【元ネタ】イタリア史、戯曲『エケリニス』
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】エッツェリーノ三世・ダ・ロマーノ
【性別】男性
【身長・体重】194cm・87kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具D
【クラス別スキル】
狂化:E-
凶暴化する事で能力をアップさせるスキル。
……が、エッツェリーノは理性を残しているのでその恩恵はほとんどない。
筋力と耐久がより“痛みを知らない”状態になっただけである。
【固有スキル】
拷問技術:A
卓越した拷問技術。
拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。
このサーヴァントの場合、ありふれた道具を用いたオーソドックスな拷問を極めている。
職人芸とも言える洗練された技術の持ち主。
無辜の怪物:A
悪魔ルチーフェロの子。
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
能力・姿が変貌してしまう。
ちなみに、この装備(スキル)は外せない。
【宝具】
『都を燃やす残虐卿(フェローチェ&テッリービレ)』
ランク:D- 種別:対人、対城宝具 レンジ:0~15 最大捕捉:30人
悪魔の吹き上げる地獄の炎。火属性ブレス。
フィールドオブジェクトを対象とした場合は対城宝具として扱われる。
"苛烈なる(Feroce)"、"恐ろしき(Terribile)"は、2つともエッツェリーノの添え名である。
『神曲』によれば「彼の母は身ごもっているとき、一つの炬火を産みおとし、
それが付近一帯の町を焼いた夢を見た」という。
しかし悪魔化しているため、教会系の加護を持つ英雄には効果が半減してしまう。
13世紀の歴史家サリンベーネ・ディ・アダムに
"悪魔より恐れられていた(Hic plus quam diabolus timebatur)"と評された彼にとって、
"無辜の怪物"スキルによる悪魔化はむしろ弱体化であったのかもしれない。
【Weapon】
『悪魔の槍』
生前から用いた愛用の騎乗槍が、魔化されて三叉鉾になったもの。
適当にぶん回すだけで呪いがびちゃびちゃ飛び散る。
なんか黒いオーラとか纏ってる。
【解説】
神聖ローマ皇帝
フリードリヒ二世の盟友にして北伊におけるギベリン党の指導者。
ヴェローナ、ヴィチェンツァ、パドヴァを20年近く支配し、暴虐で知られた中世イタリアの魔王。
父親とも敵対したエステ家を終生の敵とした。
バッサーノを領有し、ヴィネトに所領を持つ領主の家柄に生まれ、
当初はロンバルディア同盟に与したが、同盟がエステ家を支援していること知って鞍替え、
皇帝の支援を受けトレヴィーゾの全主要都市を征服する。
フリードリヒ二世の死没から4年後、ついにエッツェリーノも破門され、
教皇イノケンティウス四世に十字軍を宣言されると、
徐々に交友と同盟相手を失っていった。
ミラノ攻めに失敗すると、カッサーノ・ダッダの戦いで敗走、重症を負う。
ベルガモで捕えられてソンチーノで虜囚となったが、秘蹟も薬も食事も断り、1259年、65歳で死んだ。
専制者としての暴虐の逸話に教会の誹謗が合わさり、後に彼の残虐さは伝説化した。
特に悲劇「エケリニス」で悪魔の子と描かれた影響も強い。
最終更新:2016年10月05日 00:12