ガブリロ・プリンツィプ

【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】ダン・ブラックモア
【真名】ガブリロ・プリンツィプ
【性別】男
【身長・体重170】cm・60kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷C 魔力E 幸運A+ 宝具B+
【クラス別スキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を断つ。
完全に気配を絶てば発見することは難しい。
【保有スキル】
星の開拓者:B
人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。
あらゆる難航、難行が”不可能なまま”実現可能な出来事になる。

連携攻撃:B
複数人による攻撃にたけていることを示す能力。
他の人物と同時に行う攻撃判定に有利な修正を得る。

潜入工作:C
敵地に潜り込み、暗殺者として活動する能力。
このランクであれば、実行に移さない限り敵対活動を疑われない。
ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格が低下する。

【宝具】
『六人の黒い手(ツルナ・ナカ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:6人
セルビアの民族主義者によって結成された秘密組織。
自らの霊体ポテンシャルを分割し、器とすることで皇太子暗殺に参加した6人の仲間を疑似サーヴァントとして現界させる。
現界した6人はそれぞれEクラス相当の単独行動、気配遮断スキルを有する。
もし戦闘などで消滅した場合は、アサシン本人が無事で魔力供給のバックアップがある限り再召喚が可能。
ただし、自身を分割するためアサシンを含む一個人それぞれの霊格は必然的に低下する。

『戦禍呼び起こす凶弾(クリューゲル・フォン・サライェヴォ)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:5人
第一次世界大戦の引き金となった銃弾、
それが後世の人々の認識によって大戦そのものを示すことととなったもの。
第一次大戦の火力を対人宝具にまで収束させたもので、命中させた相手を必ず絶命させる魔弾。
それゆえ単純な耐久力で防ぐことはほぼ不可能。ただし当たらなければ無意味で、矢除けの加護などの
スキルの影響に左右される。

【Weapon】
ブローニングM1900半自動ピストル
手榴弾

【解説】
ボスニア出身のボスニア系セルビア人で民族主義者のテロリスト。
1914年6月28日サラエヴォでオーストリア・ハンガリー帝国の皇位継承者フランツ・フェルディナント大公を暗殺し(サラエボ事件)、第一次世界大戦を引き起こした。
6月28日、爆弾や拳銃をかかえた黒手組のセルビア人暗殺者達は大公一行が通過する道筋で待ち伏せていたが、暗殺計画が立てられている事を知らなかった大公一行は無防備のままサラエヴォの街中に入り、盟約団の1人が投げた爆弾の洗礼を受けたが、幸いにも爆弾は大公の車を外れ、周囲にいた人たちを傷つけただけで、他の5人の暗殺者達も待ち伏せていた場所に大公の車が来なかったために暗殺を決行できなかった。
しかし、爆弾事件で警備を厳重にすべきだったのに、大公達の乗った車列は無防備状態のまま爆弾事件の負傷者を見舞うために病院へ向かい、途中で道を間違えて車をUターンさせた。ちょうどこの時、すでに暗殺を諦めてサンドウィッチを買おうとしていたプリンツィプに、Uターンした車に大公が乗っている事を知られてしまった。
直ちに車に駆け寄った彼はオープンカーに乗っていた大公の妃ゾフィーの腹部に銃弾を命中させ、次いで大公フランツ・フェルディナントの首にも銃弾を撃ち込んだ。瀕死の夫妻を乗せたオープンカーは総督府官邸に駆け込んだが、夫妻は官邸で息を引き取った
プリンツィプは暗殺成功後、直ちに青酸を飲んで自殺を図ったが、苦痛に耐えきれず吐き出してしまった。さらに銃で自殺しようとしたが、取り押さえられたため果たせなかった。
犯行当時20歳に達していなかったガヴリロは裁判で未成年者として死刑を免れ、懲役20年の刑を宣告された。
しかし、第一次世界大戦末期の劣悪な刑務所環境のため持病の結核が悪化、1918年4月28日テレージエンシュタット要塞刑務所(現在のチェコ共和国テレジーン)で死亡した。敗戦によりオーストリア帝国が降伏する数ヶ月前であった。
プリンツィプは獄中で病気のために片腕を切断されており、このときの出血多量などもあって死亡時の体重は40kgしかなかったという
最終更新:2016年10月06日 12:04