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JR東日本E235系一般型電車
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asaahingaeaw
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本系列は、2006年から首都圏の多くの線区に計3,000両以上を投入されているE233系の後継車種として、旅客サービスの向上、環境性能の向上、さらなる安全性・安定性の向上の3点を念頭に開発された、JR東日本の次世代の主力車種。当初は山手線への投入を目的として製造された。従来のTIMSに代わる新しい列車情報管理システム「INTEROS」をはじめとする数多くの新機軸を導入し、利用客サービス向上だけでなくエネルギーコストやメンテナンスの低減を実現するなど、さらなる技術開発の成果を盛り込んでいる。総合車両製作所(J-TREC)のオールステンレス鉄道車両ブランドであるsustinaが採用されている。開発イメージは「人と対話する車両」とし、キーワードを「お客さま、社会とコミュニケーションする車両」とした。外観については、前面の大きな窓や表示装置によって"人と人、人と社会をつなぐ情報の窓"を表現した。また、居住空間が広く感じられるオープンなデザインとしている。製造メーカーは総合車両製作所横浜事業所・新津事業所。デザイン監修は工業デザイナーの奥山清行が担当した。鉄道友の会の2017年ローレル賞受賞。
山手線・埼京線

横須賀線・総武本線快速線

編成はE217系と同じく基本編成11両(うち2両はグリーン車)と付属編成4両とされた。基本編成はE217系より2両電動車が増加しMT比は15両編成で8M7T、11両編成で6M5T、4両編成で2M2Tとなる[報道 5]。2022年4月1日現在、基本11両編成(F編成)13本、付属4両編成(J編成)13本の計195両が配置されている。
外観は「横須賀色(スカ色)」を継承したクリーム色■(クリーム1号)とブライトブルー■(青20号)のツートンカラーの帯となっている。 塗装は山手線用のものとは異なり、ホームドアの未整備駅が多い路線を走ることから分かりやすさを考え、従来車のE217系と大きくカラーリングを変更せず横帯とした。なお、ドア部分には帯が施されていない。
常に車両の搭載機器や架線・路線の地上設備の状態監視を行うモニタリング技術を初めて採用、量産先行車でしか搭載されていなかった架線・路線の地上設備の状況監視を行う線路設備モニタリング装置を搭載、またINTEROSで車両の搭載機器の状態監視も行い、それらのデータをリアルタイムに地上システムへ送信することで安全性・安定性の向上を図っている。起動加速度は1.85km/h/sと0番台より低く、E217系と性能を合わせている。内装は普通車は全車ロングシートとなり、E217系と比較して座席幅を10mm拡大しているほか、全車両にフリースペースが設けられている。車内案内画面は大型化(21インチ)が図られおよび4か国語対応、客室内に監視カメラなどを設置している。普通車は立客の姿が隣り合う着席客の視界に入らないようにという利用客からの要望から、座席の袖仕切りは0番台で使われている透明パネルを撤廃、天地寸法を高くし、これまでのデザインから大きく変更した。普通車の床敷物の柄は0番台のドット柄のグラデーション柄から変更し、車両間の統一感を持たせるため落ち着きのある柄を採用している。車内温度保持を目的とした客室扉の半自動機能の追加に伴うドア開閉ボタン、車外スピーカーなども設置する。