アリエノール・ダキテーヌ

【元ネタ】史実、伝説
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】アリエノール・ダキテーヌ
【性別】男性
【身長・体重】164cm・49kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力D 幸運B 宝具D
【クラス別スキル】
気配遮断:B
 サーヴァントとしての気配を絶つ。
 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。

【固有スキル】
反骨の相:B
 一つの主君を抱かぬ気性。
 自らは王の器でなく、しかしながら国を乱す奸婦の星である。
 同ランクの「カリスマ」を無効化する。

【宝具】
『絶えなき妄毒(ロザモンド)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 夫である司法王ヘンリー2世の愛妾を毒殺した伝説の具現。
 アサシンが一度出会った相手に憎悪の呪詛をかけることによって
 アサシンと標的の間に「糸」が結ばれ、これを辿ることによって、
 標的が何処に居ようと、アサシンはその場に到達することが出来る。
 この糸にも「気配遮断」が適用され、標的が糸の存在に気付くことは非常に困難であり、
 例え気付いたとしてもアサシンはそれを知ることが出来る。
 また、標的が糸を辿ってアサシンの場所に到達するのは不可能。
 この呪詛を破棄するには、ディスペル効果を持つBランク以上の宝具の行使が必要となる。

【Weapon】
『無銘・短剣』
『無銘・毒薬』

【解説】
中世フランス、及びイングランドに存在した王妃。1122年生誕。1204年没。
吟遊詩人を庇護して多くの文芸作品を誕生させ、英仏の宮廷文化に貢献し、
多産であった為、後世に「ヨーロッパの祖母」と呼ばれた女傑である。
南仏文化の中心地アキテーヌで高度な教育を受けて育ち、弟が死した為、8歳にして
フランス全土の三分の一を支配する領主となり、更に父の死を契機にフランス王ルイ7世と結婚。
15歳で王妃となったアリエノールは、1147年の第2回十字軍に兵を率いてルイ7世と共に
参加したが、アリエノールの失態により軍は大敗したという。
元々夫婦仲は良好でなく、1152年に離婚し、後にイングランドの法務王ヘンリ2世となる
アンジュー伯アンリと再婚し、その後14年間に息子5人と娘3人を産む。
ヘンリ2世は有能な王であった為、順調の領土を拡大するが、次第に夫婦仲は冷め、
1168年にアリエノールは実家に戻り、そこで宮廷文化を開花させる。
1173年に、息子達がヘンリ2世に反乱を起こすと、これを支持して自ら加わろうとするが、
反乱は失敗、以後15年間に渡り監禁される。
1183年には再びヘンリ2世と対立し、後の獅子心王となる愛息子リチャードを支持し、
リチャードがリチャード王位に着くとようやく解放され、リチャード1世が十字軍で留守にしてる間、
摂生として国内を統治した。1204年、当時としては希な長寿を全うして激動の生涯を終えた。

伝説では、ヘンリ2世が寵愛した妾ロザモンドにアリエノールは嫉妬し、
殺意を抱いたが、ヘンリ2世によってロザモンドの館は迷宮に改造され、
アリエノールがロザモンドの元に辿り着けない様にした。
しかし、アリエノールは糸を利用してこの迷宮を攻略し、ロザモンドの元に辿り着き、
剣か毒か、どちらかで死ぬかを本人に選ばせ、ロザモンドは毒を選んで死したという。

【コメント】
幻影旅団のマチみたいな。もしくはクラピカの隠鎖。
獅子心王は史実と一般イメージでは天地の差があるが、この人の美化イメージも相当なもの。
ていうか獅子心王母子(おやこ)は、征服王母子(おやこ)に色々似過ぎである。
解説にはあまり書かなかったが、暗殺伝説なくとも、史実だけでトンデモねぇ糞ビッチでした。
しかしアサシン作ったの始めてだな。適正クラスはアサシンとファニーヴァンプ。
最終更新:2016年10月02日 21:37