【元ネタ】
北欧神話
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ドーマルディ
【性別】男性
【身長・体重】198cm・91kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷E 魔力A 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:A
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”を上回る“神殿”を形成することが可能。
道具作成:-
魔術的な道具を作成する技能。
儀式用の祭具程度なら作れるが、別スキルの影響で機能していない。
【固有スキル】
神性:B
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
キャスターは、豊穣神フレイを祖とするスウェーデン王家の原典、ユングリン家の一員である。
神への供物:EX
神へと捧げられた生贄であることを指す。
キャスターの血肉を塗りたくることで、その物質に神の力による強力な聖性を付加する。
即席の“聖骸布”作成スキルと言ってもよいが、全くの別物である。
【宝具】
『故なき不作(オーリムレ)』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
キャスターの統治に代表される、飢饉や不作の逸話から。
レンジ内の者全ての幸運を無差別にEランクにまで低下させる。
サーヴァントやマスターでもこれらの不幸から逃れることはできず、問答無用で幸運はEとなる。
また、最初からEランクの場合は、パラメーターで形容すらできないほどに不幸となり、些細なことでその身が滅びることとなる。
その不幸体質の渦中にある者は、“うっかり滑ってその拍子に自身の武器で心臓を突き刺してしまう”と言う
ギャグのような死にざますら在り得るほど不幸となる。
この宝具の効果は、ただキャスターが消滅するだけではディスペルできず、
マスターがこの手で自害させ、『王よ死されよ』を発動させなければならない。
この宝具が発動した時点で、キャスターを滅してはならない。でなければ幸運は戻らない。
『王よ死されよ(ヴェンリアン・マエスター・ドォダ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
キャスターが作成した神殿内で、マスターが令呪を以て自害を行わせることで発動する宝具。
『故なき不作』の効果を全て反転させ、キャスターを“神への供物として生贄に捧げた”ことにする。
少なくとも失った幸運程度なら令呪一画で元に戻るが、
それとは別に、自害に用いた令呪の数に応じて、神から与えられる富裕は強大な物となる。
生贄を捧げ続けて三年。一向に飢饉が解消されないために民の手によってキャスターは殺害された。
これは、フレイザーの“金枝篇”等に代表される“王殺”のエピソードとの関連も指摘される。
【解説】
北欧神話に登場する王の一人で、先王ヴィースブルの息子。
彼の統治下にあるスウェーデンは、不作や飢饉が絶えず、
一年目はウプサラの神殿で雄牛を生け贄に捧げるが、かえって悪化し、
その次の年は人間を、しかしさらに収穫が悪くなる。
そしてそのさらに次の年、全スウェーデン集会にてドーマルディ王を血祭りにあげるべきと決められ、
民はそれを実行した。すると豊作が戻ったと言う。
最終更新:2016年10月01日 09:00