劉曄 子揚

【元ネタ】三国志 三国志演義
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】劉曄 子揚
【性別】男性
【身長・体重】172cm・60kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久E 敏捷A 魔力B 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失っても一日間現界可能。

【固有スキル】
人間観察:B
 人々を観察し、理解する技術。
 ただ観察するだけでなく、名前も知らない人々の生活や好み、人生までを想定し、
 これを忘れない記憶力が重要とされる。
 魏諷、孟達を一見しただけで謀反すると見抜き、敵や群衆の心理を読むことで兵略を支えた。

道具作成:A
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 超軍師の一人として中華ガジェットを作成・量産する事が可能。
 三国志演義では発石車と呼ばれるカタパルトの考案者となっている。

王佐の才:B
 王器を持つ者を補佐する才能。
 己に相応しい王者に仕えることで、互いの欠落を補完するスキル。
 カリスマの影響下にある場合のみ、あらゆる判定に有利な補正が与えられる。
 許劭に一世(の英雄)を補佐する才能を有していると称えられ、曹家三代に渡り参謀として重用された。

【宝具】
『発石霹靂車』
ランク:B+ 種別:対城宝具 レンジ:30~60 最大捕捉:200人
 三国志演義において劉曄が官渡の戦いで発明したとされるカタパルト。
 電磁、火薬を複合したハイブリットレールガンとも言える中華ガジェット。
 積載物に電気伝導体としての特性をエンチャントして装填し、
 火薬による発砲と電磁加速を併用して、積載物を目標に命中させる。
 リミッターを解除することで擬似的なプラズマランチャーとなるが、
 使用後はオーバーヒートを起こし、一定時間、機能が停止する。

【Weapon】
『中国刀』
 中華圏で用いられた刀。
 日本刀に比べると刀身は幅広く、先端ほど肉厚になる。

【解説】
 三国時代、魏の家臣。
 漢王朝中興の祖である光武帝、劉秀の子孫。

 わずか十三歳で母の遺言に従い、家中の佞臣を暗殺した事で名を上げ、
 月旦評(人物評価)で知られる許劭には一世(の英雄)を補佐する才能を有していると称えられた。

 後に皇族であったために荒くれの神輿として担ぎあげられたが、
 劉曄は指導者の一人を酒席で斬殺し、その兵力を当時有力な群雄だった劉勲に預けた。

 劉勲が彼の進言を聞き入れずに窮地に陥ると、
 劉曄は曹操の下へと出奔し、並外れた才幹によって腹心の一人となった。

 以後は主に軍事面で活躍。
 張魯が治める漢中を攻めた際は、険阻な地形に弱音を吐き撤退しようとする曹操に攻撃を進言し、
 大量に弩を撃つ事で勝利を収めたが、
「余勢を駆り、劉備が得たばかりの蜀を内情不安定なうちに攻めよ」との進言は聞き入れられなかった。

 曹操の死後も、曹丕、曹叡と曹家三代に渡って参謀として仕えた。
 晩年は佞臣であるとされて曹叡に信用されなくなり、発狂して死んだとする説もある。


 軍師としては群を抜いた秘密主義者である一方、
 敵の思考を読み取ることに長けており、事態と未来を正確に推察する能力の持ち主だった。

 たとえば関羽の死後、当時の人々は蜀が出征する余裕はないと見ていたが、
 劉曄は復讐に燃える劉備が呉に戦いを挑むのは必定だと見抜いていた。

 また、孫権が降伏したのは窮地を切り抜けるためだけの上辺だけの見せかけだと見抜き、
 その後の軍略も、孫権の思考を推察して進言したが、
 当時の皇帝である曹丕は全て聞き入れなかった為、成果なく撤退する事になった。

 これらの事から曹丕は「君の考えは全て正しかったが、二賊(蜀と呉)を滅ぼすことを考えておいてくれ。敵情を悟るだけではいかん」
 と八つ当たり……もとい高く評価したという。
最終更新:2016年10月06日 12:02