【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】エドワード黒太子
【性別】男性
【身長・体重】183cm・70kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久D+(D-) 敏捷D 魔力C 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
【固有スキル】
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
先制攻撃:A
戦闘において先手を取る能力。
戦闘開始後2ターン目まで優先的に行動を開始できる。
奇襲:A
戦闘前に
先制攻撃を行う能力。
C未満の予測・回避等のスキルを無条件で無視でき、
C以上であってもAまでなら判定成功で無効化可能。
病弱:B
戦闘が20ターン以上経過すると、アーチャーは毎ターン微量ダメージを受け、
耐久値にも
マイナス修正が付加される。
ナヘラの戦い以後、アーチャーは病気がちになったとされる。
また、この装備(スキル)は外せない
【宝具】
『悪魔は漆黒の鎧を纏いて立つ(フルプレート・オブ・ノワール)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:30人
当時の騎士の中にちらほらと見られた、表面が磨かれていない、黒っぽい鎧。
アーチャーもこの鎧を身に着けていたとされ、“黒太子”の由来はこの鎧とも、彼の残虐性とも言われている。
真名解放し、纏うことでアーチャーの耐久値をランクアップさせる。
また、フランスに対する残虐行為によって付加された“畏怖”のイメージによって士気を下げさせ、
相手陣営の全てのST判定の成功率が1/2となる。
『不意突く黒の長弓群(ウッドストック・サプライズ)』
ランク:D+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100人
ポワティエの戦いでの、略奪やバリケード形成などを駆使した、防御力の低い側面を長弓で狙い撃つ戦術の具現。
アーチャーが敵の“側面”や“背後”に回り込むことで、一時的にA+ランク相当の“
気配遮断”を習得し、
攻撃時には、初撃に限りいかなる防御も無視して固定数値×2のダメージ分を与える。
この宝具の効果は、アーチャーの他にもマスターや協力者などアーチャー陣営全てに適応されるが、
その場合は固定ダメージを与えるのみに留まり、2倍化の計算は発生しない。
【Weapon】
『無銘・長弓』
『無銘・剣』
白兵戦もある程度ならやれる。
だが、白兵戦に持ちこんでしまうと“病弱”スキルの進行が2倍化する。
【解説】
百年戦争時代のプリンス・オブ・ウェールズであり、アキテーヌ公エドゥアール4世。
優秀な軍人として指揮を執った戦いのほとんどで勝利を収め、中でもポワティエの戦いでのジャン2世を捕虜とした功績は大きい。
だが、連年のように戦と放蕩生活を続け、財政を破綻させる。
1369年の百年戦争再開後(再開の原因の一つは、この人の態度にもある)は病に臥せっていたため出陣できず、
フランス軍に大きく後れをとることとなるが、病をおして出陣したリモージュの包囲戦では開城させることに成功している。
だが開城後に、嘗てリモージュが無抵抗でフランス軍に開城した罰として女、子供を含めた住民3000人を虐殺した。
それによってイングランド軍への反発は一層強まり、各地でフランス軍の猛反攻を受けることとなる。
病状が悪化し、戦場に立つこともできなくなると1371年に本国に帰還。
ランカスター公ジョン・オブ・ゴーントから実権を取り戻して国政改革に着手しようとしたさなか、1376年に47歳で病没。
父王エドワード3世よりも早く死去したため、遂に黒太子が王になることはなかった。
黒太子の由来は、当時の騎士に主流だった黒い鎧を纏っていたからだとも、残虐行為などに対するフランス側のイメージとも。
【元ネタ】イギリス史
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】エドワード黒太子
【性別】男
【身長・体重】185cm・62kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
カリスマ:E
軍団を指揮する天性の才能。統率力こそ上がるものの、兵の士気は極度に減少する。
黒き死病:B
生前、その身を蝕んだ死の病。身体系スキルの成功率を著しく低下させてしまう。
また戦闘が長引くと一時的なステータス低下が起こる。
【宝具】
覇道斬り拓きし獅子之剣(エクスカリバー・コルレオニス)
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
かつて存在せし最強の聖剣を人の手によって再現した人造の聖剣。真名解放と共に 柄の宝玉
"獅子の心臓"に封じ込められた星の輝きが解き放たれ、振り下ろされた刃から直線状の極光の断層
が放たれて敵陣を切り開く。この剣は持つ者の心の有り様によってその輝きを変え、かつて獅子心王
と呼ばれた英傑の手にあっては、かの騎士王と同じく 眩き黄金の光を放ったとされている。
そして今彼のセイバーの手にあって聖剣は、夜闇より昏い黒き極光を放っている。
血塗られし栄光への道(レイジ・オブ・ザ・ブラックプリンス)
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:0人
生前セイバーが身に纏っていた黒き鎧。殺害した人間の怨念を吸収して魔力に変換する。
魔力を補給しながらの
単独行動が可能。怨念に満ちた地では魔力供給の必要さえ無くなる。
黒太子の異名は、常に黒い甲冑を身に纏って戦場に出ていた為とも、リモージュの包囲戦を始め
とする戦場での数々の残虐行為に対する フランス側からの呪詛を込めた異名ともいわれている。
【解説】
エドワード王太子。フランス・アキテーヌ公、エドワード黒太子。
プランタジネット朝 最後のイングランド王、エドワード3世の長子。
百年戦争前期における主要な戦闘 カレー包囲戦やウィンチェルシーの海戦などに参加し、いずれも
勝利を収めて多くの武勲を上げた。中でもポワティエの戦いではフランス王ジャン2世を捕虜にして、
イングランドの勝利を決定的なものにした。
アキテーヌ割譲後はフランス南部の広大な地域を支配するようになり、ボルドーの宮廷では宴会や
トーナメントが開かれ、王の宮廷に匹敵する豪勢さを誇った。
カスティリャ王国の内戦にも参加し、亡命してきた残酷王ペドロ1世を支援して ナヘラの戦いで
フランス・カスティーリャの連合軍に大勝した。だがスペイン遠征の際に黒死病に罹患し、父王よりも
早くに亡くなった為、イングランドの王座に就くことはなかった。
中世騎士の鑑と謳われる騎士道精神と その華々しい栄光の陰に、リモージュ包囲戦での民間人虐殺を
始めとする無慈悲なまでの残忍さをみせることがあった。かの黒太子の名の由来は、戦場での数々の残虐
行為に対する フランス側からの呪詛とも言われている。
キャライメージは漫画 ホークウッドの黒太子様、オルタの男版のように苛烈な暴君。
あと宝具の捏造聖剣は、プランタジネット朝のリチャード1世が自分の剣をエクスカリバーと呼んでいた
のと、アーサー王でマーリンが見えない妖精の鍛冶屋が、エクスカリバーのような武具を作っていると
言っていた一説から。ついでにリチャード一世が生きていた十字軍時代に、ムスリムから得た戦利品の
グラス等は必ず「妖精が造った」と民話で言われてるので、ちょっとこじつけてみた。
最終更新:2018年09月01日 10:46