使用感・備考など
前作の拡張パックでも登場した特殊航空機。
プレイヤーは操縦できず、特定のルートを自動で巡回飛行する。
コマンダーのガンシップ投入指令で戦場に出撃し、空から地上部隊をサポート可能。
今回は25㎜ガトリングガン・40㎜機関砲・105㎜榴弾砲と3つの武装を装備し、乗員も三人乗りとなった。
しかし前作にはあった対空機銃が削除されており、敵の航空機には対抗策がない。
ちなみに最も恐ろしい点はその火力よりも、再生力にある。
一度撃墜してもすぐに再投入できる仕様で、リスポン地点を取られるまで半永久的に空に君臨可能だ。
こいつを見かけたら落とすよりも、ガンシップサポートを可能にする拠点を落としたほうが早いかもしれない。
だが、ステルス機や攻撃機のパイロット錬度が高い場合、空飛ぶ棺桶と化す場合が多い。
パイロットから見れば撃墜するだけで最大三人を同時キルできるおいしい獲物でもあることを忘れるべきではない。
武装の使い方
・105mm榴弾砲
発射間隔は遅いものの、車両に当たるとかなりの大ダメージを与えられる。
爆風に巻き込まれれば歩兵もただではすまない。
発射から着弾までかなりの間があり、かつこちらも動いているので移動する目標には当てづらい。
交戦中の戦車や装甲車、屋上に着陸している輸送ヘリが絶好の標的だ。
・40mm機関砲
さながら連射可能なグレネードランチャーのごとく、榴弾をスポンスポンと連射する。
105mm榴弾砲のようなパンチ力や25mmガトリングガンのような連射力もなく、使用する側は使いづらく感じる。
が、地上の敵兵士からしてみれば制圧効果を受けるわ、画面は揺れるわ、爆風で体力を削られるわ、ロクなことが無い。
これを相手の集団に撃ちこめば戦闘を大幅に不利にすることが出来る。支援用の火器として使おう。
・25mmガトリングガン
多少の爆風ダメージも持つ弾丸を嵐のようにバラ撒く。
ハエたたきか何かのように歩兵をプチプチと潰す役目を持つ。この射線に捉えられれば、歩兵などひとたまりも無い。
連射が効き、しかもオーバーヒートにさえ気をつければいつまでも撃っていられる。
下で飛び回っている敵の攻撃ヘリや偵察ヘリにも有効。動きが鈍ったときが狙い目だ。
また、一番ズームが出来るガンナーでもある。撃つことばかり夢中にならず、スポットも心がけよう。
ゲーム外解説
ガンシップといえばこれ、というほど有名な存在、AC-130。
最近ではあらゆるゲームに出ている為、名前を聞いただけで「あぁ、あれか!」と思った人も多いだろう。
大型輸送機、C-130 ハーキュリーズを改造して左側側面に大砲やらミニガンやらを搭載した攻撃機の一種である。
攻撃目標を中心に左旋回しながら輸送機譲りの積載能力にまかせた大量の弾薬を投射する。
本来は完全に制空権を掌握した後に投入される機体である。
敵勢力の航空戦力や対空能力が有効なゲーム内のような状況だと脚の遅さもあって叩き落とされやすい。ある意味リアル。
AC-130には細かな型式があり、結構なモデルチェンジを繰りかえして今に至る。
恐らくゲーム中のモデルはAC-130U スプーキーⅡ。
現在30mm機関砲と対戦車ミサイル、精密誘導爆弾を搭載したAC-130J ゴーストライダーへの改修が考えられている。
ガンシップは対抗するのが難しい敵(ゲリラや武装集団)を粉砕するのに特に役立つ航空機。
乗り込んだガンナーは機内に搭載されたコンピューターの支援を受けつつ、ゲームをするかのごとく敵を殲滅する。
人を殺している実感が沸かないという指摘もある、末恐ろしい存在だと言えよう。
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最終更新:2014年05月14日 09:31