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  • 復活・使い魔くん千年王国 第六章 万有引力

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

復活・使い魔くん千年王国 第六章 万有引力

最終更新:2008年09月18日 19:15

匿名ユーザー

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《神はまた言われた。
 「地は青草と、種をもつ草と、種類にしたがって種のある実を結ぶ果樹とを地の上に生えさせよ」。
 そのようになった。…神は見て、良しとされた。夕となり、また朝となった。第三日である》
  (『植物の創造』:旧約聖書『創世記』第一章より)


地獄の深淵をフネで飛び越え、松下一行は反逆地獄の中心……『悪魔大王』へと向かっている。


「ルイズさん、起きてください。到着しましたよ」
「ん…………ああ、おはようサトウ……ミスタ・サトウ。案外早かったわね」
地獄に落ちて三日目、と言っていいのか。ルイズは佐藤に揺り起こされて目を覚ました。
寝起きには少々ショッキングな容貌の佐藤だが、言動は紳士的と言ってよい。育ちはそれなりに良いのだろう。
異形の『案内人』は、ここまで松下と喋り続けていたようだ。

窓の外を見ると、黒くごつごつした岩肌が見える。フネの後方にはオロロン、オロロンという異様な風音が響いている。
悪魔大王とやらが口や鼻から噴き出している、霊魂の吹雪の放つ音なのだろうか。

「お蔭で、精神力もだいぶ回復したわ。……で、ここはどこなの」
「悪魔大王の頭上、ですね。現世へ帰還するための座標は頭頂部ですので、もう少しです。
 ただ、私はここらでお別れとなりますが……」
松下は疲れた様子もなく、占い杖を手にして座席から立ち上がった。
「話し相手としては面白かったよ。もうぼくらがここに来ることはないと思うが、達者でな」
「みなさまも、どうぞ息災で……ささ、出口はこちらです。降りられましたら、そのまま真っ直ぐお進みください」

タラップを降りて上陸すると、確かに足元は赤黒く固まった熔岩のような、不毛の地だ。
しかし、ずっと向こうの小高い丘には、なにやら鬱蒼と樹木が生い茂っているではないか?
「ねえ案内人、あれは…………あれ、いないじゃない」
ルイズは振り向いて再び案内人を呼ぼうとしたが、彼らはすでにフネごとどこかへ消えていた。
「化かされたような感じだが、冥土ではあまり後ろを振り向かない方がいいぞ、ルイズ。
 仕方ないな、真っ直ぐ進んでいくほかあるまい」

松下、ルイズ、シエスタ、佐藤は気を引き締め、力強く現世への道を踏み出した。


30分ほど歩くと、聳え立つ針葉樹の深い森が眼前に広がっている。
小さな道らしきものはあるが、森の中は全くの暗闇だ。松下が占い杖に魔法の光を灯し、先に立って進む。

暗い森を抜けると、やや開けた明るいところに出た。空には太陽もないのに、なぜか明るく暖かい。
そこには小川が幾筋も流れ、さまざまな草木が生い茂り、花が咲き乱れ、瑞々しい果実がたわわに実っているではないか。
「あっ、なんだか楽園みたいなところじゃないの……」
「葡萄に無花果、これは柘榴、それにアルビオン名産の桃リンゴ……。
 野菜や果物がたくさんありますねぇ」

林檎、洋梨、マルメロ、花梨などの仁果類。
杏、梅、サクランボ、李、桃などの核果類。
アーモンド、栗、胡桃などの殻果類。
ブルーベリー、ラズベリー、桑の実、苺、木苺、蛙苺などの漿果類。
蜜柑、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、柚子などの柑橘類。
アケビ、柿、グミ、苔桃、山桃、棗、枇杷。
熱帯果樹ではナツメヤシ、ココヤシ、パイナップル、バナナ、パパイヤ、マンゴー、アボカド、ドリアン。
地面には芋やら根菜やらが盛んに葉を出し、大きな西瓜やメロン、カボチャの類も無数にある。
季節も産地も異なる草花や果実が、ここでは奇妙な調和を保って共存している。

「なんだこりゃあ、地獄の中心に楽園とは」
「いつぞや訪れた、蓬莱島みたいですなぁ」
「同じ木に、花と果実が同時につくなんて……」
「こっちの小川からは、蜂蜜や葡萄酒の香りがしていますよ!」

一行が意外な光景に見とれていると、奥の方から黒い犬のようなものが近づいて来た。
「むっ、気をつけろ諸君、あの犬からは妖気がする。それに硫黄臭い」
「そりゃあ、こんなところにまともな犬がいるとは思えないわよね」
警戒しつつ話し合っているうちに、黒い犬は後脚ですっくと立ち上がり、しゃがれた人間の言葉で挨拶をした。
「やあ、遠路はるばるようこそ。お前さんたちがメシア、《東方の神童》松下一郎ご一行かな?」

やはり尋常の犬ではない。名前を呼ばれた松下が進み出て、応答する。
「そうだ。この地獄の底から地上へ戻るために、我々はここへやって来た。で、きみは誰だ」
「ははは、おれぁまぁ、悪魔のたぐいさ。
 大体の事情は聞いている、この園の中心部へご案内してさしあげよう」

どうやら、ここから先は彼が『案内人』というわけらしい。


黒い犬はそう答えると、前足を猿のような手に変化させ、よく熟れた桃リンゴの果実を一つもぎ取った。
ルイズは怪訝げな表情のまま、おずおずと彼に質問する。
「あの……ここは地獄、のはずよね? でもこの光景は、あまりにも地獄らしくないわよ」
「ご覧の通り、地獄にも楽園みたいな場所はあるのだ。どうだい、ひとつ」
「遠慮しとくわ。とても美味しそうだけど、ここのものを食べたら生き返れないんでしょう?」
「残念だなあ、こんなに美味ぇのに……」

ガブリ、ムシャムシャと悪魔はこともなげに果実を味わう。
いつの間にかその両足は、驢馬のように蹄のあるものに変わっていた。

「……さ、ともかくおれの後について来な。もうしばらく歩くから、雑談でもしながら行こうや」
二足直立のまま振り返ると、悪魔はスタスタと歩き始めた。四人は言われるままに、彼の後に従う。

あたりは本当に清らかなほど明るく、空気は澄んで芳しく、ほどよく暖かい。足元はふかふかした緑の芝生だ。
チピピピ、と美しい声で小鳥が歌い、樹木の枝陰には小動物が群れ集い、鹿やイノシシ、一角獣の姿さえ見える。
霊体になっている今はあまり寒暖の差を感じないが、今までの極寒地獄とは天と地の差である。
「……信じがたいけど、本当にここは楽園なんだわ」
「本当は、楽園のかけらみたいなものだ。『悦楽の園』と呼ばれている。
 むかし悪魔大王が人類の祖先を堕落させるため、楽園に忍び込んだとき、頭上にちょいと種子が入り込んだらしい」

彼は歩きながら桃リンゴを食べ終わると、近くの低木の枝からまた一つ、見慣れない赤い果実をもぎ取った。
「……なにそれ、林檎(ポム)?」
「ああ、『黄金の林檎(ポム・オ・ドーロ)』……ポモドーロ、トマトというのだ。
 またの名は『愛の林檎(ポム・ダムール)』だってよ。茄子の一種で、林檎とは全く別種なんだがな」
ガブリ、と一口齧ると、果汁がぽたぽたと地面に滴り落ちる。なかなか美味しそうだ。
ハルケギニアには地球の欧州でいう『大航海時代』がなかったのか、いわゆる新大陸産の植物は伝わっていないらしい。
もしくは存在していても、まだ有毒で食用には適していないと考えられているのかも知れないが。


《私の愛する者が若者たちの中にあるのは、林の木の中に林檎の木があるかのよう。
 私は大きな喜びをもって、彼の陰に座った。彼の与える実は私の口に甘かった。
 彼は私を酒宴の家に連れて行った。私の上に翻る彼の旗は愛。
 干し葡萄をもって私に力をつけ、林檎をもって私に元気をつけて欲しい。
 私は愛のために病みわずらっているから。
 どうか、彼の左の手が私の頭の下にあり、右の手が私を抱いてくれるように!》
  (旧約聖書『雅歌』第二章より)


「―――ところで、今度はおれから、お嬢さんに質問だ。ああっと、ミス・ルイズ・フランソワーズだっけか?
 たとえば林檎ってあるよな、林檎。
 その林檎はなぜ、枝から離れるや地面に落下すると思う?」

唐突に悪魔に問い掛けられ、ルイズは目をぱちくりさせた。林檎が、地面に落下するのはなぜ、だって?
魔法が科学技術の多くを肩代わりしているハルケギニア文明世界でも、それなりに宇宙観、自然哲学は存在する。
しかし、空中に浮かび上がる『レビテーション』や『フライ』の魔法や『風石』などはあるものの、
《物体がなぜ落下するか》という根源的な問いに、はっきりした答えは実のところまだ発見されていない。
ルイズは不安そうに、松下の方をちらっと振り向いた。

「…………マツシタとか、学院やアカデミーの人なら、気のきいた答えが返せると思うけど……」
「質問されているのはきみだ。きみだって高等教育を受けて来たはずだろう。
 授業で習ったり書物で読んだりしたことはないか?」

すげなくボールを投げ返され、仕方なくルイズは自分の学んだ知識を披露する。
松下を召喚して以来、常識はずれなことばかり起きているので、自分の常識もおかしくなりそうだが。

「……うーん、そうね、昔からいろんな説があるけど、私は一応こんな風に学んだわ。
 万物は四つの元素、土・水・風・火から成り、それぞれは独自の性質を持つ。
 一番重いのは土だから、それは自然に凝集して不動の大地となり、次に重い水がそれを包んで海や河川、蒸気となる。
 風は大気となってそれらを覆い、向上する性質を持つ火はその上にあって太陽などの天体となる。
 ならば林檎が地面に落ちるのは、それが土から生じるもので、あるべき場所たる土に帰るから、と。
 まあ一番普及している答えは、そんなふうに神様が世界を創ったから、になるけどね」

自信なさげにそう答えて振り向くが、松下や佐藤は黙ったままだ。シエスタは笑顔で肯いている。
くっくっ、と悪魔は含み笑いをした。
「そういうふうに神様が創った、か。まぁ、そうかも知れねぇな。うん、いいセンいってるぜ」

悪魔は食べかけのトマトを掌の中で変化させ、自転する卵のような小宇宙の模型を現出させた。
「ついでだから、その宇宙についてもう少しお勉強だ。
 お嬢さんの言う四大元素による層の上に『エーテル』という第五元素、霊的な光とか生気、の層を置くこともあるな。
 これは天球層と言って、月より上にある諸々の輝く天体を構成し、絶えず球状の大地、《地球》の周りを回転運動している。
 その階層は七つとも九つとも言われ、最上層には造物主、運動の原因である神が座している。
 つまりァ、天国だ。どうだい、なかなか壮大な宇宙じゃないか?」


「……まあ、理にかなってはいると思うわ。
 で、ここは地獄……地球の中心、つまりあんたの言うところの宇宙の中心というわけね。
 そんな位置に悪魔大王なんて物騒なのがいるのも、どうかと思うけど」
ルイズはフウッと溜息をつく。大体地獄の底と言っても、この道は頭頂部への上り坂ではないか。

悪魔は小宇宙モデルをもとのトマトに戻し、一口でゴクリと呑み込んでしまう。
「うっほん、まぁ、そういうことだが……古くから、別の説も提唱されてきた」
今度はオレンジをいくつももぎ取って、頭上に投げ上げる。
すると一つの大きなオレンジを片方の焦点にして、空中で楕円軌道を描くように他の実が回り始めた。
「地球は宇宙の中心にはなく、こんなふうに太陽の周りを、他の星々とともに回っているのだと。
 宇宙の摂理を司るのは、人格を持った神や天使・精霊ではなく、『数』……数学的法則であると。
 そして四大元素も突き詰めていけば、それ以上分割できない最小の微塵、原子(アトム)である、とね」

それを聞いて、ハッ、とルイズは息を呑んだ。
―――――四大元素より小さな、最小の微塵の粒。
それはひょっとして、あの『始祖の祈祷書』に記されていた『虚無(ゼロ)』の魔法が操るというものではないか?

先を歩く悪魔は足跡に火花を残し、手を後ろに組み、尻尾を蛇に変えてくるくる回している。
頭からはニョキッと山羊のような一対の角が生え、いよいよ悪魔じみた姿だ。
やがて前方に、非常に巨大な古木が聳えているのが見えてきた。高さも太さも、学院の本塔よりずうっとありそうだ。
比較的低い場所にも広々と枝を広げ、無数の林檎らしき実を星々のようにつけている。
ラ・ロシェールの町にあるような『世界樹』というものだろうか? あれは枯れ木だが。

それらを見ているうちにふと、ルイズの頭には疑問が浮かぶ。
「でも、もし大地が、地球がぐるぐる動いていたら、その上にあるものはみんな吹き飛んでしまうんじゃないかしら?
 それに、なんで地球や惑星は太陽の周りを回転しているの? 別に紐で結ばれているってわけでもないのに」
「ふふん、賢いお嬢さんだ、実にもっともな疑問だねぇ。
 それを説明するために、天文学者ケプラーによって引力、つまり『物が他の物を引きつける力』というものが想定された。
 磁石が鉄を引きつけるような、遠隔的に働く不思議な力だな」
悪魔の頭上には、オレンジの飛び回る宇宙モデルが浮かんだままついてきている。

「アイザック・ニュートンという自然哲学者は、この引力に一定の普遍的法則を発見した。
 これは『2つの物体の間には、物体の質量に比例し、2物体間の距離の2乗に反比例する引力が作用する』というもので、
 逆2乗の法則……一般的には『万有引力の法則』として知られている。
 なぜ地球は林檎の上に落下しないのか? 地球は林檎より遥かに大きな質量を持つからだ。
 そしてこの万有引力は、月を始めとする天体にも同様に存在して働き、それぞれの動きを司っている――――」


もはやルイズにはさっぱり理解できないレベルになってきた。
が、博学な悪魔は家庭教師にでもなったつもりか、かまわず授業を続ける。
「ニュートンの科学的業績は彼の前半生に集中している。
 プリズムによる光の分析。二項定理と微分積分(流率法)の発見。力学の研究。
 それに万有引力の法則……まさに彼は、自然哲学と数学の偉大なる天才だった。
 だが後半生のニュートンは、造幣局長官として国家に仕えるかたわら、錬金術と神学研究に没頭した。
 彼は理神論の立場から三位一体を否定したし、世界の終末がいつ来るかなんてことも予測しようとしたらしいな」

「「?????」」
「まあきみ、そのぐらいにしたらどうだ。どうも理屈が多くていかんな。
 ぼくや佐藤には分かるが、ルイズやシエスタは理解の範疇を超えて目を回している」
「いやぁ、こりゃ失礼。なにせ悪魔だけに、つい悪い癖が出ちまう」

巨大な古木の根元まで来て、ようやく悪魔の逍遥講義は止まった。
「――――さあお待ちどう、到着したぜ。ようこそ地獄の底の底へ。
 ここが大地の中心であり、悪魔大王こそ世界の最底辺、地球の半球の境目なのだ。
 そして霊的に言えば、彼の背負う『罪の重さ』が、万物を大地に引き付け、堕落させるというわけだな」

悪魔は虚空からステッキを取り出し、くるくると回転しながら炎と煙に包まれる。
やがてその中から現れたのは、長身痩躯の年老いた男。
黒い燕尾服に蝶ネクタイ、背中に纏うは赤マント。
眼光鋭くして鼻と顎は長く尖り、灰色の髪は耳元を覆うが、頭頂部は禿げ上がっていて角が一本突き出している。
その顔つきは佐藤、いや『ヤモリビト』の仮面そっくりではないか!

  「「!?」」

ふわりと禿頭の上に、黒いシルクハットが着地した。そのツバを、白手袋をした悪魔の指がつまみ、ちょいと持ち上げる。
「さてと、改めてご挨拶しようじゃあねぇか。
 おれは地獄の大公、その名も高い悪魔、メフィストフェレスだ。うっほん、諸君よろしく」


《お前はエデンの園のどの木からでも、心のままに取って食べるがよい。
 しかし、『善悪を知る木』からは取って食べてはならない。それを食べると死ぬであろう》
  (旧約聖書『創世記』第二章より)


(つづく)


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