【元ネタ】三国志 晋書
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】陳寿 承祚
【性別】男性
【身長・体重】152cm・48kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力C 幸運C 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
が、性格的に向いていないらしく、“工房”の形成すら難しい。
道具作成:C
魔術により様々な道具を作り上げる能力。
宝具を応用することで多少の作成はできるようだ。
【固有スキル】
伝承発掘:A
対象の知名度補正を上昇させる。ただし自身は対象にできない。
このスキルによって起こりうる効果は、
パラメータやスキルのランク上昇、新たなスキルや宝具の獲得などである。
埋もれた伝承を拾い上げ、歴史に残した者が得るスキル。
Aランクともなると、無名の英雄にも大英雄並の知名度を与えられる。
高速詠唱:C
魔術詠唱を早める技術。
彼の場合、魔術ではなく原稿の進みに恩恵があるようだ。
反骨の相:E
儒教道徳を軽視する態度。また、恨みがましい気性。
同ランクの「
カリスマ」を無効化する。
【宝具】
『叙事直筆』
ランク:A+ 種別:対史宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
信憑性の低い史料を排し、信頼に足る史実のみを拾い上げた「三国志」の歴史記述が宝具となったもの。
対象が英霊となる事で獲得した能力・スキル・宝具を全て消失させ、生前以下の状態に弱体化させる。
また、歴史上に実在しなかった英霊(神話体系など)ならば存在そのものを抹消する。
対象の知名度が高ければ高いほどに、この宝具の成功率は上昇する。
伝説によって強大になった英霊には最強のカウンターとなる宝具だが、生前から強かった英霊には十分な効果を発揮できない。
『叙事曲筆』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
私怨で記述をねじ曲げたとされる悪評が宝具となったもの。一種の過去改竄。
対象から魔力を受け取り、その代価として新たな伝承を付与する。
ただし、発動にはお互いの合意が必要となる。また、自身やサーヴァント以外の対象に発動しても効果がない。
捏造した伝承を対象に付与する事で、新たなスキル・宝具を獲得させることができるが、
その規模が大きいほどに、対象が支払わなければならない魔力の量も増大する。
【解説】
三国時代、蜀漢、西晋に仕えた人物。字は承祚。三国志の著者として知られる。
はじめ蜀漢の家臣であったが、黄皓と対立し左遷され、国家の滅亡を迎える。
蜀漢の滅亡後は、かつて父の服喪を怠ったという不名誉により、しばらく任官されなかったが、
羅憲の推挙で西晋に仕えると、歴史家として実績を挙げ、重臣の張華や、皇帝の司馬炎に高く評価された。
しかしながら、張華の政敵である荀勗により左遷されたり、杜預の推薦によって栄転したりと、地位の変遷が激しかった。
また、些細な事で関係がこじれた友人の任官活動を妨害したり、
父母の葬儀や服喪で儒教道徳に反する行動を取り、自身の地位や名誉を失墜させるなど破天荒な人物だったようである。
最期は、太子中庶子に任命されるが、拝命しないまま死去した。
陳寿が若いころ、師匠の譙周は
「君は必ず学才をもって名を上げる。挫折の憂き目に遭うだろうがそれも不幸ではない。慎むように」と言っていたという。
陳寿が記述した史書の中でも最も有名な「三国志」は魏・呉・蜀の三国の歴史を記述したもので、
魏を正当としながらも、かつて仕えた蜀に敬意を払った内容となっている。
その出来栄えは、夏侯湛が自身の「魏書」を破り捨て断筆してしまうほどのものだったという。
一方で、後世からは曲筆を疑われており、
伝を立てる際、その人物の子孫に原稿料を要求し、断られると記述を取りやめたという逸話や、
私怨で記述の内容を歪めたという逸話がある。
さらに蜀漢正統論が広がると、陳寿に対する非難は勢いを増し、
史料によっては「史筆を弄ぶ鬼魅(ばけもの)」とまで称されている。
もっとも、曲筆の噂の元になった逸話の大半は信憑性が低く、
陳寿に対する非難も当時の状況を鑑みれば的を射ているとは言い難い。
【コメント】
伝承発掘 → 『叙事直筆』の鬼畜コンボが全て。非実在英雄キラー。
一方で本人の戦闘能力は低いため、『叙事直筆』で弱体化させても他の鯖には敵わない。
バフを売りに同盟し、的確に実在英雄を落とさなければ勝ち抜けない鯖。
最終更新:2016年10月05日 00:03