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  • 『使い魔な電王 異世界で俺、誕生!』 第一話

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

『使い魔な電王 異世界で俺、誕生!』 第一話

最終更新:2007年10月07日 20:36

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だれでも歓迎! 編集
不幸というものは大抵、突然やってくるもので…


「あんた誰?」
「えっ?」


そして野上良太郎という青年は少々?、不幸に見舞われやすかった。

  『使い魔な電王 異世界で俺、誕生!』

 第一話 

Side:ハルケギニア

どういうことなんだろう、という疑問が良太郎の頭の中を埋め尽くす。
自分はデンライナーからミルクディッパーへと降りたはずだ。
だが今自分が居るところは見慣れた店内ではなく、広い草原だった。
そして目の前にいる女の子…。その顔のつくりや髪の色から、どうやら外国人のようである。

(外国? なんで?)

混乱しながらも周囲を見回すと、似たような格好をした一団が居た。
皆一様に日本人では無さそうな見た目である。

(降りるところ、間違えちゃったのかな?)

もしそうならかなり拙いことになるだろう。戻るには少なくとも一時間強待ってデンライナーに再び乗車しなくてはならない。
それに良太郎は英語など話せないし、たとえ話せてもここで英語が通じるのかどうか…

「あれ?」
どうしようかと考えていて、気付く。
「何呆けてんのよ?私はあんたが誰かって聞いてるの。まったく…、どこの平民よ?」
「日本語?」

そう、聞こえてきたのは日本語である。それも完璧な。
とりあえず言葉が通じそうだし、質問には答えた方がいいだろう。

「誰って…。僕は、野上良太郎。平民っていうのがよくわからないけど…、今は東京に住んでるよ」

そう答えて少女の方を見る。
可愛い。間違いなくそう思える顔立ちだ。

「ノガミリョウタロウ? 変な名前ね…。それにトウキョウってどこの田舎よ?」
「日本の首都なんだけど…」

ちょっと赤くなりながら、案外外国じゃ東京の名前って知られてないんだな~、などと思っていると、
周りを囲んだ少年少女の一団から声が上がる。


「ルイズ、『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出してどうするのよ?」
その声を皮切りに次々と笑い声が上がる。
「ちょ、ちょっと間違っただけじゃない!」
目の前の、桃色の髪の少女が怒鳴る。
「ちょっとだって?ルイズはいっつも『そう』じゃないか!」
「さすがはゼロのルイズだ!」
その言葉で一団はどっと爆笑する。
完全に置いてけぼりだ。でも今の会話で、どうやら桃色の髪の少女の名前は「ルイズ」なんだろうと思う。
やっぱり名前も日本人ではない。だがここでの会話は全て片言ではない流暢な日本語で行われている。

(留学生ばかりを集めたクラスなのかな? でも、東京を知らないなんて…どういう事?)

そんな疑問をぶつけてみようと口を開きかけ…
「ミスタ・コルベール!」
先ほどの少女の声に出鼻をくじかれた。
その声にこたえてのことだろう。人垣がわれ中年の男性がやってくる。

(先生…かな?)
どうやらそういった雰囲気である。だが格好が奇妙であった。
大きな杖を持ち、真っ黒いローブに身を包んだその男性(コルベールというらしいが)の格好はまるで魔法使いのようだった。
「なんだね? ミス・ヴァリエール」
「あの!もう一度召喚させてください!!」

(召喚?なんのことだろ?)
耳なれない、というか小説やゲームの中でしか見ない単語だ。
どうやら少女はその「召喚」というのをやり直したいらしい。
だがコルベールにやんわりと、しかしはっきりと却下されていた。

「これは伝統なのだよ、ミス・ヴァリエール。例外は認めることは出来ない。そこの彼はただの平民かもしれないが、
呼び出した以上は君の使い魔としなくてはならない。古今東西、人を使い魔にした例は寡聞にして聞かないが、
春の使い魔召喚の儀式のルールはあらゆるルールに優先する。彼には君の使い魔になってもらわなくてはならない」

なにやら不穏な気配をその会話に感じる。一体自分に何をさせようというのだろう?
そこでふと、いつもならこのあたりで声の一つでもかけてきそうなモモタロスたちの声が一切聞こえてこないことに気付く。
(モモタロス?)
返事がない。寝ているのか?それとも以前あったように時のトンネルの中にデンライナーが入ってしまったのだろうか?
(ウラタロス、キンタロス、リュウタロス?)
またも返事はない。全員から返事がない以上、やはりデンライナーは時のトンネルの中に入ってしまったようだ。
「どうしよう…」
だんだんと拙いことになっているような気がしてくる。


「ねえ…」
「へっ?」
思い悩んでいるところに声をかけられ気の抜けた声を上げてしまう。
「あの…、何?」
思わず呼びかけに問いで返してしまう。
「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて普通は一生ないんだから」
「何するの?っていうか貴族ってなn…」
「ちょっと黙ってなさい」
「はい」
モモタロス達を叱り付けるときのハナに勝るとも劣らぬ気迫ですごまれ黙り込む良太郎。
正直言って物凄く怖い。本気で怒らせたら多分この程度じゃすまないぐらい怖いだろう。
目の前の少女…ルイズは杖を掲げ朗々と、なにやら呪文のようなものを唱え始めた。

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え、我の使い魔と為せ」

すぅっ、と流れるような動作で良太郎の額に杖をかざす。
そして、ルイズの気迫に圧されて黙り込んでいた良太郎にルイズの顔が近づく。
その異常な接近に流石にビビリまくっていた良太郎も声を上げる。
「あ…あの、だから何を」
「いいから、じっと、してなさい」
一語一語区切りながら、力をこめながらそう言い放つ。やはり相当に怒っているようだ。
先ほどよりもさらに身を硬くし、これからどんなことがおきても動くまいと決めた。
と、直後に唇にやわらかいものが触れた。

(何!?何なの一体!?)
良太郎はパニック状態、脳内の処理能力を超えた現実に大混乱の極みである。
野上良太郎18歳、ファーストキスが奪われた瞬間であった。

…まぁウラタロスが憑依している間に色々と無くしている可能性も否定は出来ないのであるが、
本人が記憶する限りは間違いなくそうであろう。

ルイズが唇を離す。
「終わりました」
「『コントラクト・サーヴァント』はすんなりと成功したようだね。いや、結構。」
生徒の成功が嬉しいようだ。その顔には笑みが浮かぶ。
「相手方だの平民だから『契約』出来たんだよ」
「そいつが万一高位の幻獣だったらいつもどおり失敗してたさ」
何人かの生徒がからかうように言う。
「馬鹿にしないで!私だってたまにはうまくいくわよ!」
「本当にたまによね、ゼロのルイズの場合は」
「何ですって!?」
ルイズは立ち上がり、巻き髪の女の子と口論を始めてしまった。
相当ヒートアップしているようで、今声をかけようものならハナの鉄拳に匹敵するものが飛んできそうである。
だから、良太郎は気になることについて自分で考えることにした。ルイズの行動に関して、
先ほど野次を飛ばした生徒の『契約』という言葉が引っかかっていたのだ。

『契約』…先ほどのキスがその『契約』なのだろうか?
良太郎が電王となり、モモタロス達と共に戦ってきた相手、『イマジン』は取り付いた人間と契約し、
それを何らかの形で履行して過去へととび、過去を改変することを目的としていた。
(もしかして、そんな物騒なことが目的、じゃない…よね?)
ルイズはイマジンではないだろう。どう見ても人間であるわけであるし、凶悪…いや、気性は荒いのかもしれないが悪意のようなものはな

かったようでもある。

どうやら口論もコルベールが止めに入ったおかげで収束しそうである。
(これで話が聞ける、のかな?)
と、ほっとした瞬間、良太郎は熱を、そして痛みを感じた。
「あぃっ、痛たたたたたたたたたたッ!」
突然左手に走った痛みに思わず立ち上がる。
事故による怪我が絶えなかったりする不運な良太郎ではあるが、別に痛みに慣れきっているというわけではない。
痛いものは痛いのである。
「熱っ!痛っ!」
「すぐ終わるわよ。使い魔のルーンを刻んでいるだけだからすぐ終わるわ」
「そんなの勝手に刻まないでよ!」
あまりにも冷たいので良太郎の中でルイズは「怖い女の子」から「物凄く怖い女の子」へと格上げされていた。
「あのね…」
あきれたような、怒ったような声が聞こえる。
「何!?」
上ずった声で答える良太郎。
「平民が貴族にそんな口きいていいと思ってるの?」
「知らないよ、そんなの!ってあれ?」
答えた良太郎の体からは熱さが、左手からは痛みが消えていた。
「はぁ…」
気の抜けた良太郎は思わずひざを付いてへたり込んでしまった。
と、先ほど痛みが走った手を誰かが取った。
そちらを見るとコルベールが左手の甲に浮かび上がった文字を見ていた。
(なんだろ、この文字…、見た事ないや…)
「ふむ…。珍しいルーンだな…。君、手を少しそのままに」
良太郎は言われるがままに空中に手を固定する。
どこから取り出したのか、コルベールはなにやらスケッチをしているようである。

それが終わるとコルベールは生徒達に向き直った。
「さて、それでは教室に戻りますぞ諸君」
そういうと、コルベールはふわりと浮き上がった。
良太郎は驚きのあまり声が出ない。
(飛んだ?イマジン?契約者?憑依されてる?でも人のまま飛べるなんて…って)
周りを見れば生徒もみんな同様に浮き上がっている。
慌てて浮き上がった全員の足元を見回し、『砂』がこぼれていないか確認する。
(ない。じゃあ…)
と今度は上を見る。が、吊り下がるようなものはどこにもなく、どこまでも青い空が広がるばかり。
そうこうしているうちに全員が西洋の城のような建物の方向へと飛び去ろうとしていた。
「ルイズ!お前は歩いてこいよ!飛べないんだからさ!」
「その平民があんたにはお似合いよ!」
口々にあざ笑うような言葉をかけて飛び去っていく。

そして草原に残されたのは良太郎とルイズの二人とだけなった。
ルイスはため息をつき、それから良太郎へと突っかかっていった。
「あんた、なんなのよ一体!」
「そんなこと、言われても…」
さっき似たようなことを聞かれ、既に名乗っている。
その上「なんなのか」と問われてもなんと答えていいのやら…
「それより、さっき空を飛んでいったのは一体どうやって、ってそれよりも僕の体に何したの?」
「ったく、どこの田舎から出てきたのかしら…。いいわ、説明してあげる」
やっぱり東京のことは知らないようだ。知っていれば「田舎」なんて表現はしないだろう。
「ここはかの有名なトリステイン魔法学院」
「魔法…学院?」
まるでファンタジーだ。デンライナーやイマジンも十分ファンタジーだが、どちらかと言えばあれはSFだろう。
「私は二年生のルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。あんたは使い魔召喚の儀式で呼び出されたの。
そして今日から私があんたのご主人様よ、覚えておきなさい!」
「呼び出されたって…。じゃあ僕がここに来たのはルイズちゃんが呼んだから?」
「ちゃん付けは止めなさい。私はあなたのご主人様なのよ? 私が呼んだからっていうのは、まぁ、合ってる、けど…」
だんだんと声の調子が落ちていくルイズに良太郎はどうしたのかと思い、近づいた。
が、次の瞬間、
「って、ちっがーーーーーう!! 私が呼んだのはあんたみたいな平民じゃないんだから!!」
と、叫びを上げ、振り上げたルイズの手が不用意に近づいた良太郎のあごにクリーンヒットする。
(ああ、今日は最悪の部類に入る日だ…)
そんなことを思いながら良太郎は意識を手放した。

野上良太郎、どこまでも不幸な男である。

Side:デンライナー

良太郎が消えた。

デンライナーの車内はその事で混乱に包まれている。
良太郎はミルクディッパーへと降りる時、緑色の光に飲み込まれてしまったのだ。
見送った、ハナの目の前で。

「クソッ! 良太郎と繋がらねぇ、何にも見えねぇし聞こえねぇぞ!!」
「締め出されたってのも違うし、感じとしてはリュウタに良太郎がのっとられた時に似てるけど…今回のは」
「良太郎が完全に消えたみたいや」
「ボクも繋がらないなんておかしいよ、どこいっちゃったのさ良太郎」
「だからそれがわかんねぇって言ってんだろハナタレ小僧!」

良太郎に憑いているイマジン一同は大慌てである。
なにしろここまで完全に良太郎のことが感じられなくなる事など時のトンネルに入ったとき以外なかったのだ。
そして今は良太郎を降ろすために停車しており、トンネルの中などではない。
しかも、良太郎が消えた後、不思議なことにデンライナーは停まったまま動く気配がない。
このことがさらに混乱を呼んでいる。

「オーナー…。良太郎は…」
ハナは珍しく、かなり深刻な顔をしたデンライナーのオーナーに問う。
モモタロスたちでもわからないとなると、疑問に答えてくれそうな人間がオーナーしかいないのだ。
「良太郎くんは、どうやら何かの拍子でどこか他の路線へと飛んでしまったようです。
そのうえ、我々の路線の運行が停まってしまっています」
「時の運行が?」
「デンライナーも動けませんし、さて、どうしたものか…」
オーナーにしては珍しく気弱な発言だ。
普段何を考えているかわからないオーナーがこうまで困惑するということはかなり深刻な事態であるようだ。

「良太郎が他の路線に飛ばされたってのがわかってんなら、助けに行かなくていいのかよ!?」
モモタロスがオーナーに食って掛かる。どうやらイマジン同士の会議、もとい揉め事は終わったようだ。
「先輩、その後のオーナーの話聞いてた? デンライナーが動けなきゃ助けに行くもないでしょ?」
「うるせぇこの亀野郎!オメェは良太郎のことが心配じゃねぇのかよ!」
「そりゃ心配だけど動けないんじゃどうしようもないでしょう」
訂正、また揉め事が始まったようだ。
「あんた達!」
ドカッ、と凄まじい音とともにモモ、ウラの喧嘩漫才が止まる。
「今は揉めてる場合じゃないでしょう!そんなことをしてる暇があるなら良太郎の気配をもっとちゃんと探しなさい!!」
デンライナー最強を誇るハナの一喝で車内が静まり返る。

と、そのとき食堂車の扉が開いた。
「「「「「良太郎?」」」」」
モモタロス、ウラタロス、キンタロス、ハナの四人がそちらを向く。
リュウタロスは「良太郎と繋がらないってことはお姉ちゃんに会えない…」と呟きいじけている。
「…野上じゃなくて悪かったな。それより、どういうことだ。時の運行が停まるなんて」
「侑斗…、良太郎が消えたのよ…」
「何?」
入ってきたのは桜井侑斗、ゼロノスに変身する、良太郎の姉の消えた婚約者と同じ名前を持つ青年…
「侑斗、やっぱりだめだ。どこにも繋がらないから降りられない」
続いて入ってきたのはデネブ。侑斗に憑いているイマジンだ。
「そうか…。それで野上が消えたってどういうことだ。それとこの運行の停滞は関係あるのか?」
「わからないのよ、良太郎は愛理さんの店に降りる時に目の前の緑色の光に飲まれちゃって、
それで…オーナーは「どこか別の路線へと飛ばされた」って」
そう、オーナーに聞いてもわかったのはそれだけだ。

そこで後ろから声がかかる。
「特異点が消えたからといって、時の運行が停まることはありえません」
オーナーが歩み寄りながら侑斗の疑問について答える。
「良太郎くんが飛ばされた路線からの干渉で、こちらの時の運行が停まっている、と考えられます。
そしてどうやらその影響で、デンライナーも動けない…。ですが…」
一度言葉を切り、オーナーは侑斗を正面から見据える。
「桜井侑斗くん、君は、ここまでゼロライナーで来ていますね?」
「ああ、でなきゃここまで来れない。並走してたわけじゃないしな」
その言葉にハナが反応する。
「じゃあ…ゼロライナーで良太郎が飛ばされたところまで行けば…」
「良太郎君を助けることも、時の運行が止まった原因を取り除くことも出来るかもしれません」
オーナーの言葉を聞いたハナの行動は早かった。
「侑斗、お願い。力を貸して!」
ハナが侑斗に頭を下げる。
「面倒な事になったな…。(これが『俺』の言ってたかなりヤバイ事ってやつか…)」
ということは「アレ」を使う局面というのは今この時なのだろう。
「え?」
侑斗の呟くような言葉の後半を、ハナは聞き取ることが出来なかった。
「いや、なんでもない。このまま時の運行が止まったままってのは俺にとっても都合が悪いからな、
時の運行を元に戻すのは頼まれなくてもやってやるさ。野上を助けるのはついでだ」
「ンだとこの野郎!そんな言い方あるかよ!!」
良太郎の救出をついで呼ばわりされモモタロスが激昂して立ち上がる。
「侑斗、そういう言い方はよくない」
「フン!」
デネブが侑斗を諌めるがあまり効果はないようだ。

「でもさ、チケットがなきゃその良太郎が飛ばされたって路線に入れないんじゃないの?」
「せや、大体チケットがなきゃ行き先もわからんのと違うか?」
ウラタロス、キンタロスが疑問をぶつけてくる。
「いや、そこは何とかなる。当てはあるからな」
「「「「当て?(だと?)(だって?)(やて?)」」」」
異口同音に聞き返すモモ、ウラ、キン、ハナ。
相変わらずリュウタロスはいじけて…、いや、侑斗に敵意のこもった視線を向けている。
やはり侑斗のことはキライなようだ。
「どういうこと?今さっき何が起きてるのか知ったのに…」
「まぁちょっと事情が複雑でな、ワケありなんだ。いいから座ってろ、ゼロライナーでデンライナーを牽引していく」
そう言うとさっさとそれ以上の追求から逃れるように降りていってしまった。
「侑斗! …さっきのことは俺が代わって謝る。ご免。侑斗も心の底ではあんな酷いことは思ってない」
デネブが慌てて追いかけ、そして食堂車の出口で頭を下げて出て行った。

「なんなんだろ、事情って…」
「ケッ、知らねーよ。あぁ~~~~~~っ!でもあの野郎の力を借りなきゃ良太郎を助けに行けねぇなんて、ストレス溜まるぜ!」
「いいじゃないの先輩、どうしようもない状態は脱したわけだしさ。アッシー君ぐらいに考えといたら?」
「オメェさっきは動けないんじゃどうにもならないとか言ってやがったけどよ、諦め早すぎんだよ!」
「まぁええやないか、後は良太郎を助けるだけのこっちゃ、なぁ亀の字」
「そういうこと。いやぁキンちゃんは単純だから話が通りやすくて助かるよ。先輩はちょっと捻くれてるから」
「テメェほど捻くれた奴に言われたかねぇぞ!? いっそ実際にねじって矯正してやろうか!? ああン?」
やるべきことが見え、良太郎を救う手立てが見え始めたことでどうやら調子が戻ったようだ。

だがそんな中でもリュウタロスはまだ落ち込んだままであった…



ゼロライナーの車内では、侑斗が出発の為にマシンゼロホーンの所へ向かおうとするところだった。
「侑斗、さっきのはよくない」
「何がだよ」
「野上を助けにいくのが第一だ。ついで、なんていったらいけない」
デネブのいつもの説教だ。普段なら跳ね除けるところなのだが…
「…まぁ、カードの節約にもあいつは必要だからな、ついで、って言うのは拙かったな。それに…」
(野上の奴が【鍵】らしいしな)
「侑斗…わかってくれたのか…」
デネブはようやく侑斗が素直になってくれたのだと感激しているようである。
「行くぞ」
ゼロライナーのコクピット、マシンゼロホーンの隣に立ち侑斗は構える。
すでにベルトは巻かれ、カードも取り出している。

「変身」
《Altair form》
侑斗の身をオーラスキンが覆い、オーラアーマーが装着されていく。
最後に牛を模したオーラアーマー頭部のレールを駆け、変形し、顔を覆う仮面となった。
その姿こそゼロノス。
失われた時の流れを守っていた戦士。
その手にはいつの間にか不思議な文字の記されたチケットが握られていた。

(侑斗、それは?)
デネブの知らないチケットだ。いつこんなものを侑斗は持っていたのだろう?
「これが当てって奴さ、野上が行った世界へのチケットだ」
(なんでそんなものが?)
「未来の『俺』からさ。切符は片道だが、うまくいけば2007年に帰ってこれる。でも、詳しい話は俺も聞いてない。
とにかく今わかってる事はやるしかないってことだ」
ガシャン、とデンライナーとゼロライナーが連結される。
そう、この切符はこちらから向こうへの片道分だ。侑斗はそう聞いている。
全てを終わらせ、2007年に戻り、過去の自分にこのチケットを渡すまでが今回の旅になるのだろう。

走り出したゼロライナーは良太郎の飛ばされた世界へと走り出す。
魔法使いの世界、ハルケギニアへと…

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