中身を落とすべく、握りこむ。
生クリーム絞りを思い出して男は少し笑みをこぼす。

「ゆぎっ、ゆ゛っ、ちゅぶれるっ、やめちぇっ、やめちぇにぇ、
 まりちゃちゅぶれりゅっ、ゆげっ、ゆげぇぇっ、えろろろろろろろろろろっ!!」

小まりさは口から中身を吐き出し続ける。
その様が実に滑稽で男はついつい握り続けてしまった。

「おっと、いかん、やりすぎてしまったかな。
 ……ああ、これはもうだめかな?少し性急過ぎたか」

男は手の中の小まりさを見て言う。
小まりさはまだ動いてはいるが、それは先程のもがきとは程遠い微弱な震えで、
男の手の中で目を剥いてぐったりとしている。

「ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ」

口からは絶え間なく一定のリズムで濁った声が聞こえてくる。
男は大まりさを押さえ込んだままそれを観察する。

「これは断末魔の叫びの様なものなのだろうか。
 本当に不可思議なものだ」

男がそういった次の瞬間、小まりさは音と動きの一切を止めた。

「ふむ。やはりそういった類いのものだったらしいな。
 あれが出るともう動けなくなると言うことか」

事態を理解しかねている様子の大れいむの方に、小まりさの絞りカスを投げる。
丁寧にしまっておいた帽子をかぶせて。
大まりさは涙の様なものを流し続けて男を見ている。
思い出したように男は強く手で大まりさの口を閉じて味を見てもらう事にする。

「ゆっ、ゆ゛ああああああ、おぢびぢゃん!ゆ゛あ゛ああああああ!」

瞬間、呆然と小まりさを見ていた大れいむが叫ぶ。
激しく泣き叫ぶ大れいむ。
先程から口で説得して後は絶叫を上げるだけで体は殆ど動いていない。
男はそれに気付き考える。

「運動能力が劣ることを理解しての行動だろうか。
 それとも意思疎通の出来る言葉を持ってるが故にだろうか。
 あんなにも泣き叫ぶ対象に対する行動にしては……あまりにも消極的だな」

そこまで考えて男は、手の下でぐねぐねと激しく動く大まりさを思い出した。
気が触れている様な動きでのたうつ大まりさ。

「どうだい?同じ味だろう?」

男は手を離して、興味津々で大まりさの反応を待つ。
大まりさは離された瞬間大きく口を開けてえずいた。

「ゆげっうゆげぇっ、ゆ゛げぇっ、えげっ、えろろっぐゅえろろろろ!!」

びちゃびちゃと流れ出る水気の多い餡子の様な何か。
全体をぐねぐねと波たたせながら激しくのたうつ大まりさ。

「ゆえれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれ」

何かの塊のようなものを断続的に吐き出した後に、水気の多い餡子の様な何かをポンプの様に吐き出す大まりさ。
ひとしきりの濁流が終わると、大まりさは萎びて少し縦長になってぐったりと横たわる。
中身が抜けたり、握ったりすると縦長になるのは皮のせいだろうか。
男はそんなことに感心しながら大まりさを見続ける。

「ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆげっ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆげっ、ゆ゛っ、
 ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆげっ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆげっ、ゆ゛っ」

規則正しく痙攣と嘔吐を繰り返す。
痙攣しながら横たわり目を剥いた大まりさ。
大まりさは断末魔の痙攣に加え、断続的に吐き出される自らの中身に苛まれ続けたまま、
動かなくなった。

「ま゛りざぁ!ゆ゛っぐりじでっ!ゆ゛っぐりじでよぉおおお!!」

大れいむは小まりさの悲しみに重ねて起きた大まりさの姿に叫ぶ。
大まりさの様子を見て男は満足気に言う。

「同種食いをするのは見たばかりだが、知っていると知らないのではここまで反応が違うのだな。
 まさか死ぬほどの拒絶をするとは。できれば味の感想を知りたかったが残念だ
 しかしこれもまた満足行く結果だ。全くもって不愉快。」 

大れいむは絶望しながらうめく。

「どうじでごんなごどじだのぉー……おにいざん、どうじで……」

男はしゃがんで眉間にシワを寄せて黙る。
じろりと大れいむを睨み、微動だにしなくなった。
それを見たれいむは視線をそらして同じことを言い続ける。

「れいむ。どうしてと私に問うか?
 わからないか?」

れいむは下を見たまま答える。

「ゆぅ……わからないよ……」

男はもう切り上げようと腰を上げた。

「わからないだろうな。私もわざわざこんなことをして後悔してるんだ。
 知らなくて良いこともあるもんだな、と。
 自分の知りたがりな性格は諦めてるがね。
 知れば知るほど不愉快になるなんて久しぶりだよ。」

れいむは男の言葉の意味を理解できなかったが、不意にキッと男を見上げて叫ぶ。

「たいせつなまりさも、おちびちゃんも、みんなしんだよ!
れいむたちもいきてるんだよ!!
 どうしてこんなこ」


ぐちゃり


「人間を模すな、饅頭モドキ」

男はつぶやいて大れいむの真ん中を踏み抜いた。
足が痛むほどの強さで。


「本当に不愉快だ。こんなのは人間だけでいい」


終
「anko1107 不愉快」をウィキ内検索
LINE
シェア
Tweet

[Amazon商品]


ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
記事メニュー

メニュー

  • トップページ
  • anko0001~0099
  • anko0100~0199
  • anko0200~0299
  • anko0300~0399
  • anko0400~0499
  • anko0500~0599
  • anko0600~0699
  • anko0700~0799
  • anko0800~0899
  • anko0900~0999
  • anko1000~1099
  • anko1100~1199
  • anko1200~1299
  • anko1300~1399
  • anko1400~1499
  • anko1500~1599
  • anko1600~1699
  • anko1700~1799
  • anko1800~1899
  • anko1900~1999
  • anko2000~2099
  • anko2100~2199
  • anko2200~2299
  • anko2300~2399
  • anko2400~2499
  • anko2500~2599
  • anko2600~2699
  • anko2700~2799
  • anko2800~2899
  • anko2900~2999
  • anko3000~3099
  • anko3100~3199
  • anko3200~3299
  • anko3300~3399
  • anko3400~3499
  • anko3500~3599
  • anko3600~3699
  • anko3700~3799
  • anko3800~3899
  • anko3900~3999
  • anko4000~4099
  • anko4100~4199
  • anko4200~4299
  • anko4300~4399
  • anko4400~4499
  • anko4500~4599
  • anko4600~4699

特集

  • 餡小説シリーズ物
  • 餡小説ランキング300
  • 餡小説ランキング200
  • 餡子ンペ10夏
  • 餡子ンペ10春
  • 餡子ンペ09

タグ

  • タグ一覧
  • 挿絵

Mobile版

  • ゆっくりいじめMobile



検索 :



合計: -
今日: -
昨日: -
トップページの合計: -



ここを編集
記事メニュー2

作者別

  • 紅玉あき
  • あるあき
  • ウサミミ薬局あき
  • 嘘あき
  • エルダーあき
  • 汚あき
  • おおかみねこあき
  • 大きく振りかぶったあき
  • 横着あき
  • 長あき
  • おさげあき
  • お受験あき
  • お説教されたいあき
  • 蜜柑あき
  • 化学あき
  • かすがあき
  • 神奈子さまの一信徒
  • カルマあき
  • 観察あき
  • 気ままあき
  • キーガー・フレテール
  • キャンセルあき
  • 教授あき
  • 久城あき
  • 九郎
  • ゲームあき
  • 公民あき
  • こうもんあき
  • 米印
  • コンバートあき
  • 式神あき
  • 児童文学あき
  • 支配人マッド
  • 術式あき
  • 小五ロリあき
  • 職あき
  • 触発あき
  • 絶対あき
  • 台詞あき
  • 代償あき
  • 蛇足あき
  • チートあき
  • 徒然あき
  • 帝都あき
  • TXTあき
  • 鉄籠あき
  • テンタクルあき
  • 天然あき
  • D.O
  • とおりすがりあき
  • 取り立てあき
  • ドナルドあき
  • 長月
  • ナナシ
  • 二行
  • 肉骨粉あき
  • ぬちゃぬちゃあき
  • 農業あき
  • のるまあき
  • バーサスあき
  • 鋼あき
  • 暴露あき
  • 八手あき
  • バニラあき
  • 羽付きあき
  • ばや汁あき
  • ハンダゴテあき
  • 一言あき
  • 必殺引篭り人
  • 兵庫あき
  • 古本屋
  • ブレあき
  • ぺけぽん
  • HENTAIあき
  • ポマギあき
  • ポールあき
  • マーラーあき
  • マンネリあき
  • 無価値あき
  • 麦茶あき
  • めーりんあき
  • 藪あき
  • やまめあき
  • ヤリまむあき
  • ユグルイあき
  • ゆらいあき
  • ゆンテリアあき
  • 余白あき
  • 終正あき
  • 六人
  • ○○あき
  • 4byte

ここを編集
人気記事ランキング
  1. 餡小説ランキング300
  2. 餡小説ランキング200
  3. 徒然あき
  4. D.O
  5. 餡小説シリーズ物
  6. anko4500~4599
  7. anko4400~4499
  8. カルマあき
  9. anko3100~3199
  10. anko2900~2999
もっと見る
最近更新されたページ
  • 4099日前

    ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー
  • 4394日前

    ゆっくりいじめMobile
  • 4404日前

    コメント/ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー
  • 4418日前

    メニュー
  • 4422日前

    anko4600~4699
  • 4422日前

    anko4666 巻き戻し、再生。
  • 4422日前

    anko4665 選ばれし走りゆたちの祭典
  • 4424日前

    anko4664 せーがvs楽しいゆっくり一家
  • 4424日前

    anko4663 ものれいむ
  • 4427日前

    anko4662 ゆっくり村に春が来る
もっと見る
人気タグ「小五ロリあき」関連ページ
  • anko1903 えっとうっするよ!
  • anko2392 ゆっくりならば
  • anko0585 ドスと理想と長の資格 前
  • anko0561 弱虫まりさとほんとの勇気
  • anko0666 てんことれいむとフィーバーナイト 後編
もっと見る
人気記事ランキング
  1. 餡小説ランキング300
  2. 餡小説ランキング200
  3. 徒然あき
  4. D.O
  5. 餡小説シリーズ物
  6. anko4500~4599
  7. anko4400~4499
  8. カルマあき
  9. anko3100~3199
  10. anko2900~2999
もっと見る
最近更新されたページ
  • 4099日前

    ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー
  • 4394日前

    ゆっくりいじめMobile
  • 4404日前

    コメント/ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー
  • 4418日前

    メニュー
  • 4422日前

    anko4600~4699
  • 4422日前

    anko4666 巻き戻し、再生。
  • 4422日前

    anko4665 選ばれし走りゆたちの祭典
  • 4424日前

    anko4664 せーがvs楽しいゆっくり一家
  • 4424日前

    anko4663 ものれいむ
  • 4427日前

    anko4662 ゆっくり村に春が来る
もっと見る
ウィキ募集バナー
新規Wikiランキング

最近作成されたWikiのアクセスランキングです。見るだけでなく加筆してみよう!

  1. R.E.P.O. 日本語解説Wiki
  2. VCR GTA3まとめウィキ
  3. ドタバタ王子くん攻略サイト
  4. 機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 INFINITEBOOST wiki
  5. ありふれた職業で世界最強 リベリオンソウル @ ウィキ
  6. STAR WARS ジェダイ:サバイバー攻略 @ ウィキ
  7. アサシンクリードシャドウズ@ ウィキ
  8. パズル&コンクエスト(Puzzles&Conquest)攻略Wiki
  9. ドラゴンボール Sparking! ZERO 攻略Wiki
  10. SYNDUALITY Echo of Ada 攻略 ウィキ
もっと見る
人気Wikiランキング

atwikiでよく見られているWikiのランキングです。新しい情報を発見してみよう!

  1. アニヲタWiki(仮)
  2. ストグラ まとめ @ウィキ
  3. ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~
  4. oblivion xbox360 Wiki
  5. 初音ミク Wiki
  6. Grand Theft Auto V(グランドセフトオート5)GTA5 & GTAオンライン 情報・攻略wiki
  7. 機動戦士ガンダム バトルオペレーション2攻略Wiki 3rd Season
  8. 検索してはいけない言葉 @ ウィキ
  9. SDガンダム ジージェネレーションクロスレイズ 攻略Wiki
  10. ときめきメモリアル大辞典
もっと見る
全体ページランキング

最近アクセスの多かったページランキングです。話題のページを見に行こう!

  1. 参加者一覧 - ストグラ まとめ @ウィキ
  2. フェルシー・ロロ - アニヲタWiki(仮)
  3. anbrella(餡ブレラ) - ストグラ まとめ @ウィキ
  4. NO LIMIT - ストグラ まとめ @ウィキ
  5. 千鳥の鬼レンチャン 挑戦者一覧 - 千鳥の鬼レンチャン サビだけカラオケデータベース
  6. 魔獣トゲイラ - バトルロイヤルR+α ファンフィクション(二次創作など)総合wiki
  7. モンスター一覧_第1章 - モンスター烈伝オレカバトル2@wiki
  8. 焔のマヨリ - モンスター烈伝オレカバトル2@wiki
  9. アヤ スナム - ストグラ まとめ @ウィキ
  10. 鬼レンチャン(レベル順) - 鬼レンチャンWiki
もっと見る

  • このWikiのTOPへ
  • 全ページ一覧
  • アットウィキTOP
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー

2019 AtWiki, Inc.