【元ネタ】世界中のシンデレラストーリーその他
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ロードピス
【性別】女性
【身長・体重】148cm・31kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷C 魔力B 幸運A+ 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。
【固有スキル】
鳥獣の支援:B
鳥獣がライダーに懐き、ライダーのために働くようになる。
ライダーの意志に従うわけではない点には注意が必要。
仕切り直し:C
戦闘から離脱する能力。
また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。
魅了:D
異性を惹きつける見目の美しさ。
ライダーと対峙した男性は彼女に対し、強烈な恋愛感情を懐く。
相手の心理状態や感情によっては抵抗できる。
【宝具】
『灰払う奇蹟の寵愛(シンデレラストーリー)』
ランク:E~A++ 種別:- レンジ:- 最大捕捉:-人
彼女の逸話をベースとして広まった数々の逸話の具現化。
逸話に適合する対象に魔力を込める事で、世界中のシンデレラストーリーに登場する神秘を実現する。
宝具の域に達した礼装や大魔術級の
エンチャント、すでに絶滅した幻想種さえも生み出す事が可能。
ただし、『灰払う奇蹟の寵愛(シンデレラストーリー)』が作り出す神秘には制限時間が存在しており、
深夜零時を迎えると、この宝具で生み出されたあらゆるものが消滅してしまう。
【Weapon】
『ガラスの靴』
『灰払う奇蹟の寵愛(シンデレラストーリー)』で生み出された神秘の中で
唯一、制限時間による消滅を免れる力を持つ礼装。
世界中の共通イメージによってガラスのくつという形状になっているが、
本来はホルス
神の加護を受けたサンダルである。
『カボチャの馬車』
時空を歪ませてでも到着時刻ぴったりに目的地に辿り着く、宝具の域に達した馬車。
宝具として換算するとBランクに相当する。
【解説】
ギリシャの歴史家ストラボンが記した、現存するシンデレラストーリーの中でも最古のものの一つ。
エジプトの屋敷に住んでいた美しい女奴隷ロードピスは、
白い肌の持主である事から周りの女召使にいじめられていた。
あるとき、ロードピスが上手に踊っているのを見た屋敷の主人は
彼女に美しいバラで飾られたサンダルをプレゼントしたが、それに嫉妬した女召使達のいじめはますますエスカレート。
王様が民衆を首都に集めて祭典を催すと、女召使達は仕事をロードピスに押し付けてお祭りに向かった。
さらに仕事中にサンダルをハヤブサに持っていかれてしまう。
しかし、そのサンダルは王様の下へと運ばれると、
これをホルス神の使いだと考えた王様は、
国中からそのサンダルに合う足の娘、すなわちロードピスを探し出し、彼女と結婚した。
筋書きから見ても分かるように、世界中に広がったシンデレラストーリーの原型といえる。
フランスのシャルル・ペローやドイツのグリム兄弟の童話で知られるだけでなく、
中国にも似たような逸話、すなわちシンデレラストーリーが残っている。
ロードピスの物語は、時代・地域によって変遷しながらも、多くの女性の心を掴み、現代にまで伝わってきたといえよう。
【元ネタ】史実、ロドピス伝説
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ロドピス
【性別】女性
【身長・体重】168cm・52kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷B 魔力E 幸運B+ 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
色んな所から貰った加護により、三騎士水準のハイレベルな対魔力を保有する。
彼女本来の魔術に対する防御は紙ッペらみたいなものだという。
【固有スキル】
窮地の智慧;B
危機的な状況で幸運を呼び込む。
アイソーポスから授かった多くの智慧(寓話)と遊女としての機転によるもの。
黄金律:B
人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。(体)ではない。
フェロモン:A++
魅了の精神干渉や外見の美しさではなく、同種の個体に生理的に働きかける魅力、もとい成分・物質の程。
彼女のそれは“傾国の美女”と評し得る最高レベルのもので、古代地中海世界における娼婦の頂点を名乗るに不足ない。
【宝具】
『太陽殿と鉄の塔(サンピラー・オベリスク)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:5~40 最大捕捉:一人
彼女が生前にデルフォイ神殿へ献納した、文字通りの焼き串(オベリスク)。
無数にある。内の一つを投げることで、オベリスクが火の鳥に変わり、敵を攻撃する。"焼き鳥"は禁句。
『薔薇の女、神のように塔を築け(ローゼストゥーム・ピューラミス)』
ランク:A 種別:迷宮宝具 レンジ:30~60 最大捕捉:500人
ギザの第3ピラミッド。
実際には、ロドピスの生涯は
メンカウラーのピラミッドとは何の関係もなかった。
だが誤解した数多の人々の信仰を利用し(?)、あの大墳墓の一部を限定的に間借りすることを可能にした。
メンカウラーおじさんは快く了承してくれたらしい。
周囲に石造ダンジョンを展開する。
彼女は墳墓の女主人としてその深奥に隔離され、ズレた位相の中に守護される。
【Weapon】
『ミュケリノス』
英霊の座で出会った新しいパパ(パトロン的な意味で)。
メンカウラーおじさん。
ピラミッドの内側の使用権を借りられるとは、一体何があったのか。げに恐ろしきはフェロモンか。
『ローゼストゥーム・ピューラミス』
全くそんな逸話が無いにも関わらず、敵に対して水攻め攻撃ができるとか。ざざーん。
【解説】
紀元前6世紀ごろ"実在した"高級娼婦。ロドペー。
トラキア人奴隷としてサモス島のイアドモンに仕えた後、エジプトのナウクラティスで娼妓を務め、
(サッポーの兄)ミュティレネ人カラクソスに大金をもって身請けされた。
自由身分となった彼女はエジプトに留まって莫大な財を築き、
未曾有の功績を残したいと考えて富の十分の一を費やし、牛の丸焼きに使えるほど大きい鉄串を無数に造らせ、
デルフォイに献納したという。
娼婦に入れあげる兄の醜態を見た女流詩人は、自作の中でカラクソスを譴責し、女を呪ったが、
ストラボンの記述によれば、サッポーは娼婦をドリカの名で呼んだ。
「ロドーピス(薔薇色の頬)」といういかにもな名前が源氏名である可能性は高く、
「ドリカ」を彼女の本名とする説には説得力がある。
妖艶さで知られたナウクラティスの遊女のうちで最も有名な女であり、
ヘロドトスはメンカウラーのピラミッドがロドピスの墓であるという俗説を紹介した後一蹴しているが、
ストラボンがその伝説を詳しく書いている。
即ち、入浴中の彼女のサンダルを鷲がメンフィスまで運び、
ファラオがサンダルの持ち主に恋慕し、探し出されて王妃となり、彼女の為にギザの第3ピラミッドが作られた、
というのがそれである。
今やロドピス伝説は最古のシンデレラストーリーの一つとして知られるが、言うまでもなく史実性はない。
ヘロドトスが示唆するのは彼女が自費でピラミッドを築いたという話であるのに対し、
ストラボンは王妃の墓としてピラミッドを建ててもらった述べているから、
ヘロドトスの時代に語られていた風聞伝記とも異なるはずである。
ヘロドトスが苦言を呈したロドピスとピラミッドを結びつける言説は、しかし後の歴史家に保持された。
『アイギュプトス史』断片は、上記伝説と別にメンカウラーのピラミッドを
ニトクリスによるものと伝える。
ニトクリスは、曰く“色白にして薔薇色の頬”とされ、ロドピスとの混同が考えられる。
イアドモンの下では寓話作家アイソーポスと同僚の奴隷だったとされる。
ところで、僕鯖のロードピスや日本語版Wikipediaの
シンデレラのページに載っていた話が妙に見つからないと思ったら、
これ絵本のストーリーじゃねーか! どーりで娼婦でも金持ちでもないわけだわ。ふざけんな。
下の上くらいのサーヴァント。戦力としては微妙。エロい。
最終更新:2020年03月22日 20:28