アリマタヤのヨセフ

【元ネタ】アーサー王伝説・聖杯探求もの 元は一応聖書
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ヨセフ
【性別】男
【身長・体重】183cm・77kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力D 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
聖人:A-
 聖人として認定された者であることを表す。
 自分用に選んでいた亜麻布を用いて師の遺骸を包んだ逸話から、
 能力は“最高純度の聖骸布作成が可能”に固定されている。

聖霊の加護:A
 神の子による祝福、または奇跡の残滓。
 危機的状況において優先的に幸運を引き寄せる。

洗礼詠唱:B
 キリスト教における“神の教え”を基盤とする魔術。
 その特性上、霊的・魔的なモノに対しては絶大な威力を持つ。

地上の騎士:B
 天上の騎士ギャラハッドと対になる、ただし格の落ちる称号。
 自身が生前所持しなかった品を含む“聖杯探求にまつわる武具”を具現化させて使用できる。
 担い手ではないため、武具の真価を発揮させるには至らない。

【宝具】
『溢さずの血布(ギャザリング・クロース)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0~1 最大捕捉:1人
 セイバーの師であった人物の
 脇腹以外の傷から流れる血を拭い、器へ集める為に用いられた布。
 器に注ぐ際によく絞られたために血の力は残っていないが、
 如何なる傷であろうと拭えば癒し、それ以上の血を流させない効果を持つ。
 例え霊核を破壊するに足る致命傷を受けたサーヴァントであろうと、
 完全な消滅前にこの布によって癒されたなら復帰が可能となる。
 “傷を拭う”必要があるため、体表面に傷口が無い場合には
 外科的な処置か霊媒治療の併用が必要になる。

『贋作否定・聖杯真影(プロジェクション・サングラール)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1個
 真なる聖杯をこの世に顕した立役者として
 贋作の聖杯を否定し、その機能を破却する。
 『聖杯』そのものを丸ごと否定する事も、
 “聖杯の呼び出すサーヴァント”“聖杯が叶える願い”“聖杯に与えられた令呪”
 といった個々の事柄を否定する事も可能。
 否定した事柄については同じ『聖杯』に連なるもの全てに例外無く影響し、
 サーヴァントシステムを否定したならばセイバー自身もまた消滅する。
 第三者が『聖杯』と呼び習わしているだけの、ムーンセルのような
 『聖杯の贋作として作られていないもの』には影響しない。

【Weapon】
『無銘・剣』

地上の騎士スキルにより、実体化するごとに以下から一つ選択して使用できる。
『剣本体に不釣合いなほど粗末な剣帯の付属した豪奢な剣』
『世にも稀な鋭さを持つが一度使うと壊れてしまう剣』
『ヘロデの命でパプステマのヨハネの首を刎ねた剣』
『尖端から血の滴り落ちる槍』
『黄金の飾り彫りの上に血で十字が描かれた楯』
『中央に血の十字を描かれた白い楯』
『黄金の鷲が描かれた赤い楯』
『額に赤い十字のある白い雌ラバ』

【解説】
 イエスとピラトの友、アリマタヤのヨセフ。
 イエスの遺体を引き取って埋葬し、後にブリテンへ聖杯とキリスト教をもたらした人物。
 元は聖書で埋葬の場面に少しの記述を持つだけだったが、それ故の想像の余地や別人との混同、
 教会政治上の必要、そして聖杯探求ものの流行により大いにキャラが拡張された人。

 ピラトに仕える騎士ヨセフはイエスの弟子でもあったが、ユダヤ人を恐れてそれを隠していた。
 しかしイエスの処刑後に十二使徒がいずれも逃げ去り、或いは隠れ潜んでいた頃に
 彼はピラトへの長年の奉仕に対する贈り物として遺骸を要求し、これを許される。
 彼はニコデモと共に師を十字架から下ろし、脇腹の槍傷をはじめとする傷口から流れ落ちる血を
 最後の晩餐で使われた器へと丹念に集め、そして遺体を包み石棺に収めて埋葬した。
 復活により棺から遺体が消失すると、事の責任を追及するユダヤ人らによりヨセフは幽閉される。
 このとき彼は水も食べ物を一切与えられなかったのだが、血を集めるのに使った器
 すなわち聖杯をイエスが彼のもとへと届け、その恩恵により健康を保つ事ができた。
 幽閉より解放された後の彼は、イエスの受難から30年ほどを経て一族を伴いエルサレムを出て
 聖杯や血を流す槍と共にブリテンへと渡り、同名の息子と共に多くの者を改宗させたという。
最終更新:2016年10月03日 22:26