アリス・ウェイクは、フィンランドのゲーム製作会社レメディー・エンターテインメントの作品間で共有される世界観「RCU(レメディー・コネクテッド・ユニバース)」に登場するキャラクター。
- 演者
- エミリー・ピーターソン(ブライトフォールズ)
- ジョナ・ヤルヴェンパー (Alan Wake/Alan Wake's American Nightmare)
- クリスティーナ・コール (Alan Wake Ⅱ)
- 声
- ブレット・マッデン (Alan Wake/Alan Wake's American Nightmare)
- クリスティーナ・コール(Alan Wake Ⅱ)
概要
灰色の瞳と金髪の白人女性。1979年11月24日生まれ。
写真家、映画監督、アラン・ウェイクの妻。
アランからは「女神(ミューズ)」と呼ばれる。
幼少期から暗所恐怖症。
夫に対し献身的で忠誠心の強い女性であり、総じてアランには勿体ない奥さんである。
写真家、映画監督、アラン・ウェイクの妻。
アランからは「女神(ミューズ)」と呼ばれる。
幼少期から暗所恐怖症。
夫に対し献身的で忠誠心の強い女性であり、総じてアランには勿体ない奥さんである。
2023年、闇の世界に取り残されたアランを助けるために闇の世界のスレッショルドであるワシントン州コールドロンレイク(カルデラ湖)に飛び込み、超常現象生命体/余剰次元生命体となった。
特殊能力
写真/映画による現実改変
写真や映画といった「アート」で現実を変える能力。
ミスター・スクラッチをも出し抜く力を持つ。
エコー
自身の幻影を見せてアランを導く。
来歴
本編以前
1979年11月24日に誕生。
後に夜警の仕事をしていたアラン・ウェイクと出会い、1990年代に付き合い始めたばかりの頃、アリゾナ州某所へ旅行に行き、多くの映像を録画していた。
交際の末結婚し、ニューヨーク州ニューヨークシティのパーラメントタワーで暮らし始めた。
後に夜警の仕事をしていたアラン・ウェイクと出会い、1990年代に付き合い始めたばかりの頃、アリゾナ州某所へ旅行に行き、多くの映像を録画していた。
交際の末結婚し、ニューヨーク州ニューヨークシティのパーラメントタワーで暮らし始めた。
アランはドラマ『ナイトスプリングス』の脚本の執筆などで経験を積み、やがて『アレックス・ケイシー』シリーズで有名となった。
一方でアリスはプロの写真家になり、アラン程有名にはなれなかったが、不本意ながらも彼の本の広告用写真をデザインしたりしていた。
一方でアリスはプロの写真家になり、アラン程有名にはなれなかったが、不本意ながらも彼の本の広告用写真をデザインしたりしていた。
なお本のデザインについてアランの著作権代理人であるバリー・ウィーラーと度々意見が衝突していたが、全て無視していた。
2006年3月2日に『Inflammatory』という個展を開く予定だったが、実際にどうなったかは不明。
2007年、『アレックス・ケイシー』シリーズの最終作『サドンストップ』の広告用写真と表紙のデザインを担当した。
ある日、停電が起きて暗所恐怖症からパニックになりかけるが、アランによりキャンドルが灯され、御守りとしてパワーオブジェクト(*1)「クリッカー」を渡され、後に靴箱に保管した。
ある日、停電が起きて暗所恐怖症からパニックになりかけるが、アランによりキャンドルが灯され、御守りとしてパワーオブジェクト(*1)「クリッカー」を渡され、後に靴箱に保管した。
2008年、『サドンストップ』発売ツアーの疲労とスランプによりストレスを溜めたアランから八つ当たりされるも、
休暇を取り旅行に行くことを約束される。
休暇を取り旅行に行くことを約束される。
しかしアランの精神状態は悪化し、不眠症とペインキラーの薬物乱用で情緒不安定なアランに怒鳴られたり口論することが多くなり、著名な精神科医のエミル・ハートマンに相談した。
2010年8月下旬、ハートマンにアランを診せるために「休暇のため」と偽ってワシントン州ブライトフォールズへ行くよう促した。
ブライトフォールズ
2010年9月1日、車でアランと共にブライトフォールズへやってきた(ラストシーンにのみ登場)。
Alan Wake
2010年9月1日、レンタルしていたキャビンの鍵を受け取るため「オーディア ダイナー」に寄り、アランに鍵の受け取りを任せて自分は買い物に行った。
しかしアランは「キャンプ場の運営者カール・スタッキーの代理人」を自称するバーバラ・ジャガーにコールドロンレイクに浮かぶ「ダイバー島」に建つ「バードレッグキャビン」の鍵と地図を渡されていた。
全てはジャガー=闇の存在の陰謀であったが、ウェイク夫妻はそんなことつゆ知らずダイバー島とバードレッグキャビンでのんびりとしたひと時を過ごす。
その日の晩、アリスは密かに購入していた新しいタイプライターをアランにプレゼントするが、仕事を一時でも忘れたかったアランはアリスに八つ当たりし、不貞腐れてキャビンを出ていった。
同時に停電が起こり、暗闇で暗所恐怖症の症状でパニックを起こしていたところで「闇の存在」を演じるバーバラ・ジャガーに誘拐され、闇の世界に引き込まれてしまう。
その後、アランは妻を追って湖=闇の世界に飛び込み、ジャガーに触れられて洗脳され、アリスを取り戻すためにホラー小説『ディパーチャー』を執筆。
これによりコールドロンレイク周辺地域で『ディパーチャー』の内容が現実になるという変貌世界事象が引き起こされた。
これによりコールドロンレイク周辺地域で『ディパーチャー』の内容が現実になるという変貌世界事象が引き起こされた。
アランは最終的に「クリッカー」を取り戻して闇の世界へ戻り、ジャガーを倒して『ディパーチャー』の結末を書き、アリスを地上に帰還させる代わりに自身は闇の世界に囚われてしまった。
なお、『AWE』にてこの変貌世界事象でお気に入りのカメラを紛失したことが判明する。
Alan Wake's American Nightmare
2012年、アリスはアランを失った悲しみを乗り越えるために古い映像をあさり、かつてアリゾナ州を旅行した時の映像を発見した。
友人にしてアリゾナ州某所にあるドライブインシアターのキュレーターであるセリーナ・バルディビアに説得されて映像を編集して映画『夜明け』を作製し、ビジュアルアーツ展に出品した。
友人にしてアリゾナ州某所にあるドライブインシアターのキュレーターであるセリーナ・バルディビアに説得されて映像を編集して映画『夜明け』を作製し、ビジュアルアーツ展に出品した。
また、その際に地元のラジオ番組にセリーナと共に出演し、司会のエディ・ロッドマンのインタビューを受けていた。
その後、アランの原稿『リターン』によりアリゾナ州某所に並行世界のナイトスプリングスのスレッショルドが出現する変貌世界事象が引き起こされ、物語の中で「光の闘士」を演じるアランと、「闇の使者」を演じるスクラッチが対決した。
アランはアリスが製作した『夜明け』に宿る超自然的な力でスクラッチを倒した。
AWE
2017年、毎晩パーラメントタワーの自室に訪問してくるアランのドッペルゲンガーの幻影に苦しめられるようになり、モーションセンサー付きのカメラでその姿を写真に収めることに成功した。
アリスはこのことを政府の機密機関「FBC(連邦操作局)」に問い合わせ、FBC本部「オールデスト・ハウス」に連行されてエージェント・シャーとエージェント・デンプシーによりインタビューが行われた。
不思議なことに、これと同時期に全ての並行世界の交差点である「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」に新たな渦巻き(🌀)の印が付いた扉が出現し、オールデスト・ハウスの捜査セクターで収容されていた「影になったハートマン」が活性化して収容装置を破壊する事件が起こされた。
Alan Wake Ⅱ
2023年までの間に犬猿の仲であったバリーと次第に仲良くなっていった。
そして2023年、「アランの幻影」の正体が闇の世界から助けを求めるアラン自身だと気付き、彼を助けるために『闇の世界(The Dark Place)』という作品を製作してからコールドロンレイク=闇の世界のスレッショルドへ飛び込んだ。
イニシエーション
2023年9月14日、アランが執筆した『ディパーチャー』の続編『イニシエーション』の中で、アリスは自身が「アランの幻影に追い詰められたせいで投身自殺した」かのように見せかけてアランを絶望させ、彼をスクラッチに変貌させるが、それはアランを地上に帰還させてスクラッチを倒すのに必要なことであった。
リターン
9月15日、地上に帰還したアランを「エコー」で執筆部屋まで導いた。
その後、スクラッチによって闇の世界に放り込まれたサーガ・アンダーソンを導き、「写真」の力でスクラッチから奪った「クリッカー」と闇の存在を打ち倒す「光の弾」を彼女に託した。
その後、サーガはアランに取り憑いたスクラッチを光の弾で撃ち抜き倒すが、スクラッチはループを引き起こし全て振り出しに戻してしまう。
最後の草稿(二週目)
アランを「光の火花」という写真で導き、最終的にスクラッチごと光の弾で撃ち抜かれた彼を「数多の世界の主」へと覚醒させ、スクラッチを完全に滅ぼした。
余談
- 奇妙なことに、バーバラ・ジャガーの若い頃の声はアリスと似ている(声優が同じ)。
- ジャガーは闇の世界でアリスのドッペルゲンガーに化けたことがある。
- トーマス・ゼインの映画『白夜の夜』でジャガーは「作家アラン・ウェイク」の元妻である「作家の未亡人アリス」を演じている。
- これらのことから、ジャガーとアリスは密接な繋がりがあると思われるがはっきりとはしていない。
- ブレッド・マッデンは2020年に急逝したため、『Alan Wake Ⅱ』のエンドクレジットで追悼された。
- 『Quantum Break』にて、アランが黒板に書き残したメッセージの中に「Alice Wake→awake」というものがあり、アリスのフルネームは「awake(覚醒)」の言葉遊びが由来であることがわかる。