ステファン・バートリ

【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【真名】ステファン・バートリ
【身長・体重】176㎝・69㎏
【性別】男
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C  耐久C  敏捷D  魔力B  幸運C  宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【固有スキル】
カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
 多くの人の意思の賜物で王位に就いた選挙王である。

軍略:D
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

縦横の舌端:B
 話術・交渉の才。様々な敵対国家や都市との和平や同盟を纏め上げた手腕。
 敵対勢力と高確率で、不利な状況から自軍に有利な条件での同盟、休戦に持ち込む事ができる。

【宝具】
『竜を刺し貫く者(ドラコ・ツェペシュ)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:2~5 最大捕捉:1人
 バートリ家の始祖バートリ・オポシュがエチェドの沼に潜む竜を降した際に使用した鉄槍。
 正式な担い手ではないのでこの宝具の真の性能は発揮されないが、堅牢なる竜種の外殻を貫く鋭さは些かも衰えない。
 何らかの防御能力に相対した場合にのみ、この宝具はAランク相当の突破力を発揮する。
 また、槍の先端に付着した竜の血は非常に強い毒素を保有し、この宝具によるダメージを与えた場合、
 3ターンの間、スリップダメージを与える事が出来る。

『有翼騎兵団(フサリア)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:300人
 およそ2世紀もの間、完全なる無敗を誇ったポーランド直属の突撃重装槍騎兵団を多重展開する。
 ランサーが祖国トランシルヴァニアから様式を持ち込んだ影響からか、完全なる統率権を得ている。
 展開している間は、騎乗スキルを所有していなくとも軍勢の兵士と同様に馬を駆る事が可能となる。
 また、対騎兵槍よりもさらに長大な槍を標準装備しており、相手が遠距離武装を所有していない限り、一方的なアウトレンジ戦法を取る事が出来る。
 軍略系スキルを所有していない限り、平地においての突撃を防ぐ事はまず不可能だが重装備故に奇襲などの対処が遅くなる。
 魔力を余剰に消費する事で、さらに砲兵隊、弓兵隊、銃兵隊を限定召喚する事による援護射撃を可能とし、騎兵の勝利をさらに盤石のものとする。
 贅の限りを尽くした金属鎧に身を包んだ貴族のエリート部隊であり、その活躍を裏付けるように過酷な鍛錬を積んだ精兵達でもある。

【Weapon】
『ブスティガン』
 乱戦時に好んで使用されるポーランド伝統のメイス。
 高価な貴金属で精製された指揮官用。

【解説】
 バートリ・イシュトヴァーン9世とも。ハンガリーの大貴族バートリ家の出身。
 「血の伯爵夫人」エリザベート・バートリの伯父であり、最も優れた選挙王とされている。
 トランシルヴァニアの統治者であり、なおかつ後にポーランド王家に入り婿した為に女王との共同統治などにも参加した。
 「串刺し公」ヴラド・ツェペシュと共にワラキアの玉座奪還を行った経歴を持つ。
 確かな外交手腕と戦術眼の持ち主であり、武力だけでなく和解への道を常に模索するなど寛容な態度を見せ、多くの勢力を味方につけた。
 また、ポーランド軍の改革を断行し、兵士・技術者としての訓練を受けた農民からなる、ピェホタ・ビブラニェツカと呼ばれる半常備軍の歩兵部隊を設置したほか、
 登録コサック制度や有翼驃騎兵(フサリア)なども本格的に導入された。さらに裁判所の組織など司法分野も改革の対象になった。
 オスマン帝国を仮想敵としたモスクワ大公国との軍事同盟を締結しようと計画していたが、ロシアが急激に弱体化したために軍事同盟が実現することはなかった。
 また、ポーランド・リトアニア・モスクワ合同を成立させる構想も、フロドナ古城で急死すると立ち消えになった。
 癇癪による突然死であるとされ、遺体は東ヨーロッパにおいて初めての検視解剖を受けた遺体となった。
 遺体は当初フロドナに埋葬されたが、後にヴァヴェル大聖堂に移された。
最終更新:2016年10月01日 22:15