アレイスター・クロウリー

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アレイスター・クロウリー
【性別】男性
【身長・体重】180cm・80kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:E 魔力:A+ 幸運:D 宝具:EX
【クラス別スキル】
陣地作成:B+
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”と“祭壇”の形成が可能。

道具作成:A
 魔力を帯びた器具を作成できる。魔術を行使出来る魔術書すら複数作り上げられる。

【固有スキル】
魔術:B++
 後述の複数スキルを包括した近代西洋魔術体系。性魔術を特に好む。
 召喚術に優れており、高位の悪魔や神霊すら召喚することが可能だが、
 キャスターが望んだものが召喚されるとは限らない。
 キャスターの自作魔術書によるバックアップ込みで、このランクを獲得している。

占術:A
 自作のトートタロットによる占術。

錬金術:C
 賢者の石の製造を目的とした魔術体系。
 彼の習得している錬金術は西洋魔術に近い。

カバラー:B
 ユダヤ教の神秘主義思想、及びそれを元にした魔術体系。
 特に数秘法(ゲマトリア)に優れる。

反骨の相:D
 一つの場所に留まらず、また、一つの主を抱かぬ気性。
 自らは長の器ではなく、また、自らの長を見つける事のできない放浪の星である。
 同ランクの「カリスマ」を無効化する。

獣の数字:A+
 自らをキリスト教時代に終わりをもたらす魔人だとしたことで得た能力。
 キリスト教縁の者とアイテムには与えるダメージを2倍として計算するが、
 逆にキリスト教縁による自身への攻撃も追加ダメージが与えられる。

【宝具】
『法の書(リベル・エル・ヴェル・レギス)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人
 キャスターの自作魔術書の最高傑作。厳密には魔術書ではなく魔導書。
 この本を介して高位次元存在『エイワス』の魔力を引き出し、術者の魔力に関係なく
 大魔術・儀礼呪法レベルの術行使を可能にするが、その内容は難解の極みにあり、
 キャスター本人ですら完全に使いこなすことは出来ず、ファンブルの確率も多分に含まれる。
 この宝具の真の能力は、詠唱することによって、『エイワス』を召喚することにあり、
 聖守護天使とも、古代神とも、黙示録の獣とも言われる『エイワス』は、 紛れもなく神霊クラスの存在であり、
 キャスターに対しては友好的ではあるが、 キャスターが『エイワス』を使役することは出来ない。

『汝、欲する所を(マスター・セリオン)』
ランク:EX 種別:対神宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:500人
 キャスターが生涯をかけて目指した魔導の終着点。
 『法の書』の行使によって召喚した『エイワス』と同一化することにより、 自身が高次元存在そのものとなる。
 この魔導を達成させるには『エイワス』の同意を得なければならず、成功はランダムであり、
 また一度成功させてしまえば二度と元へは戻れない。
 高次元存在となったキャスターは神霊と同格の存在へと昇華され、術を介さずに大魔術以上を
 行使することが可能となり、これは高ランクの対魔力でも無効化は出来ない。
 尚、「獣の数字」スキルはEXランクへと跳ね上がる。

【解説】
近代西洋の神秘主義者、魔術師。1875年生誕。1947年没。 本名エドワード・アレグザンダー・クロウリー。
近代の魔術師としては最も著名な実在人物であり、
「20世紀最大の魔術師」・「史上最大の黒魔術師」・「世界最大悪人」等と謳われ、
自らは キリスト教世界に終焉を齎す「黙示録の獣の王(マスターセリオン)」を称したという。
クロウリーの複数ある魔法名の内一つは「大いなる獣(ト・メガ・セリオン)」であった。
魔術師エリファス・レヴィの生まれ変わりとも称したという。
イギリスに生まれたクロウリーは、厳格なキリスト教教育を受けて育ったが、
これに反発して学校を退学し、以後も複数の学校の入学と退学を繰り返す。
この時期に魔術に興味を持ち始め、23歳の時に魔術結社「黄金の夜明け団」に入団して
魔法名「我は耐え忍ばん(ペルデュラボー)」を得る。
しかしここでも組織活動が上手くいかなかったクロウリーは、
以後の人生で魔術的実験を繰り返しながら世界中を放浪することになる。
中でも最も有名なのが1904年エジプトでの「法の書」の執筆である。
1947年、心筋退化及び慢性気管支炎で死去した彼の人生は、
退廃と模索、そして失敗の繰り返しであり、とても成功者だと言うことは出来ない。
亡くなってから半世紀以上経った現在でも、彼を、正しく悪魔の如く嫌悪する人々は少なくないが、
「テレマ」概念の提示・トート・タロットの製作・多くの魔術書の製作などで
以後の近代魔術世界に多大過ぎる影響を与えた人物であることもまた事実であり、
彼は多くのフィクションに魔人然としたキャラクターとして登場するようになった。

【コメント】
聖杯に託す願いはそのまんま「根源への到達」。
『汝、欲する所を』は、根源そのものではなく、根源に存在する者との同一化である為、
アレイスターの目的へはまだ一歩足らない。という設定。
『エイワス』との同一化はあくまで目的そのものではなく、
根源へ到達する為の手段として目指していた。という設定。
一部にはかなり人気あるから「カリスマ」つけようと思ったけど止めた。
適正クラスは勿論キャスターのみ。
最終更新:2016年10月01日 18:09