【元ネタ】三国史記、三国遺事
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】金庾信
【性別】男性
【身長・体重】165cm・54kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷B 魔力A 幸運B 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
『胎霊天童』の守護により事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
カリスマ:D
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である。
巫術:B
神や精霊などへの祈願という原始宗教系の魔術体系。
祈祷者の願いに霊的存在が答えることで、様々な奇跡を行使する。
その特性上、消費する魔力は祈願分のみである。
神性:B
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
熒惑・填星と、天より降った童子の化身であり、死後は天神の一柱となり、現在も大関嶺の神として祀られている。
神授の武練:A+
天神より授かった武芸の秘奥。
Aランクの「
無窮の武練」の効果に加え、白兵戦の技能であるならば
いかなる技術体系に対しても対応することが出来る。
【宝具】
『赫然星剣・宿曜震慄(ヨンファ・ヒャンド)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
角宿・虚宿の四星より降った光が宿った宝剣。
真名解放と同時に、刀身に秘められた四星の光が膨大な魔力となって迸り、
異なった性質の魔力の鬩ぎ合いに耐える刃は赫く染まり、超高速で振動する。
この超振動によって、対象を分子・霊子レベルで切断する無敵の刃となり、
また、振動熱による溶断という派生効果や、切断ではなく破砕攻撃なども可能となる。
『赫然星剣・天象崩墜(フンム・テワン)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:300人
角宿・虚宿の光を解放した星剣の姿。
剣に宿った光を剣先より奔出させ、赫い光の束から構成される巨大な刃を顕現する。
この刃は天上の星々の光芒そのものであり、地上に蔓延る万物を容易く薙ぎ払うが、
同じく天上の星の加護を纏ったものならば対抗可能。
光刃は最大で約1分間持続するが、消滅と同時に宝剣に宿っていた星の光も消失し、
再び剣を宝具として使用する為には、夜間に「巫術」による祈願を行って天神の加護を仰がねばならない。
『禀精七曜(プンジヨン・チルヨ)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
背に顕われた七星の紋様。“星芒の英雄”たるセイバーを象徴する「星々の加護」の顕現。
セイバーはマスターからの魔力供給以前に、この紋を通じて天上の星々より
魔力パスが繋げられており、星々が輝く夜間に限り、これによってセイバーに
魔力切れは起こり得ず、高いパフォーマンスを発揮出来る。
真名を解放することで一時的に供給量が増え、幸運と宝具以外のステータスを1ランクアップさせる。
『胎霊天童(シビジ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
セイバーの魂魄と一体化している黄金の鎧。
セイバーが生まれるより前、天より降った童子が身につけていた鎧と
セイバーの死後、墓を護衛する十二支神の守りが融合した宝具。
物理耐性に加え、現代でも守護神として信仰されている十二の神獣達の力能が宿っており、
これを装着すれば、あらゆる魔術を退ける他、セイバーにはバッドステータスは付加し得ず、
セイバーに襲い来る危難の時間・方位などの情報を予め取得することが可能。
ただし朝鮮半島以外で現界した場合、十二支獣の守護神としての霊格は著しく低下する。
セイバーの耐久の高さは、自身と一体化しているこの宝具があるが故である。
【解説】
新羅の大将軍。595年生誕。673年没。
卓越した武勇と指揮力によって、三国時代の朝鮮半島統一に最大の貢献を果たした大英雄である。
金官国の王族の血を引いて生まれ、15歳の時に美少年男巫組織・花郎の指導者となって山野に入って修行した。
35歳の時に高句麗との戦闘に参加して一躍武名を轟かせ、
軍主となった後は、戦に身を投じながらも並行して新羅軍の編成・強化に努めた。
647年、庾信は金春秋を武烈王として即位させ、翌年には中華の大国・唐と同盟を結び、
660年には百済を、668年に高句麗をそれぞれ滅ぼし、庾信の没3年後、三国統一の偉業が果たされた。
武烈王の次代
文武王は庾信の武功を称え、最上階位の大角干を上回る太大角干の官位を贈り、
後世、興徳王の時代には庾信は“純忠壯烈興武大王”に封ぜられた。
「三国史記」では庾信の神話的英雄としての側面が強く語られており、
庾信の父が熒惑・填星が自身に降りてくる夢を、母が黄金の鎧を着た童子が
雲に乗ってやってくる夢を見て、その後に母は庾信を身篭ったと記されている。
庾信は17歳の時に中獄石崛に入って天神に祈って秘法を授かり、翌年には又咽薄山にて
天神に祈ると、角宿・虚宿の星々より光芒が降り、赤々とした神光霊気が剣に宿り、剣は揺れ動いたという。
また、「三国遺事」には、庾信は七曜星の精気を受けたので背に七曜の紋があったと記されている。
「三国史記」の列伝は、50人の英傑の事績を10巻に渡って記したものだが、
その内の最初の3巻が庾信一人に割かれるという破格の扱いを受けており、
庾信の輝かしい数々の武功と、優れた人格も度々見ることが出来る。
ある戦では、自軍が敵軍に怯えて士気が低くなったのを見て、将である庾信自ら単騎で敵陣に三度突入し、
その度に敵将を斬り、旗を奪うなどの活躍を示して自軍を鼓舞し、結果大勝を収めたという。
“竹葉軍”や“万波息笛”の伝説に置いては、死した後も神となって新羅を守護していると語られている。
【コメント】
武功を挙げたのはオッサンになってからだが、男巫組織の長だったので男の娘キャラで。
剣宝具名は、庾信の率いた花郎団体名と、“興武大王”のカタカナ読みというテキトー。
当初は『星影戦ぐ赫奕の劔』・『星茫滾つ赫灼の劔』だったが、バルムンクに影響受けて変更。
対城にするか対軍にするか悩んだが、原典からして「星の光の剣」という大変珍しい代物だから、
カリバーに倣って対城にした。カリバーみたいに数km先には届かないが、1分以内なら何度でも振れる。
性能は高周波ブレードとビームサーベル。因みに、七曜というのは月~日ではなく、北斗七星のことっぽい。
星々と天童の化身ではあるが、これらは無銘の神霊(?)であって、
死後に神となったのも、信仰範囲が狭いので「神性」はB止まり。
天神から授かった秘法は魔術のことかもしれないが、その後に戦で大活躍してることから
武芸の秘法だったと解釈した。これ以降魔術師っぽいこと殆どしないし。三国遺事では「修釼得術」と書いてあるし。
尚、祖父の金武力さんも最高位の武官で、百済王と将軍4人を捕えて一万人以上を斬首した英雄である。
適正クラスはセイバーとキャスターで、馬にも乗っていたからライダーにもなれるかも。
最終更新:2016年10月05日 11:36