新田忠常

【元ネタ】日本・史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】新田四郎忠常
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力C 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
勇猛:B
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
 戦歴を重ね、一両日暗闇を探索しても発狂しなかった程の精神力の持ち主。

情報抹消:B
 人穴で見た光景を口にすることが禁じられた、という「異説」から生まれた宝具。
 セイバーに関する情報を目撃すること自体に影響はないが、真名の口外が死に繋がる。

守護騎士:C
 他者を守る時、一時的に防御力を上昇させる。
 源頼朝・頼家の二代に渉って仕え、信任を得るに相応しい働きをなした。

精霊の加護:C
 浅間大菩薩の加護。危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。
 ただし最後が最後だけに、ただの人間相手では効果が無い模様。

神殺:D
 神性スキル保有者に対し、ランクに応じて有利に行動できる戦闘スキル。
 富士の巻狩りの際、それと知らずに猪の姿をした山神を討ち取っている。

【宝具】
『富士人穴の御剣(ふじひとあなのぎょけん)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
 無事帰還する為に、失ってしまった名刀と名刀が消えた「異界」の情景を再現する宝具。
 周囲を一旦漆黒の闇で包み込むと、源頼家から授かった重宝の太刀を煌かせ、
 暗闇を切り裂く光と共に切り付ける。
 セイバーだけは暗闇の中でも相手の居場所を把握出来るが、直撃しないまでも光を浴びただけで
 英霊の器に満たない存在は消滅させられ、英霊であってもその身に蒙るダメージは尋常ではない。

【Weapon】
『無銘・太刀』
 主から重宝の太刀を授かっていたが、生前自ら失った為に普段は使えない。
『無銘・松明』
 暗闇を照らし出す。魔術的な視覚妨害の影響を受けないが、己の位置もばれる。

【解説】
 平安~鎌倉期の武士・御家人(1167~1203)。伊豆の人。名字は「仁田」表記もある。
 源頼朝の挙兵当時から仕えて信任を得、治承・寿永の内乱で戦功を挙げた。
 その後、いわゆる「曾我兄弟の仇討ち」の際に、兄の祐成を討ち取っている。
 建仁3年(1203)6月1日に伊豆に狩猟に出た源頼家は底知れぬ「人穴」の存在に興味を抱くと、和田平太胤長に探索を命じる。
 胤長は10時間ほどして「大蛇を切った」と言って戻って来た。翌々日、今度は駿河の人穴を見た頼家は、セイバーに探索を命じる。
 主従6人で探索したセイバー一行であったが、やがて行く手に大河を発見。
 川向こうの「存在」を見た従者4人は即死し、セイバーは相手に言われた通り頼家から授かっていた重宝の太刀を大河に投げ入れ、無事帰還することが出来た。
 「存在」はおそらく浅間大菩薩であろうというのが古老の見立てであったが、命拾いしたセイバーは、
 わずか三ヶ月後に頼家と北条氏の戦いに巻き込まれ、頼家から時政を討つよう命じられるものの、
 弟たちの暴走によりそれも叶わず、「可奔命」と言って頼家の御所へ向かう途中で討たれてしまった。
 死後もその存在、とりわけ人穴における異常体験は忘れられず、室町時代には中世小説『富士の人穴草子』を生んでいる。
最終更新:2016年10月04日 12:44