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木次線
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木次線(きすきせん)はJR西日本が保有する路線。三段スイッチバックがあり、山を削って改軌する計画がある。備後落合駅と宍道駅を結ぶ路線である。木次駅と宍道駅を結んだ簸上鉄道(ひかみてつどう)によって開業し、後に鉄道省によって南方に延伸されて芸備線と接続し、芸備線と共に陰陽連絡路線の一つとして機能していた路線である。1950年代から1990年までは広島・松江へ直通する急行「ちどり」などの優等列車が運転されていたが、山陽新幹線の開業と伯備線の電化に伴う旅客の流れの変化に加え、道路整備の進展と自家用車の普及(モータリゼーション)・高速バスの隆盛にも押されて、1990年代以降は陰陽連絡線としての役割は失われた。2006年、広島の経済界を中心に、木次線と芸備線の高速化と、広島方面への直通列車の運行が提言された。ただし、木次線スイッチバックの解消方法などの具体的な方策や、山陰本線や津山線など近隣各線での高速化工事の先例において必須であった地元の資金負担については、言及されていない。2018年に三江線が廃止されたため、島根県と広島県を結ぶ唯一の鉄道路線となった。