単に鳥とも呼ばれる不吉な黒い鳥とは、ゲーム会社レメディー・エンターテイメントの作品間で共有される世界観「レメディー・コネクテッド・ユニバース(RCU)」に登場する超常的な生命体。
登場作品
- 『Alan Wake』
- DLC『シグナル』
- DLC『小説家』」』
- 『アラン ウェイク ファイル』
- 『Alan Wake's American Nightmare』
概要
闇に支配されたワタリガラス。
一羽一羽は脆弱で懐中電灯の光を浴びせると即死するが、群れをなすことで一体の巨大な生物のように振る舞う。
「闇の存在」ことバーバラ・ジャガーの飛び道具・対空兵器として活用され、無尽蔵に召喚され、ヘリコプターをもいとも容易く撃墜することが可能。
序盤から終盤まで登場し続ける、闇に支配された者/影になった個体と並ぶ『Alan Wake』の主要な敵。
起源?
1976年、ロックバンド「オールドゴッズオブアースガルズ」の中心メンバーであるトールとオーディン・アンダーソン兄弟は異次元「闇の世界」のスレッショルド(*1)であるワシントン州コールドロンレイクの濾過されていない水で密造酒を作り、飲んだ。
兄弟が幻視を元に作った新曲『ポエット アンド ミューズ』によりジャガー=闇の存在は揺り起こされ、コールドロンレイク・スレッショルドから竜巻の姿で出現するが、トールとオーディンは所有していた農場にあるステージで狂気の無人ライブを開きこれに対抗した。
アンダーソン兄弟の歌には超常的な力があったため、トールの雷とオーディンの2羽のカラスと引き換えにジャガーを闇の世界へ送り返すことに成功した。
この際にジャガーに奪われた2羽のカラスが「不吉な黒い鳥」の起源と思われる。
ゲームプレイ
前述の通り群れを成し一体の巨大な生物のように振る舞い、アランに向かって突進攻撃を仕掛けてくる。
銃による攻撃は無意味で、発煙筒、フレアガン、懐中電灯の光で群れを維持できなくなるまで焼き払うと倒せる。
他の群れや闇に支配された者たち、ポルターガイストと波状攻撃を仕掛けてくる。
ボス戦
「エピソード2 しのびよる闇」の最後にヒッチコックの映画『鳥』のごとく空を埋め尽くすほどの大群で立ちはだかる。
フレアガンや発煙筒を駆使して全ての群れを撃退しなければならない。
複数の群れによる波状攻撃が非常に危険であり、長期戦になりがち。
フレアガンや発煙筒を駆使して全ての群れを撃退しなければならない。
複数の群れによる波状攻撃が非常に危険であり、長期戦になりがち。
戦闘エリアの近くにフレアガンが隠された箱があるため活用できる。
また、「エピソード3 真実」やDLC『小説家』ではボスである闇に支配されたバーチや幻影たちと共に出現して波状攻撃を仕掛けてくる。
類似した存在
サドンストップ
闇の世界の底に形成されたワシントン州ブライトフォールズの代替現実で闇の世界に捕らわれたアランの狂気の象徴である「テレビ」によって召喚された、アランの著書『サドンストップ』の群れ。
「安っぽい紙くずの群れ」と称された。
白いハードカバーが特徴の本で、不吉な黒い鳥と全く同じ挙動でアランに襲い掛かる。
亡霊
普段は鉤爪を持つ上半身裸の男性の姿をしているが、攻撃のタイミング以外は黒い鳥の群れとなって飛び回る。
闇のシールドは持たず、人型形態の時にしかダメージを与えられない。
中ボス的存在として要所で立ち塞がる。
余談
- 北欧神話における全ての父オーディンは2羽のワタリガラス(フギンとムニン)を飼っていたとされている。