ethernetでリモートホストと通信を行う場合、相手のホスト名からIPアドレスに変換するのはDNSやhostsファイルで行い、
さらに低階層ではIPアドレスとMACアドレスの関連を調べて目的ホストへパケットを届ける。
IPアドレスとMACアドレスの関連リストをカーネルはARPキャッシュに蓄える。
arpコマンドはカーネルのAPTキャッシュを操作する。
Linuxカーネルでは、/proc/net/arpにarpキャッシュが記述されている。
さらに低階層ではIPアドレスとMACアドレスの関連を調べて目的ホストへパケットを届ける。
IPアドレスとMACアドレスの関連リストをカーネルはARPキャッシュに蓄える。
arpコマンドはカーネルのAPTキャッシュを操作する。
Linuxカーネルでは、/proc/net/arpにarpキャッシュが記述されている。
書式
arp [オプション] [ホスト名]
オプション
|オプション|説明
|オプション|説明
-n | 名前解決やポート名、ユーザ名の解決を行わず、IPアドレスで表示 |
-a [ホスト名] | ホスト名が指定されている場合は、そのホストに関するARPキャッシュ、指定されていない場合は、持っているARPキャッシュを表示 |
-d ホスト名 | 指定したホストをARPキャッシュから削除 |
-f ファイル名 | ファイルを指定してARPテーブルに追加。ファイルが指定されていなければ/etc/ethersを利用 |
-i インターフェイス | 利用するインターフェイスを指定 |
-s ホスト名 MACアドレス | 指定したホストを指定したMACアドレスでarpエントリを作成 |
arpキャッシュを削除する
# arp -d 192.168.8.200
arpキャッシュを作成する
# arp -s 192.168.2.200 00:20:11:11:11:11