アビゲイル・ウィリアムズ

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アビゲイル・ウィリアムズ
【性別】女
【身長・体重】147cm・40kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力E 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
道具作成:E-
 ブードゥー教の妖術に基づく怪しげな呪物を作成する。
 所詮は子供が与太話を聞きかじっただけのデタラメで、効能などはあるはずもない。
 しかし、キャスターの魔力に囚われた者にとっては、必ずしもその限りではない。

陣地作成:D
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 キャスターの妄言が人々に広まっている範囲ではそこがキャスターの結界となり、
 子供の真似事であるはずのキャスターの術が実現する。

【固有スキル】
精神汚染:B
 精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。
 ただし同ランクの精神汚染がない人物とは意思疎通が成立しない。
 子供の無邪気さが暴走し、モラルが欠如している。

呪術(偽):D
 退屈の慰みに使用人に聞いたブードゥーの妖術。もちろん本来の効果など無い。
 しかしキャスターの結界内では、人々はキャスターの予言や呪いを信じ込み、その身に効果をあらわす。
 人々は思い込みでキャスターの術に操られ、また無意識のうちにキャスターの予言が実現するように行動する。
 さらに予言の実現のためにある程度運や偶然の捻じ曲げも起こる。

【宝具】
『空想の魔女裁判(ファンタズム・ウィッチトライアル)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:200
誰か一人以上第三者がいる状態で、キャスターが気に入らないと感じた相手を指し「お前は魔女だ」と宣言すると発動する。
見ていた第三者は「精神汚染:E」を獲得。対象が悪辣な魔女だと信じ込み、不信感と敵意を向けるようになる。
さらに、それを後から聞いた者、噂を耳にした者など、少しでも情報が伝わった人間にも効果が伝染する。
全く無防備で効果を受ければ、ほとんど記憶の改竄に近いかたちで対象を魔女と断定する。
精神汚染は時間経過でランクが上がっていき、Aまでいくと問答無用で対象を殺しにかかるまでになる。
この宝具の術中にある者は、力こそ変わらないがキャスターの使い魔扱いとなり、英霊を殺傷できるようになるほか
キャスターは使い魔から魔力を補給できる。また宝具の効果が及んでいる場所はキャスターの結界にもなる。
洗脳効果は「対魔力:C」以上があれば対抗できるが、対魔力を持って対抗しなければならないのは、対象本人ではなく周囲の人間である。
また元から対象に悪意を持っている者は対魔力による対抗も困難。レンジと最大補足は「対象」に対してのもので、効果の伝染に際限はない。

【Weapon】
なし

【解説】
1692年、アメリカのマサチューセッツ州セイラム村で起きた「セイラムの魔女裁判」の発端となった少女のひとり。
従姉妹のベティらとともに、黒人の使用人にブードゥー教の占いを教えてもらったことを切欠に、悪魔に憑かれたような異常行動を起こすようになる。
ただの発作なのか、魔術に憧れた罰を恐れての虚言か、本当に悪魔がとり憑いたのか、彼女らは村の立場の弱い女性たちを関係者だと証言し、
法廷で狂った姿を見せて、次々と罪のない人々を魔女に仕立て上げていった。最終的に約200人の村人が逮捕され、20人余りが死刑や拷問で死ぬことになった。

敵が対魔力持ってても不利にならないキャスターという感じ。ブードゥー魔術は話の発端なだけであんまり事件に関係ないっぽいけど。
最終更新:2016年10月01日 18:49