【元ネタ】日本・史実
【CLASS】キャスター
【マスター】衛宮士郎
【真名】藤原頼長
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 小規模な”工房”の形成が可能。
自前の書庫を併設しており、中身は逸書も含めた膨大な量に及ぶ。
道具作成:D
魔術的な道具を作成する技能。近衛院を呪殺したとされ、呪詛用具を作成可能。
また易学に造詣が深かったため、占術の道具も作成出来る。
【固有スキル】
芸術審美:C
芸術作品、美術品への執着心。生前に「日本一の大学生」と渾名された。
芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、高い確率で真名を看破することができる。
無辜の怪物:C
大魔王崇徳院の側近である大天狗。神通力を有する。
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた者の姿。
能力・姿が変貌してしまう。ちなみに、この装備(スキル)は外せない。
騎乗:D
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。
当時の貴族には弓射と乗馬は必須技能であったが、若き日のキャスターは没頭していた。
【宝具】
『宇治悪左府(うじのあくさふ)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
キャスターは火時計主体の時代にやたら時間に厳しく、欠勤は勿論、
遅刻・早退も厳しく取り締まり、特に問題ありと見なされた人物は、罰として家屋を破壊された。
これにいわゆる「天狗風」が混じって成立した宝具。
周囲を暴風が吹き荒れ、人身や物品を破壊するが、その時代の水準以上、
現代日本であれば一応一日八時間・週休二日以上働いていればノーダメージ。
働いていなかったり、学業をさぼっている英霊や人間には大ダメージを与える。
『人為天誅(じんいてんちゅう)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
恩赦で法に裁かれずに済んだ悪人がいた場合、私的に刺客を派遣して殺害させた史実や、
それ以外にも「正義」のためなら容赦・躊躇しなかった行動の再現。
過去に犯罪やルール違反を犯したにも関わらず罰やペナルティを受けたことのない相手と遭遇した場合、
罪の重さの分だけダメージを与える斬撃。防壁があっても影響せず、直接相手の体に攻撃が到達する。
【Weapon】
『無銘・太刀』
『朱器・台盤』
饗宴用の食器と食卓。社会的な繋がりと上下関係の象徴。
藤原氏の長者の所有物であり、皇室における三種の神器に相当する。
【解説】
平安時代の貴族(1120~1156)。左大臣・藤原氏長者を務めた。
後白河院の教師であった藤原通憲(信西)と並ぶ学才で知られ、古今の和漢の書を読みこなし、和歌・漢詩は不得意ながら学名は高かった。
父の忠実の鍾愛を受け、一時は実子のなかった兄忠通の養子となり、将来の摂関家の当主の地位にあったが、
忠通に実子が出来てから忠実と実子を後継者にしたがった忠通の仲が悪化。
キャスターが父の策動で内覧(天皇の補佐役)となって兄の関白と並立したことで、対立は決定的となった。
そんな中で政治の表舞台に上ったキャスターはといえば、才能ある出来た人物。
しかし、道徳的にも能力的にも他人に自分と同じ水準を求める厄介な面があった。
その性格は、生真面目・融通がきかない・確信犯といったところであり、配下の官僚は勿論のこと、法皇の近臣や有力寺社が相手でも容赦せず、次第に孤立する。
最終的には政界で追い詰められていた崇徳院と忠実・キャスターが組んで保元の乱が勃発するが、
そこでも[[源為朝]]の夜討ち案を「公の合戦にとるべき手段ではない」と正々堂々とした行為に拘って却下し、敗北。
源重貞の放った矢に当り、奈良まで落ち延びたものの、薨去した。
後に崇徳院ともども怨霊として恐れられており、ステータスは天狗状態準拠である。
最終更新:2016年10月05日 10:44