児持御前

【元ネタ】『神道集』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】児持御前
【性別】女性
【身長・体重】149cm・37kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷E 魔力B 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”を形成する事が可能。

道具作成:-
 宝具による霊格干渉能力を得た代償に、道具作成スキルは失われている。

【固有スキル】
神性:C
 宝具によって神霊適性を与えられている。
 縁結び、子授け、安産の神として祀られる神性。

神通力:A
 宝具によって習得した通力。
 本人の神格特性上、他者の恋愛成就、懐妊、出産等の支援を最も得意とする。

【宝具】
『大仲臣経最要(おおなかとみきょうさいよう)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 熱田大明神と諏訪大明神から授けられた神典。
 この書自体が魔力炉として機能しており、術者の魔力に関係なく
 人を神に伸し上げる“神道の法”を行使する。
 神霊適性を対象に付与し、霊格とそれに付随する能力を向上させていく。
 理論上、時間や魔力、世界からの修正等を度外視すれば、
 サーヴァントの聖杯戦争上の制限を解き“英霊”として顕現させたり、
 神霊としての側面を持つ者を“英雄の軛から解き放つ”ことも可能である。

【解説】
 子持御前。子持大明神。『神道集』において児持山大明神として登場する女性。
 阿野権守保明が子守明神に祈願してできた娘ゆえ児持御前と名付けられる。
 姫は加若次郎和理の妻となったが、姫に横恋慕した国司の讒言によって夫が流配されてしまう。
 身重のため出家できず、継母の計らいで逃げ、継母の甥である藤原成次を頼り旅に出る。
 道中知り合った二人の武士と夫の流配地に着くと、なぜか武士は門番を眠らせて夫を救い出してくれた。
 この武士の正体は熱田大明神と諏訪大明神で、両神は俗世に辟易した夫婦に「大仲臣経最要」を授ける。
 夫婦は神通力を備えた神となり、両親や、また恩義のあった人々をポコポコと神にしまくった。Happy End。

 なお、宝具名にある仲臣経とは、中臣祓詞、中臣祭文、すなわち『大祓』のことである。
 中世には大祓も唱えるほどに霊験があるという信仰が生まれ、唱えやすいようにと要約版が作られた。
 『大仲臣経最要』とは、要するに「大祓の最要を抜き出した物」のことである。
最終更新:2016年09月29日 23:17