【元ネタ】史実、春秋戦国時代
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】白起
【性別】男性
【身長・体重】167cm・66kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷C 魔力C 幸運E 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
軍略:A
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具や対城宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具、対城宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
その軍略は、“無限に奇策を繰り出す怪物”と評されている。
正気の狂気:A+
狂った環境で、狂った所業を、正気のまま行なった英雄が稀に得るスキル。
属性“秩序”を維持したまま、より“混沌”に近い所業をセイバーは行える。
Aランク以上ともなると、“狂化”や“
精神汚染”を保有していても、無理矢理正気を保たせる。
神性:E
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
その悲劇的な死を哀れみ、秦の民は各地に廟を建てて祀ったという。
【宝具】
『万兵の埋殺(マッド・グレイヴ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:100人
長平の戦いにおける、四十万人の捕虜を生き埋めにした逸話から。
レンジ内全体の地形を泥濘に変化させ、レンジ内にいる限り、敵軍の敏捷値をEランク相当までダウンさせる。
泥濘に嵌った者は、脱出判定に失敗する度に埋没が加速してゆき、最終的に生き埋めとなる。
当然敏捷値が最初から低い者の場合は不利な状況を強いられる。
『天よ我を裁き蕩う(チーハウ・ダッツォンティ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:1000人
昭襄王より自害を命じられた際、贈与された剣であり、
それを中心点に発生する、セイバーが望んだ“疑似神罰”。
セイバー自身が犯した大虐殺を“天に対して罪として認め”、自らの首をこの剣で刎ねることで発現する、
数多の亡者の怨念を、一手に引き受けて発生する狂気の嵐。
亡者の怨念によって“台風の目”と化したセイバーの肉体は、
生ある者を“憎悪の引力”によって無差別に引き寄せ、喰らい尽くす。
事実上の特攻宝具と言える。
【Weapon】
『天よ我を裁き蕩う(チーハウ・ダッツォンティ)』
昭襄王より自害を命じられた際、贈与された剣。
宝具として用いない場合でも相当な名剣であり、
限定的に怨念を下ろして一斬の威力を向上させることもできる。
【解説】
春秋戦国時代の秦国の将。
昭襄王に仕え、各地を転戦して趙・魏・楚などの軍に数々の勝利を収め、秦の領土拡大に貢献した。
紀元前294年、左庶長に任ぜられ、そこから魏や韓で数十万の首級を挙げる。
紀元前278年、楚を攻めて遷都させ、昭襄王によって“武安君”の称を賜わる。
その後も数万を黄河に沈めた逸話を筆頭に、
どの戦に於いても万単位の首級を挙げる怪物染みた功績を上げ続けるが、
最も有名なのは、趙の捕虜四十万を生き埋めにした“長平の戦い”が有名だろう。
だが、この長平の戦いの血塗られながらも輝かしい功績によって宰相范雎に警戒され、
最終的には昭襄王の命により自害させられる(賜死というらしく、呉の
伍子胥同様、自刎用の剣を贈られた)。
自害の寸前白起は、「私が何をした。何で死なにゃあならん」と自問するが、
長平の戦いでの捕虜虐殺を“天に対して犯した罪”と認め、感嘆の末に果てた。
この悲劇的な最期を哀れみ、秦の民は各地に廟を建てて祀ったという。
最終更新:2016年10月01日 21:31