バルライヤ

【元ネタ】アボリジニ神話
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】バルライヤ
【性別】男性
【身長・体重】170cm・55kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力A+ 幸運C 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではランサー に傷をつけられない。

【固有スキル】
千里眼:B+
 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。また、透視を可能とする。
 さらに高いランクでは、未来視さえ可能とする。
 ランサーの眼力は、自身にとって最も正着となる点を確実に見抜くことが出来る。

空想具現化:A+
 マーブル・ファンタズム。世界の触覚である精霊が有する異能。
 自己と世界を直結させ、自身の思い通りに世界を改変する。
 人間などの自然から独立した存在には直接干渉できないが、
 魔術ではないため対魔力で防ぐことはできない。

変化:A
 「空想具現化」の発露の一端。
 あらゆる動植物、あるいは虫に変化することが出来る。

【宝具】
『胎孕捌く堕血の槍(ガイエイグング)』
ランク:A+ 種別:対神宝具 レンジ:5~60 最大捕捉:1人
 投槍器に設置して放ち、始祖蛇神エインガナを突き刺して
 体内全ての血液と胎児を吐き出させた槍。
 この槍に命中した者は、その者の耐久に関係なく「孔」が開き、
 そこから内在する全ての血液・魔力・果ては臓器までもが流れ出る。
 殺すことはなかったものの、最高神であるエインガナの肉体に傷を付けたこの槍は
 高位の対神宝具として昇華されている。

【解説】
アボリジニ神話に語られる古き精霊。
始祖蛇神エインガナは無辺の砂漠ピエインガナに暮らすのに飽き、
水、石、風、山、空、火、動物など地上に存在する全てを生み出し、最後に人間を身篭った。
エインガナは水辺に浮かび上がるが、全ての命を身ごもった陣痛の苦しみに泣き叫んだ。
その時、世界を旅していた老いた精霊バルライヤが、エインガナが転げ回り叫ぶ声を聞いて
その場にやってきて、エインガナの肉体を観察して投槍器を用意し、槍を発射した。
槍は肛門に突き刺さり、エインガナの腹を切り裂き、
そこから全ての血が流れ出し、次いで全ての人間が生まれた。
こうして、最初は子供を口から吐き出さなければならなかった生物達は
エインガナと同じ方法で子供を生むようになった。
役目を終えたバルライヤは、岩の上に自分の絵を描いてワライカワセミに姿を変えたという。

【コメント】
「古い精霊」と言われるが、「老人」とも言われるので英霊・サーヴァントしての適性を持つ。
とはいえ、やはり本職は自然霊・精霊である。
英霊として現界した以上は、本来の精霊としての能力は劣化するべきなのかもしれないが、
原作設定に矛盾しても、英雄を劣化なんかさせたくないので固有スキルは高いまんまにした。
宝具の槍も、もしかしたら「空想具現化」の恩恵によるものなのかもしれず、
宝具名はエインガナの出産場所の名に因んである。
真祖は精霊だから星からバックアップ受けるというけど、
真祖以外の精霊はバックアップ受けるのだろうか。
適正クラスはランサーだが、アーチャーになれないこともないかもしれない。
最終更新:2016年10月01日 15:40