いのちのたま(ポケモン)

登録日:2025/07/26 Sat 22:02:34
更新日:2025/07/27 Sun 09:49:26NEW!
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wiki籠りは 命が 少し削られた!


いのちのたまとは、第四世代から登場した対戦用アイテム。
攻撃力を上げる代わりに自らのHPを代償にするというピーキーなアイテムである。
アイテム欄での説明(ポケモンSVより引用)
>持たせると 攻撃するたびに HPが 少し 減ってしまうが 技の威力が あがる。


◎概要

「持たせると、技の威力が1.3倍になる。ただし、攻撃後に自分のHPが最大HPの1/10減る。

「いのちのたま」は、ポケモンバトルにおいて強力な火力補助アイテムとして知られるどうぐである。
どんな技でも火力を上げるという自由度の高いリターンと体力が減るというリスクを併せ持っている。
「攻撃は最大の防御」という言葉を体現するどうぐ。
他の火力上昇系どうぐは効果範囲が狭いか、1.5倍という高い上昇率だが技を一つしか出せなくなる制限もつくどうぐなので、戦略の自由度を維持したまま火力アップできるいのちのたまは対戦勢の間で重宝されている。
中でもゲッコウガエースバーンといった変幻自在組はいのちのたまの臨機応変な火力上昇と相性が良く非常に多く使われた。

◎効果の詳細

対象技:物理技・特殊技のいずれでも有効。変化技には効果なしだがHPも削れない。
火力上昇:技の最終ダメージが1.3倍に上昇。
HP減少:攻撃成功時に最大HPの1/10を失う。技を外したり守られたりした場合は減らない。
持ち物バレ:いのちのたまが発動した際には「〇〇は 命が 少し削られた!」というテキストが出るので対戦相手には持ち物がおみとおしというデメリットもある。

◎バグみたいな仕様

特性が「マジックガード」のポケモンに持たせると、HP減少を無効化するが1.3倍効果は残るというノーリスクな火力強化アイテムとして機能する。
また、特性が「ちからずく」のポケモンに持たせた場合、ちからずくの対象になる技を使ったときに限り、上記同様にHP減少が無効化され、1.3倍効果(ちからずく自体の効果でも1.3倍になるので実質1.69倍)のみ残る。バグでは?
近年ではNPCの相手トレーナーもちからずくのポケモンにいのちのたまを持たせているので公式公認の仕様と相成っている。

◎他の火力上昇アイテムとの比較

特定のタイプの技の威力を1.2倍にするどうぐ。デメリットはない。
上昇幅が低く、効果範囲も1タイプ限定と狭い分リスクのないどうぐ。
ただし対人戦であれば専用技などの強力な1技のみで戦う(例:ウーラオスのあんこくきょうだ)のならこだわり系を持たせれば良く、
先制技等も使う汎用的な技範囲ならばリスクを取ってでもいのちのたまが使われる事が多い。

  • たつじんのおび
技が効果抜群だった際に技の威力を1.2倍にするどうぐ。こちらもデメリットはない。
発動条件が限られている上に上昇幅も低いどうぐ。
対人戦で有効活用される場面は少ない。

技を一つしか出せなくなる代わりに攻撃力を1.5倍にするどうぐたち。
こだわり系にありがちな立ち回りとして、せっかく高火力を押し付けても相手に受け出し交代され対面不利を作るという状況がある。
この時取れる行動は自分も交代するか、相性不利でもゴリ押すかの二択だが、
いのちのたまなら相手に合わせて使う技を変えられるのでメインウェポンとサブウェポンのタイプ補完に優れたポケモンであればいのちのたまの方が向いていると言える。
またいのちのたまの利点として変化技も使えるという物があり、つるぎのまいなどで能力上昇してから攻撃するという芸当は技が限られるこだわり系にはできない戦法である。

◎持たせたいポケモンたち

毎ターン最大HPの1/10を減らすというデメリットから鈍足高耐久なポケモンに持たすのは勧められない。
いのちのたまと相性がいいのは高速アタッカー、とりわけ低耐久のポケモンだろう。
早い話、相手から殴られる前に殴ってなるべく大ダメージを与え、あわよくば落とすという立ち回りが前提である。
ゲッコウガやパオジアンなどの優秀なタイプ範囲と先制技を打ち分けたいという願いにも応えてくれるのはありがたい。
ミミッキュのようにHPが減ってもばけのかわで防げるという優秀なポケモンもいる。
また、上記にあるようにちからずくのポケモンはデメリットを無効化してメリットのみを享受できるため、
これらのポケモンに持たせるのも鉄板と言える。

◎備考

他の玉系アイテムの採用率が控えめなので対戦勢からは単に「珠」と略されることが多い。

追記修正はHPを削っても良い方にお願いします。

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最終更新:2025年07月27日 09:49