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ART OF FIGHTING ZERO外伝 - (2008/11/07 (金) 08:42:03) のソース
ここはアルビオンのウエストウッドの村、静かな「ううぅぅぅおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーー」………静かだった村だ。 村が騒がしくなってから村にやってくる盗賊の数が激減した。 盗賊だって人間だ。こんな危険な村に盗みに来るより他の町に行った方が儲けが良い。 だが、そんなことを知らない盗賊もいる。 そんな不幸な盗賊達の話をしよう。 ウエストウッドへ向かう盗賊達を何者かが見ていた。 だがそこには何もない空間だった。まるで姿を消しているのだろうか。 突然、盗賊の一人が強烈な衝撃を受けて吹き飛んだ。 何事かと目を向けると何も無い空間から一人の男が現れた。 「では、参るっ」 男が側転からの浴びせ蹴りを放った。 盗賊に近づいた男は頭突きをかました。 そこで不思議なことが起こった。 なんと、上から被せるような頭突きを喰らった盗賊が天高く打ち上げられたのだ。 落ちてきた盗賊は地面に落ちた衝撃で気絶したようだ。 盗賊の中にいたメイジがファイヤーボールの呪文を完成させ、男に放った。 男は両手を前に突き出し叫んだ。 「流影陣っ!」 男の手が光の膜に覆われ、直撃のはずのファイヤーボールを反射したのだ。 メイジは自ら放ったファイヤーボールで焼かれた。 その信じられない光景に盗賊達は恐怖した。 男はその隙を見逃さなかった。高速回転した男の手刀が盗賊の首を襲う。 首を切り裂かれた盗賊は首から血を吹き出しながら倒れた。 その残忍獰猛な攻撃で最後の部下をやられ、ついに盗賊のリーダーがキれた。 「この野郎っ、彼奴らをよくもーーー」 リーダーは剣を抜き、男へ跳びかかった。 男は両手を挙げ、天にまで届くような咆哮を放った。 「ううぅぅぅおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーー」 男の体から光が溢れた。 リーダーの最後に見た光景だった。 一人の少女が友達が欲しくて使い魔を召喚した。 呪文を唱え、杖をふる。眩しい光の中から使い魔が現れた。 「んんんんんんん………、うううぅぅぅぅおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーー」 半裸に頭巾という威圧的な身だしなみ、サウスゴータまで届くような耳を劈く戦慄の咆哮。 少女、テファの口から言葉が零れた。 「……凄い使い魔だ」 龍虎の拳外伝から不破刃を召喚 ----