【元ネタ】アマディス・デ・グレシア
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】アマディス・デ・グレシア
【性別】男性
【身長・体重】182cm・75kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
魔力放出(炎):B+
武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。
セイバーの場合、『揺るぎなき剣紋の騎士』の影響で、ただ血を巡らせ呼吸するだけで
魔力の炎を生み出しており、燃え盛る炎が武器に宿っている。
【宝具】
『揺らぎ燃ゆる波紋の剣(アルディエンテ・デ・エスパーダ)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:100人
巨人を倒した魔剣“燃ゆる太刀”の顕現。
セイバーの「魔力放出(炎)」によって生み出された火焔は、常にその剣に注入され続けており、
刀身に秘められ、幾層にも重なった火焔は、真名解放によって刃より放散し、
波状の猛炎となって射程内を焦土と化す。
発動には、剣に蔵された魔力の炎を消費する為、セイバー自身の魔力消費は然程ではないが、
一度発動した後に再び真名解放するには、剣に魔力が注入しきる相応の時間が必要となる。
『揺るぎなき剣紋の騎士(カバレロ・デ・ラ・アルディエンテ・デ・エスパーダ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
セイバーの二つ名にもなった、胸に描かれた剣の紋様。
この紋様はセイバーの「魔力放出(炎)」の源であると同時にある種の呪いでもあり、
セイバーが持つ武具は火焔を纏い、炎属性のE~Cランク宝具として判定される。
宝具化した武具が剣や槍ならば、『揺らぎ燃ゆる波紋の剣』の発動も可能だが、
あくまで炎の宝具とする効果しかないので、元の武具の品質までは向上せず、
宝具としての扱いに耐え切れず破損しやすい。
【解説】
中世のスペイン騎士道物語「アマディス・デ・グレシア(ギリシャのアマディス)」の主人公。
全欧州にその勇名を轟かせた大騎士
アマディス・デ・ガウラの曾孫に当たる。
ギリシャ王国リスアート王は、トレビソンド国のオノロリア姫と恋に落ち、
男児アマディスを儲けたが、父王の怒りを恐れたオノロリアは、この子を侍女に託して田舎で育てさせることにした。
しかし田舎への道中、男児は海賊に攫われてムーア人の王に売り込まれて、その地で養育された。
アマディスは生まれつき胸の上に剣の絵が描かれていた為、成長して騎士となった日に
養育者の王より「燃ゆる太刀の騎士」という異名を授かった。
アマディスはその地の姫より恋心を寄せられたが、大恩のある王を裏切る真似は出来ぬ為、
冒険の旅に出かけ、その勇名を高めた。
一方、アマディスの両親である王と姫は未だに婚姻が認められておらず、姫には多くの縁談が持ち込まれ、
その中には強硬手段も辞さないと申し出るバビロニア王もいた。
ここに至って、オノロリアはようやく既にアマディスという子がいることを明かすと、
バビロニア王は怒りも露わにして帰ろうとし、バビロニアのアブラ姫はリスアートに恋するも、
膠も無く断られ、やはり憤りを覚えて去っていた。
バビロニアの王族は帰国する途中、アマディスと出会い、その武勇を見込んで
リスアート王討伐の助力を頼み、アマディスは内心で笑いながらもこれを請け負った。
いざ戦争の日、アマディスはバビロニアを裏切ってリスアートに着いたので、バビロニアは大敗したが、
オノロリアも急死してしまい、そこでアマディスはアブラ姫と父リスアートの縁談を提案し、
西アジアには真の平和が訪れた。
一方、アマディスも他国の姫ニケーアと秘密の恋を育み、トレビソンド国にてフロリゼルという男児を儲けた。
【コメント】
作中のギリシャ王国は東ローマ帝国のことっぽい。
「剣紋」と書いて「つるぎ」と読むらしい。宝具は大体捏造。
読んだ邦訳版では巨人を倒した逸話は見当たらなかったけど、
ドンキホーテ作中で巨人を倒したと語られているので、きっとスペイン語原典ではそうなのだろう。
ギリシャのアマディスの父リスアート王は、ガリアのアマディスの孫で、
エスプランディアンの子なのだが、色々整合性に難が出てきたりする。
しかし、このアマディス君は、どのタイミングで実の両親のことを知ったのですかね。
適正クラスはセイバーのみだが、騎士だからライダーにもなれるでしょう。
最終更新:2016年10月04日 23:35