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  • “微熱”の使い魔-05

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

“微熱”の使い魔-05

最終更新:2007年12月18日 23:50

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  • “微熱”の使い魔


 才人の話を聞きながら、エリーはどうしたもんかねえ、といった顔をした。
 ちなみに、才人はただ口論になったとかいうことだけを語り、エリーやキュルケに関してのルイズの発言は黙っていた。
 腹の立つことではあったが、わざわざ本人たちの前で言うのもどうよ、と考えてのことだった。

 「……で、そのルイズさんと喧嘩してごはんもらえなかったの、要するに?」

 「左様」

 「左様って……」

 どこか芝居がかった態度で、他人事のような顔をして答える才人に、エリーは苦笑する。どうも彼なりの見栄というか照れ隠しらしい。

 「あの、ヒラガさん、でしたっけ? 貴族のかたにそんな態度をとっては大変ですわ」

 シエスタはかすかに顔を青くしてそう言う。

 「へん。いいんだよ、あんなの。貴族だか山賊だか知らねーけど、魔法が使えるからって威張りやがって。つーか、あのおピンク頭はその魔法すら使えねーんじゃねーか! ぼっかんぼっかん爆発起こすだけで」

 才人は悔しげに言ってから、うつむいた。腹が減っているのに大声を出して、がくりと疲労がきたのか。

 「まあ、“ゼロ”のルイズらしいって、言えばらしいかもね」

 キュルケは赤い髪をかきあげながら、皮肉な笑みを浮かべた。
 彼女の生まれ育ったゲルマニアは、トリステインに比べれば貴族=メイジの地位は絶対ではない。

 「確かに魔法が使えるに越したことはないわ。でもね、ゲルマニアで一番ものをいうのは、これ。これを稼ぎ出す能力よ――」

 キュルケは昨夜、エリーにそう断言している。親指と人差し指で○をつくって。

 「それで、どうするの使い魔さん? 私としては、またあなたに食事をわけてもいいんだけどね。……面白いし」

 才人に向かい、つやっぽい笑みを浮かべながらキュルケはたずねる。面白いというのは、その後で起こるべくして起こるであろう事態をさしてのことだ。
 すなわち。

 「でも、キュルケさんにごはんもらったら、お仕置きなんだよね……?」

 エリーが複雑そうな表情で言った。
 お仕置き。
 その言葉を聞くや否や、才人はがっくりと肩を落とした。

 「やっぱ、めしと寝床を押さえられてるのが痛いよなあ……。ちっきしょう……」

 「うーーーん…………」

 目の前で途方に暮れている“使い魔仲間”に、エリーは小さくうなってしまう。
 助けてはあげたいのだが、それをすれば後々才人がひどい目にあうのは間違いない。
 ちらりと横目で見ると、キュルケはむしろそうなること、ルイズがぷっつんして暴れるのを期待しているように思われる。

 「あのう? もし、私たちの食べている賄いでよろしかったら……。それなら、大丈夫なんじゃないでしょうか?」

 横から、シエスタが声をかけてきた。

 「え? ホントに!?」

 「良かったねえ、ヒラガくん」

 楚々としたメイドの声に、才人はパアーッと顔を輝せ、エリーもほっと胸をなでおろす。 
 キュルケだけはちょっと残念そうな顔をしていたが、やがて、まあ、いいかと肩をすくめる。
 やっぱ、拾う神はいるんだ。才人は心中密かに今日から神様を信じようかなどと思っていたりした。

 「おいシエスタ、何だそいつらは?」

 そう言ってエリーと才人をジロリと睨んだのは、やや太り気味でいかつい風貌のコックだった。どうやら厨房の責任者であるらしい。
 見たところあまり歓迎しているような態度ではない。確かに厨房へ素人がウロウロ入り込まれては迷惑ではあるのだろうが。
 それにしても、心地のいい視線ではない。
 特にエリーに向けられる視線は、厳しいというか、小さな敵意のようなものが含まれているようだった。
 マルトーと呼ばれるその男の視線に、エリーと才人は思わず顔を見合わせた。

 「あの、こちらは……ミス・ツェルプストーとミス・ヴァリエールの……」

 「ああ、人間が使い魔としてきちまったってな。話は聞いてる」

 とりなすように経緯を説明するシエスタの言葉に、マルトーはエリーと才人を交互に見比べる。

 「こっちの坊主は見たこともねえ格好だが……。そっちの嬢ちゃんはメイジじゃねえのか?」

 「違いますよう」

 緊張に耐えかねたエリーは、いっそ哀れみさえおぼえるような声で言った。

 「だから、私は貴族でも魔法使いでもありませんって。錬金術士です。見習いというか卵ですけど」

 「錬金って、そいつは錬金の魔法じゃねえのかい?」

 「あんな便利なことはできません」

 エリーはシュヴルーズの見せた錬金魔法を思い出しながら断言する。
 杖を振っただけで石を別の金属に変質させる。そんなことはイングリドのようなベテランですらできないだろう。
 確かにアカデミーの中には、魔法を操れるものもいるにはいる。ノルディスやアイゼルなどがそうだった。
 だが、それらもどちらかというと護身用のためのものであって、ここハルケギニアのような、それこそエリーから見れば何でもアリの便利な代物ではない。

 「ふうん? まあ、何でもいいやな。それで、そっちの坊主は……飯だったか?」

 マルトーはシエスタに言った。

 「はい。何でもミス・ヴァリエールから罰を受けて食事を抜きにされたそうで」

 「…ったく、勝手に呼びつけといていい気なもんだ。これだから貴族って連中は……。で、そっちはそれとして、嬢ちゃんは何だったてんだ? あんたも飯抜きにされたのか?」

 「いえ。そういうんじゃないです。ええとですね、ホウレンソウがあったら、いくらかわけていただきたいんですけど」

 「ホウレンソウ? ホウレンソウって、あの野菜のホウレンソウか?」

 マルトーは目を丸くしてエリーを凝視した。

 「そうです」

 エリーはうなずいた。

 「生のままでか? 何に使うんだ、そんなもん?」

 「薬の材料に必要なんです」

 「薬? やっぱあんたメイジか? しかし……ホウレンソウ? あんたの国じゃ、そんなもん秘薬の材料に使うのか?」

 「秘薬っていうほど、たいそうなものじゃないですけど。滋養強壮によく効くって評判です」

 エリーはちょっと照れくさそうに笑った。
 ホウレンソウを材料として作る薬・アルテナの水は飛翔亭で受けた依頼で何度もこなしているので、調合にはちょっと自信を持っているアイテムなのだ。

 「ま、まあ、いいけどよ……」

 エリーの顔を見ながら、マルトーは指で頬をかいた。
 今ひとつ正体がよくわからないが、悪い娘ではないらしい。そのように判断したのか。
 そんなマルトーに、エリーは頭を下げた。

 「ありがとうございます。あの、お礼とかは何もできませんけど……」

 「別にそんなもんは……。いや、そうだな。だったら、シエスタを手伝ってやってくれねえか? これからデザートを運ぶんでな」

 「まあ、そんなこと……!」

 「わかりました! お安い御用です」

 シエスタは驚いたが、エリーはとんと胸を叩いて了解した。

 「でも、エリーさん」

 「いいの、いいの。気にしないで」

 「あの――俺も何か手伝えることないかな?」

 才人が言った。

 「ヒラガさんまで」

 「いや、こっちだってただ飯食わせてもらうより、何かしてからもらったほうが。何ていうか、気が楽だから」

 「話は決まったな。人手があるほうがさっさと片付くってもんだ。シエスタ、遠慮しないで手ぇ借りな」

 「そうだよ、遠慮なんかしないで」

 マルトーがシエスタに笑いかけ、エリーもそれに同調した。

 「そうですか……。それじゃあお二人とも、お願いしますね」

 エリーと才人、それにマルトーを見ながら、シエスタは控えめな微笑を浮かべた。

 「ええと、ところでさ」

 才人がちょっと声の調子を変えて、エリーとシエスタを見た。

 「俺のことは、名字じゃなくて、名前で呼んでくれないか? 何か平賀って呼ばれると、どうも……」

 「え? ヒラガが名前じゃないの?」

 エリーが首をかしげた。シエスタも同じような顔をしている。

 「俺の国では、名字つうか、家名? それが前に来るんだよ」

 「へえー。そうなんだ……。じゃあ、改めてよろしくね、サイト」

 「ああ、よろしく……」

 「お二人とも仲が、よろしいんですね?」

 エリーと才人を見て、くすりとシエスタが笑う。
 エリーは、そうかなあ? とのんきな笑顔で言った。才人はかすかに照れたような表情になったが、エリーは気がついていないようだった。

 しばらくして後。エリーは白いエプロンをつけて、トレイのケーキを配って歩いていた。
 才人は少し離れたところで、エリーの持っているものよりやや大きめのトレイを手に、シエスタと二人で配っている。

 「はあい、エリー」

 いくらか配り終えたところで、エリーは声をかけられた。
 キュルケだ。
 褐色のつややかな少女は、手をひらひらさせながらエリーに笑いかける。

 「ホウレンソウもらいにいくーとか言ってたのに、何やってるの?」

 「ホウレンソウのお礼、かな?」

 「ふーん……? まあ、いいわ。私には、イチゴケーキをちょうだいな」

 「え? ケーキ、一種類しかないだけど……」

 エリーはあわててトレイに目をやる。その様子を見て、キュルケは小さく噴き出した。

 「冗談よ」

 「もー、脅かさないでください。ドキッとしたじゃないですか」

 エリーは小さく頬を膨らませた。ちょっとハムスターチックだ。

 「ごめん、ごめん。エリーって、何か可愛いから、ついね」

 そうキュルケが言った、そのすぐ後だった。
 何やら、大きな笑い声が響いた。
 振り向くと金髪の端正な顔をした少年を中心に、数人の男子生徒が談笑をしている。
 内容は、誰それと付き合っているかいないとかいう、まあ、ありふれた話題のようだ。
 しかしエリーはしばらく輪の中心にいる少年から目が離せないでいた。
 なるほど、いかにも貴族然とした美形である。胸のさした薔薇もよく似合っている。
 しかし、エリーが受けた印象は、貴人というより、奇人だった。

 (何か、変わった人だなあ………?)

 「ねえ、エリー、早くケーキちょうだいな」

 「あ、ごめんなさい」

 キュルケの声に、エリーはあわてながらも器用な動作でケーキを皿の上に置く。

 「ひょっとして、あのギーシュに見とれてた?」

 「え? いや、そーじゃないですけど……」

 エリーがちょっと引きつった笑みを浮かべた。まさか、変な人だと思いました――というわけにもいかない。

 キュルケは、ふーんと探るようにエリーを見つめていたが、不意に視線を別の方向をやった。

 「あれ? ルイズの使い魔くんじゃない」

 ちょうど才人たちがケーキを配っているところを見つけたらしい。

 「うん。サイトも一緒に手伝ってるんですよ」

 エリーがそう言って振り返ると、才人はギーシュに何か話しかけているようだった。しかしギーシュのほうはそれに応じない。才人はムッとしながらも床から何かを拾ってテーブルの上に置いた。
 ギーシュはそれに対し何か言っていたようだが、急に周囲の少年たちが何やら騒ぎ出した。

 その後はまさに急展開だった。
 ギーシュが何か弁解をしていると、茶色のマントを着た女の子が出てきて泣き始めたかと思うと、ギーシュにびんたをかまして走り去ってしまった。
 おちつく間もなく、今度は巻き毛の女の子が出てきた。巻き毛の子は何事かギーシュと話していたが、ワインを頭からギーシュに浴びせてから一声怒鳴りこれまた去ってしまった。

 「………何あれ」

 あっという間に起こった修羅場を見て、エリーは呆然としていた。
 キュルケは口元を押さえてかすかに身を震わしている。笑いをこらえているのだ。
 そばで修羅場を見ていた才人は、芝居がかった仕草で顔を拭いているギーシュをケッという顔で見ていたが、すぐに歩き出した。
 ギーシュがそれを呼び止める。
 何やら両者は話しているが、どうも穏やかな会話ではなさそうだ。シエスタも青い顔をしている。
 エリーは嫌な予感を覚えて、才人のほうへ駆け寄った。

 君が軽率に――
 二股かけてるお前が悪い――
 いいかい、給仕君。僕は――
 どっちにしろ、二股なんかすぐ――
 ふん、ああ君は――

 どうやらギーシュは修羅場の起こった責任を才人に求めているらしい。
 しかし。

 「……平民に貴族の機転を期待した僕が馬鹿だった。行きたまえ」

 エリーがすぐに駆け寄った時には、ギーシュは小馬鹿にした態度ながらも、話を切り上げたようだった。
 その態度にエリーはちょっと嫌なものを覚えたが、まず荒事にならずにすんだようなので、ほっとする。
 だが、そんなエリーの心境をよそに、才人は目を怒らせてギーシュを睨みつける。

 「うるせえキザ野郎! 一生薔薇でもしゃぶってろ!」

 その一言に、ギーシュの顔色が変わる。
 あっちゃー……。才人のうかつな言動に、エリーは思わず片手で顔を押さえた。
 このサイト・ヒラガなる少年、自分からトラブルを招き、なくても作り出すタイプかもしれない。

 「使い魔くん……どうやら君は貴族に対する礼儀を知らないらしいな?」

 「あいにくと俺はそんなもんのいない世界にいたんでね」

 「いいだろう。ならば君に貴族への礼を教えてやる。食後のいい腹ごなしだ」

 「おもしれえ」

 才人は凶暴な笑みを浮かべた。

 「だ、ダメだよ!」

 エリーは大声で叫び、才人の肩をつかんだ。

 「え、エリー?」

 「何で喧嘩なんかしてるの。それに、相手を挑発するようなこと言って」

 「それは、あいつが――」

 「確かにあの人が二股してたのが一番悪いけど……だからって無意味に喧嘩なんて」

 「意味はあるんだよ、可愛らしいお嬢さん」

 ギーシュは若干顔を引きつらせながらも、キザな仕草でエリーに言う。それに対し、才人はさらに表情をこわばらせた。

 「彼はこの僕を侮辱してくれた。それ相応の対応をしなければ、面子にかかわるんだ」

 わかるだろう? とギーシュはエリーに言った。妙に色気を含んだ声である。
 先ほど修羅場を体験したばかりであるのに、こりていないのだろうか。

 「上等だ、この野郎!」

 「ダメ、やめて!」

 才人はギーシュに詰めよろうとするが、エリーは必死でそれを押さえる。

 「離してくれよ! こいつ、ぶん殴ってやる!」

 「どうして!」

 「あいつ、けっこう可愛い子と二人も付き合ってやがった!!!!」

 「…………え――?」

 才人はおまけに俺を……とさらに叫ぼうとしたが、エリーの眼を見て動きを止めた。

 「あの……可愛い子と付き合ってから、喧嘩を?」

 エリーは目を丸く才人を見つめる。

 シーン……。

 しばらく、沈黙が周囲を包んでいた。

 「ぷふぅ!!」

 それを破ったのは、ギーシュだった。顔をおたふく面みたいにふくらませて噴き出したのだ。

 「ど、どうやら僕は、君にひどく残酷なことをしてしまったらしい……。いや、薔薇の存在自体が君には残酷なのかな? す、す、すまなかったね。謝るよ……」

 ギーシュは爆笑しそうなのを必死で抑えているという体で、キザったらしく言った。

 「愛を受けることができない者に嫉まれ憎まれるのも、薔薇のさだめだ。では失礼――」

 そのまま、スキップでもするように席を立って離れていく。

 「てめ、待て! こんちくしょう! やっぱ殴る! ぶん殴る!! 待てよ、おい! キザ野郎! アホ! ボケ! うんこ!!」

 「だからダメだって!!」

 才人はエリーに押さえられながらギーシュに向かって怒鳴りちらす。
 しかし、ギーシュは、あははあ、くはーと笑いながら意にもかいさない。何か勝者の余裕という感じだった。

 「ちくしょお…! 何だかとってもちくしょおおう……!」

 「あのサイトくん、何も泣くことは……」

 エリーは床に膝を悔し泣きし始めた才人の肩を叩きながら、子供をあやすように言った。

 「そ、そうですよ。貴族と喧嘩にならなくて、良かったじゃないですか……。それに、その、サイトさんにもいつかいい人が……」

 シエスタも遠慮がちながら慰めの言葉をつむいだ。しかしそれによって、才人の泣き声はさらに大きなものになった。
 そんなエリーたちの様子を遠くから忌々しそうに見ている少女がいる。
 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール――才人の、“主人”であるメイジ。

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