ベルナルド・デル・カルピオ

【元ネタ】『ベルナルドの歌』
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ベルナルド・デル・カルピオ
【性別】男性
【身長・体重】197cm・88kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷C 魔力D 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
勇猛:C
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

直感:A
 戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
 研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。

守護騎士:E(B)
 他者を守る時、一時的に防御力を上昇させる。
 かつてのアストゥリアス王国の守護者。もはやその面影はない。

【宝具】
『鉄身を穿つ双腕(ビクトリア・デ・ロンセスバーリェス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 無敵のローランを絞め殺した脅威の豪腕。
 接触した相手の神秘を剥ぎ取り、能力や特性を侵食しながら徐々に無力化していく。
 長時間接触されればどんな英雄でも異能や加護を失ってしまう。

『鈍色に光る天剣(デュランダルテ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 英雄ローランから奪った絶世の名剣。
 天使、聖遺物、騎士道、その他多くの神秘と信仰が宿る絶対不壊の聖剣である。
 セイバーはその本来の性能を引き出すことはできない。

【Weapon】
『ベルナンドの剣』
 ローランから奪った聖剣ではなく、ベルナンド自身が古くから愛用していた剣。
 現在マドリードの王立武具博物館に展示されている。

【解説】
 中世スペイン文学の英雄。収監された父を救おうとした悲劇の主人公。
 アストゥリアス王アルフォンソ2世の甥。ロンスヴォー峠でフランク軍と戦い、多くの場合ローランを殺す。
 妻子を持たぬ貞淑王アルフォンソの命に背いて愛を交わした、王妹ドニャ・ヒメナとサルダニャ伯サンチョ・ディアスの子。
 修道院と牢獄に追いやられた両親の代わりにアルフォンソ王に息子として育てられた。
 一角の英雄に成長したベルナルドは、ムーア人に与し、バスク人の敵シャルルマーニュをロンスヴォーで敗北させる。
 最高の勝利。しかし、それはベルナンドが自らの出生を知ることによって悲劇の幕開けに変わる。
 ベルナンドは王に事の真実を問い詰めると、義憤のままに袂を分かち、そのままイスラム教徒のもとでアルフォンソと戦う。
 やがて占領した城と実父サンチョの交換を取り付けた。馬上の父を目にしたベルナンドは接吻しようと父の手を取る。
 しかしサンチョは馬から崩れ落ちた。彼は既に死んでいたのだ。

 「また彼はベルナルド・デル・カルピオをさらに高く評価していたが、
  それはこの騎士が、《大地》の子アンテーオを両腕でかかえあげて扼殺したというヘラクレスの故知にならい、
  ロンセスバーリェスで、魔法にかかったロルダンを殺めたから、というのであった。」
                                          ――『ドン・キホーテ』

牢屋の父ちゃん助けるために頑張ったけどダメだったよ! というわかりやすい悲劇の英雄
父の遺骸と見えた後は国外追放を食らい、なんだかんだで82歳まで生きるらしい
史実性はローランと同程度
最終更新:2016年10月03日 22:52