【元ネタ】キリスト教
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】聖マリア
【性別】女性
【身長・体重】166cm・45kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A+ 幸運A+ 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:A
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“聖域”を超える“聖地”の形成が可能。
【固有スキル】
聖霊の加護:EX
生神女。聖母マリヤ。
世界に冠たる“神の母”として、因果論を超えた絶対的な幸運を享受する。
常に目標の達成に最適な展開を“引き寄せる”能力。
状況によっては、ほぼ完全な形での未来予知、運命干渉すら成し遂げる。
また、同ランク未満の神性、加護系スキルの効果を無効化する。
聖人:A+
聖人として認定された者であることを表す。
聖人の能力は、"秘蹟の効果上昇"、"HP自動回復"、"
カリスマを1ランクアップ"、
"聖骸布の作成が可能"、"一度だけ自動蘇生"の5つである。
【宝具】
『天の女王(レジーナ・チェリ)』
ランク:EX 種別:対神宝具 レンジ:-
天后冠。被昇天後に息子イエスにより冠された天の女王の象徴たる王冠。
全天の支配権をキリストと分かち合い、智天使を凌ぎ熾天使と比してなお栄光有る地位を示す宝具。
万象と意思を交わし、万象に下知を飛ばし、万象より護られることを可能にし、
望むだけでいかなる“奇跡”も行使可能。
多くのキリスト教諸派において大聖人として認知されるキャスターの威光の具現であり、
生神女として唯一神の並ぶもの無き権勢を借り受ける神的権威の象徴、
――または神話上にも稀に見る大々的親孝行のカタチである。
『身籠る聖処女(プラティテラ・トン・ウラノン)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
創造主ハリハトスをその身に宿したことで至聖女(パナギア)の級位にある肉体。
世界の造り主たる神、延いてキリストを孕んだ(内包した)ように、聖母の肉体は一個の世界を上回る容量を持つ。
マリアは規格外の許容値と母的慈愛によって受けた干渉を魔力に変換して吸収してしまい、
天后冠の併用によって対界宝具ですら受け止めることができる。
“神の母”としての役割を終えてなお、他と隔絶した聖性と機能を誇る聖母マリアの存在そのもの。
【Weapon】
『天の女王』
クイーン・オブ・ヘブン。
天后冠が証明する聖母マリアの絶対的な位階。
通常の敵性・悪性概念はキャスターに届く前に掻き消える他、上級宝具ですらまともに害せない。
【解説】
聖母。生神女。聖処女。至聖女。神の母。天の女王。
ナザレのイエス(イエス・キリスト)母親としてあまりにも有名なキリスト教の聖人。
聖霊によって息子を処女懐胎し、受胎告知を受け、ベツレヘムで出産を遂げた。
神の母としてその身は原罪を宿さなかった(無原罪の御宿り)とされ、
キリストの昇天後は使徒とともに祈りの生活を続けたが、自らも死の間際に天へ挙げられ(聖母被昇天)ると、
天において息子イエスに戴冠された(聖母戴冠)という。
これら伝説は聖書に依らないところが大きく、プロテスタントでは考慮しない場合が過半である。
神聖視される人物のために、彼女を重視するカトリックや東方正教会でも伝承の違いはゴタゴタあるが、
異教的にしろ、キリスト教の母的慈愛の体現者として、今も大きく崇敬の対象となっている。
単純な知名度でも地位でも、ある種
十二使徒を凌ぐほどの大聖者といえる。
なお、天の女王としての典拠を上げると、ルカ福音書でイエスがダビデ王の玉座を継いでいることから、
聖書に書かれるイスラエルの古例を鑑みても、マリアが皇太后として女王となる、というものなどがある。
また、ヨハネ黙示録における“12の星のついた冠をかぶった女”もマリアと同一視されるらしい。
マリア崇敬は中世から続くが、現在その爆発的な信仰は鳴りを潜めている。
最終更新:2016年10月01日 15:33