リンカンのトム

【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】リンカンのトム
【性別】男性
【身長・体重】180cm・80kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷D 魔力E 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。

【固有スキル】
カリスマ:D
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である。

エンチャント:E
 赤い薔薇に、それを身に着けた者同士での念話通信機能を付与する。

【宝具】
『善き隣人の見えざる矢(アルフガール)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人
 妖精女王シーリアとの間に生まれた息子『妖精の騎士』の矢。
 暗闇より飛来して見えない物を射抜くという“妖精の矢”、
 その実態は暗視を備えた千里眼と魔眼が組み合わされたもの。
 頑健STでの抵抗に失敗した者は衰弱・感覚喪失・麻痺等の状態異常を受ける。
 どの効果が現れるかは完全にランダムである。

『遥かなるや幻想の黒腕(ラム・ブリオングロード)』
ランク:C 種別:対宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 プレスター・ジョンの娘アングリトーラとの間に生まれた息子『黒騎士』の手甲。
 想像される場所さえも大陸規模で揺れ動く“空想の東方国”の特性を帯び、
 アーチャーの肘から先と手にした武具を任意の場所に具現化させる事ができる。
 十分に巨大な敵に対しては、その体内に出現させて攻撃を行う事も可能となる。

【Weapon】
『無銘・剣』
 三枚舌の竜殺しを成し遂げた名無しの名剣。

【解説】
 ロンドン伯の娘アンジェリカとアーサー王の間に生まれた息子、リンカンのトム。
 私生児を持った事実を隠す為に捨てられたトムはリンカンの羊飼いアントニオに育てられる。
 自身の素性を知らぬまま育ち、徒党を組み『赤薔薇の騎士』として暴れ回っていた彼だったが
 噂を聞き息子と悟ったアーサーはランスロットやトリスタンらを差し向けて彼を宮廷に招いた。
 トムは円卓の騎士となり馬上槍試合で武名をあげるも、父王が彼の素性を明かす事は無かった。
 そしてポルトガルとの戦争で最高指揮官を務め完勝をおさめた時、トムの名声は頂点に達した。

 功成り名遂げたトムは、未だに本当の両親を知らなかったため、それを探して仲間と旅に出る。
 途中、妖精国の島に立ち寄ってそこの女王シーリアと愛し合うが、再会を約して探索に戻った。
 旅を続ける一行はプレスター・ジョンの国へ到達し、そこでトムは三つの舌を持つ竜を退治し
 王と王女アングリトーラを救う。そうしてトムは姫の愛を得て、結婚を約束し駆け落ちした。
 結婚してしまったが、再会の約束があったのでトム一行はシーリアの島へと船を進める。
 ところが島が見える所までやって来た彼らの船は潮に流されて上陸できないまま遠ざかり、
 これを見たシーリアは不実なトムに捨てられたと思い、遺書を胸に海へと身を投げた。
 トムらは遺体を引き揚げ、イングランドで出来うる限り丁重に埋葬するのであった。

 その後アーサー王が亡くなる時にトムの素性を明かすと、私生児などと添っていられるか、と
 アングリトーラはトムを捨ててある城主の愛人となり、しかも訪ねてきたトムを殺してしまった。
 トムとアングリトーラの息子『黒騎士』は父の霊に事情を聞いて母を討ち、
 シーリアの息子『妖精の騎士』と共にイングランドで数々の冒険を達成したという。
最終更新:2016年10月05日 11:20