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使い魔の夢-8 - (2007/08/06 (月) 21:45:06) の1つ前との変更点

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 屋根板に埋もれながら、コルベールは回想していた。  何故、今自分がこうなっているのかを。 「ばいく」の解析の途中だったかな……  確か「がそりん」という油の入っている樽を覗いて、  次に「えんじん」と呼ばれた動力部を見てみようと決めた直前までは覚えている。  ……それからは、……そうだそうだ。  突然、あの「ばいく」が『ばとるもーど』と声をあげたかと思うと人の姿に形を変え、  馬小屋の天井を突き破っていって飛んでいったのだった。  ああ、私はその時落ちてきた破片によって身動きのとれないこの状態になったのだったな。  しかし有意義な時間だった。  私の研究は決して間違っていないという事がわかったのだ。  あの「がそりん」は「竜の血」と同じように気化させて用いる物だろう。  彼……タクミくんの住む所ではそれと魔法とは違った動力を使い、  恐らく誰もがあの乗り物で道を行き来することができるのだ。  ああ、私の進もうとするその先はすでに「実用化」という道が拓かれているのだ!  タクミくん……例え君が何者であろうと私は君の味方だ。  君は私の研究に大きな道しるべを与えてくれたのだか……ンガッ!    遅れて落ちてきた屋根板が脳天を直撃し、コルベールの意識は途切れた。  使い魔の夢   「空を飛ぶゴーレムだって!?」 「しかも何だ、あの鉄砲は!? 滅茶苦茶だ!? 」  「ギーシュのワルキューレに攻撃したということは、あの平民の味方なのか!? 」   空を飛び、銃を連発して放つゴーレム。観客達はそれに釘付けだった。  ルイズは呆気に取られていた。  ギーシュは大きく口をパクパク開けるだけだった。  そんな面々の中で一人、巧は毒づいた。    遅いんだよ、バカ。もう少しでやられるところだったぞ。    多くの人間達が注目しているのも気にもせず、  オートバジンはフォンブラスターの放られた所に降り立ち、これを回収した。  よく見ると右手に併せて何かを持っている。  そのままある程度こちらの方に寄って来たかと思うと、  フォンブラスターとその何かを巧に向かって投げ渡した。  「うぉっと」   巧は危うげに受け取った。  そして、渡されたものを見て絶句した。  ファイズドライバー。  形式番号SB-555B。ファイズスーツを形成するベルト型変身ツール。  ファイズフォンと、ファイズドライバー。  この二つが揃った時のみ、ファイズへの変身は可能となる。    ……何渡してんだよ、お前は。   しかし、マニュアルを熟読した巧には分かっていた。  ファイズスーツはスマートブレインの人工衛星、イーグルサットから転送される事を。  異世界であるハルケギニアには当然そんなものがある筈がない。  ここではもうファイズに変身する事は出来ない。    お前がやれ、お前が。  オートバジンを睨みつける。  それでもオートバジンはただ動こうとせず巧を見つめるだけだった。    視線を交え、根負けした巧は溜息をついた。   チッ、わかったよ、自分の尻は自分で拭けってか。 『Vehlcle Mode』  胸のボタンを押し、オートバジンを元のバイクに戻す。 「バカ、なんてことしてるのよ! 」  ルイズが叫んだ。 「そいつに代わってもらえば良かったじゃない! あんたじゃ、あんたじゃ勝ち目なんて……! 」  もう周りの目なんて気に止めず、涙を流し続けていているだけだった。 「ルイズの言う通りさ、そちらのゴーレム君が相手でも良かったんだよ。僕は」  未だ健在の六体のワルキューレを従えて余裕を取り戻したギーシュが言った。  相変わらずのヤな気障っぷりだ、俺だけなら十分勝てるときたか。ま、実際そうだったけどな。    手の中のファイズギア一式を見つめる。    こうありえない事が続けざまに来てるんだ、もう一つ位何か起こってもいい筈だ。  ファイズドライバーを腰に装着する。  ギーシュに誤解のないよう言っておく。 「違うな。こいつはただ、忘れ物を届けに来てくれただけだ」  スタートアップコード、555をファイズフォンに入力、  聞き慣れた電子音声のアナウンス。 『Standing By』  そうだな、舐められっぱなし、やられっぱなしってのはやっぱ気に食わない。  右手に持ったファイズフォンを天高く揚げ、 「変身!」    声を張り上げて叫ぶ。ファイズフォンをファイズドライバーにセット、     そして、人工衛星のないこの異世界では聞くことの出来ない筈の電子音声が響いた! 『Complete 』  ファイズドライバーが赤いフォトンストリームを形成し、ヴェストリ広場は赤い光で覆われた。  その中から現われたのは…… 「タクミ……」    その体を成型するのはダイヤモンドに限りなく近い硬度を持つソル・メタニウム。    その体を流れる赤いラインは人間の数十倍の力を引き出すフォトンブラッド。      異世界ハルケギニアはトリステインの地に、  闇を切り裂く赤い閃光、ファイズが降臨した。 「き、貴様……、行け、ワルキューレ! 」  ギーシュが驚きながらも薔薇を振り、ワルキューレを突撃させる。   「そういやお前等には散々いじめられたっけなぁ、今度はこっちの番だ! 」  ファイズは手首を振り、ワルキューレを迎え撃つ。  一体の剣を持ったワルキューレが襲い掛かる。  難なく斬撃をよけこちらの左を当てることで、粉々に打ち砕いた。 「ワルキューレが一撃で!? 」  慌てふためくギーシュは一体を護衛に残し、  続けて四体の剣、長槍を持ったワルキューレをファイズに向かわせる。  四体がかりでの攻撃をファイズは跳躍してかわし、バイク形態のオートバジンの所に降り立つ。 『Ready』  左ハンドルにミッションメモリーをセットし、  エナジーハンドルブレード、ファイズエッジを取り出した。  何故か頭にこういった考えが浮かんでいた。  得物を持った方が楽に片をつけられる。当たっていたのかもしれない。  実際、ハンドルを掴んだ途端に、  あのワルキューレ達の動きがスローのように鈍く見えるのだ。  もうこいつ等は俺の敵じゃない。  頭の中の考えが体の運動神経にも伝わったのか、  迫ってくる四体のワルキューレを一瞬の内に寸断することができた。 「な、な、何だ、何がどうなっているんだ!? 」  泣き顔で残された一体のワルキューレにしがみ付くギーシュ。  最早、決闘開始の時の余裕は微塵もない。    まだ一体残ってたのか、面倒くせぇ。  さっさと終わらせるか。  ファイズはファイズエッジを放り投げ、  右足にトーチライト型ポインティングマーカーデバイス  ファイズポインターをセットする。  腕時計型コントロールデバイス、ファイズアクセルから  アクセルメモリーをファイズドライバーにセット。 『Complete』  胸のフルメタルラングが展開し、  黄色の目が赤色に、赤のフォトンストリ―ムが危険領域の銀色に変わる。  再び周りから驚きの声が揚がるか否やの瞬間、  ファイズはファイズアクセルのスタータースイッチを押した。 『Start Up』   時が止められたかのごとく、ファイズ以外の全ての者が静止する。    ファイズ・アクセルフォーム。  十秒間の間だけ、通常の千倍の速さで動く事ができる超加速形態。      ギーシュの元に駆け出し、軽くワルキューレを蹴って引き離すと  天高く飛び上がり――――――、    ワルキューレを花弁の様に囲むのは、六つある赤色の円錐状の光。  一瞬の時間差から、次々とワルキューレに突き刺さっていく。 『3、2、1、……』  ファイズ・アクセルフォーム必殺のクリムゾンスマッシュ。  その全てがワルキューレに抵抗する間も与えずに炸裂する。 『Time out』  十秒の時が流れ、通常の時間が流れ出す。  その場にいた全ての者が最初に目にしたものは  幾重もの赤い円錐の光が突き刺さって崩れ落ちるワルキューレの姿だった。  勝敗は決した。 『Reformation』  通常のファイズの姿に戻った後、ギーシュに目を向ける。 「ひ、ひぃぃぃぃ! 」  何時の間にか最後のワルキューレが自分の手から離れ、気がつけばやられていた。  この恐怖はどれだけ堪えたのだろうか。  無様に尻餅を付き、股間から尿が漏れていた。  そんな様のギーシュに、ファイズが近づき確認の言葉をかける。 「続けるか? 」  ギーシュは首を振り鼻水交じりの涙声で返した。 「ま、参った」    一瞬ギーシュを睨んだ後、ファイズフォンのリセットボタンをプッシュし、  巧はファイズの変身を解除した。  ホッと一息をつく。  あー、メッチャ疲れた。  けど、これでもうこいつはシエスタに突っかかったりとかしないだろう。  そうだ、シエスタと言えば……、食堂に戻るべく足を向けた。    冷ましたスープ飲むの忘れてた。  さっぱり訳がわからないわ。  とにかくギーシュが敗北し、平民が勝利したいう事だけは飲み込めた  他の観客たちが騒ぎ立てている最中、ルイズだけは未だパニックの中にあった。    あの「ばいく」がゴーレムになってタクミを助けて、  ゴーレムが拾った銃と持っていたベルトをタクミに渡して、  タクミはそのベルトと銃を使って「へんしん」って全身に鎧を纏って、  その鎧を付けたらワルキューレなんてみんなやっつけちゃって、  ギーシュに「参った」って言わせたらどっかに行っちゃって……  その当のギーシュがルイズの元にやってきて、  泣きベソをかいているまま、ルイズに問い掛けた。 「ル、ルイズ、か、彼は一体何者なんだ!?   僕のワルキューレがあ、あんなにあっさり……」 「そんなの、こっちが聞きたいわよ! 」  あ。  そうだ、聞かないといけないじゃない。あいつ、何者なのよ!?  あの「ばいく」は何、「へんしん」って何? あの鎧は何? 最後のあれは何?   何が自分は只の洗濯屋でアルバイトをやっていただけ、よ!  ご、ご主人様に嘘をついて騙す使い魔なんて!  泣いたり怒ったりとにかく忙しいルイズは巧の後を追いかけた。  ルイズが一人巧を追った後も、ヴェストリ広場は覚めない興奮で湧き上がっていた。 (ふぅん、『ヘンシン』ね……)  その場にいたミス・ロングビルが普段することのない  歪んだ笑みを浮かべていることに気付くこともない位に。
 屋根板に埋もれながら、コルベールは回想していた。  何故、今自分がこうなっているのかを。 「ばいく」の解析の途中だったかな……  確か「がそりん」という油の入っている樽を覗いて、  次に「えんじん」と呼ばれた動力部を見てみようと決めた直前までは覚えている。  ……それからは、……そうだそうだ。  突然、あの「ばいく」が『ばとるもーど』と声をあげたかと思うと人の姿に形を変え、  馬小屋の天井を突き破っていって飛んでいったのだった。  ああ、私はその時落ちてきた破片によって身動きのとれないこの状態になったのだったな。  しかし有意義な時間だった。  私の研究は決して間違っていないという事がわかったのだ。  あの「がそりん」は「竜の血」と同じように気化させて用いる物だろう。  彼……タクミくんの住む所ではそれと魔法とは違った動力を使い、  恐らく誰もがあの乗り物で道を行き来することができるのだ。  ああ、私の進もうとするその先はすでに「実用化」という道が拓かれているのだ!  タクミくん……例え君が何者であろうと私は君の味方だ。  君は私の研究に大きな道しるべを与えてくれたのだか……ンガッ!    遅れて落ちてきた屋根板が脳天を直撃し、コルベールの意識は途切れた。  [[使い魔の夢]]   「空を飛ぶゴーレムだって!?」 「しかも何だ、あの鉄砲は!? 滅茶苦茶だ!? 」  「ギーシュのワルキューレに攻撃したということは、あの平民の味方なのか!? 」   空を飛び、銃を連発して放つゴーレム。観客達はそれに釘付けだった。  ルイズは呆気に取られていた。  ギーシュは大きく口をパクパク開けるだけだった。  そんな面々の中で一人、巧は毒づいた。    遅いんだよ、バカ。もう少しでやられるところだったぞ。    多くの人間達が注目しているのも気にもせず、  オートバジンはフォンブラスターの放られた所に降り立ち、これを回収した。  よく見ると右手に併せて何かを持っている。  そのままある程度こちらの方に寄って来たかと思うと、  フォンブラスターとその何かを巧に向かって投げ渡した。  「うぉっと」   巧は危うげに受け取った。  そして、渡されたものを見て絶句した。  ファイズドライバー。  形式番号SB-555B。ファイズスーツを形成するベルト型変身ツール。  ファイズフォンと、ファイズドライバー。  この二つが揃った時のみ、ファイズへの変身は可能となる。    ……何渡してんだよ、お前は。   しかし、マニュアルを熟読した巧には分かっていた。  ファイズスーツはスマートブレインの人工衛星、イーグルサットから転送される事を。  異世界であるハルケギニアには当然そんなものがある筈がない。  ここではもうファイズに変身する事は出来ない。    お前がやれ、お前が。  オートバジンを睨みつける。  それでもオートバジンはただ動こうとせず巧を見つめるだけだった。    視線を交え、根負けした巧は溜息をついた。   チッ、わかったよ、自分の尻は自分で拭けってか。 『Vehlcle Mode』  胸のボタンを押し、オートバジンを元のバイクに戻す。 「バカ、なんてことしてるのよ! 」  ルイズが叫んだ。 「そいつに代わってもらえば良かったじゃない! あんたじゃ、あんたじゃ勝ち目なんて……! 」  もう周りの目なんて気に止めず、涙を流し続けていているだけだった。 「ルイズの言う通りさ、そちらのゴーレム君が相手でも良かったんだよ。僕は」  未だ健在の六体のワルキューレを従えて余裕を取り戻したギーシュが言った。  相変わらずのヤな気障っぷりだ、俺だけなら十分勝てるときたか。ま、実際そうだったけどな。    手の中のファイズギア一式を見つめる。    こうありえない事が続けざまに来てるんだ、もう一つ位何か起こってもいい筈だ。  ファイズドライバーを腰に装着する。  ギーシュに誤解のないよう言っておく。 「違うな。こいつはただ、忘れ物を届けに来てくれただけだ」  スタートアップコード、555をファイズフォンに入力、  聞き慣れた電子音声のアナウンス。 『Standing By』  そうだな、舐められっぱなし、やられっぱなしってのはやっぱ気に食わない。  右手に持ったファイズフォンを天高く揚げ、 「変身!」    声を張り上げて叫ぶ。ファイズフォンをファイズドライバーにセット、     そして、人工衛星のないこの異世界では聞くことの出来ない筈の電子音声が響いた! 『Complete 』  ファイズドライバーが赤いフォトンストリームを形成し、ヴェストリ広場は赤い光で覆われた。  その中から現われたのは…… 「タクミ……」    その体を成型するのはダイヤモンドに限りなく近い硬度を持つソル・メタニウム。    その体を流れる赤いラインは人間の数十倍の力を引き出すフォトンブラッド。      異世界ハルケギニアはトリステインの地に、  闇を切り裂く赤い閃光、ファイズが降臨した。 「き、貴様……、行け、ワルキューレ! 」  ギーシュが驚きながらも薔薇を振り、ワルキューレを突撃させる。   「そういやお前等には散々いじめられたっけなぁ、今度はこっちの番だ! 」  ファイズは手首を振り、ワルキューレを迎え撃つ。  一体の剣を持ったワルキューレが襲い掛かる。  難なく斬撃をよけこちらの左を当てることで、粉々に打ち砕いた。 「ワルキューレが一撃で!? 」  慌てふためくギーシュは一体を護衛に残し、  続けて四体の剣、長槍を持ったワルキューレをファイズに向かわせる。  四体がかりでの攻撃をファイズは跳躍してかわし、バイク形態のオートバジンの所に降り立つ。 『Ready』  左ハンドルにミッションメモリーをセットし、  エナジーハンドルブレード、ファイズエッジを取り出した。  何故か頭にこういった考えが浮かんでいた。  得物を持った方が楽に片をつけられる。当たっていたのかもしれない。  実際、ハンドルを掴んだ途端に、  あのワルキューレ達の動きがスローのように鈍く見えるのだ。  もうこいつ等は俺の敵じゃない。  頭の中の考えが体の運動神経にも伝わったのか、  迫ってくる四体のワルキューレを一瞬の内に寸断することができた。 「な、な、何だ、何がどうなっているんだ!? 」  泣き顔で残された一体のワルキューレにしがみ付くギーシュ。  最早、決闘開始の時の余裕は微塵もない。    まだ一体残ってたのか、面倒くせぇ。  さっさと終わらせるか。  ファイズはファイズエッジを放り投げ、  右足にトーチライト型ポインティングマーカーデバイス  ファイズポインターをセットする。  腕時計型コントロールデバイス、ファイズアクセルから  アクセルメモリーをファイズドライバーにセット。 『Complete』  胸のフルメタルラングが展開し、  黄色の目が赤色に、赤のフォトンストリ―ムが危険領域の銀色に変わる。  再び周りから驚きの声が揚がるか否やの瞬間、  ファイズはファイズアクセルのスタータースイッチを押した。 『Start Up』   時が止められたかのごとく、ファイズ以外の全ての者が静止する。    ファイズ・アクセルフォーム。  十秒間の間だけ、通常の千倍の速さで動く事ができる超加速形態。      ギーシュの元に駆け出し、軽くワルキューレを蹴って引き離すと  天高く飛び上がり――――――、    ワルキューレを花弁の様に囲むのは、六つある赤色の円錐状の光。  一瞬の時間差から、次々とワルキューレに突き刺さっていく。 『3、2、1、……』  ファイズ・アクセルフォーム必殺のクリムゾンスマッシュ。  その全てがワルキューレに抵抗する間も与えずに炸裂する。 『Time out』  十秒の時が流れ、通常の時間が流れ出す。  その場にいた全ての者が最初に目にしたものは  幾重もの赤い円錐の光が突き刺さって崩れ落ちるワルキューレの姿だった。  勝敗は決した。 『Reformation』  通常のファイズの姿に戻った後、ギーシュに目を向ける。 「ひ、ひぃぃぃぃ! 」  何時の間にか最後のワルキューレが自分の手から離れ、気がつけばやられていた。  この恐怖はどれだけ堪えたのだろうか。  無様に尻餅を付き、股間から尿が漏れていた。  そんな様のギーシュに、ファイズが近づき確認の言葉をかける。 「続けるか? 」  ギーシュは首を振り鼻水交じりの涙声で返した。 「ま、参った」    一瞬ギーシュを睨んだ後、ファイズフォンのリセットボタンをプッシュし、  巧はファイズの変身を解除した。  ホッと一息をつく。  あー、メッチャ疲れた。  けど、これでもうこいつはシエスタに突っかかったりとかしないだろう。  そうだ、シエスタと言えば……、食堂に戻るべく足を向けた。    冷ましたスープ飲むの忘れてた。  さっぱり訳がわからないわ。  とにかくギーシュが敗北し、平民が勝利したいう事だけは飲み込めた  他の観客たちが騒ぎ立てている最中、ルイズだけは未だパニックの中にあった。    あの「ばいく」がゴーレムになってタクミを助けて、  ゴーレムが拾った銃と持っていたベルトをタクミに渡して、  タクミはそのベルトと銃を使って「へんしん」って全身に鎧を纏って、  その鎧を付けたらワルキューレなんてみんなやっつけちゃって、  ギーシュに「参った」って言わせたらどっかに行っちゃって……  その当のギーシュがルイズの元にやってきて、  泣きベソをかいているまま、ルイズに問い掛けた。 「ル、ルイズ、か、彼は一体何者なんだ!?   僕のワルキューレがあ、あんなにあっさり……」 「そんなの、こっちが聞きたいわよ! 」  あ。  そうだ、聞かないといけないじゃない。あいつ、何者なのよ!?  あの「ばいく」は何、「へんしん」って何? あの鎧は何? 最後のあれは何?   何が自分は只の洗濯屋でアルバイトをやっていただけ、よ!  ご、ご主人様に嘘をついて騙す使い魔なんて!  泣いたり怒ったりとにかく忙しいルイズは巧の後を追いかけた。  ルイズが一人巧を追った後も、ヴェストリ広場は覚めない興奮で湧き上がっていた。 (ふぅん、『ヘンシン』ね……)  その場にいたミス・ロングビルが普段することのない  歪んだ笑みを浮かべていることに気付くこともない位に。

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