【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】司馬穣苴(田穣苴)
【性別】男性
【身長・体重】158cm・55kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷C 魔力C 幸運D 宝具B++(EX)
【クラス別スキル】
陣地作成:D
自らに有利な陣地・戦術拠点を作り上げる。
用兵に適した場を見出し、その戦況に最も適した布陣を構築できる。
道具作成:E-
魔術的な道具を作成できるかどうかは置いといて、
料理が非常に上手く、持久戦に適した兵站用非常食から、
普通の料理まで何でもござれ。
【固有スキル】
軍略:A+
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具や対城宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具、対城宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
司馬法を著した軍師であり、姜斉軍を徹底的に強化した名将でもある。
追撃:A+
離脱行動を行う相手に攻撃する能力。
A相当の“
仕切り直し”スキルを持たない限り、相手は戦闘から離脱不可能。
相手に追い打ちを掛ける際、キャスター、及びキャスター陣営全体の筋力値を上昇させる。
カリスマ:C
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、人望高き軍総司令としてはCランクで十分と言える。
【宝具】
『将、軍に在っては、君令も受けざる所有り』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
令呪を、ほぼ完全に拒絶する宝具。
理不尽な命令、意味のない命令、私情による命令の一切を、
キャスターが正論で以て論破できる限り、自由に拒否することが可能(もちろん、敢えて受け入れることも可)。
事実上、キャスターに令呪を以て命ぜられるのは、彼の正論を論破できる、彼以上の用兵法を持つ軍師のみ、と言ってよい。
晏子に推されて将軍となったのは、大よそBC.540年代で、
荘賈を処断するのはそのすぐあと、晋、燕の軍勢と戦うこととなった頃のこと。
つまり、後に闔閭の愛妾を同じ理由で処断する孫武が生まれる前のことである。
『大司馬兵法』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:200人
失われた兵法書の神秘。
魔道書としての格と、魔力炉心としての機能を持つ“司馬法”の運用。
キャスターが心身共に叩き上げ、苦楽を共にした姜斉軍の兵士を独立したサーヴァントとして召喚・運用する能力。
この魔道書自体が召喚できるのは、最大でも数百騎の規模に留まるが、
召喚には司馬法に供えられた炉心の魔力が回されるため、実質兵団の召喚にコストはなし。
また、さらにMPを消費することで、E~Aランク相当の“追撃”を習得させることもできる。
“追撃”スキルのランクは、消費するMP量によって変動する。
【Weapon】
『無銘・剣』
不義、命令違反を断罪する剣。
キャスタークラス以外での現界の際は、宝具にすらなっていた一振りである。
その特性上、裏切りの逸話を持つ英雄には追加ダメージを与える効果を持つ。
【解説】
斉の放蕩王・景公(杵臼)に仕えることとなった、大司馬の地位に就く武官。
その生涯についてはよく分かっていない部分が多いものの、
中原史上確実に、五本の指に入ると目される名将の一人である。
卑賤の身ながら、晏子(晏嬰)に推されて将軍となり、晋・燕の大軍を迎撃する任を受け、
出陣することとなるのだが、景公お気に入りの将軍・荘賈が大幅に予定時刻より遅れてやってきた。
当の荘賈本人は、「家族とか親せきが出迎えの祝宴やってくれたから遅れた。メンゴメンゴ」
と、嘗め腐った態度であったため、穣苴はこれを斬り殺そうとする。
荘賈と景公の使者は、「ちょっと思い直して」と穣苴に詰め寄るが、
穣苴は使者が戻ってくる前に荘賈を処刑。このことによって、軍はより一層緊張感を増した。
だが、軍中に於いては一兵卒に対しても飾らずに接し、兵士に自身の恩賞を分け与え、健康管理も徹底して行った。
“仁”を重んじ、現代にも通じる“戦争論”を司馬法に記していたことでも知られ、
司馬遷曰く、「古代よりの兵法を押し広げ、明白にした人物」とのこと。
晋・燕の軍を大いに破り、斉の失地を全て回復した将軍も、
最後は景公の奸臣が広めた讒言によって全てを失い、失意のうちに病死した。
余談ではあるが、司馬法は全155編中、5編しか現存していない。
最終更新:2016年10月04日 11:19