【元ネタ】ヨルバ神話、中南米の信仰
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】オヤ・イアンサン
【性別】女性
【身長・体重】182cm・60kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力A 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
神性:A
シャンゴの神格化に伴い嵐と戦争の女神となったオヤの神霊適性は最高クラスである。
もはや人間としての出自が忘れられつつあるほどの信仰を持つ。
魔力放出(嵐):A
自身の肉体に風の魔力を纏わせることで、攻撃力・防御力を上げている。
いわば攻防一体の嵐の鎧。
並の攻撃では分厚い暴風の層に遮られて彼女には届かず、
逆に風の刃に引き裂かれることになるだろ。
呪術:B
ヴードゥーの前身であるアフリカ原呪術の所持。
【宝具】
『暴魔統べる神護の剣(エスパーダ・ド・サントバーバラ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
オグン神から贈られた銅の神剣。所持者のACと対粛清ACを投入魔力分増加させる。
あらゆる破壊(武器・魔術・天災etc)を司ることで、逆にそれらから身を守る防御用の宝具。
『踊る神災(エグングン・オヤ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:5~99 最大捕捉:1000人
オヤ神の破壊の舞踊。
女神としての顕現にして、権能の最大出力、神霊レベルの魔術行使。
彼女が司る「地震」と「雷」と「冥界」の属性が付与された巨大な竜巻を巻き起こし一帯を蹂躙する。
曰く竜巻とは踊るオヤのスカートの旋回であり、嵐とは彼女の怒りの顕現であるという。
自然災害級の破壊規模を持つため一都市程度は容易に覆う。
広すぎる攻撃範囲は使いづらさの一方、決して逃げられない範囲攻撃ともなるが
実はこの宝具には“台風の目”が存在する。
それは宙に舞う彼女の真下/真上である。
【Weapon】
『豪奢な王冠』
風と雨の女王が被る銅冠。
九色の腰蓑と彼女の赤衣に似合うよう設えられた王威の印。
【解説】
ヨルバ神話、中南米の信仰における女神。
元はシャンゴがオヨ王国の大王として暴政を敷いていた人間時代の后。
その属性は第一に風および嵐、そして同じく破壊の象徴としての地震や炎、夫から得た雷と魔術、
アマゾネス的な性質を反映する戦士、そして“死者を運ぶ”というワルキューレ的な冥界など多岐にわたる。
現在では風の女神だが、元はニジェール川(ヨルバ語:オヤ)の女神であったようで、
首を吊ったシャンゴの後を追って川に入り、そのまま川の女神になったという伝承も残る。
彼女が九児の母(イアンサン)と呼ばれるのは、ニジェール川の9つの支流に由来するとか。
余談であるが、シャンゴの三人の妻(オヤ、オシュン、オバ)は三人とも元の出自は川の女神である。
オシュンとオバはシャンゴの弓と斧を運び、オヤはシャンゴの言葉を運ぶという。風神だからか。
エスパーダ・ド・サントバーバラ、“聖バルバラの剣”とはスペイン語でいうサンザシのこと。
サンザシは魔除けとしてオヤに結び付けられる植物であり、
また聖バルバラはカンドンブレにおいてイアンサンに、サンテリアではシャンゴ対応する聖人である。
最終更新:2016年10月05日 12:08