ヴラド二世

【元ネタ】史実+α
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ヴラド二世
【性別】男性
【身長・体重】180cm・79kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運E 宝具E
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
無辜の怪物:B
 ドラクル。
 主に息子のとばっちりのせいで悪魔化されてしまっている"竜公"の添え名。
 能力・姿が変貌してしまう。
 ちなみに、この装備(スキル)は外せない。

信仰の加護:-
 そんなものはない。

【宝具】
『自他捏造・魔的閥族(ハウス・オブ・ドラクレスティ)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:100人
 悪魔の契約書……ではなく、
 バサラブ家をダネスティ家と二分するワラキア公家、ドラクレスティ家の家系図。
 ミルチャ1世(老公)を祖とする系譜に名を書き入れた人物に魔属性を付与する。
 ヴラド2世の「ドラクル」を由来とする「ドラキュラ」がヴラド3世によって魔化されたために
 同じく「ドラクル」を由来とする「ドラクレスティ家」の名も汚染され、
 家系図に適当に名前を放り込むだけでその人が呪われてしまう。
 その家系図を悪魔の契約書風に改造したもの。
 名前を書き入れると、魔族の系譜に連なったと見做され“魔っぽく”なる。
 一般人には被害甚大な宝具だが、
 魔術師には魔術の腕が上昇する程度の変化しか及ぼさない。
 しかし条件が合う対象ならば"無辜の怪物"スキル習得にまで至る可能性もあるらしい。

【Weapon】
『魔剣』
 ヴラド2世の肖像画に描かれる剣、が魔剣化したもの。
 彼にしてみれば“ドラゴン化”はともかく“悪魔化”は納得出来ないところであるらしく
 吸血鬼モノは大嫌いらしい。

【解説】
 串刺公ヴラド3世、美男公ラドゥ3世の父として知られるワラキア公爵。
 父ミルチャ老公の手により後の神聖ローマ皇帝ジギスムントの人質としてハンガリーの宮廷に送られ、
 長じてトランシルヴァニアに所領を与えられ、ドラゴン騎士団の騎士勲章を授与される。
 アレクサンドル1世アルデヤを排してワラキア公の座に就くが、
 皇帝ジギスムントの死により後ろ盾を失う。
 父と同じくやむおえずオスマン帝国に従ったものの、フニャディ・ヤーノシュにオスマン軍共々敗れ、
 長男とともに首都を脱出、トルコに亡命したが、捕えられる。
 翌年、ヴラド3世とラドゥ3世を人質に帰国。
 オスマンの援助を受け、ヤーノシュに据えられていたワラキア公バサラブ2世を倒し復位すると、
 ハンガリーがドラゴン騎士団員としての招集義務を主張する。が、これを拒否。
 教皇エウゲニウス4世からの圧力を受け、自らの代わりに長男ミルチャ2世を派遣させたが、
 ヴァルナ十字軍は失敗に終わった。
 後ヴラディスラフ2世をハンガリー摂政として支援したヤーノシュに敗北し、
 逃亡のさなか長男もろとも暗殺された。
最終更新:2016年10月04日 23:31