テツマサ氏作成ver
翌日、15時ごろ。
神社、鳥居方面から周りの店を見ながら、自分の店の方へ向かうムツキ。
ムツキ「フン。見渡す限りどの店も残念だ・・・俺の屋台の美しさにはかなわないな。
たいやき屋はまず店主がダメだ。あんな老いた醜いフェイスでは。
ひよこ売り・・・ひよこは俺の次の次の次くらいにはかわいい。だが店主が醜い。
射的屋は・・・古臭い顔だ」
射的屋、敏感に反応し不機嫌そうにムツキを追う。
射的屋「おい兄ちゃん、聞こえ取ったぞ」
ため息まじりにやれやれのポーズをとるムツキ
ムツキ「わかっているさ」
店仕度をはじめるムツキ
射的屋「なにがや?」
ムツキ「そうやって言いがかりをつけて、少しでも近くで俺の美しい職人姿を見たいんだろ?
ほら、見ていろ。俺のパーフェクトすぎる神業を!」
しゃべりながらも、ものすごいスピードで準備→たこを焼くムツキ(キラキラオーラが漂ってる)
それを見てちょっとビビリながらも射的用の銃口をムツキに向ける射的屋
射的屋「なめとんかワレ!ぶっぱなすど!」
目を閉じ、悦に浸るムツキ
ムツキ「フフ・・・俺のたこ焼き職人姿が美しすぎて嫉妬しているんだろう?」
射的屋「きさまー!」
ムツキに向かって銃を撃とうとするが、それに気付いたたいやき屋が走ってきて止める
たいやき「まぁまぁ射的屋さん」
射的屋「お・・・たいやき屋さんやないですか」
たいやき屋に気付き我に帰る射的屋。
ひよこ屋ものそのそとやってくる。
ひよこ「きっとはじめてで彼も緊張しているんだよ」
射的屋「ひよこ屋さんまで・・・」
落ち着く射的屋。
彼らのやり取りをチラ見するムツキ
ムツキ「おい、醜い愚民ども。美しい店先でわめかないでくれ。汚れる」
射的屋また怒る。
射的屋「おのれ・・・勝負じゃ!」
ピクッと反応し、たこ焼きを焼く手を止めるムツキ
ムツキ「勝負?」
射的屋「平和的に売り上げで勝負じゃ!」
ビシっとムツキを指差しはりきるおじさん
たいやき「おお、おもしろそうですね」
ひよこ「私達もやりましょうか」
平和な勝負でよかったなぁとちょっと安心する2人。
ムツキ「よろしい・・・では俺のたこ焼きと勝負だ」
キュピーンするムツキ
たいやき「いいのかい?」
ムツキ「ん?」
はりきるたいやき屋。一言ずつポーズを決めてたいやきを見せる。
たいやき「ワシのたい焼きは+15!超新鮮な!たいやき!」
それに対してあっさりと言い返すムツキ
ムツキ「俺のたこ焼きひとつは、お前のたいやきで言うと+900だ」
衝撃を受けるたいやき屋
たいやき「なに!」
ムツキ「さて。はじめようか」
ムツキは髪をかきあげてキラリン☆
ライトアップされるムツキの屋台
普通の屋台だけど、奥にムツキポスターが貼ってある。
ムツキ「フン。見渡す限りどの店も残念だ・・・俺の屋台の美しさにはかなわないな。
たいやき屋はまず店主がダメだ。あんな老いた醜いフェイスでは。
ひよこ売り・・・ひよこは俺の次の次の次くらいにはかわいい。だが店主が醜い。
射的屋は・・・古臭い顔だ」
射的屋、敏感に反応し不機嫌そうにムツキを追う。
射的屋「おい兄ちゃん、聞こえ取ったぞ」
ため息まじりにやれやれのポーズをとるムツキ
ムツキ「わかっているさ」
店仕度をはじめるムツキ
射的屋「なにがや?」
ムツキ「そうやって言いがかりをつけて、少しでも近くで俺の美しい職人姿を見たいんだろ?
ほら、見ていろ。俺のパーフェクトすぎる神業を!」
しゃべりながらも、ものすごいスピードで準備→たこを焼くムツキ(キラキラオーラが漂ってる)
それを見てちょっとビビリながらも射的用の銃口をムツキに向ける射的屋
射的屋「なめとんかワレ!ぶっぱなすど!」
目を閉じ、悦に浸るムツキ
ムツキ「フフ・・・俺のたこ焼き職人姿が美しすぎて嫉妬しているんだろう?」
射的屋「きさまー!」
ムツキに向かって銃を撃とうとするが、それに気付いたたいやき屋が走ってきて止める
たいやき「まぁまぁ射的屋さん」
射的屋「お・・・たいやき屋さんやないですか」
たいやき屋に気付き我に帰る射的屋。
ひよこ屋ものそのそとやってくる。
ひよこ「きっとはじめてで彼も緊張しているんだよ」
射的屋「ひよこ屋さんまで・・・」
落ち着く射的屋。
彼らのやり取りをチラ見するムツキ
ムツキ「おい、醜い愚民ども。美しい店先でわめかないでくれ。汚れる」
射的屋また怒る。
射的屋「おのれ・・・勝負じゃ!」
ピクッと反応し、たこ焼きを焼く手を止めるムツキ
ムツキ「勝負?」
射的屋「平和的に売り上げで勝負じゃ!」
ビシっとムツキを指差しはりきるおじさん
たいやき「おお、おもしろそうですね」
ひよこ「私達もやりましょうか」
平和な勝負でよかったなぁとちょっと安心する2人。
ムツキ「よろしい・・・では俺のたこ焼きと勝負だ」
キュピーンするムツキ
たいやき「いいのかい?」
ムツキ「ん?」
はりきるたいやき屋。一言ずつポーズを決めてたいやきを見せる。
たいやき「ワシのたい焼きは+15!超新鮮な!たいやき!」
それに対してあっさりと言い返すムツキ
ムツキ「俺のたこ焼きひとつは、お前のたいやきで言うと+900だ」
衝撃を受けるたいやき屋
たいやき「なに!」
ムツキ「さて。はじめようか」
ムツキは髪をかきあげてキラリン☆
ライトアップされるムツキの屋台
普通の屋台だけど、奥にムツキポスターが貼ってある。
ふぎん氏作成ver
翌日。
私は町の一角に佇む割と大きな神社である『竜田神社』に足を踏みいれた。
本来ならば秋風が石畳の上を駆け抜け、冷え込むはずの境内には今、30は下らない数の屋台がひしめきあっている。
事前に兄が設置しておいたという屋台に入り、準備を整えて辺りに視線を巡らせた。
タイヤキ屋、綿飴屋、射的屋、ひよこ売り、金魚すくい、とうもろこし焼き……目につくだけでも様々な出店が並んでいる。
ムツキ「フン。見渡す限りどの店も汚い……俺の屋台の美しさには及ばないな」
タイヤキ屋はまず店主がダメだ。あんなシワだらけのフェイスの上に腰まで曲がっていては、よってくるのは死神かカラスくらいなものだ。
ひよこ売り……ひよこは俺の次の次の次の次くらいには可愛い。だが店主があんなに醜いデブとあってはその可愛らしさも10%ほどしか発揮できないだろうな。俺の敵ではない。
射的屋は……これまた古臭い顔だ。時代劇の斬られ役の方が似合っている」
射的屋「おい兄ちゃん、聞こえとるぞ」
ムツキ「ふっ……」
射的屋「なんや兄ちゃん?」
ムツキ「そうやって言いがかりをつけて、少しでも近くで俺の美しい職人姿を見たいのだろう?
さぁ、見るがいい!この俺のパーフェクトすぎる串さばきを!」
射的屋「なめとんのかワレ!ぶっとばすど!」
ムツキ「ハッ……俺のハッピ姿が美しすぎて嫉妬しているんだろう?」
実際、私のハッピ姿は地方紙に載せても遜色ないほどに美しかった。
ジーンズと白いポロシャツの上に羽織っただけなのだが、この場にいる誰よりも似合っている。
射的屋「き、きさまぁーー!!」
がなり声をあげて迫る射的屋と私との間に、タイヤキ屋の店主が割り込んだ。
たいやき「まぁまぁ、射的屋さん」
射的屋「タイヤキ屋さん!」
ひよこ「初めて屋台を出そうというんだ。彼も緊張しているんだよ」
射的屋「ひよこ屋さんまで……!」
ムツキ「おい、醜い愚民ども。美しい店先でわめかないでくれ。汚れる」
射的屋「おのれ、言わせておけば!こうなったら勝負じゃ!」
ムツキ「ほう?勝負?」
タイヤキ屋「おいおい射的屋さん。揉め事は勘弁してくれよ」
射的屋「安心して下さい。おい、小僧!平和的に売り上げで勝負じゃ!」
ひよこ屋「おお、それは面白そうですね」
タイヤキ屋さん、ここは私達も参加させてもらいましょうか」
ムツキ「いいだろう……では私の美しいたこ焼きと勝負だ」
射的屋「くっくっく……本当にいいのかい?」
ムツキ「ん?」
射的屋「ワシの射的は簡単なものを多く取り揃え、弾の威力も絶妙な加減になるよう調節してある!
目玉となる景品も多い上に値段は手頃な200円!」
ムツキ「俺のたこ焼きひとつは、例え500円に設定しようと買う者は絶えない」
射的屋「とんだ強がりやな!?後悔しても遅いで!」
ムツキ「さて。始めようか」
私は町の一角に佇む割と大きな神社である『竜田神社』に足を踏みいれた。
本来ならば秋風が石畳の上を駆け抜け、冷え込むはずの境内には今、30は下らない数の屋台がひしめきあっている。
事前に兄が設置しておいたという屋台に入り、準備を整えて辺りに視線を巡らせた。
タイヤキ屋、綿飴屋、射的屋、ひよこ売り、金魚すくい、とうもろこし焼き……目につくだけでも様々な出店が並んでいる。
ムツキ「フン。見渡す限りどの店も汚い……俺の屋台の美しさには及ばないな」
タイヤキ屋はまず店主がダメだ。あんなシワだらけのフェイスの上に腰まで曲がっていては、よってくるのは死神かカラスくらいなものだ。
ひよこ売り……ひよこは俺の次の次の次の次くらいには可愛い。だが店主があんなに醜いデブとあってはその可愛らしさも10%ほどしか発揮できないだろうな。俺の敵ではない。
射的屋は……これまた古臭い顔だ。時代劇の斬られ役の方が似合っている」
射的屋「おい兄ちゃん、聞こえとるぞ」
ムツキ「ふっ……」
射的屋「なんや兄ちゃん?」
ムツキ「そうやって言いがかりをつけて、少しでも近くで俺の美しい職人姿を見たいのだろう?
さぁ、見るがいい!この俺のパーフェクトすぎる串さばきを!」
射的屋「なめとんのかワレ!ぶっとばすど!」
ムツキ「ハッ……俺のハッピ姿が美しすぎて嫉妬しているんだろう?」
実際、私のハッピ姿は地方紙に載せても遜色ないほどに美しかった。
ジーンズと白いポロシャツの上に羽織っただけなのだが、この場にいる誰よりも似合っている。
射的屋「き、きさまぁーー!!」
がなり声をあげて迫る射的屋と私との間に、タイヤキ屋の店主が割り込んだ。
たいやき「まぁまぁ、射的屋さん」
射的屋「タイヤキ屋さん!」
ひよこ「初めて屋台を出そうというんだ。彼も緊張しているんだよ」
射的屋「ひよこ屋さんまで……!」
ムツキ「おい、醜い愚民ども。美しい店先でわめかないでくれ。汚れる」
射的屋「おのれ、言わせておけば!こうなったら勝負じゃ!」
ムツキ「ほう?勝負?」
タイヤキ屋「おいおい射的屋さん。揉め事は勘弁してくれよ」
射的屋「安心して下さい。おい、小僧!平和的に売り上げで勝負じゃ!」
ひよこ屋「おお、それは面白そうですね」
タイヤキ屋さん、ここは私達も参加させてもらいましょうか」
ムツキ「いいだろう……では私の美しいたこ焼きと勝負だ」
射的屋「くっくっく……本当にいいのかい?」
ムツキ「ん?」
射的屋「ワシの射的は簡単なものを多く取り揃え、弾の威力も絶妙な加減になるよう調節してある!
目玉となる景品も多い上に値段は手頃な200円!」
ムツキ「俺のたこ焼きひとつは、例え500円に設定しようと買う者は絶えない」
射的屋「とんだ強がりやな!?後悔しても遅いで!」
ムツキ「さて。始めようか」
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