しんしょくたばたふぁむ
侵食田畑ファム

【分類】



【解説】
冒険者レベル100。
『浸食田畑ガルデニア・ファム・ファタール』
「しんしょくたばた」と読む。
ファム・ファタールが本名で、侵食田畑は呼称、ガルデニアは後に付いた名前。
かつてアールヴに存在した魔術士。
メノウ男爵より以前に、開墾奇人と呼ばれた、かなり異質な存在。
アールヴ中央の地面を天地返しによって引っぺがし、平坦にしてそこに畑を作った。
金銭的な富には殆ど興味がない様子で、何故畑を作っているのか理由は不明。
取れた作物を、物々交換に出していたような話は残っている。

畑に適した平坦な土地をひたすら作り続けていたが、そのうち一人、また一人と豊富な土地を求めて人が集まりだした。
そして、ガルデニアと呼ばれる国が、アールヴの中央にどでんと誕生することになった。
しかし、いつしかファム自身も天寿を全うしたのか、人々が気付いた頃にはすでにいなくなり、
ファムの天地返しで維持されていた畑は次第にやせ衰えていき、ガルデニアは自然消滅した。
いまとなっては、アールヴに残るのは広大で平坦な大草原と、
天地返しという魔術を、防衛の要としている『迷宮都市トゥトトゥ』だけである。

★★★

★★★
最終更新:2018年04月19日 17:16