カーネルには「2.6.25」というようなバージョン番号が付いており
昔は、「2.A.B」の3桁でバージョン番号で表しました。
「A」が偶数の場合は安定版、奇数の場合は開発版と区別していました。
昔は、「2.A.B」の3桁でバージョン番号で表しました。
「A」が偶数の場合は安定版、奇数の場合は開発版と区別していました。
しかし現在では、数値による安定版と開発版の区別はなくなり
「2.6.A.B」というような4桁で表すようになりました。
「B」の部分は「2.6.A」の修正リリースです。
「2.6.A.B」というような4桁で表すようになりました。
「B」の部分は「2.6.A」の修正リリースです。
また、「A」の後ろに追加される記号でリリースの判別ができます。
リリース候補は「-rcX」(Xは数値)で表され、
開発版の要素があるものは「-gitX」と表します。
リリース候補は「-rcX」(Xは数値)で表され、
開発版の要素があるものは「-gitX」と表します。
2.3.97 開発版カーネル 2.4.22 安定版カーネル 2.6.9-13 安定版カーネル 2.6.26-rc2 開発版カーネル 2.6.26-rc2-git4 開発版カーネル
カーネルバージョンの確認方法は3つあります。
- 1つ目は、unameコマンドを使用します。
$ unae -r 2.6.14-72.3.1.el9
上記の例では、オプションに「 -r 」を付けることによって、
カーネルバージョンを表示することができます。
「 -72.3.1.el9 」の箇所はエクストラバージョンといい、
ベンダーやカーネルビルド実行者が任意で指定することができます。
カーネルバージョンを表示することができます。
「 -72.3.1.el9 」の箇所はエクストラバージョンといい、
ベンダーやカーネルビルド実行者が任意で指定することができます。
- 2つ目は、/proc/versionを参照します。
$ cat /proc/version Linux version 2.6.14-72.3.1.el9 以下省略
3つ目は、Makefileで確認します。
カーネルソースからコンパイルしたカーネルを使用している場合、
カーネルの「 Makefile 」を参照することで確認できます。
カーネルソースがインストールしているトップディレクトリにあります。
カーネルソースからコンパイルしたカーネルを使用している場合、
カーネルの「 Makefile 」を参照することで確認できます。
カーネルソースがインストールしているトップディレクトリにあります。
Makefileのあるトップディレクトリ /usr/src/linux/ /usr/src/kernels/カーネルバージョン/ /usr/src/linux-headers-カーネルバージョン/
Makefileの先頭4行は以下のようになっています。
$ head -4 /usr/src/linux/Makefile VERSION = 2 PATCHLEVEL = 6 SUBLIEVEL = 14 EXTRAVERSION = -72.3.1.el9